4月 20, 2017

医療過疎地なんで、国会行く(笑)

友人から新宿の丹羽先生が院長をしている橋本歯科のHPのスクショが送られてきた。つるし上げられたと思われるジャストタイムですでにワシは見ていたので、もう知ってるよ、と返事した。どう思いますか?と問われたので、別に、、都会のよくありがちな自院自慢な普通のHPじゃないか、、と。兄ちゃんもそう言っていた。だからそうなのよ。

除痛コールドレーザーがすごい機械のごとく紹介されていた。普通にうちにあるんですが、HPで紹介するような物なのかなぁ。ちなみにうちには10数年前から15W半導体レーザーがありの、エルビウムやネオジウムYAGがあり、それは別に必要だからあるだけで無理して買ったがそれが病院の付加価値になって「どうですか?すごくない?」と患者さんに宣伝するとか意味がわからない。ちなみにうちには、まず、ないものはないほど設備投資してるからね。今度謝罪ついでに遊びに来ませんか?(笑)。

東洋医学的な鍼灸とか20年以上前からワシは無償で提供している。それもすごくない?とこのHPでは宣伝している。(ワシなどインプラントと鍼灸をコラボしていた)。そんなやつにいろいろ言われるのは腹が立つけど反論は来ないなぁ。ワシを名誉毀損で訴えてみては如何か。ところで、歯磨きペーストを売って歩いてるようだけれど、アブフラクションに対しての革命的なKUROEメソッド(すみません勝手に命名)は知ってるかな??シランだろうな、だから全国でペースト売り歩いてる(笑)。そんな暇あったらワシと一緒に国会行動しませんか?(笑)

さて、くだらない愚痴はこれ位にして、ワシは今日青森県保険医協会副会長として国会行動だった。いわゆる陳情というやつ。国会陳情はある意味忖度かもしれない。しかし、忖度は罪ではない。改善要求は罪ではない。今回は徹底的に介護の闇(笑)をわかってもらえるように行動した。あと、歯科がキーパーソンである話とか。超党派で話をさせていただいたが、政党支持率が数パーセントの政党は何をしてくれるか疑問。全体会議の時、社民党とか呼んで、ピンクのおばさん呼んで、日本人じゃない人呼んで、、何が変わるというのだろう。正当に試合に臨む覚悟が見えない組織で動いているのも何だかなぁと言うことで、、青森協会は独自の陳情ルートを持ってして行動したのである。その数20件。保団連本体陳情は共産社民民進にわずかの会見。だめだろこれじゃ。本当に医療介護問題を変えたいのだろうかと疑問ですな。なぜなら、与党議員に会おうともしない姿勢が理解できないわけで。こういう組織の中でのワシは相当煙たいのだろう(笑)。

言っておくが、外野から試合フィールドに物を投げるだけでは何も変わらないのだよ。。。今日一番の収穫は山梨の厚労委員会の堀内代議士に会えたことだろう。小澤先生からの紹介だったが、議員さんたちの地元愛パトリ愛はすごいね。それでいいと思う。我が国は素晴らしい国なんだから。これを言うと否定する野党議員の見識のなさよ。これはだめなんだからだめじゃぁなく、これはいい、けれどこうするともっといい、、、に早く気がついてほしいものだ。ワシのように食い物とか、好きと大好きで構成されれば素晴らしいのだよ。





4月 03, 2017

歯科医療過疎地区ですが、、それがなにか?

新宿の丹羽(ニワ)という偉そうな世間知らずの地方営業歯科医師のFB書き込みのおかげで、FBだけじゃなくいろいろなところで、ある意味面白い議論が巻き起こっている。おまけに彼女は「保険診療の闇」とか言っている事に、ワシもかちんときた。首都圏開業医の中にはエンドでもペリオでも補綴でも何でもかんでも保険を否定する上に自費が成り立つという構図があたかも正義のように振る舞う向きの方もいらっしゃるが、あに図らんや、WHOの歯科国際比較アウトカムでもわかるように、それは間違いなのである。

むしろ、テキトーな保険治療をしているからこそ、それを否定できるのだろうなと、賢い諸氏は気がついている。なぜなら、たとえばだけれど、、、保険のフルマウスリコンストラクション症例などで20年以上症例メンテなど持ち合わせていないから、見たことないから、経験無いから、、ではないかな。
逆にこれはどう理解する?某有名な東京審美歯科医院で数百万単位の補綴で、ある患者さんが相談に来たので「全てやり直してもらいなさい、いやだと言ったら裁判してでも。証人になってあげるから」半年後、全てやり直してきたその患者さんが感謝のお菓子を(笑)。田舎の歯科医療過疎地域のしがない開業医の助言なんだけれどね。

ワシがパーフェクトだと言っているのではない。いろいろな事例があるにもかかわらずタグを貼り付けるんじゃないよと言っているのだ。

知ってるか?新宿丹羽先生(名指し)。世界中を旅して(22カ国エヘン(笑))、世界中の歯科医師と話をしながら出た一つの結論を教えてあげよう。真野医師の著書「日本の医療を比べてみたら・・・」でもわかるように、10勝5敗3分けで日本の医療は世界一。ではと言うことでそこにワシが勝手に日本の歯科医療をそこに当てはめてみると、医科以上に日本の歯科医療の一人勝ちなのである。そのファウンデーションは明らかに社会保障制度による。そんなことも知らずに「保険診療の闇」とかよく言えるなぁと、逆に感心する。
別にあなたがこの地八戸で頑張ろうとか勝手ですが、多分自分の知見のなさや無知に恥じることでしょう。

さて、歯科医療過疎地域の八戸なので(笑)、ワシは昨日日曜日休みを返上して、岡田先生と供に、ベルメゾンK入居の経管とペグの患者さんのお世話のお手伝いで朝の7時に集合した(無償勤労奉仕)。看護師の一日は大変であるが、こういう経験は歯科医療過疎だから(笑)どんどんするべきなのだ。この施設の最大の付加価値はワシが決めた「徹底した口腔ケア」である。八戸は染め出しの経験の無い人ばかりと丹羽氏は言っているらしいが、介護の現場とは言え、らしからぬシステムなのだ(笑)おかしいですね。きっと新宿当たりの介護の現場はもっとすごい口腔ケアを実践しているんでしょう。

勝手が違うとは言え、介護の現場最前線の状況が本当に手に取るように経験できましたね。しかし逆に、これは本当に看護師の仕事か?と言う疑問も多数出現。自宅では家族がやっても良いが、介護士はだめ、看護師ならオーケーとか、意味不明のことが沢山ありすぎ。法的な問題なのだろうが、歯科麻酔の問題も含めまともな整備が必要なのかもしれない。どうやら「介護の闇」・・(笑)は、財源となるお金はもとより、こういう細かなシステムの不合理から来ているような気がしてならない。人ではない。お金でもない。仕組みの問題ではないか。

(デイサービス利用者おじいちゃんが指先を紙のようなモノでちょこっと切りました。絆創膏を貼りたい。絆創膏を貼って良いのは看護師だけで、介護士はやってはいけません。看護師は今手が離せない。なので隣の目がよく見えないおばあちゃんに貼ってもらう、、、、こんな笑い話が現場には充満でしょう(笑)だから、デイの現場には看護師が常駐するのですが、どこにそんなに潤沢に看護師がいるの?と言う話になるわね)

全てがこんな感じ。お金じゃなく人が足りないために倒産した介護施設は昨年だけで108件中6割を占めると言います。そして民事再生法の適用はゼロ件。なぜなら、もう一度介護事業再建を願う事業者がいないと言うこと。何故居ないかというと、過酷だからと言うこと。これが本当のこの先の未来なのですね。これは北欧を代表とする欧州の介護の実態と比べる意味が無いことを物語っています。

一日、ホームでの介護度の重い入居者管理の経験を終え、岡田先生に報酬の代わりのお土産をあげて(笑)ワシはそのまま夜間待機に入ったのでした。長い日曜日なのです。。。。

さ、歯科医療過疎地域ですが、それがなにか????