9月 02, 2023

歯科医業の倒産時代

 


医療社会学という立場から医業経営を考える「歯科医業の倒産時代」というこの本は、実は、1985年に東京医療社会学研究所の岩下氏により発表されました。1985年です。今から38年前です。私は1988年開業で35年目ですので、新規開業時、実は精読してビビった本の一つでした。

当時の私は、この本は決して歯科医業の未来を予言していると言うわけでは無かったと思っていたのですが、近い将来の歯科医業の困窮やその解決方法の示唆、医業と歯科医業の峻別と連携など、興味深い記述も見られました。そして何より、今になって驚くのは、この2023年までに私たちが経験してきて、何も解決されていない記述されている事が、実は何度もこの30年で繰り返されていると言うことでしょうか。

常に歯科医業は保険診療と自由診療と倫理観に左右され、まあ、当然正義の倫理観は必須ですが、新しい技術が日進月歩でデジタル化されようがされまいが、生き残る歯科医師と放棄する歯科医師と挫折する歯科医師と、様々な像を考えさせられます。当時、決定的に不足していると思われた医院マネージメントは、今や経営コンサルの手の内に有り、今ではかなりの数の信者を集め、あたかも成功している事例が沢山あるようにも思われます。しかし、その影には無知識無教養を逆手に取られ、いいようにATM化された医院も多いのでしょう。

私は当時この本でビビりながら、しかし結局、事の本質としての自院も含めた歯科医療の根幹は、マネージメントはプライオリティの上位では無く、医科歯科関連学術的知識の網羅とその実践とその責任だと感じ、ありとあらゆる書物を読み、有象無象も多いだろうとわかっていても、可能な限りの多くのセミナー学会に足を運び、翌日からそのスキルを維持し、予後予知性を確認して患者に還元する、そんな当たり前の事の繰り返しなのです。

私はスペックマニアでは無かったので、何か一つの深い探求より、広く浅くほぼ全てを網羅して患者を鳥瞰し、必要な場所に降り立つ仕事が臨床には最適だと心がけてきました。しかし、最近首都圏からの転勤や移動で当院を訪れる歯科治療のすさまじく悲惨な治療痕現状を見ると、(私の処置が100点だと言うことではありません)なるほどこれほどまでに疲弊しているのか、あるいは前述の何かが不足しているのか、あるいはプライオリティでマネージメントだけが選択されたのか、等等悲しくなって来るのです。お金を払えば最適な治療を提供できる、、と言う、世に蔓延している文言は嘘だと感じます。

正直、この30年以上、歯科は進化していますが、歯科医療は進化していません。前述の様々なファクターもさることながら、「歯科医業とは何か」という1990年に飯塚先生の書かれた本が今でも参考になります。こんな本を読むくらいならとクイントを精読するのもいいかもしませんが、偏った歯科医師になるかもしれません、いえ、もう皆なっています。そして医療はサイエンス+アートだと本当に最初に提言した河野先生(元都立駒込病院内科1999年)の「医療学」を是非参考にしつつ、ここから秋本氏の「手仕事の医療」2017年と歯科医療の心は連綿と引き継がれていくのですが、これを考えずに出来たのが「歯科医療後進国日本」というビックリ本なのだろうか。

日本の歯科医療が後進しているのでは無く、やはり歯科医療の提議が曖昧だからこそ、同じ歯科医療の疲弊を何度も経験してしまうのかもしれないのです。そもそも厚労省の医政局歯科に出向いて驚くのは看護師エリアの1/4しか机が無いことで、歯科医療への関心の低さを物語っているような気がします。「歯科医業の倒産時代」では歯科医師法が紹介されています。30年以上前でも、??な部分がありますが、今だそのままなのです。100年前の歯科医師法を、これからも皆さん頑張って遵守していきますか?時代の変遷に追いつかない法律は業界を疲弊させ将来を悲観的なものにすると考えるのは行きすぎでしょうか。



8月 21, 2023

青森県歯科医師会と青森県保険医協会との懇談

 多分だろうけれど、県の歯科医師会と県の保険医協会の会長同士の懇談が、史上初めて実現した。歯科医師会は会長以下理事者3名。協会は会長以下理事者2名に加えて事務局2名参加。現在の青森県保険医協会会長は、先般青森県医師会会長との懇談も行ったので、その流れで県歯科医師会会長との懇談にこぎ着けた。何か時代の流れを感じざるを得ない。

双方素晴らしい会長であるので、懇談内容も非常に多岐にわたりそして和気藹々と進んだ。様々な話の中で絶対出てくるだろうなと思われたのが、協会の左翼組織(共産党など)との繋がりであり、それはお互いの勘違いドクターらが散らかした風評の数々ではある。しかし、その一番の理由は保団連新聞と月刊保団連であり、常に書かれる内容の主義主張が共産党あるいは社民党、立憲民主党のような反体制勢力、、と言えば聞こえはいいが、反日活動を助長して一体何処の国の政党なのかわからない活動をしたり、非常に耳障りのいいことばかりを言って実は裏ではかなり怪しい活動をしているというような、いわゆるサヨクなアレな人達の主義主張ではないのか、、という意見なのだ。この10年特に酷くなっている。当然青森県の協会新聞にも自由意見としての脱原発リレートークなどもあり、余計そう思われている節がある。自由な意見と言っても、実はとても質が違う話を書き込んでいるので、どっちの主義にも相互にアレルギーを感じる人がいると言うことだろ。協会の会員の殆どが歯科医師会会員と同様に(同じなので同じなのだが(笑))保守本道を指示し現与党政治には非常に憤りを感じてはいるが、野党のどうしようもなさに与党支持しているという、ごくごく当たり前の世論体勢も理解していただいたつもりだ。そもそもそんなことは自由なのである。(WIKIでは完全に左翼組織として紹介されているのが残念)

今回の懇談は、そんな風評から来る誤解を払拭する狙いもあったので、とても有意義な時間を過ごさせていただいた。歯科医師会と保険医協会の会員はほぼ同じで、歯科医師会の会員数の90%以上をカバーしている青森協会なのだ。これは全国的にも素晴らしいことなのだと言うことを保団連は気がついていない。なぜなら、全国会員数の伸び悩む最大の理由は、安倍憎し等、まるで左翼活動家のような言動を繰り返し、しかも20年の長きにわたり会長の座を明け渡さない現会長のおかげだということを。つまり、左傾化を防ぎニュートラルな主義主張で行けば会員は増えるのだ。聞いていますか?Y県のN先生。ブロック会議で私が大批判したあなたも、あたかも口だけ左翼活動家ですよ。だから会員が増えないんですよ。余談ですが(笑)

歯科医師会に入会しないで保険医協会に入る事は青森協会としては推奨しないのだが、そこも誤解されている。新制歯科医師会はGHQの指示のもと公衆衛生の行政窓口として昭和20年代から始まった経緯がある。しかるに、開業医の労働団体としての色で昭和40年代にスタートした保険医協会とは始まりが違いすぎる。特に行政における個別指導時のサポート主導権は歯科医師会であり、協会はサブとして様々な情報を発信しているに過ぎない。だからこそ、本来なら両者が目的を同じくして社保の事業を行うとしたなら、かなり素晴らしい結果が出ると予想はされるけれど、歯科医師会では反対も多い。それはそうだろう。社保主権は歯科医師会にある。協会のサポートが余計なお世話だと思っても仕方ない部分もある。私とて歯科医師会の副会長としてそこはよく理解しているのだから。

保険医協会は医科歯科合同の開業医を主体とした労働団体組合様式であり、行政へのアプローチも労働団体特有の古くさい手法(デモ、座り込み、集会、署名等など)でしかなかった。しかし近年青森協会は、独自のロビー活動を積極的に行い党派を超えて認知を広げてきたおかげで、行政や政府の認識が以前とは比べものにならない程理解してもらっていることを付け加えておき、次回の懇談が今回以上に医科歯科連携事業などの具体的な素晴らしい話になることを期待しているのです。  保団連、これ読めますか?(笑)日医や日歯と具体的に懇談してみてくださいよ(笑)。



7月 18, 2023

ここは自由が丘なんだよ青森のような田舎じゃないんだよ(その4)

 八戸は、青森ねぶたの前に八戸三社大祭というとても穏やかだけれども素敵なお祭りがある。ねぶたは夜の大人の火祭りだと感じます。三社大祭は主役が子供達で、祇園祭のような山車祭りが数百年のモディフィケーションを繰り返し今の形があるらしい。だから主役は子供達だし大人はサポート。

さてさて、そろそろお祭りでも見たあと、少しづつでも復帰しませんかと打診をした、件の衛生士。そう、自由が丘の歯科クリニックKで、これでもかと言うパワハラと日々の罵詈雑言で心身ともに傷ついた彼女である。彼女からの返事は、「まだ仕事のことを思い出すと手が酷く震え仕事に対しての自信がありませんので、もう少し待ってもらえませんか?」と。こちらとしては3ヶ月は経つけれど急がせる理由もないので、了解はした。これは、かなり重傷な心的外傷による心的外傷、、つまりPTSDではないかと。東京での経験した仕事の全てを忘れたいと言う。忘れられるのだろうか。

私は顧問弁護士を通じて、この件のハラスメント訴訟を考えている。本人は思い出したくもない事なのだけれど、被害者をこれ以上増やすわけには行かないし、それよりも何よりも何とか彼女を多方面から救済したいと考えた。本人が表に出ることはないという前提で打診してみたが、それどころではないストレスのようで、これ、世間一般で見る訴訟に至るケースというのは、本人のものすごい覚悟と心臓が張り裂けそうなストレスを乗り越えてのことなんだろうなと思う。現に直面して心底そう思う。だから、ハラスメント訴訟とか表に見えているのは氷山の一角なんだろう。もちろんそれ(訴訟)目的のおかしな訴訟もある事は認める。しかし、今回は彼女の保全が目的だから全く別だ。

明るく受け流すことの出来る本人の性格を考えるに、余程執拗なハラスメントがあったことが想像できるが、立証の難しさも本人の負担になる。診断書1枚で事が済めば良いのだけれど、そうはいくまい。詳細な時系列での経緯を思い出さなければならないだろうしその作業は大変なご苦労だろう。さて、どうしたものかと考える。が、まずは顧問弁護士と相談して本人の負担を限りなく軽減した状況でハラスメントを立証する手段を考えようと思っている。






6月 25, 2023

23年度保団連代議員会考察・・・相変わらず

本文とは関係ありません
保団連代議員会に一日参加。まあ、何かの修行と思えば、議事や発言の内容も頭に入ってくるが、、、相変わらずの様々なサヨク発言です。会長挨拶や答弁は全く理解不明の答弁が多く、 よく皆さんこれで良いと思うのでしょうかと不思議な気持ちになる。会長は我々の要求を実現するためには野党連合、、立民共産との共闘により与野党逆転を目論むという。えっ、確かに現自民党与党は保守ではなく、非常に左翼的理屈であらゆるマイノリティに迎合している姿が痛い。だから逆転しなくても保団連的左翼思考回路にはとても近いのではないかしら。だって、共産立民で支持率5%とわかっているでしょ(笑)。

いつも思うが、言ってることは憲法9条問題、脱原発、国家安全保障を除けば比較的まとも。まあ確かに医療問題ですらお花畑要求は目に余るが。医療団体としてこの3つに固執する意味は相変わらず私は理解出来ない。診療報酬、介護報酬に対しての改定に向けた保団連要求はよく出来ている。しかしだ。誰にどうやって要求したいのだろう。どうやって実現するのだろう。完全なる自慰行為に辟易する。内容が理にかなっているだけにとてももったいない。

保団連がどれほど左翼化しようが知ったことではない。香ばしさをどれほど増そうが私には関係が無い。しかし、それ相応の上納金を集めている以上、年間予算19億でやっていることになんの総括もないのが残念。「その事業計画に未来はあるのか?」「その要求は実現可能なのか?」実現するのはどうすればいいのか? あ、会長が総括している。政府与党が悪いから。」・・・・・・マジか。ダメだな、この会長じゃ。

保団連には会員という存在はないので、派手な花火は結構上げている。しかし、実行出来るか出来ないかの判断は各県の協会に委ねられる。そしてその事に関する総括が会計と同じ様に無い。と言うより、どうすればそれが上手くいくかという手段の議論は皆無で、現症に対する批判と会長の世に対する罵詈雑言に明け暮れ、一体このお金は何処に行くのだろう?と言う思いが増す。決まらないことを決める理事会も(毎月の保団連理事会議事録を読んで)相当カネゴンなのだ。

ちなみに、スローガンの「防衛費の増額ではなく社会保障費の充実」は我が国の安全保障と医療問題をコンフュージョンするおかしな発想。と言うよりは、公安監視組織の共産党が言っていること。防衛費自体に対する改善要求は、そもそも医療費とは関連しない。こういうことを平気で言ってしまうところが左翼脳たる所以だろう。

もし言い換えて良いなら、「外国人の生保、外国人の医療費、外国人の留学生優遇、等トータル3000億以上の振り替えで国民医療費拡充」では無いのか?加えて男女共同参画公金吸われ状況9兆円。こっちが社会性を考えれば先じゃ無いか?・・・差別?違います。日本人と区別することを差別だと騒ぐことで金を稼ぐ左翼発想なんです。

私は保団連をまるで信用していないが、去年あたりから岸田内閣をも信用していない。医療関係で、しょうもない事例が次々と起こり、仕事も生活も、歯科医師になってこの39年で一番困窮している。医療問題を改善することがプライオリティでトップなのだが、今や的外れの保団連も頼みの与党もまるでダメ男。本気で自分のデフォルトを考えるが、患者のことを思えばそんな我が儘出来るはずも無いだろう。ガス抜き代議員会はそんな事まで考えさせてくれた。しかし、相変わらず、処理水を汚染水と言ったり、我が国を戦争をしたい軍拡国と言ったり、医療問題から離れたこの異常なアレルギー反応は、ある意味左翼スローガンとしてバカにしようと思う(笑)。兎に角日本人を全く信用していない姿勢はどんなきれい事を言ってもダメだと考えているのだろうか。私が保団連を信用しないのと同じロジックなのだ。

さて、いつものように全ての議決反対票は私一人、、、、と思いきや、ある議決内容に関して3人の反対票があったのはマイクロ単位で進化しているのだと思う。



6月 19, 2023

4年ぶりの顎咬合学会終わってからのマティス


 顎咬合学会は開業医のお祭りのような学会だと思ってかなり経つ。いつものように偉そうに4年ぶりにオープンで開催されたこの会を考察してみた。参加人数は3000人を超したという。ある意味凄い。

自分のブログを検索してみると、2013年で学会では、何故かまだ殆どプレゼンのないデジタルを、自分で数年後には流行するだろうと予測していたり、2016年あたりで「考える会」になって良かったとか2018年でまた「ハウツー会」で、つまらない会に戻ったねとか、一緒に批判(笑)反省会をした先生方と東京の下町で議論していた。始まり当初、佐藤貞雄先生が大会長の時は、難しかったけどとても面白かったとか、名前は伏せるが某大会長の時は、学会と言うよりはビジネスセミナー乱立だなとか(笑)。

移動関係で初日の午前中の講演は聴けなかったが後でヒマなときにビデオを見てみることにする。ペリオが基調講演というのは毎度違和感がある。自分の中ではこれこそがメインポジウムとばかり午後の一発目で「咬合学」。保母先生がどんな思いで、カテゴライズされていない顎咬合という学会をスタートさせたのか、多くの反対を押し切って作ったとか思い出しながら、やはり凄いなぁと感心する。そして咬合、ナソロジー、スラバチェック、等など、オーストリアナソロジーを基調とした話は、これこそこういう話を皆でディスカッションしなきゃ等と漠然と感じていた。

さて、結構前に座っていたので、後ろを振り返ると、、えっ!と言うくらい人がいない。しかも若い先生が極端に少ない。ここを聞かなくて何を聞くのだ?なるほど咬合がわからずともMGSが出来れば良いと勘違いしてるのか、咬合がわからなくてもペリオコントロールが出来ると思っているのか、インプラント後にCMSDなら口腔外科に送れば良いとか、まあ、好きにすれば良いが、患者は不利益を被る。咬合をキチンと理解してこそのインプラントやペリオや補綴なんだと覚えておいてほしい。開業医はスーパー臨床医たる、スーパーGPじゃなきゃ。だから、2日目は誰がなんと言っても、朝から宮地先生の話はメインポジウムとして絶対に記憶するべきだ。正直10年ぶりにお話を伺って、多分同じ話なのに酷く感銘を受けた。30年経過とか、こんな素晴らしい話、昨今のダメダメ米国歯科臨床では絶対無理な話だろう。

FBにちょっと載せたら、某青木先生からの書き込み。「診断に関してのコンセンサスがなく、審美、インプラントベースの咬合学は認められません。一方で機器やコンセプトが流動的だった時代の先人は素晴らしいと思います。」と。実にそう思います。混沌とした時代にアナログでも一定の「咬合」に対する基準を設けようとした探究心に敬意を払います。で、

「治療手段が思考と行為の中心をなす」歯科治療に警鐘を鳴らしていたのは1980年。本当にその通り。診断もしない出来ないで手段を決める愚かさで、しかもその手段のスペックばかりを気にする。

ここから40年も経って、まだこの会の有り様はなんだろう。構成員の問題だろうか?この会場にもあまりいなかった若者先生方よ、目的を持とう。その目的を達成するための手段を手に入れよう。手段は目的ではないのに、勘違いしているから、臨床で頓挫するのだと知ろう。顎咬合学会は果てしなく裾野が広いのだが、目的は一つ。その根幹を成す咬合学という思考回路にドンドン飛び込むべきだなと思った。

咬合のような経年的変化に対応する基礎となる感性は、マティスのように死ぬまで変化を求めるアーティストの感性に似ているなと言うことで、時間をぬって東京都美術館にマティスを見に行った。やはり感銘を受けたが、経年的改革変化と列外歯的視点(私の造語)を探求する高木画伯の方が、、上のような気がした(笑)。

考察がじじ臭くなってきた(笑)。


6月 13, 2023

予防歯科と呼ぼう歯科・・www上手いこと言うもんだ(笑)

 私の予防歯科シンポ感想の続編 第一報を読んだらしい方々へ(笑)


JK先生からメールが届いた。先生、あれは予防歯科じゃなく康本塾の「呼ぼう歯科」に間違って行ってしまったんですね。(笑) 何通か同じようなメールをいただいた。(く)まさか先生がいるとは!とか、私はあのグループ苦手なんですとか。正直、康本塾がなんなのかを全く知らなかった私なんですが、です。「塾」がつくなら、尊敬する内藤先生の「くれなゐ塾」とかとはまるで様子が違うのですね。方向性がまるで違う「くれなゐ塾」のアップデートの徹底したエビデンススキルの口腔完全理解等とはまるで次元が違いすぎてビックリ。歯科と言うよりはやはり自己啓発セミナーなのね。

ここで検証してみよう。「人を動かす」という有名な自己啓発書がある。デール・カーネギーが1937年に著した。この中で、ビジネスの成功は専門知識以上に統率力、説得力、対人関係力を含めた自己表現力だと書かれている。そして、自己表現力を発揮する目的だが、相手を自分の考え方に無理なく引き込むことで、そう、相手を自分の目標に向かって変化させて行くことが重要。だから自分も変えるのだという理論だ。

ここで賢明なる諸君は気がつくのではないかしら。カーネギーの授ける知恵を信じたとしよう。実行したとしよう。「人を動かす」という本が人を動かしていることに気がつくだろう。なぜなら、この本はベストセラーなのだが、多数に読まれたのではなく多数に買われたのだ。自分が成功したいという欲望が社会に蔓延しているから、買ってから読み、その現象を著者個人の力量に還元することで理解しているだけなのだ。これこそが人間中心主義の始まりであり、人が人を動かすプロセスに注目するあまり、そのプロセスのみならず精神まで管理するルール、言説、文化、といった個々人が生まれる前からある権力のようなものを持つことにある。これこそが見事な自己啓発の始まりなのである。子羊たちには目から鱗の新世界であることは間違いない。

これを歯科に当てはめたとき諸君は気がつくだろう。多くのコンサルが言うようにビジネスの成功は専門知識以上に、、と言う言説が、当てはまるのだろうか?私はそうは思わない。私の周りの、歯科医療に真摯に取り組んでいる先生方は、お金は結果に付いてくるものだという本来医療人が持つべき姿勢を崩していない。結果とは?私たちは患者と療養の給付(現物給付)の契約をしている。療養の給付の元になるのはその信頼と歯科医学の知識とスキルに他ならないから、集患のための様々な事業はそれらの背徳行為に繋がると考える。保険だろうが自費だろうが患者ファーストなら当然そうなるべきで、「患者が来なければ話にならない」は言い換えると「来た患者にまともに療養を給付していない」からそうなる訳だ。

多くの先生方は、ビジネスの成功例として次々出てくるこれらの医院を批判するわけではないと思う。好きにすれば良いのだ。しかし、その人が人を動かし、患者を動かし、精神管理するプロセスに、全く同意できなかったと言うことなのだろう。

もう一つ気になった事がある。支那だ。沖縄はその歴史を見ても交易はあったにせよ、DNAも地政学的にも日本であることは間違いが無いが、風評として、沖縄が生き残るには朝鮮と支那を味方に付けろという新聞が発行されている。そしてこのグループは支那に組みいろうとしている。この姿勢が全く理解出来ない。もちろん支那の「お金」であることは間違いないだろう。これ以上は差し障りがありそうなので触れないが、いやな空気であったことは間違いが無い。

と言うことで、お門違いだった私の参加はこうして幕を閉じたのでした。

6月 11, 2023

予防歯科シンポジウムと か強診サミット?!


 始めに言っときますが、ディスってるわけじゃないです。(*^_^*)

以前は全く知らなかった存在のこのシリーズ会議だが、ひょんな事から誘われ参加してみた。この30年以上、多くの国内外の学会やセミナーに参加してきたが、自分が若い時分を除くと、若い先生方が非常に多くとても好感が持てた。

特別講演の丸茂先生。「発達障害」の講義もなるほどなぁと。ただ、会場から質問を集めなかったので「そもそも」な質問は私自身うやむやのまま。今の子供達は、、、、の下りがどうもよくわからない。昭和のはじめの時代の「放置」と「最低限の子育て」のほうが良いという意味なのかどうなのか答えは出なかったのが残念。と言うより、間違った過剰な子育てに、発達障害の芽を育てる問題があるとしたらそれを助長している張本人やシステムは何故放置されるのかしらとか。医療行為として歯科が治療に当たるが、歯科医師法の問題も見え隠れして、回答はなくとも実に興味深い。

ここまでだった(笑)。行政とコンサルタントと進む主宰者プログラム内容に違和感を段々感じ始め、場違いのおじいはいたたまれなくなってしまった。午後のディスカッションは当院院内研修会に近い感じで。申し訳ない。兎に角、理念は崇高なのに途中で抜け出し、タクシーを拾うこともなくバスで1時間かけて色々考えを整理。そして那覇のホテルに引きこもった。(笑)まあ、懇親会があるのでそこで数名の知ってる先生がいるからご挨拶すればいいか。

懇親会が始まる前に、偶然、主催側の康本先生と偶然会って挨拶。もろに初対面だが、実は20年ほど前「行列の出来る・・・」で共同執筆をした経緯がある。まあ、向こうは全くわからないわけで、思い出しもしなかったようだが、社交辞令の挨拶。彼の周囲は全て「康本塾」という息のかかった先生方やコンサルばかりで、この時点でもう(笑)。これでこの会は塾生達の塾生とその近くの人のためのミーティングであることがあまりにもはっきりしてきた。以前、いたたまれなくなった京セラ信者学会を思い出す。康本信者学会なのね。まあ、多くのスタディグループは、以前私が考察したペーパーがあるが、殆どがカリスマグループで、裏にはビジネスが見え隠れし、最終的にビジネスで成功した先生がブランチとなる仕組みだろう。私は商売を否定しているわけではないのであしからず。

懇親会の冒頭の挨拶、この康本先生の挨拶で仰天した。若い先生方に引導をという話までは良かったが、、、、曰く「私のように上に行く先生が、、、、」???誰が誰の上なのかしら??上り詰めた?あなたのようにという意味なのか?あなたが上だと思うのは教え子が沢山いるから?じゃあ、教え子じゃない私は論外(笑)。歯科医師達に上下を付けるのね。いずれにせよ、この「ビジネスで成功した者が上」だという発想は、カーネギーの本の中に専門知識者よりビジネス成功者が上位と記載してあるからか。この本は自己啓発セミナーの清書であり、そこから端を発したコンサルタントの清書であろう。コンサル話はメキシコの漁師の話に尽きるのだが、この会は非常に多くのコンサル関係者が参加していて、見回して、ああなるほどねと納得することしかり。これからの歯科の未来像はこのコンサルタントの人達が左右するのだろう。そこから得られる利益は患者共有とか医師の倫理観とかとは無縁の何か物寂しいリーディングの様な気がする。しかし、迷える子羊のごとく右も左も不正確な若きドクターが最初に出会ったなら確実に洗脳はされるのだろうな。

こんなに山ほどのコンサルタントが参加している集まりは初めてだったので、戸惑う私(笑)。いつも悪口言ってるし(笑)。全体のコンセプトや指向性はこの35年私が思って実践してきたことばかりだから新しさは感じない。けれど、具現化する方法論がビジネス色を強めている分、私には違和感があるのだろう。そして、だから私は理念が一緒で結果何億も稼いでも、個人としては資産も何もなく酷く貧乏なんだ。事務局は優秀なのに自分のそういう無能さが悔しいかも(笑)。しかし、歯科医師として絶対に譲れない大いなる倫理観が私を静かに動かしていることがますますはっきりした。でも安売りするなと怒られるが(笑)。

今回のシンポジウムは、歯科医師は金勘定とアイディアに無頓着という前提で、モリタやヨシダや主要メーカーが裏で糸引くビジネスではなく、コンサル産業が裏で糸引くビジネスモデルであるところがミソ。気づき、感動、教え、が多分私は多くの人と共有してないために理解出来ないのだろう。コミュニケーション学の一端に「医療コミュニケーション学」という分野があり、医療の中のコミュニケーションは気づきとか感動とか共感とか、そんな素敵なものとは無縁の世界なんだという教科がある。実に面白い。

予防歯科にしてもか強診にしても、20年前から数段先を行ってるウチは、問題無しの確認をしました(笑)。

(これも続く、これで連載二つ(笑))



5月 29, 2023

ここは自由が丘なんだよ青森じゃないんだよ (その3)

亀谷の自由が丘本店
続きは??という何人かの(笑)リクエストにお応えして。。 

自由が丘の素敵な歯科医院から、心を壊して帰省しているDHの傷は、1ヶ月程経つ今も傷口は開いたままのようだ。これ、このKデンタル(仮)の院長、パワハラで訴えられるかもしれない腹はくくっているかな? メンタルクリニックから診断書が出たらアウトですよ。

さて、悪行三昧というのは、一気に明るみに出るだけじゃなく静かに表に出てくる場合があるので紹介しておこう。このオフィスの実話ですわ。

何曜日しか来れない、何時しか来れないという人は自費に繋がらないから切っても良いらしい。・・・・・そうなんですか、勉強になります。ちなみに自費に繋がらないと仕事やる意味ないんですかね。なんで自費専門で開業してないんですか??自由が丘近辺なら、保険医じゃない素晴らしい先生方沢山いるじゃないですか。

模型まで用意した自費説明で矯正・イプラント等の話が通じないと、そういう患者は金にならないとみるや、その後必要な治療もせずメンテナンスのみで管理するという(不良補綴、デンチャーが必要でも作らない、治療しない)・・・・・ッこれ、当院で東京から来ましたって言う患者で一番多いパターンなんだが、自由が丘あたりでもこういうプロトコルがあるんだろうか?? 私が診たとき「えっ?これで何のメンテをしているの?保険でね?ペリオの問題も手がついていない、補綴物最悪、義歯無いんですけど作らないの?衛生士さんはこのまま問題ありませんから大丈夫ですって言うんですけど、、って。で、あげくに、田舎に帰るのなら。青森とか酷い治療だから数ヶ月に一回こちらに来れるようなら都会なウチでメンテは続けた方が良いですよって言われたって。このパターンですね。なるほど納得です。そういう理由だったんですか。でも患者さんもメンテしてますっ!って胸を張ってるのがなんとも可哀想なんですわ。どんな歯科医院に行っていたんだよ。

患者からのクレーム電話には対応しない。これも結構多いらしいが、まあ、自由が丘あたりじゃ、ひどく自由な患者さんも多いだろうから、クレームも自由過ぎで、難儀するんでしょう(笑)。ウチに来たやはり東京からの患者さんで、とんでもない義歯が入っていたので、なんで先生に言わないの?何度も調整に行かなきゃダメでしょ?と言ったら、電話すると院長が出なくて逃げて歩くんですよと(笑)。これも同じ理屈ですね。だからこのオフィスも、大体奥さん(DH)かそのトラブル時に対応していたスタッフに対応させて、自分は対応しない。自分のミスは部下のミス!かっこいいぞ!例の件で院長と電話したいと言われても出ないのは、とりあえず自分は関係ないと自分に言い聞かせなきゃ(笑)という妄想が現実になっているだけなのかな?

この、すさまじい高ストレスの環境で、日々診療に明け暮れているこの自由な丘のKなクリニックの院長先生は大変でしょうな。そして、そんな院長に診療してもらっている患者さんも大変ですな。でもなんか沢山お金が払えれば大丈夫みたいですから。だからぁ、、保険医やめたら??

日本じゅうの秀逸な先生方はその解決方法を人事の所為にはしませんよ。自分の判断なんですから。だから、自分が想像以上に全てにおいて無能だと早く認識するべきですね。ここは自由が丘なんだという暗黙の上から目線が全てを物語っているんですよ。歯科でも能力の無い奴ほど、自分より弱いと感じた者を蔑み罵倒するわけで。

あ〜、言ってみようかなぁ、ここは八戸なんだよ。。。。。。うんと、、飯は抜群に美味いんだよ、自由が丘じゃないんだよ(爆)

(続く)



5月 22, 2023

ラーメンの値段で賑やかになるTwitter

 ラーメンの値段で色々意見があるようで、実に面白い。結論は出ないような気がするが。。。

食べかけジュネーブラーメン(笑)

ジュネーブで最近食べた高額ラーメンは、以前もここで紹介したが日本人大将で1杯2800円くらい。ビール飲んでやらなんやらで3000円は超す。まあ、向こうの人は1杯のラーメンでワインとお喋りで2時間ぐらい長っ尻だからそうなのかなと思っていたが、以外とこの長っ尻だとそれでも割に合わないらしく、時間制にしなければならないかもしれないと。これって、今の日本のデフレマインドからすると、とんでもない高額ラーメンと言うことに也、「じょうだんじゃねぇよ、そんなラーメン食えるか、高すぎだろ」と言うことになる。一体幾らが適正価格なんだろうと考えてしまうが、デフレラーメンが当たり前である限り、日本の経済は危機的なんだと思う。(ラーメン1杯指数??)


前回のブログの関連で行くと、、、ここはジュネーブなんだよ、八戸じゃないんだよ(笑)を理解しなければならないのだろうか?私が小学生低学年時代の昭和40年代初頭では、初めて親に連れて行ってもらったラーメン屋のラーメンは50円くらいだった記憶がある。お小遣いは2週に10円。数円の駄菓子を我慢してちょっとためるとラーメンをこっそり食べれた記憶が。大阪万博のあたり小学校高学年になっていたが、ラーメン300円くらい。なんと5年で6倍の値段になっていたわけだが、小遣いも毎週50円に値上がりして(笑)なんと10倍に跳ね上がった。もちろん年齢と関係があるけれど、仮面ライダースナックはカード付きで30円もした記憶がある。この経済成長の時、インフレは当たり前でその事に大人達が文句を言っていたかどうかはわからない。小一の頃なら、ほうれん草を買ってこいとお使いを頼まれて10円握って八百屋に行き、駄賃でおつりの5円をもらううれしさを覚えている。高学年ではほうれん草のお使いなんて行かなかったのでここに関してはよくわからない(笑)多分30円以上はしたはず。

昭和な支那そば

近年のラーメンの値段に移ろう。いや、ラーメンと言うよりも歯科治療における保険診療の推移が面白い。評価額で一番の伸びは歯内療法で昭和40年頃に比較すると25倍になっている。一方、レントゲン(デンタル撮影)に関しては驚く事なかれ1.25倍。世の中の経済成長は全くと言って良いほど反映されていないが何故だろうか。もっと詳しく知りたい先生方は個人メールをくださいませ。で、ラーメンはと言うと、私はあまり食べないので現状は何処が平均的なのかはわからないが、700円前後だろうか。色々トッピングをすれば1000円は超えるかもしれないが、ごく一般的な「ラーメン」だが。いつもラーメンを食べている小池さん(藤子不二雄漫画)がこの件には思いが深いかもしれない。2000円のラーメンの原価を言う方もいるだろうけど、ビジネスの鉄則の原価率を考えれば決して一概に評価は出来ないと思うのだが。私が学生時代過ごした横須賀のラーメン屋台は「支那そば」1杯500円。。。40年以上前なんですが。。

さて、ここは自由が丘なんだよ、青森のような田舎じゃないんだ。ラーメン1杯作るのにどれだけ経費がかかっていると思っているんだ。と言う理屈が正論だと思うのなら、自由が丘やめれば良い。田舎は完全に歯科医師不足です(笑)。何でもお手伝いしますから。と言うのが正論ではないが、田舎のラーメン屋はどうやら自由が丘ほどのサービスはしないのだろうか??

話がそれました(笑)。ラーメンは味が勝負で、3000円払って客が満足するならそれでいいし、700円で大丈夫だと店主が思えば、それでいいという訳では無いのですかね。ラーメン大国の山形やいかに(笑)。




5月 07, 2023

ここは自由が丘なんだよ、青森じゃないんだよ、(その2)を千代田区内幸町1−1−1で書く(笑)

 


青森の田舎の治療は自由が丘にはそぐわないらしい話の続きをここ千代田区で(笑)考察してみる。

実は20年ほど前からこの手の話は、首都圏の先生方やローカルな先生方から色々伺っている。皆言い分は同じで、田舎はquantityに恵まれているのでqualityに問題があるという指摘。逆に言うと都市部は患者数に恵まれていないから質を向上させるのだという。その理屈本当なのか?なんとなく正論に聞こえなくもないが、実際は違うのでは?じゃあ、田舎では適当な治療でスキルアップデートもせずそれなりの収入があるということなのだろうか。来てみてやってみると良いと思う。きっと患者から酷く痛い目に遭う。首都圏でも素晴らしいスキルと知識を持って患者に真の歯科医療を提供している多くの歯科医師を知っている。保険も自費も関係無しに。そして彼らは地方の話等微塵もしない。なぜなら全てにおいてプライドと自信があるからなのだと思う。

ここは自由が丘なんだよ、、と言う背景には、「大切な患者様に不快な思いをさせたのではないか?自由が丘の患者様はバカな青森の田舎の患者とは訳が違うんだ、どうしてくれる」と言うことで、診療スキルの問題ではない事がわかる。しかし根底にあるのは田舎に対する上から目線の馬鹿にした基本思考で、全てそこから始まっているのでは?

今朝、東京の地方紙を見ると、日本橋の義歯専門歯科医院の広告が載っていた。(大繁盛のインプラント専門歯科医院じゃなく(笑))私にして見れば??なのだが、義歯の問題すら解決出来ない歯科医師が多いのか、それともそんなカネにもならない仕事をまじめにする気がない歯科医院が多いのか、あるいはその隙を突いて自費の義歯に持って行くためなのか、その真意は不明だが実に面白く疑問なのだ。むしろ自費だろうが何だろうがそれで医院の経営が成り立つところに、首都圏の真の歯科治療の闇が広がっていると思って間違いない。そういえば私の過去のクリニカルブログで紹介した都内の先生のようにポンコツが跋扈していることも事実だろう。義歯すらまともに作れないのにIODとはこれいかに。そして驚くほど高額。こんな物にこの価格??

歯科医療は確かに、場所ではなく人なんだという結論になりそうだ。しかし、その問題の「人」の知識とスキルの不足を場所の所為にしているのではないか?もちろん田舎の歯科医師とて「田舎だから」というスキル不足の逃げ道を作っている人もいるだろう。首都圏なら家賃も高額、人件費も高額、什器歯科備品類は同じだとしても、それに関わる経費が何倍にもなる。だから保険診療では成り立たない、という方程式をわざと甘んじて受け入れて、自費に逃げて、そして地方を馬鹿にする。私に言わせれば、そもそもバカなの?かしら。アップデートして自費ならわかるが、保険じゃぁダメだからと自費に誘導し逃げる構図が最悪。

日本全国、まじめにキチンと治療してる地方の先生方はごまんといる。そのレベルもすさまじく高い場合もある。だから、自由が丘という場所を使って自分の不手際を地方の所為にするのは、誠に卑怯だと言わざるを得ないわけだ。かつてうちに来た研修医のライター曰く「地方の研修施設では最新の技術や知識に接することは出来ないから、首都圏の受け入れ施設を選んだ方が良い」だそうだ。多分真逆のことを言っていることに気がついていないな。というか、場所じゃないから。受け入れ先の指導医だから、問題は(笑)。

(続く)