12月 19, 2015

誰のための治療なのか

都内近隣千葉県市川のST先生に患者を紹介した。

当院で長きにわたって、一般歯科治療およびインプラント治療後総合管理していた患者さんだが、都内にお引っ越し。最初に紹介した近いだろうと思われる診療室がやはりやや遠いと言うことで、ご自身でメインテナンスを含む管理を銀座の有名歯科医院にお願いしたらしい。
そこでは管理とはほど遠い多くの再治療を企画されたようで非常に困惑して当院に電話がかかってきた次第だ。ペン大歯内療法出身のお偉い先生が見てくれるそうで歯内療法のみで総額280万の見積もりに驚きとともにその必要性を訪ねたところ、以前の歯内療法に問題があるとのこと(ワシの治療だが(笑))。結論から言えば、ワシの診断なら甘く見るとかそういう基準ではなくとも再治療の必要性はないはずだが、、、くだんのST先生曰く、「何も問題ないですよ」。加えてその後補綴を提案され(当然だが)その費用は青空天井となる。きっかけはメインテナンスなのだが。。。。。



ST先生も以前から「歯科医のための歯科治療の横行」を危惧しておられた。まさしくその現場に、ワシが以前見させていただいていた患者さんは巻き込まれた感じ。どれどれと、そのすんごい医院のHPを拝見。素晴らしい経歴の先生方がお並びになる。が、医療哲学としてこれでいいのだろうか。

海外の学会で、特にアメリカの学会で目の当たりにして困惑する事例。そう、この治療は本当にこの患者にとって必要なのか?もしその治療を行わなかったとしたらこの患者はどれほどの不幸の道をたどるのか?こういうことが見事に欠落している。かつてこういう「歯科医師の事情の治療」事例に真っ向から反対していたテキサス大のDr.MFはもうお亡くなりになったが、彼がワシが送迎した車の中でそういうことをつぶやいていたのを思い出す。一世を風靡するDr.D・Tのペリオインプラントサージェリーも、日本なら術前のなんとも考えられない最悪の口腔内からの、、素晴らしい結果を残しているのだが、これこそ彼らの国の歯科医療哲学の社会保障の大きな欠落ではないのか。零点か100点なら100点がいい。しかし、65点から100点ならその差がどれほどのものを持ってしてその患者の一生を左右するのか、リスクマネージメントを含め日本人なら考えるべきと思うが。

当然、将来に対する予知性の判断基準は医師により若干左右はするかもしれない。当然当院でも患者に対してそのプレゼンはする。しかし、それは世界で唯一の社会保障から来る65点治療を覚悟的低リスクで提供する事に何の異論も無いはず。現に当院にはそれでフルマウスコンストとしても20年オーバーの患者は沢山いらっしゃるのだ。リスク回避のお手伝いを惜しげも無く提供した結果だと思っている。そして100点治療も当然20年オーバーが沢山いらっしゃる。当然と言えば当然。が、その中には、そこにたどり着けなかった方々もそれなりにいるわけで、どんな事情があろうがそれを端から否定するのだろうか。

都内のこういう歯科医療の特徴は、社会保障の低評価をほっとき、それを否定する上にご自身のとてつもない神々しいと勘違いする治療が存在しているわけで、明らかに、患者のためではなく歯科医師自身の為の治療に他ならない
ST先生のお怒りにまさに同意するわけです。そのST先生、、、
数十万請求のマイクロ歯内療法専門医が「私はベストを尽くした、これ以上は出来ない」と患者を放り投げ、しかし耐えられない痛みを伴うこの患者のマイクロエンドをいともたやすく(?ごめん)やり直している。
スーパーGPの仲間達を、なめるんじゃないよ(笑)。


12月 16, 2015

雑感あれこれだが、、

年の瀬も押し迫ってきた、、と言うにはやや早いが、青森出張の新幹線の中。
若いリーマンとおぼしき出張?かなという感じの兄ちゃん。前の席でイヤホンからキャンキャンぎゃんぎゃんうるさいのなんの。周りを全く気にせず恍惚の貧乏ゆすり。あまりにひどいので背もたれを小突いた。無反応。う〜んやるな。少し大げさに揺すった。無反応。テーブルを上げたり下げたりばたばたした。無反応。
こいつ確信犯だ。(確信犯:この場合は本当の意味からすると正しい使い方ではないが彼は何か政治的な正義を持った上でのカシャカシャ暴力なのかもしれないと気を利かせて)
新青森に着いた時、ワシはこいつをガン見しようとするが、きゃつは絶対に目を合わせない。ワンコが悪いことをした時にふ〜っと目をそらすかのように視線を合わせようとしない。苛立つワシというおじさん。
なんかしらんが、、「負けた」と思って新幹線を降りた。

シールズがシンクタンクを作るらしい。ま、頑張ってちょうと言いたいところだが、この組織結構金がかかっているようだが、一体どこから?まあ、共産党の青年部が大半を占めているらしいので潤沢な資金源なのだろう。本当に共産党っていやな政党だ。正体を隠して金をまき、賢くない適当な若者を洗脳して国家転覆と革命を画策するこの組織が、次期選挙でまた票を伸ばすようなことがあれば日本は支那の手先になるだろう。
シールズじゃなくて「志位るず」と改名しては如何か。美辞麗句の民主主義をまき散らしながら本当は共産主義を画策するなんぞ、まさに、まさに。

明治維新という過ち、、と言う本をまたまた読み返してふと思った。スタンフォードの西氏が坂本龍馬の資金源がグラバーだと言っていたけれど、確かに武士などとおこがましくも言えない愚連隊もどきの連中の武器、旅費、食い扶持その他諸々相当な金がかかっているはずだが一体どこから金をもらっていたのかという疑問は解決した。
で、この本の中に坂本龍馬は東インド会社の営業マンという記載が。歴史を具に検証した人たちは、皆口をそろえて同じ事をおっしゃる。テレビやマスコミの英雄的バイアスを排除しているからだ。グラバーは東インド会社の上海支店長、いわば実質的副社長。彼らはアヘンで気の遠くなるような金を手に入れた。その金で、次なるターゲットである我が国を何とかしようと試み、坂本龍馬という営業マンを仕立て上げ幕府は転覆、そして今、彼らの思う通りの偽りの日本が出来上がったというわけだ。大久保利通らが英国の手先と見るや反旗を翻した西郷隆盛に、会津の真の我が国を思う気概がオーバーラップしてやまない。

今週は家に居る夜は火曜だけ(笑)。出張会合連荘の、、人でなしの一週間となる。。

12月 08, 2015

大人頑張れ

子供頑張れじゃない。大人頑張れだ。

東芝が、白物家電部門を支那の電気屋に売却するかもしれないという。なるほど、こう言う大人な判断が目先勝負に出て未来を潰すのだ。ワシは詳細は分からない。だからなおさら残念で仕方が無い。支那に売却とか、お金の問題以上に、日本人のモノ創りのプライドと気概がもう忘れ去られているわけで、そんな日本の大企業に今の子供達がどんな魅力を持つというのか分かってない、そんな大人の話。だめだね、こう言う体質だから結局ダメになると分かっていないのかな。ああ、だからダメになったんだっけ(笑)。

こゆの、ワシらの業界も形骸化しないように気をつけなければ大変だ。

25年後歯科医師数は6000人ほど不足するらしい。あのね、もう足りないよ。歯科の老人中心の業界団体が一生懸命厚労省に懇願。歯科医師過剰だ!!と。毎日新聞の記事で「う蝕の減少が多すぎる歯科医院を直撃」とか。ピントずれてるなぁ。。
ま、おかげで抑制はされたらしいが、どっこいワシは兎に角非常に困っている。未来を忘れた若き歯科医師達がニヒリズム歯科医療へ走っている現状をみんな知っているのだろうか。。。
つまり、、、バカじゃないの?歯科医院が多いと困るという発想から何十年も抜け出せない業界団体 もそうだが、それに同調する残念な歯科医師のなんと多い事か。パイの取り合いとかマジで未だにそんなことを言うのかと驚く。

隣に歯科医院が開業してこんなに嬉しいことはないじゃないか!というシステム作りとか、発想も出来なかったしもちろん創れもしなかった。それが今の歯科の現状。責任は明らかにどこかにあるね。
この間も書いたが、「お客様は神様です」という発想から「お客=患者」という発想へ。そして、「数の確保が繁栄」となって「なりふり構わないプライドを捨てた集患」となって「おかしな事は隠して謝り倒す」というお馬鹿な発想に同調してしまう歯科医師達のなんと多い事か。

医療は消費ではない。だから患者は客ではない。こんな簡単な論法が理解できないようだ。これからの歯科とは、確実に生涯健康と密接になるだろうし、もっと人(SOMA-PSYCHE)を知らなければならなくなる。医師がいつまで経っても、(今のうちのホームのとある入居者の主治医でもそうだが)びっくりポンの「そんなことは医者が決める、余計な口出しはするな」と威張り散らすのも仕方が無いか。だって歯科医師があまりにもふがいないからかな。そういう域まで歯科はまだまだ可能性を秘めているのだ。そういうことを未来に向けて行動することが必要なのだ。






12月 01, 2015

現実から目を背けることが現実なのか?

日常から少し離れると、ますます見えてしまうことがいいのか悪いのか。

奇遇にも、長男の嫁は会津の流れをくんでいた。びっくりぽん驚いた。今読みふけり何度も読み返す幕末の歴史検証本で感じた「西日本が作った現代社会」は間違いだったのかと今更ながらに思ったりした。歴史にたらればはあり得ないが、もしかしての話。戊辰戦争で一番悲惨だった二本松と会津の話。勤勉潔白が産んだ悲劇だっただけに、同胞として悔やむのであるが、三春の裏切りだけは許せないとか(笑)関係ないけど(笑)。。
素晴らしい素敵な結婚式だっただけにこれからの将来がますます持って楽しみではないか。

そんな折、同性愛者は異常だとどこかの議員さんが酔っ払ってツイットしたのが大騒ぎになっていた。ワシは口腔診断という授業を受け持っているが、異常と正常の区別とは差別ではなくエビデンスに基づく生物学的判断から来ておりこれがなければ診断と言うことができない。つまり、生物学的に特にほ乳類においては同性愛という本能的生殖能力の欠落は異常なのである。
ところが、異常=差別=人権侵害という方程式がいつの間にか世の中に蔓延しており、左傾マスコミも大好物。なぜこうなったかと言えば、はっきり言えるのは大衆の「無知」とそれを後押しする無知な有識者から来ている。大衆がなぜ無知になったかというと、彼らの教科書がマスゴミであり知識を正しく受け取る機会が激減したからだろう。シールズが政治参加と称して大騒ぎしているが、その読み書きから判断するに彼らの社会知識は虫けらほどしか無い。それが悪いのではなく、そういう機会しか与えられなかった悲しさなのである。そういう連中と手をつなごうとしている民主党もいよいよ終わりかなと思うが。

繰り返すが、異常であることが差別だとどこの誰が言い出したのか。そして差別が悪だとどこの誰が言い出したのか。同性愛者は差別はされるがどう考えても人権侵害に当たるとは思えない。そういう見かけ上の優しさに紛れて満足している誰彼の顔が見えてくる。「障害者」を「障がい者」と記載する得体の知れない満足感は当の本人たちには全くもって関係が無いと当事者の意見だが如何か。
得体の知れない人権という見せかけの正義が世の中をおかしくしているのは教育の現場でもしかり。要するに親の無知や知識のなさが最後の最後にぶら下がる人の権利と言うほか無いのか。幼稚園保育所を含む大学までもの教育現場の荒廃が誰のせいなのかはすでに明白ではないかな。そう、無知な大衆のせいなのである。大衆とは庶民が偏向洗脳教育を受けた結果だ。庶民感覚と大衆感覚はまるで違うことは覚えておこう。

差別とて、動くヒエラルキーともいえる豪華客船の平等とは?大笑いである。飛行機のファーストクラスは優先搭乗で座席もかなり広いがエコノミーと差別している悪なのか?新幹線のグランクラスは通常席ではないが差別ではないのか?
そもそもに目をつむり、見かけの平等と差別意識から来る人権侵害の肯定に酔うとか、頭悪すぎにもほどがある。

諸君、、いい機会だから、目を覚ませ。。ワシのようにネット上だろうがどこだろうが、実名で本気を話している人間が一番優しいのだ。





11月 23, 2015

ゲージツの秋ももう終わりで・・・

20年程前の浅田次郎氏の「地下鉄に乗って」を久しぶりに読んだ。堤真一が主演で映画にもなった。iTunesでも借りれますね。

と言っても、先週沖縄に行くときにキンドルでだけれど。ミステリーだけれど、そして当時としては比較的ありがちなタイムトラベルものだったけれど、SFだけになってしまわない氏の凄さかな。完全に「みちこ」に感情移入してしまうワシはどうかしてるのかな。そして最後の結末に、あれはなかったことだった過去として現実がやってくるところなど、さすがだよなぁやっぱり。「みちこ」の時間へ戻る事をあえてしない主人公「真次」の思いが痛くわかる。
ほら、ちょい古いけど読みたくなった人いませんか?(笑)。

沖縄帰りに、今度はさすがに話題だから「火花」を読んだ。う〜ん、面白いけれど純文学に関西弁がワシにはきついのだ(笑)。差別と言われようがなんと言われようが、関西弁の会話からイメージするシチュエーションと文学的な語呂のタイミングが全く合わない。ワシは純文学が好きだし芥川賞も嫌いではない。でもね、これ、心が躍らなくて寝てしまったのさ(笑)。又𠮷氏に謝罪。素晴らしい作品にごめんなさい。
結構好き嫌いのある作品に仕上がって?いるのかもしれません。


以前から読んでいたが「乙嫁語り」という作品を知っている人はどれくらい居るかな。森薫氏の漫画の描写は筆舌に尽くしがたい。素晴らしいのである。物語はモンゴルだけれど支那との歴史背景に注意が必要かも。是非ご一読を。







そして、ちょっと古いが、アタマを休めるのに寝しまに読む漫画として選択したのは、ルーミックワールド(笑)でした。「境界のRINNE」。個人的にとても面白いのだがこれも評価が分かれるかな。






いずれにせよ、映画だろうが小説だろうが漫画だろうが舞台だろうが、表現の仕方が違うだけで芸術は芸術。表現の仕方でカテゴライズするのは如何かと思う。



あ、忘れていた。カウリスマキの2011年作品「ル・アーブルの靴磨き」ちゃんと見て無くて、ま、見逃していたのと同じなので、この間ストックホルムへ行くときにきちんと見たんだっけ。この監督の作品はすべて集めているけれど、なぜこんなに好きなのか分からない(笑)。心が良い。浸みて良い。すべての角度が良い。沢山良いところがあって(個人的にね)たまらなく好きだねぇ。







11月 18, 2015

自分ができる事は祈ることだけで申し訳ない

今日は青森出張。今、新幹線待ちで前半のこれ書いてます。明後日は久しぶりのしびれるオペが待っていて東京から麻酔科のドクターが来てくれるのは本当にうれしい(笑)。
さて、

かつて、柄ちゃんと二人で車でスイスからフランスのストラスブールのインプラント学会に向かった時、一旦ドイツアウトバーンに入り西に折れてフランスのイミグレ直前でちょっと心配になった。スイス入国時は日本の赤いパスポートで「やぽーん」とフリーだったけれどなんかこっちはフランス語で聞かれたらどうしようとか。当時スイスはまだシェンゲン協定に加盟しておらず隣国ドイツからでも入国審査があった。フランスとてドイツとはEU仲間とはいえ、、、という心配は無用で、かつての検問所を横に見ながらそのまま何のことはなくフランスに入国できた。こんなに簡単なんだと感心したものだ。そしてこんなに簡単だから誰でも入国できるということがどういうことかきちんと理解はしていなかった。

あれから10年。フランスは国境を封鎖している。あたらな戦争だと大統領は言っている。多くの罪もない人々の犠牲という累々とした魂の敵(かたき)を取るだけではなく文明に対しての挑戦に真っ向から戦う姿勢のようだ。多くの犠牲者にさらなる追悼の意を捧げるしかわしはできない。当事者を目の前にしたら、「負の連鎖」などと軽々しく言ってはいけないような気がするが。9条がなによりも大切なあなた方に、こう言う場合の最適な対処法を聞きたいし、是非フランスに進言しては。世界の中で、実は特殊な「平和」に対する異端児の話として聞いてくれるかもしれない。いや聞くわけがないと思う。

土日沖縄を訪れた。支那人であふれかえるこの地で、以外と暢気なウチナンチュにかなりほっとした。地元の人の話で(遺跡のガイドさん)私たちは太古の昔から非常に貧しかったので縦の俯系が無い。皆横の俯系しかない。だから皆平等で困ったときにはお互いに助け合う精神が強いのだとか。小さなパトリを形成していた昔の日本人は皆そうだったからこれは同じかな。
しかし、沖縄のその暢気とも言える素敵な平等意識に旨く絡みついたのが、共産主義とサヨクだったのではと考えた。その証拠に沖縄のマスコミは完全にいかれている。正しいとか正しくないとか関係ない報道が、当たり前のように流れている光景にぶち当たった。まあ大体、沖縄の朝刊の一面で驚くが、みんな慣れっこになっているのか気にしてないのか。一番騒いでいるのは、どうやら本土から来たサヨクな連中だと行けばすぐ分かる。困ったモノだ。

穏やかで静かで歴史もゆっくり流れている今の沖縄をどうしてくれるんだと大騒ぎする本土の左巻き。しかし、冷静に、何があっても沖縄の魂は廃れはしないでしょというのが本当の感想。越冬するにはもってこいの場所を今からゆっくり探したい。

そんな場所にあった、白百合の園という老人ホーム。羨ましいなぁ、このロケーション。ウチのホーム第二段とかもこんな所に建てられたら最高だなぁとか考えていた。


過去に今に何があろうが起きようが、久高島の神々にすべて浄化され続けているこの空と海に感動するのでした。

11月 16, 2015

負の連鎖を断ち切る とは???

FBの追悼トリコロールにサヨクな批判が集まっている。いかにも自分は深く考えているんだという文面が至る所で乱舞している。そして彼らの共通した言い分が「違和感を覚える」で、時に「スパムで情報を盗まれる」まであり、いかにもという感じか。そして共通の「負の連鎖を断ち切る」事が眩しいくらいの自画自賛とともに、実はその思いの奴隷となっている。

では冷静に彼らの言い分を考えてみようと思ったが自己矛盾の連続でどうにも完結しない。結論からあえて言えば、有史以来の戦いの連続の悲劇の連続のその背景にある人のエゴの根本が、現代の価値観からして過去の人間は今よりその思考もエモーションも明らかに劣っているということに帰結する。
そうなのだろうか?無抵抗主義のガンジーでさえその自己矛盾を表に出して苦悩した。テレビで重宝される左傾化論説者は口を揃えて「話し合いの場を」と力説している。可能ならその圧倒的な貧富の差を解消するべきだと。

そうなのか?とっくにそれが可能なら搾取のない実に平和な世界がとうの昔にシステム化されているのでは?どこまでいっても絵空事の平和論が好きで好きでたまらないよう。
文化も言葉も宗教も気候も教育も幸福の価値観も何もかも違う世界を何故作ったのか一つの参考として旧約聖書を紐解いてみるといい。人が暮らすという事が戦いを必然とする大いなる矛盾に満ちていることの解決をかつて人類は経験をしていない。目先の幸福論で矛盾もなく解決できていないというわけだ。


テロルは今始まったことではないが、極悪非道な戦いの手段であろう。それを極悪非道と判断することに誰も否定はしない。しかしこれは自由主義社会の話であり彼らはジハードと呼んでいるではないか。話し合いの共通点は全くない事がお分かりか。
連鎖を断ち切る言い分から慮るに、誰かが死んでも身内の誰かがテロの餌食になっても無残に我が子が目の前で殺されようとも私は許すという思いもかけない思考回路にただただ驚く。そうならないようにしたくはないのだろうか?その手段としてあなた方は「話し合い」を選択するという事だろうから政治的な無力さを非難しているのだろうか。できるわけがない。

チェコの友人がいち早くトリコロール追悼アイコンを選択した。これとて彼の国の過去の歴史観から我々日本人とはそもそもの思いが違う。獲得した自由と平和を守るそもそもの気概が違うのである。
戦争は狂気であることを否定はしない。しかしそこに至るまでの経緯を否定する事はできない。かの社民党のお馬鹿さんが、話し合いで解決できる世界を作る事が政治の使命だと言った。端から聞けばなるほどと思う人も多いだろう。が、その為にどれだけの人間が犠牲になるのかという矛盾もまた有史以来の人類の歴史から学ぶ事ができる。さあどうする。世界は経験のない局面に来ているというが武器が進歩しただけで中身は何も変わってはいない。支那の崩壊が目前に迫ってきている中IMFの異常な判断の中第三勢力がその隙をついてきている事は間違いのない事実なのだ。築き上げた自由と誇りの為になら、単純と言われようがなんと言われようが、「そうなる事への抵抗」を忘れてはならないと思うのだが如何か。

多くの国を訪問して思うのだが、もしかするとこの自由に往来する状況はすでに限界なのかもしれないと感じる事がある。他国での日本に比べた圧倒的な不自由さは日本人にしかわからない。日本はディズニーランドと揶揄されても仕方ないほど美しくそして優れて便利だ。しかしこの先、それを守る為にかつてのような一定の制限が国家間にできてしまう事もまた避けて通れない歴史の事実でもある。

本当に単純かもしれないが、ワシは家族や身内を守る為に暴漢とは戦う選択をする事は間違いない。
フランスのみならずトルコやロシア機の犠牲になったそして紛争の絶えない国家に生まれ犠牲になった多くの方々に心から追悼の意を申し上げるのである。



11月 09, 2015

医院や勉強会の周年記念事業の意義

山形スマイル倶楽部の20周年記念シンポジウムに参加してきました。合わせて兄ちゃんこと高木先生んちの開業70周年記念パーティー。素晴らしかったですね。自分もかくあるべきとしみじみ感涙(笑)。

いろんな歯科医院の何周年記念とかみてると、誰のためにこれは開催しているんだ?てのが多い。知り合いになってハクが付いたかなんだか知らないが、小偉い先生や大先生が主賓を飾り財界の重鎮がここぞとばかりに挨拶する。確かに、多くの大先生のおかげでそうなったのは分かるけれど、こう言うのは何も面白くないばかりじゃなくあきれちゃう。顕示欲的何十周年て興味なし。主賓に対してスタッフに酌をさせると
か言語道断(笑)。逆だろ。(笑)
今まで支えてきたOBスタッフや現役スタッフその家族、そして何より右腕として支えてくれた女房殿への多大な感謝という素晴らしい目的を持った記念会ではないのかな。高木歯科の70周年はまさにそういう素晴らしい目的を持った記念大会だった。「おまけ」で外人が居ただけだから(笑)。三年後ワシも気をつけよう。誰のための30周年か。

山形はかつて、八戸からは東北でも指折りの遠隔地でした(笑)が、今や八戸から2時間半で着いちゃいます。新幹線が時速320キロの本当の超特急になって、八戸-仙台が1時間ちょっととなったおかげです。仙台で乗り換えて仙山線のつなぎが良かったのでそちらへ。紅葉シーズンもあってか激混みなのでした。しかし、超特急後の仙山線のトコトコ感は素敵。

宮里先生来週行くからね
















2日間にわたって行われたシンポジウムでは特に前半のDr.Takagiのインプラントの変遷は非常に面白かった。そういえば今までBC(before Christ)AC(after Chirist)になぞらえたカオス的な時代を経験したインプラントのBO(before Osseointegration)AO(after Osseointegration)的年表のなんとわかりやすいことか。すでにAOの時代を10年も超えているたにも関わらずポーラスインプラントなるモノを盛んに「これは最高に素晴らしい」と勧めていた某KRD先生の講演会で激
論したのを思い出した(笑)。いずれにせよブローネマルク先生の時代の寵児たる存在はすごいもんだと改めて感心、と同時に、その中を自在に泳いでいた兄ちゃんもまたすごいわけだ。90年初頭に出会いたかったモノであるな。

東北大教授の高橋先生のご講演もまた、いかに的確な手術が多くの人を幸せにするのかというお手本のような話。わしは口腔外科医ではないが我が件(くだん)の小手術がいかに手を抜いてはいけないか改めて実感。すごいなぁ。


2日目公演のDr.Smailer Mr.Casellini Dr.Snetivyはみな兄ちゃんの兄弟と言われる。SmilerとCaselliniは特にまむしの兄弟と言われる。高木のにいちゃんと呼んでいるから、、ということはワシの兄弟でもあるのか?ないな(笑)。格が違った(笑)。
で、Dr.SnetivyのSPIの話は沢山聞いたが、相変わらずのきまじめさはスイスメイドとはなんたるかを教えてくれる。日本人が忘れてしまったかもしれない本当の誠実なものつくりがいつものように伝わってきた。Dr.SmilerとMr.Caselliniは二人ともかるく70歳オーバーという事だが信じられないね。元気すぎだろ、腹もすんごい凸し。
世界で一番審美にうるさいビバリーヒルズを相手にしているのだからそりゃすごいわね。が、ワシはひねくれ者なのですごく気になることがあるし、これは米国の学会でいつも感じることだが。。。。

施術前の口腔内の他院での散らかし具合に唖然とするんだが、、ワシだけか?こんな奴八戸でもお目にかかることはないなぁ。どうなってんだ?米国の普通の歯科医師(笑)。
米国の歯科医療システムが悲惨だというのは分かるが、この適当さはどうにも理解できない。そして相変わらず「その歯・・・抜くか?」事情は分かるよ、もちろん。
でもワシは出来ないな。

とにもかくにも、最高に充実した最高に楽しい最高に素晴らしい2日間の山形なのでした。



11月 06, 2015

衛生士ミーティング

定期的に行っている当院の衛生士ミーティング。
本日のお題目は3項目ありました。まず1つ目は、Dr.がカウンセリングしている内容の哲学と技術提供の再確認。どういうことか簡単に言うと、当院歯科医師達が何を考え患者に何を提供しようとし、そして将来どうなりたいのか、、という非常に哲学的命題色の強いモノ。ともすれば、知識を提供する技術ばかりになりがちな昨今の歯科医療にとって、診療哲学の患者への提供や共有は、実はとても大切なことではないかと考えているからだ。
もちろん技術は大切だ。これ以上の必要十分条件はない。しかしこれこそ「当たり前」のことであり、昨今のコンサルが無視する(そんなことで患者は集まらない)内容らしいのだが、技術無くして何の歯科医院かという強い思いがワシらを動かしている。その技術の裏付けの哲学が重要なのだよという話。

2つ目は、来年来てくれる(内定している)新人衛生士達とどうやって一緒に仕事をしていこうかという話。当院の基本的な考え方は、育ててから働いてもらうのではなく、育てながら働いてもらうのではなく、働いてもらいながら育てていくのではなく、、働くことで誰でも育っていく事を認めることが重要だと考えている。だから、新人教育が優先順位の上位には来ないのである。これはスタッフ教育で一番重要な部分であると確信している。
そんなウチへ来て頂ける衛生士さんに感謝なのである。

3つ目は、衛生士同士のブラッシング指導におけるコンセンサスと言うことで、今回当院がセレクションしたメソッドは「つまようじ法」なのである。すでに多くの歯科医院で取り入れられていると思う。ペリオにおいて一番効果が高いであろうという様々な文献をひもといた結果これを選択。現在岡山大学の名誉教授をしておられる渡邊先生御考案の方法である。難しくはないし、歯ブラシが結構早くダメになること以外さしたる問題もなさそうで、当院としてはスエーデンの「TEPE」でざっくり、その後比較的安価な歯ブラシで「つまようじ」という仕立てでしばらく行ってみることにする。
どうなるかな。。

先週青木先生の講義を聴いてから、やはり刺激を受ける(笑)。自費だろうが保険だろうが全顎補綴の場合(PRD補綴分類クラスIII以上)で感覚的にはしょっていたセファロ分析を復活。きちんと計測しようがしまいが評価が同じでも、補綴だからこそ計測して最高の状態で提供する事を心がけていかなければと反省。本当に特別な人にしかしていなかったこう言う計測やアキシオグラフ顎運動検査を、ウチではなるべく多くの人に提供しようと考えています。というか、10年以上前はそうだったのだけれど、、、、、なんか、慣れちゃったんですね。計測しなくても経験則で、、、確かにおかしな事にはなりませんが良くないですね(笑)。




10月 31, 2015

歯科の未来とはを再確認だね

HERZ会で、かねてから一度はお呼びしたいと考えていたお茶の水の青木先生をお呼びして講演会を開催した。こう言う素晴らしくも楽しいお話を聞くと、良い意味でこれからの歯科を考えざるを得なくなってしまいます。

claniomandibrar functionというお話を頂いたわけだが、これは頭蓋を含めた下顎機能のお話。アメリカ人はTMJ(temporomandiblar joint)という顎関節というジョイントばかりに目が行くけれど、この考え方はclaniomanndibrar system (CMS)という概念で顎関節を含む頭蓋骨の機能として捉えるのだが、なかなか理解されていない。未だ米国の偉い先生は歯ぎしりは都合が悪いことなのだからとパラファンクションという。これは人が生理的に持っている大切なアロスタシス。そう、ファンクションなのだと、頭が良いはずなのに理解できないらしい。それを与しての歯科総合診断がどれほど大切であり、どれほど患者サイドに立ってモノを考えるのか。
こういうことを知っていた方が、毎日の臨床が楽しいんだという氏の考えには大賛成である。日常臨床は同じ事の繰り返しだが、その質は同じ事は全くない。付随する咬合理論を忘れている、あるいは軽視する最大の理由はその価値を患者さんがなかなか理解してもらえないばかりか、それに伴う医療サイドのコストが比較的割高だからだろうか。

兎に角、ワシも20年前からまねごととして実践してきた。十数年前HERZ会のメイン事業にしようとしたら賛成した人は数名だった。スーパーGPとはなんぞやと自問自答していた時期でもある。あのさ、集客とうたって色々するのも楽しいかもしれないが、ワシらは歯科医師として最低限の知識とスキルとしてこういうことを知っていた上で、お祭りでも何でもやれば良いと、やはり思ってしまう(笑)。エネルギーの矛先がまるで違うことにとても憤りを感じるのであるね。

歯科医師過剰と言われてる割には、歯科医師は巷に居ない。ウチもここ10数年来の歯科医師不足に悩んでいる。ウチがつまらないとか楽しいとかではなく、その選択機会すら現段階では転がっていないのである。
Slavicek--Satoコンセプトをまさに実践している青木先生の足下にも及ばないが、こう言う地方都市でも頑張ってきた。そういう所だけでも見てくれないかなぁ(笑)。

近い将来地方都市は深刻な人口の減少と老化の道をたどるわけだが、その中に歯科医療の未来はないとばかりに若き歯科医師達の東京志向は今までよりもまして加速しているよう。だから、ワシらは頑張らねばならない。
隣に新しい歯科医院が出来て一喜一憂していた(一喜はしないか(笑))時代は過ぎ去った。まともな歯科医院だけが生き残るようにロードマップが出来はじめている。護送船団方式の最悪の結果が今回の日歯の事件だ。fun & studyがワシらの姿だとして、fun&no sutady ではやはり質が違うのである。新しい風を見極める能力を持った人が次世代をになうのは間違いが無い。隣に歯科医院が出来たら手放しでお互いに喜べる歯科医療システムこそこれから必要な事ではないかな。。

なだ万の社訓であるいつもの話で申し訳ないが

老舗はいつも新しい・・・・・・これは歯科学問にも言えるのだ。



10月 25, 2015

怒濤の1週間と吐き気

日曜日、良い天気で自転車。大変気持ちがよござんした。自転車乗るようになると体調の変化があると以前書きましたが、ワシなんか、週1で乗るか乗らないかだけなのに、すごく腹がへって、ぐぅ、となるようになりました。それに加え、夜10時過ぎに眠くなってきます。呑んでるとアタマがパーになってますからそうじゃないんですが、通常だとものすごく眠くなってしまいます。

以前、ワシの真骨頂は「寝ないで雑用の仕事する」だったのですが。。今は結構きついかも。来週、某銀行の職員相手に講演するんですが、プレゼンのキーノート、夜中創ろうと思っても眠くてなかなか出来ない(笑)。

青森の行き帰りの連続で、今週はあっという間に過ぎた。
昨日土曜夕方から、自称ジャーナリストS氏の「怖い、歯科患者の苦情」なる講演会を聞きに行きました。表題が面白そうだったので、かねてから行く予定だった東大でのリスクマネージメント学会の「歯科医療とリスクの管理」をキャンセルして参加でした。

いやぁ久しぶりに「ク○のような話」に出会いましたなぁ。聞いているだけで匂いで吐き気がするほどのひどい話しでした。詳細を書くと気持ち悪くなるのではしょります。
苦情とは本来コミュニケーションの行き違いから来るエモーションの発動形式です。日本医大のリスク管理マニュアルの中に非常にわかりやすくまとめてあるわけです。
しかし、今回の講演の中心は「歯科医師としてのプライドのかけらもない、どうでも良い歯科医師が、あまたクレーム・苦情から生き残る方法」とでも言うのでしょうか。

政治家やタレントや反社会勢力との交友を誇らしげに語るその姿は、もうすでに人として話にならないつまらない人間であるとほとんどの人が見抜いたか。そういうどうでも良い奴に頭下げてまで、この医療を続けるとか、ワシはありえないが、彼はデパートの苦情相談係。気持ちで土下座してでも顧客を確保するのが仕事なら仕方ないか。そして、患者も客と同じと言い張るそのレベルの低さに「こいつ頭悪すぎ」と、思わず独り言。

言っておくが、患者は客ではない。ましてや消費者ではない。そのポリシーは開業以来27年間ワシは崩していない。

苦情の無い医院は滅びるんだそうだ(笑)。レベルの高い医院にはレベルの高いクレームが来るんだそうだ(笑)。そういうことを誇らしげに話すこのレベルの低さが彼の人間性なのだとしたら、この人どんな歯科医師とつきあって居るのだろう??、と誰でも感じるでしょう。

要は、「お客様は神様です」と言う過去の異常な権利意識を生んだ背景が理解できず、お客=患者という理論に矛盾を感じることなく、どんな種類の人間でも顧客の数の確保が歯科医院の繁栄という。旧態依然とした理屈から抜けられていない昔の人の話。

欧州や米国の多くのDr.からワシが個人的に色々聞く限りですが、今回、世界的にも異常な日本のこの状況を鋭く切ってくれるかと思ったら、こんな話。ある先生が「えっ?真面目に聞いてたの?すごいなぁ」だって。大人になれないダメなおいらでした。










10月 13, 2015

ICOI APセクションからのメールに違和感

20年以上前から所属しているインプラントの学会がある。ICOIと言い、偉大なるKMYM先生曰く「構成員がよろしくない」学会だ(笑)。
かつて若かりし頃は世界大会で積極的にスピーカーもやらせてもらったし海外招聘Dr.のシンポジウムの座長も務めたこともある。海外で行われるICOI学会は可能な限り沢山参加した。同レベルくらいの世界中の開業医と友達になるのが楽しかった。

数年前から何か違和感を覚え始めた。国際学会でも参加すると顕著に感じるどこかの徒党を組む日本人グループ?の違和感。それが何かは言わないでおくが、昔から参加しているワシなどは大きな違和感を覚えている。サティフィケートが欲しいわけでもなく、指導医とか認定医とか頑張ったおまけのようなもので、純粋にインプラントの情報を収集するのが目的だっただけに、なおさら不思議な感じを覚える。


そんなICOI AP(アジアパシフィックセクション)からメールが来た。11月に行われるカンボジアシェムリアップでのアジア太平洋部門の学会で、学会マネージャー(歯科医師ではない)がカンボジア近代史に衝撃を受け(今更ですか)学会として何とかバックアップできないだろうかという話。
おもしろいですね。わしらはインプラントの学会です。シェムリアップでさえ資格のある歯科医師は3名しか居らず、50名以上の無資格診療所が横行している現状はご存じ?
カンボジア自体、ポルポトから生き残った数名の歯科医師がヘルスサイエンス大学歯学部を立ち上げ、混沌とした自国の歯科医療再建に立ち上がったばかりで、国内は300名ほどの国産歯科医師と数十名の外国産歯科医師でまかなわれているのが現状ではないのですか。

マネージャーはガーラに参加させたいので拠出金を会員に募集しているのだが、目的は何だろうと考えてしまいます。ICOIの会計報告をワシら平会員が目にすることは少ないとは思いますが、そこから拠出せず(たかが招待パーティー費用)あえて集めるという意図は何ですかね。マネージャーがそこまで感銘を受けているのなら、個人でばんばん出せば良いでしょう。例えば誰かがフェラーリとか高価な車とか売っちゃったら結構な寄付になりますねぇ(笑)。

なぜここまでわしが言うかと言えば、インプラントのような近代歯科医療はこの国にはまだ全く必要ではないと確信しているからです。その前に公衆衛生と基本的歯科医療を隅々まで浸透させることが、本当にこの国のことを思うのなら今必要なことです。一部のお金持ちのためのインプラントが本当に今必要なのですか?
毎日歯ブラシをする習慣がほとんど無いけれど、欧米の食文化は津波のように押し寄せてきている現状で、インプラントより公衆衛生が重要ではないのですか。仮にそのために寄付を拠出することを会員の誰が反対するのでしょうか?

どうも、世界中からこの混乱-発展途上に乗じたビジネスチャンスを喰いたい奴が見え隠れして、本当にカンボジアのことなど心配しているのか?と言う輩がとても目立ちます。

今年5月、シェムリアップを訪れ、地元の若者に色々話を聞きながら肌で感じたカンボジア歯科医療へのワシの思いですけれど。。
だからいきなりのメールに、ものすごく違和感を感じた次第です。
本気でカンボジア歯科医療に向かい合っているNPO法人などに対して、これでは失礼じゃないのかねぇ、、、等と考えたりしました。






10月 08, 2015

ノーベル賞の成果

午前中、インプラントのオペ中にかけている曲にチューリップの「青春の影」が入りなぜか手が止まる(笑)。今月はインプラントのオペ多いから曲には気をつけようっと。

スーパーカミオカンデなんて夢と希望の塊のような科学。宇宙が好き、素粒子が面白い、それだけの理由でも十分なのですよ。ノーベル賞を受賞した梶田先生の言葉が最高に素晴らしい。
「人類の地平線を拡大する」
感動ものだ。


この言葉を民主党は聞いてるのか?カミオカンデを事業仕分けの対象にしたのは君たちだ。この賞は予算削減前の研究成果だと分かっているのか。民主党による予算削減の罪はこの日本のお家芸とも言える素粒子研究を10〜20年遅らせることだろう。つまり民主党とは日本を本気でダメにする政党だと言うことになる。

高校3年生の時、ワシは理数科だから素粒子理論の話を物理の担任に聞かせてもらった。酷く感動した覚えがある。理論物理学も面白いなと思ったが物理の点数は60点そこそこだったのであきらめた(笑)。興味はあったが試験の勉強苦手なだめなおいら。

そんな高校生3年生の卒業間近の春先、深夜家を抜け出し近くの公園で近所の学友と将来の話をしていた。彼は奇しくも神奈川大学文系進学。へぇ〜無難楽勝、、なんてな話をだらだら。ふと、素粒子の話になってワシは持論を展開した。

ビックバン理論が正しいとして(偉そう(笑))その時万物の元である素粒子は一定方向に広がっていったんじゃないかな。これは宇宙をかたどるだけでなく、そこにもし生物が生まれたとして、その構成細胞やDNAを含む塩基類も何もかも素粒子の方向に影響されるのではないかな、当然それは思考や感情すら一定方向に導くのだから歴史は繰り返すのだよ。
なんてな話。
荒唐無稽のこんな話の中に、一定方向に広がるエネルギーがあったのならそれに対する負のエネルギーも同等になくてはならないはず、だから自分達のこの宇宙の時間軸と正反対の時間が流れる宇宙があってもおかしくはないのではないか、そんな話をした覚えがあるのです。

2008年サイエンス誌に、時間が逆に流れる宇宙の存在を証明する論文が実際に出たとき、それはそれは驚いたものでした。おいらすごくね?(笑)

こう言う科学の夢をかつての民主党政権は否定したわけです。



ぐっじょぶ

中学生の職業疑似体験、通称グッジョブで真面目そうな男の子が一人当院へやってきた。おとなしそうな彼と色々話をしたわけではないけれど、どうやら彼が当院をグッジョブに選んだ理由は将来歯科医師になりたいかららしい。

素晴らしいじゃないか!!

歯科医療の魅力にとりつかれて久しいけれど、やぁ、自分のことを考えたとき、、えっと中学生の時何になりたかったかなぁ。。。

テレビで海洋調査船のクストー船長とカリプソ号のドキュメンタリーが大好きだった。世界の海を股にかけ様々な海洋調査を行っている夢を何度も見たものだ。海が好き。で、北杜夫のどくとるマンボウ航海記を何度も何度も読んだ。医者として世界の海を渡るのも悪くないと思った(笑)。

東京商船大学は実技試験の水泳とかあって挫折(笑)。裸眼で1.0以上とかで挫折。何より偏差値で挫折(爆)。じゃあ、来年狙うかと言っても共通1次試験の最初の年だから高校のカリキュラムは異常に不利。東海大の海洋学部は試験科目が少なかったので理数科としては有利。でも、親が猛反対して挫折(笑)。海とは関係ない歯学部を受験する事になったのはぎりぎりで現役ではやや無理。結局ヤクルトの初優勝を浪人時代に経験することが出来たのだけれど。。

で、歯学部は山より海の近くが良かった。横須賀の地は海軍の基地だったため巡洋艦や米軍の戦艦がいつも見れた。のりてぇ〜なぁ、と言う夢は、陸に安穏としているからの甘えなんだよと誰かに叱咤されたのを覚えている。

で、結局歯科医師になって最高に良かったと思っているが、海洋調査船の夢はもう見ることはないね。

グッジョブの彼を見てふとそんなことを思い出したのでした。
頑張ろう、立派な歯科医師になってウチに来ないか??



10月 06, 2015

日本人は素晴らしい

先週、FBでも紹介しましたが、藤沢の茂木先生をお呼びしてHERZ会の定例会議で「障害者歯科運営」に関するヒントをご講演頂きました。総括すると、日本人って、採算度外視でもやらなければならないという倫理観に触発されるととりあえず動いちゃえって言う性質があるのでしょうね。そのバックボーンは後ろに控えているみんなの心の支えのような気がします。
逆に起業する人が先進国の中で一番低い割合だと言う事は、心の支え以上のバックボーンがお金に取って代わることを意外と避けているのかもしれないなと言う事なのかなぁと。


今回のノーベル賞、素晴らしいです。大村先生は特許を放棄しています。無償で10億人分のイベルメクチンを提供しています。特にアメリカ人にはまねできないでしょう(笑)。だつて、バックボーンが心なのか、お金なのか。日本人は素晴らしいですね。

そんな日本人のノーベル賞に対しての韓国の反応が大笑いです。「ロビー活動でもらったノーベル賞がそんなに嬉しいか」。まさしく最低の民度ですな。自分たちのことを言っているのでしょうか。ノーベル賞がどういう経緯で受賞するのか理解できないのでしょう。逆に、仮に韓国の研究者がもらったとしてそういうことを言う日本人はまずいないと思いますが如何でしょう。日本人は素晴らしい。
米国各地での韓国移民や韓国人の慰安婦関連の恥ずかしい限りのロビー活動は、彼らには当然のことという意識があるのです。だって小学教育からの反日洗脳ですから仕方の無いことでしょう。韓国はこんな反日教育にものすごい教育予算を組んでいます。そんな国ではノーベル賞などまず難しいのでしょうね。
次男のスイス時代の同級生で韓国歯科医師の息子がいました。父親は米国で開業しているようです。なぜ国内で開業しないのかというと、海外で歯科医師ライセンスを取り海外で開業することが彼らのステータスらしく、それは日本の歯科大学卒業も同じ。と言う事は、一定の優秀な韓国人達は自国をあまり好きではないと言うことになりますし、反日で騒ぐことも良しとしていないことが分かります。自国を愛せないから他国を卑下する、、、おかしな国です。

スエーデン帰りなので(笑)そこもちょっと。北欧の手厚い福祉は、良く日本でも共産党あたりから見習えという話が出ます。ワシのような福祉の現場の人間から言わせれば、お笑いぐさです。福祉はお金が非常にかかると言うことを忘れていませんか?北欧の税負担率は60%にも及びます。消費税は25%です。5%10%の消費税で騒いでいる政党が何を言う。
場当たり的なきれい事ばかり並べるこういう政党が力を伸ばすと言うことがどんなに恐ろしいことなのか若い衆は理解していないのだろうね。
こう言う潤沢な税の元実現できる福祉政策と比較すること自体意味が無いじゃありませんか。じゃあ、米国?本人や家族の負担がとんでもないことを理解している以上、日本はとてもバランス良く65点の福祉を実現しているわけで、それじゃあダメなんだろうか?100点目指すにはお金がかかる。それだけの話。

医療も福祉も、改善するべきはそれなりにあるのは当然ですが、日本は素晴らしいバランスなのです。





10月 05, 2015

昭和53年ヤクルト初優勝から37年7度目!!

金曜日は久しぶりに体が震えました。14年ぶりヤクルトセリーグ優勝です。今年は5月頃の9連敗で、ああ、今年もダメかな、応援は控えよう、、、と言うのが効いたようで(個人的に勝手に)9月からの快進撃は身震いするほどの強さでしたが、見て見ぬふりをしていました。なんてったって、ワシが強く応援すると負けるというジンクスはまだ健在のようだからですね。

思い起こせば昭和53年、できの悪いワシは池袋の今は無き英進予備校に通っていました。サンシャインビルが竣工した年でもあり、できたてのサンシャインビルや付属ビルは隅から隅まで知り尽くして、ま、庭のようなものだったかな(笑)。しかし、当時の池袋は山谷から流れてきたような人たちがまだ沢山居りました関係で、おしゃれな店は駅ビルのデパートとパルコくらいのもんで、路地に入れば激安の食堂とか(ライス30円味噌汁20円とか)健在でありましたな。だから余計にサンシャインビルは輝くような超高層ビルだったんです。

小学生の時からヤクルトファン、というかサンケイアトムズが好きで、(さすがに国鉄スワローズ時代は分かりませんけれど、ワシの祖父は国鉄だったからなぁ(笑))周りの巨人ファンだらけの田舎では異質な存在でした。
そんなワシの念願の初の東京暮らしは、なんとしても神宮でのヤクルトの試合を見に行くことでした。しかし、カネがない(笑)。外野席当時500円くらいだったと思うけれど、寮費別の仕送り2万円の当時のワシは無理な話。とりあえず勉強するしかなかったわけです。しかしその年のヤクルトの快進撃はとんでもなかった。とうとう優勝が決まる中日戦の神宮外野席をゲットして目の前で松岡投手の胴上げを見たもんなぁ。。
ヒルトン、船田、若松、大杉、マニエル、杉浦、大矢、水谷、松岡、安田、、
懐かしい。。。。

そんなヤクルトが優勝したんだものそりゃ嬉しいですよの、金曜日。山形のにいちゃんとはヤクルトで知り合ったと言っても過言ではないお互いヤクルトファンだから、近くにいたら朝まで酒盛りだったろうなとちょっと悔やまれる。が、本当におめでとうですね!!

土曜夕方から急用で東京へ。日曜の午後少しだけ時間があったので、、お銀座などへ(笑)。

なんだよ、、ここは、、支那かよ、、。。



9月 28, 2015

帰国便で思うのだが

朝比較的ゆっくり起き出しても間に合うくらいの出発時間だったので、アーランダエクスプレスに乗る時間にはとても余裕があった。ストックホルムはいい天気でした。

空港のエアフランスのラウンジでふと思ったんだけれど、ラウンジのお姉さんやおばさんはもちろん、ストックホルム市内で出くわす女性も男性も大柄で八頭身で均整がとれてみんなモデルさんのように美しい。スーパーで買い物中の子供を抱いた夫婦も生活感を全く感じないほど二人とも美しい(笑)。で、兄ちゃんと飲みながら考察したのを思いだした。

「でかくないと寒いところでは生き残れない」説。北欧はとにかく背が高い人がたくさんいる。女子で平均身長が170センチを優に越すわけだから。で、長い歴史の中で小さい人は南に行ったのではないか?種の保存のための適者生存ではないのか?確かにポルトガルやスペインはあまり大きくはないのであるよ。

で、ふと思ったが、もっと過酷なロシアあたりは、横にもでかいよね。男子も女子も。いや、女子は種を守るためだろうが、やはりとてつもなく美しい人がやたら多いのだが、30歳くらいからみんなシロクマ体型になってくる。結婚さえしてしまえばいいのかな(笑)。結果、そういう遺伝子が確実に生き残っていくのだろうな。

で、ドイツとスエーデンが真っ先に引き受けると手を上げたシリア難民だけれど、これからの国家存亡の危機にまで直面しそうで心配ですね。ストックホルムの駅前には移民まかないテントがあって、食事にありつきたい中東系の人たちが集まっている。当然街角には乞食が多い。シェンゲンで流民の人権を確保した国々は、明らかに街角に乞食を量産させていることもまた事実であると認識しなければならないね。
まさに、自由とは平和とは人権とは、、欧州はのんきな島国にこれらの命題を投げ掛けているような気がしてならないのだけれど。。。

ちなみに、スエーデンは冬移民は道ばたで寝てたら死ぬよね。。どこに行くんだろう?


9月 27, 2015

ストックホルム5日目 最終日

EAOも本日の講義で最終となります。もちろん明日日曜はブローネマルク先生の追悼シンポジウムですがワシは前述の理由で参加しません(笑)。

さて、朝からメイン会場にて聴講しまして、うんうん、そうね、同じだね、、という経験則で判断していた事柄を、エビデンス的に再確認できましたが、、、、そうなのか??本当に??ということもちらほら。こういう所が面白かったりしますね。











午後、大急ぎで市庁舎と宮殿に。やはり今回を見逃すともう来れないかもという気持ちが先走りますので。ネットで調べると、午後4時閉館??なんてったって閉まっちゃうの早いもんだから電車にかけ乗り目的まで走らないと(笑)。なんとか閉館30分前に間に合い、昨日見られなかった晩餐会会場など見学です。N賞もらってここに来ればいいだけの話だけれど(笑)。無理とは言わないが多分相当かなり難しだろう(笑)。

この3日間の学会で、米国アイオワから来ていた歯科医師夫婦、スイスから来ていた歯科医師夫婦、ポーランドから来ていた独身だけどいい年の(すまん)口腔外科医と知り合いになり、皆お互いに名刺交換とか、日常のたわいのない話とか、患者紹介の話とか、、、たまたま同じテーブルに着いた奇跡が次に何かを生むんだろう。日本人同士で囲んじゃったらこれはないからなぁ。
あと、ジュネーブ大学留学中のT先生やイエテボリ留学中のK先生をはじめ、どっかで会ったことのある補綴科のM先生やあと大学院生達とも知り合いに。東北大学の優秀な彼らがこれからの歯科界を牽引してほしい。わしなんかよりよほど勉強ができるんだからね。ま、歯科医師としてどうかはまだ未知の部分が多いので希望的観測。

今EAOは日本人参加者が140名を超えるらしい。構成メンバーとしても非常に多いらしい。インプラントの屋台骨学会としては非常に優れているという感想だけれど、日本の若きプレゼンテーターがなかなか引っかからない背景を今一度考えてみてはいかがだろうか。

次回はパリでの開催です。ガイストリッヒのパーティーで、なっちゃんのマブダチであるところのフランスの某有名ドクター(実名はだめだと?(笑))に「maybeじゃだめだ」と言われましたが、酔ってるでしょおじさん(笑)。

さ、非常に実りある旅も終わりました。
帰国です。






9月 26, 2015

ストックホルム4日目

学会2日目は朝の8時45分から講義が始まりますので、ホテルを8時前には出て電車に乗ったのでした。朝のラッシュの最中にぶつかるわけでストックホルムセントラル駅は大変な混雑でした。

本日の大切な御題目は「エイジングインプラントデンティストリー」じゃないかなぁ。
とても期待を込めて「歯がない、お金がない、こんな年寄りの患者をどうしますか?」というスイスの先生の講演が楽しみだったのですが、、、イマイチ期待はずれで申し訳ない。要はお金をかけずに管理しやすくするのはインプラント上部構造を外してオーバーデンチャーにしようかというお話でした。そりゃそうなのだが。。。。

レクチャーが始まる前にアルブレットソン先生と写真を撮ったんですが、FBのコメントに老人とインプラントとか書いてしまい(笑)、兄ちゃんに「そりゃ失礼だろ」と怒られた。悪気はありませんので。はい。

遡りますがスタートは、日本でも問題になっている骨粗鬆症のBP製剤話。顎骨壊死に至るまでの詳しいお話だったのです、、、やはり医科に気を使ってるね欧州でも(笑)。歯科は本当に困っているんだから。歯科はもちろん医科の先生ももっと勉強しよう。。

アウトオブザボックスセッションでのSTEM CELLの話も、これからの医療を取り巻く重要な話で聴衆の先生方本当に良く頷いていました。山中教授の写真が出てきまして、なんだか日本人として誇らしく感じるのはおいらだけなのかな。。素晴らしいです。

EAOで一つ感心した事。今更ながらで申し訳ないが、何か組織が本当に新しくなった感じで、コンセンサスが非常に明確になったとこ。コンプリケーションファクターをここまで明確にしているのはAOでもちょっとないかも(あったらごめんなさい)。そんなコンセンサスカンファレンスが個人的にとても面白かったです。

奇跡的な天気です、さっきまで曇りだったんです
午後からはハンズオンばかりなので、ブースをゆっくり見学して、夕方から電車に揺られセントラルまで帰り市庁舎のタワーツアーに参加。死ぬほど階段を上がって放置プレイの後タイムアップと告げるお兄さんに促され、タワーの下に降りる、、、それだけのツアーでした(笑)。肝心のホール見学ツアーは昼の12時までなので明日も無理です。今回は諦めざるを得ないですな。いつになるかはわかりませんが次回までのお楽しみです。


その後、スタッフにせがまれた北欧の可愛いグッズを探しにデパートまで行き、まあ、いろいろ見繕いましたから、サロンにバッチリ飾りましょう。

明日を残して今学会も終わりに近ずきました。ちなみに最終日曜はブローネマルク先生の追悼シンポジウムです。飛行機の関係でわしは参加できません。
今でも忘れませんが、、26年前インプラントを志し、当時混沌としたインプラント界では哲学からスキルまで一番尊敬できる先生でした。しかし数年経過したある時、その関係であるところのインプラントスタディグループからワシは排除されたので(笑)近しくしていただくことはかないませんでした。ですから関連した本を読みあさり勉強はさせていただいた訳です。感謝はしております。
そういう経緯もあって、なんとかこのシンポジウムに参加したい、、、とまではいかないのでね、今更(笑)。
当時からヘソは曲がってますので(笑)。インプラントは真っ直ぐです、はい。



9月 25, 2015

ストックホルム3日目

今日から本番。EAOの始まりです。電車で会場に向かい、ちゃんと朝からお勉強。というか、いつものことですが、知識の整理と確認ですね。此の期に及んでの新しい何かは期待してはいませんが、確認して納得することで今の自分の仕事の立ち位置がわかるというものです。

午前中の講演はいつも使っている機械の話ですからいいのですが、質問と回答をインターネット経由で投票するのはとても面白いわけで、今会場にいる先生方がどう思っているのかがよくわかります。AOなどの学会で最終日の総括質問とそれに答える端末設置に比べ安上がりにできるんじゃないかなぁ。ま、いいけど(笑)。

午後からの話で、米国の整形外科の先生の話を聞いているうちに、日本の整形外科学会がもしかしたらものすごくガラパゴスかも知れない事が良く分かりました。20年程前、某整形の先生を講師にお願いして勉強会で話を聞いたことがありますが、一応お呼びした手前、最新の話を振ったりはしなかったのですが、今更のインプラントの常識からは考えられないような術式に驚愕したのを覚えています。スエーデンの整形外科医であるブローネマルク教授のオッセオインテグレーションという概念が50年前にできたにもかかわらず、今ですらたぶん日本ではブローネマルク先生は整形の世界では認知されていないのではないかな。欧州米国では認知度は相当高いのですがね。ま、昔ですが、整形の先生に純チタンを否定された時は反論するのもめんどくさかったのを思い出しました。それが現実でしょうね。

場所を移動して兄ちゃんに誘われたグルンダー先生の特別講義を聞いたのですけれど、聴きに来ている先生方は、なっちゃんを始め精鋭の方々ばかりで、今更の話ばかりであまり参考にならなかったのでは?
ワシはインプラントは好きだけれど、目的のための手段の一つと割り切っているので、こういう精鋭の先生方とはちょっと受け取り方が違うかもね。
息子さんを連れてきたなっちゃんのインプラント学会での水を得た魚な話ぶりは(笑)とても微笑ましく感じた次第です。頑張っている姿が、同じ八戸人として、やっぱりすごいですなぁと嬉しくも感じました。


9月 24, 2015

ストックホルム2日目

2日目の朝は雨で始まりました。北欧特有の秋のとても冷たい雨です。今日はゴットランド島のビスベイに向かいます。

ホテル脇のバスターミナルから約30分ほどでストックホルム市内に一番近いブロンマ飛行場に到着。スエーデン国内エアラインを中心とした小さな飛行場です。ん〜んと、、チェックインカウンターが見当たらないのでエアラインのお姉さんに聞くと、あのマシンを使えという。え〜スエーデン語の字が読めない、、、あ、英語表記があった(笑)。

小さなプロペラ機は全席自由席の乗り合い飛行機。窓際の眺めの良さそうな席を選ぶのです。飛び立ってしばらくすると、機長のアナウンス、、、
「ナントカコントカナントカムニュムニュ、、チャントシテリィ、スワッテロ」
えっ?ちゃんとしてすわってろ??スエーデン語の空
耳アワーの始まりでした。ほんと似ている言葉が沢山あるんですよ。

40分ほどで島に着くとほぼ快晴になっておりまして、ストックホルム散策にダンベル持って出かけた兄ちゃんの土砂降りな泣き言つぶやきが入ってきました。申し訳ない、快晴で。。

世の中に影響力のある地位にいながら、ベタな左傾化正義をひけらかす輩が大嫌いなのですが、宮崎駿氏もその一人です。そんな彼らがこの島をモデルに選んだアニメがあるのですがあえてここでは触れないでおきましょう(笑)。

素敵な島ですな。半日いて飯食ったり散策したり。あるいは遺跡めぐりですかね。まあ、この感じは来なければなかなかわからないでしょうから、とにかく素敵な街と言っておきます。もし次に来ることがあったら、絶対レンタカーを借りて島じゅうを巡るのがベストかもしれません。ちなみに帰り際に訪れたお店では日本食器フェアーをしてました(笑)。

ところでスエーデン人はでかいという話をしましたが、この島の建物はみんなとても小さいのです。民族的歴史的背景を勉強していなかったのでわかりませんが、遺跡の種類はアイルランドのケルト文化を色濃く残しているような気がしてなりませんがどうなんでしょう。それからオールセンデザインの木の馬が沢山お土産屋で売ってました。え〜っとこれは、、、、八戸の八幡駒そのまんまじゃないですかね(笑)。デザインの世界は難しいね(笑)。

もう一つ、この国は優れたデザインと美しさがウリのはずですが、街とか以外と汚い。一番驚いたのはスーパーマーケットの汚さですか。下にトマトとか野菜とか果物とか落ちても全然ヘーキで買い物客も店の人もかたずけようとしない。誰かが踏む、潰れる、でもしらんぷり。国民性なのか移民政策が裏目に出たのか、ま、人口が一千万人いない国だからやろうと思えばどんな政策もマナーもうまくいくと思うんだけどね。

夜、兄ちゃんの教え子達らしい、ジュネーブ大学留学中の彼と、東北大学大学院生の彼らと一緒に未来の歯科医療のために若者達はなにができるのか熱い話をして1日が終了したのでした。

さ、三日目から本番のお勉強です。



ストックホルム1日目

深夜ストックホルムに到着。そのまま爆睡してしまった。

翌日、ほぼノープランのまま市内数時間観光バスツアー遊覧船1時間付きへ。参加して思ったが、実に合理的に市内観光ができるし、余計な「お土産拡販休憩」などないからとてもスムーズ。ストックホルムやスエーデンの見かけではわからない悲惨な残酷な歴史などを勉強する事ができるし、ふと思ったが、、おい、シールズ、社民や共産などに洗脳されてる場合じゃないでしょ、世界でも有数な平和的福祉国家は世界でも有数の軍国主義なんだよ(笑)。
意味わかるか??わしらは酷くこの国を良くみすぎているきらいがあるね。でかい男とデカイ女と超美人とイケメンが山のようにいるが、混血を繰り返し、良質なDNAだけが選択されて、デンマークに蹂躙されながらも戦う意思を捨てなかった素晴らしい国家ではあるけれどね。

さて(笑)、いろいろ学びながらの遊覧船の旅も終わり、埠頭で解散。このほっておき感がたまらなく合理的で好きですな。まだ半日もあるので、旧市街地へ出かける。ちなみにストックホルムカードという近隣公共の交通機関がフリーになるカードを購入。ちなみに電車や地下鉄は駅名さえわかればなんとかなるけれどバスが難しい(笑)。駅名も英語読みできないからますます持って難しいが。。。今やグーグルマップの時代なのである。10年前レンタカーでストラスブールで超迷子になった時代じゃないのである。

旧市街をぶらつきながら、ノーベルミュージアムによる。キング牧師のショートムービー上映中だったが、見れば見るほど日本の大騒ぎしていたあの若者たちがいかに自分勝手で平和と差別そのものを理解していないか、日本の左傾教育の過ちをきちんと回想させてくれます。文句つけるのは政府じゃないだろ支那だろ、君たち!!

ここでしか売ってないノーベル賞メダルチョコをお土産に買いました。

ホテルに一旦帰り、到着したばかりの八戸のなっちゃんに連絡。彼は愉快な仲間たちと一緒のようなので、こっちはこっちで飯の心配をすることにした。と、ドイツのオクトフェス参加し地元の有力者と会談後ストックホルムへ来た兄ちゃんから電話で「いまついたよ」ということで、ホテル近くのロンドン料理の店(ストックホルム料理、いわゆるビュッフェスタイル料理の店は予約でいっぱい)へ。ま、ロンドンよりは断然うまいフィッシュアンドチップスや手のかからないステーキで腹一杯になるのでした。

お勉強は明後日からです。まだ明日は飛行機でとある世界遺産まで行ってきます。

9月 22, 2015

トランジット修行で考えたおかしな政党?

予定の到着時間より一時間半も早く到着したパリ。相当とばしたかなJAL。ストックホルム行きの8時の乗り継ぎ飛行機までだいぶ時間ができてしまったのでブログろう(笑)。

エールフランスの国内とシェンゲン用のラウンジは食物はほとんどないので、ポテチとクッキーを食い漁りながら数時間ワインを飲む修行なのである。結構辛い(笑)。

さて、異国から読む国内ニュースだけれど、なになに、共産党が民主党と組むのか??左派から右派まで(西村先生大好きだった)幅広い支持を集めていた民主党の化けの皮が剥がれたのがあの悪夢の3年間か。経済成長は地に落ち何やら日本国籍があるのかないのかわからない人たちがこの国の舵取りをした。結果、史上稀に見る最悪の政権だったわけだが、、、その民主党が共産党と???民主党と共産党の共通項は支那朝鮮在日しかないではないですか??
少しは期待して少しは応援もしていた時もあったが、共産党と組むということは民主党の終わりを告げるということですな。もう少し勉強して欲しかったなぁ。

共産党という政党は、今回の安保関連法案の反対デモでもわかるように、影で様々な卑怯な支援を行い、普通の人を装いこっそり送り込まれた工作員(お家芸)達は、無知な若者を先導し洗脳(お家芸)し、なんと新政府案まで飛び出してるじゃないですか。なるほど、この政党の歴史や目的をよく読むと分かるのだけれど、、「革命」これに尽きる政党ですよ。こんな政党など他にありはしないですよ。似たようなことを言っていた旧社会党からくる社民党は単なる無知な馬鹿の集まりになってしまったので無視するレベルでしょう。

ちなみに、今回の反対デモの横断幕とか台湾で話題になったのは知っているのかな。。漢字の使い方間違いや誤字脱字があまりにも多く、どんなに低い教育レベルでも日本人では間違わないレベル。これ、共産党から金貰って来ている在日や支那人であることがばれてまよ、しかも台湾に(笑)。いいアルバイトだったらしいが。

おまけにシールズとやらのあまりの無知さ加減を、なぜか後押しするかの応援発言が民主党議員から次々出てくるあたり、もうこの国をどうしたいのかさっぱり。民主党議員こそ戦後日本で何が起きていたのか膨大な資料をきちんと勉強しなおすべきじゃないだろうか。日本人ならね。あ、学生諸君。君たちが左向きな先生に習ってきてしまった無駄な時間を、これからは是非正しい歴史を学ぶ時間にあてて欲しいですな。

ところでさ、アメリカのこともあまり好きではないワシなのだが、鬼怒川の氾濫に伴う救出救援作戦に米軍が積極的に参加してかなりの人を助けていたのだが、なぜマスコミは報道しないのかという疑問に対して共産党や民主党はもっとベールをかけてくるに違いないと、異国の地から思っています。




9月 17, 2015

安保関連法案佳境に入ったか

国会前の集会で逮捕者が出たけれど、みんな1960年代の安保反対暴動左翼活動の経験者で、無知な若者を先導していた。安保反対していたら今の平和はないんじゃないの?と素朴に思うが如何か。
シールズ代表の国会発言を見て、ここまでウソをつく奴をなぜ呼ぶのだ?と半ばあきれたのはワシだけじゃなかろうに、そしてその招聘をした野党の浅ましさがかえってクローズアップされた感だけが残った。

これから決まるだろう事に関して最後の考察だが、、、、

今の反対している人たちにとっての日本とは、、「平和」という言葉が国家国民を守ろうとする努力を破壊する「武器」になってるのではないかな。

なぜなら、朝日や毎日がそして東京新聞などが「この法案成立はこの国を再び戦争に向かわせる」という主張を繰り返しているわけで、これこそが「平和」を崩し戦争を求めるという虚構の非難を放っており、それに同調する左翼グループが、一般市民を巻き込んで「戦争法案」キャンペーンを張った。共産党は相当金を出した。
与党政治家の言葉尻を捉え軍国主義とか好戦的だとか、もうその乱暴さたるや完全なる「暴力」であり、「平和」を政治的武器にしている。

実は一番大切な、平和とは何かという議論をどこのマスコミも有識者もまともに思考しない。なぜなら自己矛盾が見えているからだ。産経新聞だけ特集として平和とは何かを連載していたと記憶している。

そして、宗教がかったシールズの言い分は、どんなに蹂躙されようが奴隷になろうが戦争の無い状態こそ素晴らしいのだと力説しているようだが、、、、果たして奴隷の平和で良い物なのかを考えるに、ベトナム戦争終結時のベトナム共産党のホーチミン氏がこう語ったのを覚えている人はまだ多いのではないかな。
独立と自由ほど貴いものはない
つまり、独立や自由のためには平和を犠牲にしてでも戦い戦争をして獲得しなければならないという話。
オバマ大統領だって
「平和とは単に軍事衝突がないだけではなく個人の固有の権利と尊厳に基づかなければならない」・・・・って言ってるじゃないですか。

どうだろう、尖閣諸島の脅威も「ハイどうぞ」と支那にくれてやればとりあえずの平和は保たれるかもしれないが、その後も果たしてそうだろうか。チベットやウイグルを見ていて分かるように、支那はしたたかで狡くそして嘘つきで、都合の悪いことは地面に埋める習性があることを忘れてはいけない。
どうぞとあげれば見かけの戦争の危険は避けられるが、日本人のプライドも歴史も自由も権利もそして平和も、どぶに捨てることになる。反対しているサヨクや操られているシールズはそうするべきだと主張するが良いのか本当に。
で、この議論の時にサヨクの生き残り鳥越氏が
「何言ってるの、支那が攻めてくるわけなんて1000%ないよ、あり得ない。そんな酷い国じゃないでしょ。戦時中の日本軍の方が醜悪でしょ」と言っていたので、彼らはそれが前提なのだから、安全保障に関して議論する意味が無いことに気が付いた。

ちなみに、、、米国では対日戦争の勝利記念を必ずやるのだが日本では絶対報道されない。しかも大手米国のポスト紙はその当日の紙面で「原爆投下に神の感謝を」という信じられない表題まで飛び出す。
知ってるのか?シールズ。どんな戦争でも否定する我が国は、これを見ても世界の中では相当な異端児だが、世界中そうあるべきとの主張と思考が全くない。要するにお花畑の中で考えた見せ掛けの平和が大好きでたまらないだけなのだろう。

法案賛成派が平和自体に反対するかのような狂った濡れ衣を、一体誰が着せたのか、答えは明白だが如何だろうか。





9月 16, 2015

来年度歯科診療報酬改定

今日から青森詣で(笑)3日間。秋晴れのさわやかなこんな日に事務仕事ですかぁ。。
つい先日、奥入瀬川で初雁。まさしく秋の入り口です。。

さて、
関係ない人には関係ないけれど。。。。
要するに財務省が「報酬アップなんてやらないよ、出来るわけないじゃん」と遠回しに言っている。日歯の理事がどんな発言をこれからするのか注目です。30代くらいの若い歯科医師がこう言う場の代表になるべきだと思いますがね。自分の人生残り少ない人が未来のビジョンを描けるわけがない。



●社保審保医療保険会:次期診療報酬改定の基本方針を検討 4つの視点を提示

厚生労働省は9月11日、社会保障審議会医療保険部会を開催し、今後の議論の方向性などの基本的な問題点を提示した。事務局から、次期診療報酬改定の基本方針を示しながら、「医療機能の文化・連携の推進」「患者にわかりやすく、QOLを高める医療」「充実が求められる領域の評価」「効率化できる領域の適正化」の4つの視点からの改定推移を説明した。座長の遠藤久夫・学習院大学経済学部教授は、「新しく委員になった人もいますので、各委員の意見、人によっては、特別に意見が言いたいこともあるようです。部会としても多くの人の意見を聞いていきたい」とした。次期改定に向けての基本的視点と具体的な方向性について、歯科に関連しては「口腔疾患の重症化予防・口腔機能低下への対応、生活の質に配慮した歯科医療の推進」と明記されその重要性を指摘していた。参考となるものとして、平成26年度診療報酬改定における歯科の概要が示されたが、その内容は以下の通り。
○『在宅歯科医療の充実等』=◆在宅療養患者に対する訪問を中心に実施している歯科診療所の評価、◆在宅歯科医療における医科医療機関と歯科医療機関の連携に係る評価、◆歯科訪問診療2の見直し及び歯科訪問診療3の新設等ほか。
○『周術期口腔機能管理の充実等』=◆周術期口腔機能管理が必要な患者における医科医療機関と歯科医療機関の連携に係る評価、◆周術期口腔機能管理を実施した患者に対する手術料の加算の新設等、周術期口腔機能管理の充実。
○『正常な口腔機能の獲得・成長を促すための対応(小児期)』=◆小児保隙装置の評価、小児義歯の適応拡大、口腔機能の維持・向上を図るためにおける対応(成人期)、◆舌接触補助床等の訓練の評価及び有床義歯の継続的管理の見直し、◆歯周治療用装置の要件の見直しほか。
○『歯の喪失リスク増加』=◆歯周病安定期治療の評価体系等の見直し、◆フッ化物局所応用に関する評価の見直し、◆口腔機能の維持・向上、回復に資する技術の評価の見直し
○『新規医療技術の保険導入』=◆歯科矯正用アンカースクリューを用いた歯科矯正治療の評価、◆局部義歯に係るコンビネーション鉤の評価、◆顎関節治療用装置装着患者に対する訓練等の評価ほか歯科医療サービスの提供体制の変化と今後の展望として、「歯の形態回復に加え、口腔機能の維持・回復の視点を含めた地域包括ケア(地域完結型医療)における歯科医療提供体制の構築をめざしていく」としている。
○『先進医療の保険導入等』=◆歯科用CAD/CAM装置を用いて製作された歯冠補綴物の評価、◆歯科CT撮影装置及び手術用顕微鏡を用いた歯根端切除手術の評価。
○『患者の視点に立った歯科医療』=◆初再診時における歯科外来診療環境体制加算の見直し。
 以上のことを踏まえて、さらに経済財政運営と改革の基本方針2015、日本再興戦略改訂2015、規制改革実施計画で掲げられた事項を明示。今後の議論の資料とした。
 こうした項目を議論したことを踏まえて、来年度の診療報酬改定に結びつけていくが、医療費抑制の動きは変わらない中で、メリハリのついた有効な医療政策を厚労省は検討している。同時、財務省の牽制もあり難しい議論は必須でその行方が注目される。

【社会保障審議会医療保険部会委員】部会長=遠藤久夫・学習院大学経済学部教授、部会長代理=岩村正彦・東大大学院法学研究科教授、遠藤秀樹・日歯常務理事、岡崎誠也・高知市長、川尻禮郎・全国老人クラブ連合会会長、菊池令子・日本看護協会副会長、小林剛・全国健康保険協会理事長、柴田雅人・国民健康保険中央会理事長、白川修三・健康保険組合副会長、菅原琢磨・法大経済学部教授、高橋睦子・連合副事務局長、武久洋三・日本慢性期医療協会会長、樋口恵子・NPO法人高齢社会をよくする女性の会理事長、福田富一・全国知事会社会保障常任委員会委員長(栃木県知事)、藤井隆太・日本商工会議所社会保障専門委員会委員、堀真奈美・東海大学教養学部教授、松原謙二・日本医師会副会長、望月篤・日経連社会保障委員会医療改革部会長、森昌平・日本薬剤師会副会長、横尾俊彦・佐賀県多久市長、和田仁孝・早稲田大学法学学術院教授、渡邊廣吉・全国町村会行政委員会委員(新潟県聖籠町長)。

資料:歯科情報ジャーナル OKUNET

9月 09, 2015

サヨク4倍の法則

独立国家としての自立を認めたくない反対集会を指揮するサヨクは、なぜ集会に集まった数の4倍をマスコミに流すのだろう?(笑)
主催者発表は、沖縄でも本土でもいつも4倍強であることに気が付いた諸氏は多いのでは(笑)。発表12万人、、、実は3万人とかね。で、なぜマスゴミは写真をフォトショップするのだろう(笑)。

ちなみに、初めてこの法案を戦争法案と呼び出した社民党に聞きたい。朝鮮と支那以外のすべての国が歓迎するこの法案は、緊張した今の時代の必要悪とも受け取られがちだが、純粋に我が国の平和は、他国の血で作り上げるべきだと考えているのだろうか。・・・考えているんだろうね。で、反対している人たちの多くは日本人ではない、国として反対している朝鮮と支那の人たちなんだと思っている。

日本の中に紛れている外国人優先なのだろうか。戦後混乱期の政策の失敗だろうな。無国籍人を沢山造ってしまった罰が今頃聞いてきているのかも。・・・しかしだ。

ちなみに、この法案に反対する医師歯科医師等医療従事者だが、えせ平和主義者ではないのか?医療従事者として国家の未来を考えるなら、口先だけの他人任せの平和がいかに危険か分かろうという物だが、共産党に操られているとしか言いようがない悲しさだ。


実はそういう集会にちらりと参加したことがある。教科書が赤旗じゃないか(笑)。テキストは昔のサヨクアジビラで、いかにもな全共闘時代の文章に笑みが漏れる。こう言う形で偏狭な理論を鵜呑みにしている連中がいるわけで、その中に医療従事者がいることが悲しいね。
まぁ、赤ひげの時代から、いや、安藤昌益の時代から、医療従事者には共産主義こそ正義という倫理観はあったけれど。実はこれが間違いだと周囲を見回す勇気を持っていない方々なのである。
ちなみにワシは、彼らの言うような素晴らしい未来が、彼らの言う通りにしていったとして、この国の幸福さ加減として全く想像が付かない。

小林よしのり氏の大東亜論を読んだ。非常に感銘を受けたが、氏はもともと反対派の彼らと同じように、今回の法案には反対をしている。が、意味が違う。

氏は憲法改正が先だと主張する。実はワシもその通りだと思うし、氏の言うように米国追従の政治家が多すぎてそれこそが正義だと勘違いしている者も多いのだ。憲法を改正して自国軍を正式に軍として機能させ、米国の傘から外れるために核を保有し、一定の緊張の中での安全保障を確約する自立独立国家の形態を早く実現して欲しいものだが。
支那と朝鮮が大好きで大好きでたまらない、共産党や社民党、民主党の一部とか、自民党にもいるけれど、、気が狂うだろうな、この考え方(爆)。だって、GHQが造った花畑の中で想像する未来だものね。






9月 08, 2015

4年前に何をしていた?

とある所で唐突に「4年前の9月に何をしていた?」というフレーズに出くわした。
フェースブックをひっくり返そうかと思ったが、ワシはブロガーだった(笑)。ブログをひっくり返した。この3〜4年、つまり50を過ぎて1年から2年過ぎたあたりからの1年間のなんと早いことか。最近じゃ、1年が1ヶ月くらいの感じになってきてるかも(ウソ)。

ぱらぱらとみてたらマイアミにいた。宮里先生や勤務医の小澤先生とマイアミのIDIAというマイアミ大学なアラン・ガーグ先生の学会に参加していた。ちょっと立ち寄ったマイアミの海が異常にぬるかったのと、学会会場が異常に寒かったのと、ダウンタウンの治安が最悪だったのを思い出した(笑)。ただし、運河沿いの朝の散歩はとても気持ちが良かったかもね。
なんだかんだと、いろんな所にいるワシなのであるね。懐かしいが、もう4年も経ったのか。。。。

ところで、反安倍政権で大騒ぎしているサヨクなちょっとアタマが弱そうな若者達SEALDsのメンバーがいろんな事を言っていて思わず吹き出してしまった。
中国が攻めてきたという前提で、彼ら彼女らの選択肢は「話し合う、お互い仲良くなれるように飲み食いする、仕方が無いから領土を明け渡す」だそうだ。これで日本人は誰も死ななくて済むんだそうだ。すばらしいじゃないか。

うはははは、ところで、同じ事を言っていたウイグルの平和主義の戦うことを良しとしなかった一部の人たちは、結局最後にスパイ容疑で「皆殺し」にあっていたんだけれど。支那を信用して良いのか?と聞きたい。
ついこの間サンフランシスコで、ウイグルの選ばれし頭脳集団の人と会ってきたが、秘めたる瞳の奥にある陰をワシは忘れない。。。
チベットの僧侶の多くは、無抵抗であるだけでなく自らの命をチベットに戦う選択ではなくして自決という手段で抵抗していたが、結局「皆殺し」になったのだが、支那を信用して良いのか?と聞きたい。
天安門に散った若者達は????戦車で次々ひき殺しだったが。。。。信用して良いのか??
誰も死ななくて済むわけがない、根絶やしの虐殺の歴史こそが支那を構成している民族入れ替わりの4000年の歴史なのだがもう少し勉強した方が良いかもね。

シリアからの難民問題は大変な問題なのだけれど、今日のニュースのキャスターが偉そうに日本の外国人割合が少ないのはどうか、積極的に難民を受け入れるべきなのではなんてドイツの肩を持つような発言に、こいつ大丈夫か?と思っていた。ドイツ国民の1/3以上はこの政策に反対なのであるよ。フランスも追従するかのように倫理的正義感だけで難民を受け入れているが、両国とも強力な軍事力を持っていることを忘れてるのが日本人。安保関連法案でSEALsのごときにごたついてる国には無理無理。

だってね、ISISはシリア難民に紛れ込ませている工作員が4000人を越すと言っているのだよ。うすら平和ぼけのサヨクも考えてね、獲得する平和と自国軍保持の重要性を。じゃないと、世界中にいる日本人が肝心なときに、日本国はあなた方を助けることが出来ないよ。
ISISがらみで、欧州に危機はまさにこれからだと思うが、行きづらくなったなぁ、、、欧州。。
10月のベルリン行きはもうキャンセルしました(笑)。

8月 31, 2015

安保関連法案と100キロライド

国会前の若者の異様な大集団や、ハンスト行って「ひま」だから漫画読んでる若者達がそろって主張している「平和を維持しろ」「戦争法案反対」というスローガンは、共産党や社民党のそのものだし、この政党が金を出している中核派の配下にあることは間違いが無い。サヨクは金になるという噂は噂ではない。

しかし、そこに純粋に参加している若者も居ることは居るのだろうけれど、なんかかわいそう。ウソの平和でだましているのは現政権ではなく彼らなんだよと教えてあげたい。彼らの主張する「70年の平和」は世界に類を見ない。しかし、日本のその平和を維持するために多くの外国人が血を流している事実を彼らは知らないのではないかな。マスコミだって報道なんかしないし。
この国の酷く安定した平和こそ、他人に間借りし獲得すらしていない自立国家としては誠に幼稚な平和維持であり、日本人ではない外国人がこの平和維持のために特任を帯び尊い命を落としている。日本の平和を維持するため、日本人を守るためにね。

いいのかな?これで。他国からいい加減にしろと言われる前にこの法案は通すべきじゃないのかな?国会前の若者達に是非聞いてみたい。

最低なのはハンスト。漫画読みながらとかあり得ないなぁ。つまり、サヨクからカネもらっているアルバイトというわけだね。天下国家のためという事は微塵も無く、ハンストを通した平和への精神修養のかけらすら感じられない。最低ですな。

さて、話はおいらの話になる(笑)。
昨日日曜、朝7時にチャリ仲間の岡田先生と待ち合わせして六カ所を目指し100キロライドに挑戦した。天下国家のためじゃない(笑)。なんかの修行だと思う。
高瀬川にたどり着いたとき40キロだったので、ここで遠回りして引き返せば100キロくらいになるんじゃないかと言うのが誤算だった。小川原湖に下り、三沢の10キロに及ぶ自転車専用道路(航空自衛隊OBが造ったらしいが、自衛隊らしさが随所に)を抜けて、昼食は三沢の赤のれんの「ばらやき」。これが異常にあいかわらず旨かった。
へとへとになって帰ってきたのが14時過ぎだから、ペースとしてはそんなに早くはないけれど、、、、、えっ?走行距離93キロ??たりなぁ〜い(笑)。
また次の機会に挑戦ですな。。



8月 24, 2015

土日スマイル倶楽部と歯科政治の行方

東京。むせかえる程の湿気の中の勉強会から、日曜の夜八戸に帰ってきた。涼しいなぁ八戸は。

土曜日初日、「生命科学と易」といういささかしびれる内容に興味津々(個人的には)。命の元であるDNA塩基配列に東洋医学の八卦と生命科学の命の源を見いだした富永先生、お久しぶりです。
20年ぶりくらいでしょか。全身と咬合の考え方がまだ世の中の片隅にしかなかった時代、研究会のアクティブメンバーとして積極的に参加していたワシは、この研究会が学会になるまで見届けていたウチの一人なのですよ。その当時、色々お話をさせて頂いた富永先生にこう言う形で再会できて嬉しい限りです。
まさか先生が高島易の九星干支の月の運勢を担当されているとは(笑)。驚きました。易と生命科学、先生しか理解できないカテゴリーだと思います。でも、非常に面白いですなぁ。これからもさらなる研究をお願いいたします。

二日目のメインは兄ちゃんによるこれからのインプラントの行方と題した興味深いお話。30年前、ある意味野放図だったインプラントの世界は、今様々な政治的ルールの下にやっと統率がなされようとしているやうだ。昔は勇気があれば出来たという一文が好きです。今現在、歯科医師の16%ぐらいがインプラント治療を行っているデータを見て、意外と少ないなと感じました。インプラントバッシング以前、コンサルの口車に乗せられ訳も分からずインプラントをしていた5%ぐらいが消えてしまったのは患者のためにも有意義なことです。
ワシは個人的には、もっと内容が厳しくなれば良いと思っています。誰でも手軽にインプラントという時代はまだまだ来てはいけないと思っています。患者に対する熱い思いとスキルとそれを支えるハードを提供できる、、そんな歯科医師だけが選択すれば良いのだと思っています。それに加えて、インプラントをやらない歯科医師、というか、全く歯科医学に興味を持ち続けられないダメ歯科医師は、そうではない歯科医師とせめてディスカッションできるようにしなければ患者は不幸になるばかりです。

しかし、インプラントでなくとも、この歯科医療格差は、ワシが先に書いた山梨の事例でも分かるように、大きな不利益を患者(国民)に与えています。その元凶は、なんと言っても歯科医師会のシステムではないかと最近特に思います。
先の八戸の会長選に敗れてから5年、距離を置いて歯科界を眺めてみました。すると、八戸に限らず疲弊した若手の歯科医師達の声がつぎつぎと。
なぜ?彼らは疲れているのか。全国の歯科医院6万件ちょっとが1億2000万人に対して本当に多いのか?社会保障がこれだけ充実している国が他にあるかどうかもよく分からずに社会保障批判。若い将来のある歯科医師の行く末を、老兵たる尊敬には値するがすでに最前線から退いている古参による全体設計と不明なビジョン。受診率向上1000人に一人を期待しての、多くのお金と人的エネルギーを裂く行政との連携。

もう疲弊するに決まっています。郡市レベルでのこれからの歯科医師不足の深刻さをまったく理解していない首都圏でのルール作りは、何を隠そう郡市レベルの歯科医師会の日々の事業に追われる疲労感が生み出す独立性のなさがその原因であることは間違いないと確信に至るわけです。

一番大切なのは、飽くなき自己研鑽と目前の患者に対する歯科医師としてのプライドであり、事業そのものが目的になる危うさを隠蔽しながらの見かけの精進ではないはず。歯科医師になりたいと切に願う若者が増加するような歯科界こそ今まさに国民に望まれている現状ではないかとふと考えます。歯科医師会批判ではありません。改革提案です。

帰りの新幹線、未来のためにちょっともう一度仕事ををやらせてもらえないだろうかと考えてしまいました。
私たちは国民に向け本来何をしなければならないのかと言う事をです。









8月 21, 2015

ナーシングホーム

今回のサンフランシスコ入りで、実は友人のお母様が入居されているLong Term Care House にお伺いし、ざっくりと見学したりしました。規模等はウチのベルメゾンなどとは比べものにならないくらい大きい施設です。看護師が常駐している24時間介護看護施設でしょうか。

訪れたのは夜の10時過ぎだったと思います。
比較的簡単に中に入ることが出来ますからその辺がちょっと米国っぽくなくて驚きましたね。各居室は病院のような数人分のベッドがある部屋から個室まで様々あろうかと。週に2回のシャワータイムというのがちょっとこれも日本人としては驚きます。ウチの施設に関して言えば週に2〜3回は入浴できますし毎日だってもちろん。しかも温泉のようなものですから快適に大浴場で湯船につかることが出来ます。そういう感覚は必要ないのでしょうね。
口腔ケアに関しては、自己責任のような印象を受けました。米国ですもの、この施設の入居費用だってウチの倍くらいで、ましてや口腔ケアとかそれ相応の自己負担が必要でしょうからちょっと想像が付きません。

介護入居者の口腔ケアに関して、来月スゥエーデンに行くとき北欧型福祉の現場と口腔ケアの実際を情報収集してこようと思っています。ここ米国では「お金もないのに長生きしてどうするの?」という基本的な考え方がある以上、日本のようなきめ細かさや北欧のような合理的システムとは無縁のような気がしてなりません。

しかし、これは決して批判めいたことではなく、もしかするとこれからワシらの身の回りにやってくるかもしれない現実だったりします。介護保険が破綻する可能性が示唆されてから何年も経ちます。予想をはるかに上回る支出状況に地方自治体は悲鳴を上げ、介護保険の掛け金の上昇や介護認定条件の締め付けそして介護報酬の引き下げ、そこから来る介護人員の疲弊とマンパワー不足、どこをどうとってもポジティブな思考にはなれない現実がもう目の前にやってきています。

スタンフォードばりに発想を180度転換しない限りこの難局は乗り越えられずに悲惨な未来が待っているかもしれない、、そんなとき、今米国で起きていることや合理主義の国米国が直面している問題を徹底的に考えることで、ワシらの未来の老人像がよりクリアになるというものですね。その一端を歯科がどこまでカバーできるかとても興味深い問題なんです。
わしは、日本ならではのすばらしいシステム構築がいつの日か出来上がるだろうと信じておるのです。。。