定期的に行っている当院の衛生士ミーティング。
本日のお題目は3項目ありました。まず1つ目は、Dr.がカウンセリングしている内容の哲学と技術提供の再確認。どういうことか簡単に言うと、当院歯科医師達が何を考え患者に何を提供しようとし、そして将来どうなりたいのか、、という非常に哲学的命題色の強いモノ。ともすれば、知識を提供する技術ばかりになりがちな昨今の歯科医療にとって、診療哲学の患者への提供や共有は、実はとても大切なことではないかと考えているからだ。
もちろん技術は大切だ。これ以上の必要十分条件はない。しかしこれこそ「当たり前」のことであり、昨今のコンサルが無視する(そんなことで患者は集まらない)内容らしいのだが、技術無くして何の歯科医院かという強い思いがワシらを動かしている。その技術の裏付けの哲学が重要なのだよという話。
2つ目は、来年来てくれる(内定している)新人衛生士達とどうやって一緒に仕事をしていこうかという話。当院の基本的な考え方は、育ててから働いてもらうのではなく、育てながら働いてもらうのではなく、働いてもらいながら育てていくのではなく、、働くことで誰でも育っていく事を認めることが重要だと考えている。だから、新人教育が優先順位の上位には来ないのである。これはスタッフ教育で一番重要な部分であると確信している。
そんなウチへ来て頂ける衛生士さんに感謝なのである。
3つ目は、衛生士同士のブラッシング指導におけるコンセンサスと言うことで、今回当院がセレクションしたメソッドは「つまようじ法」なのである。すでに多くの歯科医院で取り入れられていると思う。ペリオにおいて一番効果が高いであろうという様々な文献をひもといた結果これを選択。現在岡山大学の名誉教授をしておられる渡邊先生御考案の方法である。難しくはないし、歯ブラシが結構早くダメになること以外さしたる問題もなさそうで、当院としてはスエーデンの「TEPE」でざっくり、その後比較的安価な歯ブラシで「つまようじ」という仕立てでしばらく行ってみることにする。
どうなるかな。。
先週青木先生の講義を聴いてから、やはり刺激を受ける(笑)。自費だろうが保険だろうが全顎補綴の場合(PRD補綴分類クラスIII以上)で感覚的にはしょっていたセファロ分析を復活。きちんと計測しようがしまいが評価が同じでも、補綴だからこそ計測して最高の状態で提供する事を心がけていかなければと反省。本当に特別な人にしかしていなかったこう言う計測やアキシオグラフ顎運動検査を、ウチではなるべく多くの人に提供しようと考えています。というか、10年以上前はそうだったのだけれど、、、、、なんか、慣れちゃったんですね。計測しなくても経験則で、、、確かにおかしな事にはなりませんが良くないですね(笑)。
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