当院副院長がTwitterで驚く発言を見たらしい。やり取りの中で、、、、
「先生のところは保険でNiTiファイルを使っているんですかぁ?」
だそうだ。????なのである。保険と自費の差別化のために、保険では手のファイル(ゲラゲラ)自費ではNiTiファイルを使うのだそうだ。病態で選択しているのではないところがミソ。
昨日私は上顎第2大臼歯で、超複雑に曲がりくねった根管をCTとマイクロとNiTiファイル加算でキチンと根充した。でも、95点かなぁ(笑)。。ちなみに全て保険で出来る。この先生はこういう時どうするんだろう??施設基準としてのマイクロ加算施設基準を持っていないのなら自費なのか?患者さんは厚生局でキチンとその診療所の施設基準一覧表を見て判断するべきだろう。それが賢い歯科医院の選択方法になるかもしれない。小綺麗な美辞麗句を並べたHPを信じてはいけないような気がする。(日本全国、、敵に回した(笑))
かつての私のブログで「保険医やめたら?」と罵倒(笑)された先生からクレームは来ていない。多分私の話が正論だからだろうか、あるいは戦いを好まないからだろうか(笑)ちなみに閲覧者数は相当な数になっているので皆関心はあるのかな?
http://dentalkuma.blogspot.com/2021/11/blog-post_24.html
しかし、、、お馬鹿ロジックは何も変わってはいない。だから、保険を否定し、しかしそれを担保に自費を進めるのは患者に対して失礼なのではないか?患者に「様」を付ける前に己を見つめ直すべきだ。自費治療は自費治療なのだ。
インプラントも、義歯をまともに作れないからインプラントを勧めるロジックもしかり。それぞれのメリットデメリットを評価する能力が欠けている上でのインプラントは災いの元になる。インプラントマネージメントだけではない。審美に対する患者のニーズに訴える理屈もしかり。患者ニーズとは歯科医師が作り出したものでアメリカンデンタルビジネスなのだ。某講演会で、ニーズを強調しそれに答えるスキルの獲得に関する原宿の某先生の考え方には大いに疑問を持ったものだ。全否定はしないが。
保険でキチンと診査診断してベストな処置を選択すれば赤字になるから保険はダメだというなら、保険医を返上するべきでしょ、、と言う私の考えは、30年程前、できたての雑誌アポロニアのインタビューで特集してもらったときから何も変わってはいない。そしてそうすることにより歯科医院が倒産するのなら、その明細を大々的に発表して保険診療評価の不備を世の中に訴える覚悟があるとその時発言した。保険だろうがなんだろうが、必要なことをキチンとやり、責任を持ち、患者とのコンセンサスを大切にすれば、あれやこれやとお祭りをしなくとも患者は来る。結果倒産するのなら、世に問う。この考え方間違っていますかね。
繰り返すが、NiTiファイルごときではあるが、「保険医やめれば良いだろうが」。生活がかかっているという意見もある。う〜ん、あなたの生活は患者に嘘をついて成り立つ生活なのか?そこをよく考えて頂きたい、倫理観ある人間として。
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