山梨の不当なレセプト審査問題がFBも絡んで盛り上がってきたのでもう一度確認し不足分を追加したい。厚労省、基金、国保連合はよく読んで頂きたい(笑)。
基本検査は、山梨においてはナニもせずともスケーリングを算定する免罪符、、、、とまで書いたら怒られるか?(笑)。本当に真面目に臨床に取り組んで居られる諸先生方にしてみれば、基本検査からのスタートのナニがおかしいのか?と言う疑問、もっともである。様々な背景により基本検査スタートの何の問題があろうか。
が、ワシが問題にしているのは、その免罪符ほしさに正規の精密検査を受けられる市民が蹂躙され不当に扱われることに納得している山梨歯科医師の現状を憂うわけだ。その証拠としての、初診時の精検の扱いたるや目を覆うではないか。
世界中のどこを探しても、歯周病の検査が2種類ある国をワシは知らない。ましてや病態に応じて簡単な検査と精密な検査が存在する国も知らない。勉強不足なら謝罪するが、ワシの訪れた20カ国ではお目にかかることはなかった。で、日本の歯科医師は言う。
「保険診療は色々あってね、そのかわり最後は自費で頑張れば良いんだよ」
何という横暴だろうか。誰のための治療なのか。保険診療がまるで異質な特別な診療体系であるかのようなこの発言をする歯科医師は多い。こう言う人たちを厚労省官僚は影で「やはり歯科医師はバカだなぁ」と思っている。だから「精密検査だけじゃ理解できない歯科医師が居るからバカでも出来る基本検査を用意しとけば良いんじゃない?」
疾病治療と再建治療の峻別が出来ない歯科医師達は保険診療を担保にしているくせにその治療を否定する。まるで「クレタ人は嘘つき」論だ。
そしてその否定の上に自費の診療を持ってくる。いや、端から自費のみで成り立たせている歯科医師は至極立派だが、あくまでもその歯科医師はただの御殿医。社会に貢献しているとは考えられないし、当然その先生も知ったことではないだろう。個人主義で行う医療だもの。それはそれで否定はしない。
だがワシは到底賛同できない。どんな偉そうな厳しいことを言っていても全く賛同できない。そういう偉い先生は昔から居るが(笑)。とことん大嫌いだ。
しかし、そういう臨床哲学と今回のような非常に社会性を加味しなければならない哲学とには、日常を生き抜いて仕事をしているワシらのような最前線歯科臨床医には大変な問題であると認識しなければ、次世代までも「保険はグレーな部分がある」と意味不明の伝承を残してしまう愚を覚悟しなければならない。
診断して当たり前のことを当たり前に処置する。例えばエンド。この点数では材料的にも赤字になるから患者に知られないように手を抜こう。。。。こんな事をまかり通らせるシステムに問題があるはずなのに、その改善取り組みを全くしようとしなかった老害とも言える過去の歯科医師を、(ハウツーのセミナーは結構だが)そんな人たちをワシは本当に恨んでいる。じゃあおまえはどうなのよ?と問われるだろうが、当然表には出ないけれど厚労省に実現改善させたものはありますよ、だからこそ言っている。
だから、今回のようなケースでもシステム的欠陥なら沢山声を上げ改善させなければならないでしょう。これは誰のためではなく、患者のためというそもそも論なのだ。
さあ、偉い先生方、、かかってきてください(笑)。
ていうか、偉い人はこゆの「こいつナニ吠えてるんだ?」とほっとくかぁ(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿