5月 07, 2017

衛生士不足という記事が地方紙に

本日(5/7)の地方紙新聞に衛生士(以下DH)不足の記事を発見。3面のかなり大きな部分を占めていた。ソースのきっかけはだいたい想像がつく(笑)。そして、これは紛れもない事実なのだ。。

25年ほど前DHのあまりの不足状況を、ある大学を設立しようとしていた教授先生に相談したところ「じゃあさ、一緒に学校作ろうか」と言うことになって、故近藤先生と供にあちこち積極的に動いていた。計画に伴う資金調達も順調に進み、えっ?と言うほどの膨大な資金のめども立った。
その後、、、、、バブルがはじけ、、、、「ノーザンカレッジ(仮)」計画は見事に吹き飛んだ。しかしその後も規模を縮小しながらDH学校の申請書は毎年のように県に提出したのを覚えている。加えて県内の某DH学校のかなりの抵抗でなかなか話が進まなかったのも覚えてる

そして、全くの別系統で八戸にDH専門学校が出来ると聞いたときは本当にうれしかったものだったが、それに抵抗する意味不明の歯科医師達が猛烈に反対していたのも覚えている。なぜDH学校が出来ることに反対なのか全く理解出来なかった。この業界の未来と八戸というエリアの歯科的レベルアップには必要不可欠ではないのかと、憤慨したモノだ。

それで、今更のこういう記事で、「なんだかなぁ」という気持ちでいっぱいになる。技工士(以下DT)問題もそうなのだが、このパラデンタルスタッフ問題でいつも議論になるのは、仕事に対する情熱をいかに教えてあげられるかだし、そして勿論待遇の問題で有りその鍵を歯科医師が握っていることだ。DHなんか雇う余裕はないしアシスタントで十分と言うドクターが7割もいた時代もあった。今でもそう思っているドクターもたくさん居るだろう。DTに関してはなおさらだ。DTの離職率の異常な高さも、まともにまともな仕事を与えない歯科医師の責任だと痛感する。

社会でもよくある話だが、己のスキル不足と知識不足マネージメント不足を棚に上げて元締めや人の所為にするのは、プロの流儀に反するのではないか。たとえば保険診療の評価が低いからこういうことになるとか保団連などはよく言うけれど、ホントか?

評価額が上がることをワシは反対はしないし、ワールドワイドで低過ぎる評価も周知している。しかしワシは多くの誰かを信用していない。保険評価額が上がれば歯科医院に良い車(たとえば)が並ぶだけで、パラデンタルスタッフの給料や待遇がうんと上がるとは思えない。プロの流儀を確実なものにして、良い車だけではなく、DHの将来性のある夢と希望と待遇や、DTの新しい確保、それらに伴う設備投資を、いったいどれだけのドクターが行うのか。

ある統計では、年商1億以上の歯科医院が全体の3%と出ていた。さすがにこれは嘘だなと思いあれこれ調べると5〜6%のようだ。全国7万件が実働医院として僅か4000件程度?
新規に開業する先生はこれを目標にするのだそうだが。。。。。。

つまり、こういうことに付随してのパラデンタルスタッフ問題であり、全ての問題は歯科医師側にあるという考えは、ワシは当初学校を作ろうと思っていたときから何も変わっていないが、それに同意するドクターは非常に少ない。なぜなら、たとえば、保険診療と自費診療と自由診療の違いすら理解出来ていない御仁が大勢居るではないか。

いっとくが、だからDHが少ないんだよ。だからDTが苦労するんだよ。全部歯科医師の責任なんだよ。今更の新聞記事のようなDH不足問題は都市でも地方でも30年前から何も変わっていないし、変えようとしない歯科医師がいる限りそうとう無理だね。

ま、ワシは、勿論この問題は解決に向けて頼まれれば手伝うけれどね(笑)。あ、歯科医療過疎地だった(笑)。この辺には染め出しするDHがいないんだった(笑)。えぇ、新宿橋本歯科にはかないませんよ(笑)。
(そういえば何もコメント来ないなぁ、、餌が悪かったか(笑))







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