医療関係の仕事をしているので(もちろん)、今でもCTやレントゲンの時、放射性物質や放射線の話、被曝の話、良く聞かれます。以前もそのまた以前も書いたかもしれませんが、、、2011年の自分の書いたのを参考にしながら。。。
思い出せば、山本太郎軍団の影響で、首都圏での鬼子母神現症は狂気の沙汰でした。我が子のために人の子を喰らうがごとくの狂気が、ふくいち原発の事故のおかげで蔓延していました。水道水に放射能物質だぁ、我が子に飲ませられない、水買いだめ、現地に水不足、つまり、原発周囲の子供達の方が圧倒的に深刻な汚染水問題を抱えているにもかかわらず、そこに届くはずの水は首都圏の買いだめで枯渇したのでした。何らかの事故が起こると、それは何であれ、エゴがむき出しになります。そしてそれに愉快な仲間達が拍車をかけました。
2011年終わり頃に話題になった肉の話もそうだけれど、冷静に分析しようよと言う事で色々調べて、患者さんくらいには正しい情報をと私は考えました。当時、福島の肉は、毎日200グラム365日食べ続けて3.0ミリシーベルト。医科用CT撮影1回分の被曝の半分です。当院の歯科用CTは医科用CTの1/20。ドイツ人の開発担当者はこっそり、プロテクターなんか全く必要ないけど決まりだからね、、と。それほどの被曝量。月一で欧州往復するビジネスマンはその何倍もあびるのだけれど。危ないからと子供を欧州に避難させた母親はそのことを知っていたのだろうか。
とにかく、騒ぐのはやめるべき。今でもその手の市民グループは風評をまき散らしている。近代生活リスクというのを聞いた。放射線も含めて、電磁波、排ガス、たばこの副流煙、食品添加物、中国製品(笑)等々。これらのリスクの上に私たちの生活は成り立っていて、そのうちの放射性物質だけが注目されている。
自分が無知だったその昔、好物のディチェコの乾麺の購入を控えていた。その理由はチェルノブイリのブツがイタリアに流れてきたと報じられ小麦が汚染されたと報じられたからだった。ところがその時期の微量な汚染のロットなど全く関係なく販売され、買う人の意識にゆだねるという会社の姿勢に怒ったものだった。しかし、よく考えればあれは正しい。子供の隣でたばこを吸う奴がいれば、その子供が年間20ミリシーベルトどころの騒ぎではない発がんリスクを抱えるのだと、大いに騒がれるべきことのはずだ。
1960年代、世界中で行われた核実験祭りで、例えばストロンチウム濃度など現在の数百倍から数千倍だった。新潟では支那の核実験後1000倍を記録しているし、東京でも100倍だった。だから青森県でも小学生の自分が育った七戸町の田舎でもフォールアウト被曝は今どころじゃなく物凄い量だった。その草食ってた牛や羊、何も考えず美味しいと食ってたし。
70年以上前に我が国は核を落とされて、なおかつこの状況で、反原発プロ市民グループの言い分なら、広島は数十年人が住める状況じゃないし、日本中不毛の地になっているはず。チェルノブイリのせいで奇形児が異常に増えたとする報告が本当に正しければ、日本中奇形児だらけのはず。しかし、浴びまくりの私とか普通だし(笑)、その後の日本の癌の発生率は1970~2018年まで、人口増加比例を考えると何も代わってはいない。
これどういうことですか?現地被曝でさえ1.003倍の発がん発生率増加にヒステリックになる前に、もっと危険なものが沢山あるのだからそれこそ無しにするべきじゃないのか?
挙げ句の果てに、福島の子供達に甲状腺癌の穿刺吸引とか狂気じゃないだろうか。
ある女性の方67歳。当時日立在住。ふくいち事故現場に比較的近いから(本人談)色々浴びていると言われた(反原発グループから)。当時水道水は危険だから飲むなと言われた。だから小屋一杯買いだめして米をとぐときもミネラル水でやる。あと10年で私が死んだら原発の所為だと確信する。そうでなければあと30年は生きるはずだ。遺族に訴訟するように言ってある(反原発のグループのアドバイス)。絶対に勝てますからと言われ、子供達や孫のことを考えるととても心強い。
そして今、元気に同じ質問を私にする(笑)。
普通におかしいでしょ。狂ってる。ニューヨークタイムズのチェルノブイリの時の社説。「健康被害も環境被害も恐れられていたよりはるかに小さく、公衆が受けた最大の被害は、誇張されたリスクに基づく精神被害」
野生動物の楽園と化した現在のチェルノブイリ周辺の状況は、1000年人が住まないと言う意味での楽園と言うことなのだろうか。
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