9月 18, 2020

映画の良さを痛感していた

カフカ的k氏が来院して、最近はあまりお話をしないのだが、メインテナンス前に久し振りにちょこっとお話が出来た。新築祝いでお酒とTシャツを頂いたお礼も言わなければと思っていたものだから。Tシャツと言えば、私は彼に頂いたブラックジャックのTシャツを、インプラントオペの時に着るのがジンクスになっていて、特に大型のオペの時はとても大切な儀式なのだ。

久し振りにある映画のDVDをいただいた。ありがたい。彼から頂いた数々の映画は、私の五感を常に刺激する様に選択されているので、ただ単にかっこいいとか、ただ単にステキだとか、そんな生やさしいものは一度ももらったことがない。久し振りにもらった映画はまだ見ていない。連休の楽しみにとっておいた。

そんな映画脳に瞬間移動した時、ふと思い出して必死にネットを探した映画がある。イランの映画だ。どうしても題名が思い出せなくて、検索に検索を重ねていると、なんと、自分のブログに引っかかった。まあ、20年も書いてれば時々そんなこともあるのだが、結構驚いた。なんと2007年の9月17日の書き込みなので、カフカ的K氏が来た日ではないか。なんというリンクだろう。

http://www.f-arts.co.jp/iblog/B919859032/C1905019242/E20070917181441/index.html

素晴らしい映画だった。金に物言わせるハリウッド映画も、まあ、活劇としては面白いのだが、こういうアジアの資金難だろう制作映画は、驚くほどの緻密な脚本や素晴らしい俳優陣とあいまって、レザ・ミルキャリミ監督の演出が、世界的にも全く引けをとらないものすごい映画となっていたと思う。

「こんなに近く、こんなに遠く」(2004)だけではなく、彼の作品には心打たれるものがあるが、「花嫁と角砂糖」とかも秀逸なのだ。DVDとかにはなっていないので、NHKアジアフィルムフェスティバル?で私は見ただけだから、なんとも悔しいし、何とかまた見たいのだ。どこかにないのだろうか?幾ら探しても見つからない。

カウリスマキとならんで、好きな監督として名前を記憶しておこう。マニアな感じに聞こえるかもしれないが、良いものは良いという話。というか、久し振りに映画の話(笑)。

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