9月24日、朝から第2議員会館に向かい保団連主催の歯科技工士不足問題に関する懇談を厚労省医政局メンバーと。厚労省側の出席者の名前は控えます。マスコミ非公開だったので。で、保団連側の出席者は、S協会の何とか先生が司会で(しらん人)、こちら側だけのシナリオがあるみたい。しかも厚労省はこう答えるんじゃないかという予想発言と、こう答えたらこう言う質問で追い込む、、みたいな(笑) バカですね。意味ないじゃん。しかもこのシナリオ的外れもいいところ。技工士問題に関して何回やってもこれじゃあ、いい提案ができるわけがない。なんのための懇談よ。ガス抜きじゃ無いんだから。こういう部分でもうバカすぎて話にならない。
技工士学校の校長や技工士会の会長や、なぜなんだろうという出席者にちょっと辟易。だって、みなさん自分の言いたいことを一方的に機銃照射して相手方の厚労省とキャッチボールにならない。こりゃ確かにこの30年なにも解決しないわけだ。そもそもなぜ技工士問題が表に出てきて、これが30年もの間解決出来ずに放置されて、なおかつ現症として技工士がいないと。余談だがH協会の何とかという先生(しらん人)はなんか心を病んでいないかしら。仕草話し方がまさかのADHDライクで厚労省側も困惑しているのが本人はまるでわかっていない。これも話にならない。
まあ、とにかく時間になり、この懇談を紹介介在してくれた代議士は厚生族では無いけれど、最後に苦言。これを私になりにまとめると「ちょっと、なに言っているのかわからない」という質問でした。大の大人がこれだけ集まって恥ずかしい。ちなみに私が提案しようと持って来た山形の佐藤先生の緊急案は司会者のS協会の先生の独断で破棄されました。言いたいこと(提案では無く文句)を時間を守らず言い続ける人を制止も出来ず、逆に貴重な提案を出さない、、、やはりバカですね。私は何しに来たんだろうと自問自答。佐藤先生すまん。しかし終了後短時間ではあったけれど、歯科保健課課長補佐に直接手渡し詳しく説明。非常に理解を示していただいたと思う。この方はいずれもっと偉くなる人なので正しく付き会いたいものです。ルールは官僚が作りますから。
ここで、そもそも技工士の困窮問題がなぜ起きてきたかを簡単に解説します。故橋本龍太郎厚生大臣の時にさかのぼりますから、1987年以降になります。ちなみに青森協会として非常にお世話になっている橋本岳氏は次男坊ですね。この頃技工士の過酷な労働環境や低賃金の問題解決として橋龍が提案した7:3という歯科医師側診療報酬の取り分指針。歯科医師が3で技工士が7としてこれで状況を確認しましょうと。ところがこの時代の歯科医師はポンコツばかりで「7割も技工士にやったらこちらの取り分が少なすぎる。元はと言えば診療報酬が低すぎるからだ」と問題をすり替えてしまい、誰もこの7:3を守らなかったものだから橋龍は激怒して、「歯科医師の馬鹿者共の言うことなど金輪際相手にしない」と言い放ったのでした。そしてこのままずるずると30年以上経過し、保団連がこの問題を気にし始めた同時期までさかのぼるというわけです。勿論この間歯科医師会も様々尽力しましたが、全国のポンコツ歯科医師達の共感を得るまでには至っていないのが現状なのだと思います。だから今こんな状況なんですね。ちなみに私は当時からきっちり技工士7割を守っていましたし、それ以上の評価を出したときも有ります。だから現在も当院は困窮しているのかもしれません。しかし、それは技工士の所為ではなくそこから抜け出さない歯科医師の問題でしょう。
技工士は基本的に2極化しています。上等な歯科医師達と連携を組み最新技術と自身のスキルを駆使してそれ相応の技工料金を請求し当然それに答えることの出来る歯科医師が支払えば、年収1千万超えの技工士も存在するようです。しかし、保険診療と旧態依然としたアップデートしていないシステムではポンコツ歯科医師からのダンピングに身を切って答え、そういう取引から抜けられず、精進したくともそんな時間も無理で時給500円に泣く泣くすがりつき長時間の労働を心をすり減らして食らいついている技工士もまた沢山いるわけで、結果、勿論離職は凄い数なのです。若者達は歯科技工の未来が見えないので、技工士学校にも行くわけがないのです。進路相談の先生も勧めるわけがないですね。そこにポジティブな提案をして未来を明るく出来るのは歯科医師しか出来ないじゃないですかね。
この為体が国の所為だけなのだという理屈は私は納得出来ません。どこまで行っても歯科医師の所為ではありませんか?パラデンタルスタッフとして捉えていない歯科医師が多いものだからの結果ではないですか。診療報酬が低いままでも技工士とwinwinになるためにはどうすればいいのかを真剣に考えてこなかった結果でしょ。人のネガティブ本能がむき出しですね。
解決の糸口はなんだろうと言う事を、午後から議員会館を巡り議員本人はこの時期いませんから秘書の方々と、佐藤先生の提案を元に7件ほど色々お話ししてきたわけです。佐藤先生の提案は技工士不足を解決する一案として、時限的歯科技工士の外国人就労ビザに関するお話で、私は賛成です。詳細はここでは避けますが素晴らしい提案なのです。ただこの提案を提示するとき、どれ位の技工士が全体で、いつと比較してどれ位少ないのか、また何処でどれ位少ないのか、という基本的なデータが無いので、提案を実現したとして何処でどれ位のどんな効果があるのかも不明だと考えられます。最近技工物納期が少し遅いよね、、くらいの感覚の歯科医師が実に多く、現実問題としてピンときていないのでしょう。
しかし、いつまで繰り返すのかこの話題(笑)。私のブログ https://dentalkuma.blogspot.com/ の左上検索で「歯科技工」と検索して見てください。このブログに移行してからもこれだけ書き込んでいます。そして自分の無力もあって、、そう、、今まで殆ど何も解決していませんわ。申し訳ない。
0 件のコメント:
コメントを投稿