9月 16, 2024

なんだか、インプラント学会に参加して

 私が口腔インプラント学会に加入したのは1986年頃だったので30年以上前になる。だから登録ナンバーはすごく若い(笑)。高木先生ほどじゃないだろうけど。当時のインプラントは大学ではなく臨床開業医がその主導を持っていたと思う。特に関西方面。そして、殆ど埋入経験のない大学の先生が認定医や指導医だったりした(笑)。

そういう感じの集団の延長だか先端だかにあったらしい日先研というなんだかよくわからない組織の、仙台でのインプラント100時間コースというセミナーに、多分第1回生として参加した。1年に及ぶ長い講義で強烈に印象に残っていたのは、最初の数時間の一条先生の解剖と、最後の2日間における小宮山先生の講義だろう。この小宮山先生の講義後、「これだけで良いじゃないか、今までの講義は何だったんだ??」とその理論と哲学と科学に心底傾倒したのだった。最終の講義後、小宮山先生に出来た直後(というか作る予定だったかもしれない)の赤坂のブローネマルクインプラントセンターに来て勉強しないかと誘われた。当時貧乏な開業医で、もうお金がそこをついていて、残念ながらお断りした。これが最大の後悔かもしれない。これ以降クラブ22にはそっぽを向かれる、そっぽを向く、、インプラント人生だった。以後、ほぼ一匹オオカミ、、いや一匹犬で、しかして、ありったけの力でインプラントを正しく進めてきたはずだ。

海外のAOやEAO、ICOI等は欠かさず参加したのに、日本口腔インプラント学会は殆ど参加したことがない。理由は大人の事情(笑)。しかし、不思議な物で、山形の高木先生の人柄にやられたのが20年ほど前で、それ以降は、高木先生や今回のチェアマンの遠藤先生に誘われるとなんだかいやと言えない感じで、いやむしろ楽しみだったりして。


と言うことで、今回の山形のインプラント学会は400名以上が集まる盛大な大会となって幕を閉じた。今回の演題で特に素晴らしかったのは,最近特に気になる自分の30年以上ケースの患者さんが著しい高齢となり介護の現場で手に負えなくなる臨床の崩壊状況の共有だった。ロングタームの症例報告は沢山あるが、訪問診療現場のエキスパートの菊谷先生の「毒」(今回はそうでもなかった弱毒かな)や黒嶋先生のデータ分析から来るインプラントとフレイル理解の重要性や米山先生の実際の崩壊現場報告考察等など、ここまでの素敵な話は日本のインプラントの学会では殆ど聞かなかった。むしろもっと時間を割くべきだったと思う。

6〜7年前からEAOにおいて鹿児島は都城の田中先生のお師匠さんであるところのジュネーブ大学のイレーナ先生は、口を酸っぱくして何度も何度も「皆年をとるんだよ〜、だれでもだよ〜、あんたもあんたもあんたもね〜!」と偉そうな、私は知らん(笑)ドクターを指さししていた。その背景のフィロソフィーは今回の話と同じなのである。

チャンピオンケースの手技と結果の自慢話に終始していたインプラント学会のそれなりの歴史に、チェアマン遠藤先生は石を投げたのかなと。この石は当たり前の普通の石なのだが、なぜか皆避けてきたので、訪問診療を一生懸命進めている先生方は憤りを感じていただろう。

インプラント野郎達から、天然歯だって同じじゃないかという声を実は沢山聞く。しかしそれ、先生!、訪問診療で崩壊現場を見てないでしょ(笑)。全然違うんだから。歯科医師が何処まで責任を持ってその人の人生に関わっていくのかという哲学を、インプラントだけではなく全ての補綴に当てはめて考えなければならない。そして黒嶋先生や菊谷先生のデータが裏付ける「年老いることとインプラント治療との明確な相関関係の光と影」を各自真摯に考察するべきなのだ。お互い頑張っても頑張らなくても「ピンピンコロリは10%」の事実とフレイル下降線の歯科的救済の有無、、だろうか。

まあ、兎に角、普段私が思っていたことを、見事に代弁してくれたメインシンポジウムでした。最後に、河奈先生の外科の基本のキの字の再確認や、夏堀先生のメカニカルな考察とリカバリースキルと、どちらの先生のお話も秀逸であったことに疑問の余地はないのです。

最後に、何で特別講演の話ばかりなの?と聞かれたらこう答えます。それ以外は聞いてませんでした(笑)。


8月 08, 2024

google独禁法違反と口コミレギュレーション

久々に毒吐く(笑)

 googleの検索が、日本で言うところの独禁法違反というニュースが来たが、よく理解出来なかった。まあ、いろんな検索サイトに飛べば良いのじゃないのと思ったが裏があるのかな。メジャー級の検索なもんだから、袖の下で上位にのっけますよとか、変な口コミ消しますよとか、その手のビジネスがらみで盛んになっているわけで、まあ独禁法?? しかし、それとは別に特に私が気に食わないのは、口コミで星一つ付けてコメント無しでとんずらする奴(笑)。例えば、SBY先生のところがとんでもない無能営業人に嫌がらせの星一つの評価されたりね(笑)嫌がらせな星(笑)姑息だよなぁ。。私も何度か経験あり(笑)

しかし、これって規約違反だけじゃなく立派なカスハラだろう。そんな姑息な奴の他の書き込みとか覗くと、まあまあ独りよがりの自分が王子様お姫様みたいな対応じゃないと気に食わないヤカラだったり(笑)、星沢山付けてる所は自分の言いなりになって上げ奉ってくれるとことか(笑)しょうもないわね、勝手にしてね。

つい最近も、うちに(笑)星一つ付けて無言でどっか行った奴がいる。医院としての評価とかを私が気にするとかじゃなく、何よりこの人間性に無性に腹が立つ。こんな奴が増えてきたので、日本社会は不毛になってきているんだと実感。例えば医院の評価なんて千差万別で当たり前。お互いが「人」なので星一つ付けてもコメントしてくくれれば、状況も理解出来るし、反論も出来るし、同意も出来る。そしてなお、嗚呼、この人はこういう人ねと納得も出来る。そして、よく考えてほしいのは、全員が全員最高な感想持つわけがないでしょ。物品や食品じゃないんだから。いや、物でも好き嫌いはあるわね。

笑ったのはとある高級ブティックの幾つかの口コミ評価。星5個付けた人はで「素晴らしい品質デザインとサービスに脱帽」星1個付けた人は「非常識な価格に憤り」。ゲラゲラゲラ。物でさえこの有り様。ましてや形のないサービスや人となりならなおさら。

まあ、あなたの思うような医院にしたからもう一度来てみませんかなんて冗談じゃない。他の気に入っているか、特に気になるわけでもないような方々1000人に対して、私は気分悪かったと感じた1人の何をサポートするのかしら?ま、これこそカスハラの典型だから昨今の企業も自分とこのスタッフを守る方が優先順位は上のはず。三波春夫以来の、「客は神様思考」も、もうそろそろそのおかしさに気がついてきたというわけですかね。特にこの国は顧客に対しての態度が異常にへりくだって、こりゃおかしいと感じる事が沢山ある。日本特有の心のこもったおもてなしとは違うからね。ただのモラルレスなわがままを許容している感じの対応は、海外に幾度となく出かけて感じる事の一つですわ。

そもそも、なにか悪くしよう!なんて考えてお仕事している人はいない。そこが理解出来ないのだろうね、カスハラ野郎は。100点ばかり取れるわけがないが60点は頑張って行けそうと言うのが理解出来ないのだろうね。「オレの私の前で100点取れよ」というカスハラ。じゃあおまえ達は完璧な人間なんだねと問おうが、なんて言ったって匿名万歳野郎達だから(笑)。卑怯千万!!

昼食など取る時間もなかったり、夕食など午後10時を過ぎたり、しかし自分の仕事は天職だと思いながら家族や子供達を犠牲にして成り立っていたり、想像できない過酷な時間があったり、理不尽な事象が多々出てきたり、だからといって、凄い大変なんだよとは微塵も見せず黙々と頑張っている多くの人達に対して、あくまで個人の意見とは言え、好き勝手なことを書いたり星付けたり、そんな世の中を良しとしているこの人達の気が知れないわね。アマゾンの不良品や詐欺まがいのレビューとは違うんだからね。

ホント腹立つわ。誰だよおまえ(笑)名乗れよ。と言いたくなる気持ちわかりますか?さ、炎上させなよ、このブログ。ただし何処の誰かがわかる実名だよ(笑)。卑怯な戦いに負けてはダメだと思っている。




6月 30, 2024

一年ぶりのタイに思う

東南アジアは多分、水が合わない。東南アジアメシ不可欠の香草も好きじゃない。特にパクチーは私にすればドクダミ臭で、小学生の時、学校裏のくみ取りトイレ(小学校が水洗になったのは昭和45年5年生の時(笑))の周りの大量のドクダミ草取りを何かの罰で何度も命じられたときの匂いなのだから。


今回一年ぶりに来たタイはバンコック。到着して2日ほど腹を壊した 。拾い食いなどはしてないし、超怪しい屋台メシもいただいてはいない。なのにだ。しかし水が合わないのにまた来たくなるのは、大きなエネルギーを感じもらえるからなのかもしれない。数年前、タイじゃないがベトナムのダナンに分院を作ろうと思い立ち、エージェントを絡めて色々動いた矢先、円がドンドン安くなっていき途中で断念した。この時の工作情報は全て保存しているので、コレから興味のある方にはあげますので連絡ください(笑)実はコレはもっと以前に企画したホーチミンプランに続いて2回目なのですがね(笑)。その時も挫折(笑)。


だから、タイも悪くない。貧富の差がとんでもないが、バンコックの意識高い系な高所得な人々は確実に増えているようだ。私は嫌いだが、この手の人達を相手にビジネスをするにはとても良いチャンスなのかもしれないと思っている人が増えたんだろうか。兎に角、バンコックのエネルギー量は毎日の交通渋滞に代表されるように大変なカオスとなっている。これは20年前のムンバイで感じた同じエネルギー量かもしれない。アイコンシャムに代表されるようなどでかいショッピングモールが幾つかあり、何処も大賑わいなのに、方や小さな裏路地の商店街や市場、そして別の国に迷い込んだかのような薄汚れたゴミだらけの中華街(タイの人口約7000万人に対して支那人は1%の70万人らしい)の賑わいも相当な物で、まあ、田舎者の私は確実に「人に酔う」「なんだかわからない匂いに酔う」。

市場の中は、特に花市場の中は、若い職人さんから高年齢の職人さんまで豊富で、継承も今のところかなり上手くいっているようで、引きこもりの若者の話は殆ど聞かないし、横暴な老人の話も殆ど聞かなかった。ただ、やはり気になるのは圧倒的な貧富の差。コレに拍車をかけているのが支那人らしいとの話をタクシー運転手から聞いた。だから彼は支那人は本当に大嫌いで、この国から出て行ってほしいと。もちろん彼らは相応のお金は持っているけれど、自分たちの国はそんな支那金に頼るほど落ちぶれちゃいない、、、、えっ、どこかの国の岸田首相に聞かせてやりたい話だな(笑)。

正直な経済感想としては、今のタイはほぼほぼ日本の物価価値と同レベルだと思う。コレ日本だったらこれくらいの値段だな、、と思う現地値段がほぼ同じ。これは脅威じゃないのか?支那の顔色ばかり気にしている我が国はダメなんじゃないか?

昔のように、東南アジアの旅行は物価が安くて助かるわ、、、じゃないね。カンボジアも急成長、ベトナムだってもちろん。ラオスはまだらしいが支那がどっぷり入り込もうとしているのに抵抗しているらしい。そして東南アジアを語るときどうしても外せない、かなりの数の支那工作員の暗躍。もうさ、何処にでも湧いてるバグじゃない?

今、一帯一路の選択をして苦しんでいる国々の一つにタイがあるかどうかは知らない。でも、今回、そういえば、支那の不動産経済が崩壊寸前なのか、高層ビルの建設途中で廃墟になっているらしい高層ビルを幾つか見た。支那の会社だそうだ。その昔、山田長政が日本人村を作ってタイに貢献した理由は、今の支那が貢献しているふりをしている状況とは、そもそもがまるで違うんじゃなかろうか。

空港までの帰りのリムジンタクシーの運転手さんに250バーツチップを渡したら、めっちゃ喜んでいた。まあ、手持ちのバーツを全部渡しただけなんだけどね。そういう所がまだまだ嬉しいタイ。多分、近いので、、、また来ると思う。(笑)


6月 11, 2024

様変わりしたように感じる今年の顎咬合学会

 1993年(平成5年)まだ保母先生がこの学会の会長時代、咬合の問題を詳しく勉強したい思いで入会した。と同時に認定医の試験を受けた。自分も若かったし、これからの歯科を考える上で咬合の重要さと面白さを、アプローチとベクトルの違う他の研究会学会と同時に参加していたため、とにかく楽しい学問だと感じた。日常臨床にすぐに落とし込める学問の中で、ダイレクトに結果がわかるのもとても有意義だった。

この30年の間、コロナの4年間?を除き確実に毎年参加はしている。臨床医の集まりというだけでなく、世の中の動向やトレンドに反応していく学会が、大学主体とは違いやはり面白いと感じていたからだ。


しかし、15年ほど前からの少しずつの変化に私は敏感ではなかった。そして10年ほど前からは基調講演だけを拝聴し、あとはスーパー後輩の茂木先生なんかと裏ぶれた下町屋台や居酒屋に強引に連れ出して飲みに行くのがこの学会のお決まりになっていた。なぜかというと、非常につまらないと感じていた内容になっていたからだろう。上から目線で申し訳ないが、お金になるペリオとインプラントとマーケティングだらけで、本来ならペリオと咬合とかインプラントと咬合とか、そもそもの考えなければならない話題が皆無になってきていた。私のブログで「顎咬合」で検索してみるとどうやら大きく変化してきたのは2010年過ぎたあたりのようだ。その時期の会長や主催者の苦悩がよくわかる。・・・・咬合では人が集まらない、、、、咬合では経営に繋がらない、、まあ、そんなところか。仕方ないかもしれない。開業医の集まりの開業医の学会なので学問的視点の切り口が別なのだから。



で、今年だが、咬合が戻ってきた!メインディシュが戻ってきた。かつて私が感じたデザートばかりが多くて
メインディシュにありつけないと言った感想を思い出す。今で言うならサブスクだらけで、元のアプリって何だっけ?という状態が長く続く。大会長の主張もあるのだろうけど、苦悩の末の客寄せ感が満載すぎた。


今年の開催は実にメインディシュが並んでいる感想。これなら私が一番脂がのっている時分なら「ワシにも話させろ」という感じ。一番あれこれ出来ていた時期、あちこちでプレゼンした物だが(最近の私の咬合の話はこれ)、この学会だけはやっていない一番の理由は肌の違いだったのかもしれない。まあ、誘われもしなかったし、私もそれほどの物じゃなかっただろうし(笑)。そういえば、苦手な先生だらけの時があった。その頃、大学の四国は高知の後輩が興味深い咬合関係のプレゼンを小さな部屋で何度かやったが、やはり彼もまた、私が肌の会わないイケイケ先生方が嫌いらしく、数度のプレゼンの後「ダメだここは最低だ」と言う台詞の後、参加しなくなったのを覚えている。かなり優秀な後輩だったが、咬合理論に一途すぎたのかもしれない。


当院卒業生の小澤先生の、短いながらのプレゼンはとても秀逸だった。こういう話を20年前から様々な視点と様々な地域で繰り返す先生方が、この学会に沢山いたとしたら、是非とも私も参加して盛り上げただろう。なんていう感想が今回の非常に有意義な内容だったのかもしれない。来年これにも増して素晴らしい学会に進化することを期待して楽しみにし様と思っている。私は佐藤先生や青木先生グルーブに内心とても感謝している。顎咬合学会を本来の形に誘導してくれた今回のプレゼンの数々だったのではないでしょうか。来年もお願いいたします。






5月 22, 2024

ホント話にならない内閣だと心底思う

日本政府が中国の分裂に加担すれば「日本の民衆が火の中に引きずり込まれる」 

今の政府与党にこのトンデモ発言大使を強制帰国させるほどの腹の据わった政治家は見当たらない。日本人が火の中に行くだと??

今の自民党は「遺憾砲」と「抗議砲」という空胞ばかりで現実的な対策は何一つない。岸田内閣は我々のために何をした??スパイブイさえ撤去できない。

世紀の最低支持率を何とか回復させようと4万円の減税だが、給与明細に明記せよとか超煩雑になる事務方の想像も出来ないダメダメ岸田内閣。しかも、何のために??とくだらない野党に揚げ足を取られるに決まってるじゃないか。

こんな大変な中での減税ですとか言うために、国の借金という相変わらずの詭弁も財務省の言いなり。そんな訳ないだろ!と、気がつく国民は少なく、財務省のキャンペーンに総乗りのマスコミ。
支那にもの申せない何も出来ない、朝鮮にもの申せない何も出来ない、米国の犬に成り果て何も出来ない。我が国は本当に独立国家としての体を成しているのだろうか?

あげくの最低野党はこの駐日大使に同調するという。特に鳩ぽっぽ(笑)何人だおまえは。
だからこその、、何なんだ?自民党。こいつらと同じ狢か。
早急に我が国を立て直す肝の据わった政治家を求む!

しかし、間違っても甘言垂れ流しのれいわ党(教)信者にだけはなってはいけない。そういえば、選挙妨害で摘発されたつばさの党が唯一選挙妨害していなかったのが「須藤元気」候補。なぜなら山本太郎が出入りしていたため。と言うことはつばさの党の裏方は「れいわ」という構図になる。民主主義を根底から否定しているその親玉と言うことか。

かつてマルクスに傾倒した現老人世代の人は、マルクスの予言が次々的中してきている事を指摘したりする。資本主義はこうやって終焉を迎えると。
確かに、資本が暴走して庶民の暮らしが破壊され、空前の貧富の差が出てくることや、環境破壊による資本主義の疲弊、そしてグローバル資本の不平等搾取などは確かにあたっているかもしれない。自然を壊してそれを金にする構図は今も昔も変わらない。

しかし、我々は新たな自由資本主義というか、真の民主主義に移行していくのは必然であると認識しているわけで、まあ、そもそも我々は何のために生きていくのかと思考すれば、お金がそれほど必要なのかしらと自問自答すること自体が、世を捨てるわけではない証拠だと思うのだが。

そんな気の利いた奴はまあ、どこにもいないという事ね(笑)。

5月 11, 2024

スウェーデンの幻想を見る紹介本と

 美しい森と湖と小島が散在する国、スウェーデン。インプラントの父であるお方も、この国出身。そして予防歯科を始め歯科医学的システムの最先端を今でも継続していると思う。当院の衛生士数名も、カロリンスカ大学やマルメ大学の講義に参加させ、帰国後結構多方面で活躍している。

かくいう私も、インプラント関係でストックホルムの学会やイエテボリの講義に数度参加した。ついでに訪れたゴットランド島の閑静な美しさは、京都のそれではないけれど、実に心落ち付き、出来るなら数ヶ月でも住んでみたいと本気で思っていた。そして、歯周治療でも一定のレベルを維持し、スカンジナビアペリオの代名詞として、そのプロトコルは類を見ないだろうし、世界の教科書にもなっている。

しかし、訪問の回を追うごとにスウェーデンの暗部が段々見えてきた。日本で紹介されるこの国は、何故かいいとこ取りの話や景色ばかり。福祉の話にしても良い話ばかり。実はそれが全てではないはずなのだが。


数年前ストックホルムに滞在したとき、ストックホルム中央駅の回りは、スラブ系の人間でごった返していた。旅行者を品定めでもするかの目つきが、本当に怖い。集まっている理由はかつての上野公園のような炊き出しだ。北欧の福祉国家であったスウェーデンは、2015年、社民党左派政府の主導でシリアやイラク、アフガニスタンから16万3千人などのイスラム難民を大量に受け入れ、その後、人口の25%を占めるイスラム移民との社会統合に失敗し、麻薬組織と銃器犯罪で強盗犯罪率が欧州トップクラスに急上昇した。スウェーデン法務省の2022年9月の集計によると、両親がともに外国人移民である家庭の子供は、両親がスウェーデン生まれの家庭の子供よりも犯罪率が3.2倍高いことが分かった。安定していたスウェーデンの治安も急速に悪化し、社会問題となっている。まあ、そもそも世界的に武器輸出国として有名なわけでそういう暗部を元から見ないようにしている我が国なのだが。

そう、左傾化している我が国は、ひたすらこの道を歩む覚悟らしい。我が国の場合、島国という非常に不利益な地政学的条件なので、スラブに加えて支那朝鮮の大量流入は確実に国家を滅ぼすし、そのために我が国の野党と与党の一部が躍起になっているのは、相当美味しい利権が絡んでいるんだろう。

我が国日本をを我が国として愛し護りそのためには、腹をくくれる少数の政治家をきちんと育てる義務が私たちにはあるはずです。現自民党の媚中為体、空洞野党の無意味な反日立ち回り。外国人に支配されるマスコミ。全て私たちの責任ですというには重すぎますが、まあ、そうでしょう。

5月 08, 2024

日本が日本ではなくなる日は近いのか・・・

 国会でもネットでも、もちろん巷でも、今の日本の現状を危惧する声が大きくなってきている。しかし、何も変わりはしないのは、無知識無関心が横行しているためだろうか。

ちょっと前まで「ゆとり」という教育制度があった。犯人は文科省の例のJK貧困調査官(笑)。彼が今何を発信して何を言っているのかX等でよくわかる。要は、そう日本が嫌いなだけなのである。天皇制を酷く嫌悪し、共産主義を賞賛する。彼の仕掛けのために、とんでもない数の無知識無教養な若者が量産された。彼は工作員だったのか?

八戸の隣町の悲惨な山々

今、環境問題で一番重要なのは脱原発でもEVでもなく、脱炭素のビジネスに絡む自然破壊なのだが、反原発信者さん達のヒステリックな叫びが聞こえてこない支那製太陽光発電。ありったけの日本のカネが支那に流れる仕組みは、現自民党の金回りと相まって見事としか言いようがない。あれほど醜いパネルの山を原発大嫌いな人達は何も言わないし、それこそ地理的知識が皆無な多くの若者達は「えっ何処の話?」と釧路湿原の見事な破壊っぷりでさえ無頓着極まりない。国土が音を立てて壊れていっても何処の話なのかピンとこない。素晴らしい低脳教育のせいだろう。陰謀論者ではないが、何かの陰謀を感じる。

移民。世界各地で移民を選択した国々は排除に舵を切ろうとしている。しかし、もう遅いらしい。オランダでつい先日、ムスリム系ハマス支持の移民達が、オランダ人狩りを始めた。ベルギーやフランスやイギリスはもちろん、ドイツも。警察は日本と同じく移民に対しては寛容だ。逮捕しても送検しない。今の日本もそうなっている。と言うかはじめから目をつぶり、本国人が一番被害に遭うというおかしな現象なのだ。日本も同じだ。川口市あたりのクルド人達は殆どが不法移民だと聞く。金がほしくて、観光ビザで入国し移民申請に直行する。移民申請において観光ビザが下りること自体おかしいと日本国は入国時思わないのだろうか?かつてストックホルムの学会に出向いたとき、移民政策まっただ中のスエーデンは、中央駅で不法移民に食事を提供していた。彼らは今や、人の家に勝手に上がり込み住人を蹂躙して金品を奪い逃げ去る。この国では既にこんな事件が頻発している。移民政策の所為なのだ。ヨーロッパ各地で起きている様々な同様の事件の背景にはこの移民政策が影を落としていることは間違いない。日本も確実にこうなってきている。つい先日、埼玉のスーパーに泊めていた車にブラジル人2人が突然押し込みカネを要求強奪、そのまま逃走。コレが日常になる日は近いと覚悟した方が良いだろう。遠い国の話ではない。

私たちの美しい思いの日本という国は、安倍氏が殺害され、現政権になってからと言うもの、本当に音を立てて崩れてきている。与党の為体と支那とカネにまみれた汚泥のような政治を、頭が空っぽな揚げ足は取るがそれ以外は何も出来ない野党が後押しして、今の日本の政治が作られている。一体誰のために政治家は仕事をしているのだろう。そもそも論がどこかで空中分解している。一矢報いるために日本保守党が出来た。熱烈応援しているがまだ力が不足している。

労働者が不足しているので移民を入れよう!というロジックは完全に欧州で間違いだったと言われているのに、我が国は喉が渇いているから海水を飲もうという、知的水準の低いロジックを推奨しているわけだ。財務省も国民に嘘ばかりついて、国の借金とか大嘘を並べ増税を次々進め、それに反論できない政治家が山ほどいる。やはり、陰謀論者ではないが、何か大きな陰謀がありはしないだろうかと疑いたくなる。

我が国の大手マスコミは、ゴミのようなニュースばかりを垂れ流して、肝心の世界で何が起きているのか日本の根幹で何が起きているのか何も報道しない。ネットで正論を強く発信すると、どこからともなく現れる左巻きの妨害論者に殺人予告までされる。彼らの本当の目的はなんなのだろうと考えてしまう。やはり共産主義革命なのだろうか。世界唯一である数千年の皇室の歴史ももやはコレまでなのだろうか。

そうはならないと私は信じたい。

3月 13, 2024

常套句、、、、ふざけるな

中核派が支持母体のれいわ新選組信者をはじめとする左傾化した(特に反原発信者さん)アレな人達の常套句としてよく使われるのが

「次の世代の子供達の為に、、、、」と言う常套句。

いやいや、次の世代の子供のことを考えたら、とりあえず汚染されていると、非科学的な風評をまき散らした、そのヤバいと言われる食い物飲物を買い尽くして飲み食いし尽くしてくれよ、と、突っ込みたくなる。


自分たちで何もせず(ヒステリーな集会は死ぬほどやるだろうが)に「次世代の子供」をダシに使って、自分たちの主義主張を言っているに過ぎないと思うのは私だけではない。


かつて311の津波における福島原発の事故後、福島の子供はヤバいからその子供達の甲状腺穿刺をすべてやれとか、気が触れた主義主張をばらまいていた時も、この「次の世代の子供達」という常套句がいやというほど出てきた。

で、今13年経過して福島の子供や食い物は、見事にヤバいのか?。彼らにしてみれば当時の鬼子母神化はまだ続いているだろう

(鬼子母神ー我が子のために人の子を食らう)


さて、これって言ってる本人達の満足の為ではなかろうか。

そして、そう仕向ける偏向情報(本人達はコレこそが真実という)を相当流して、違う情報は真っ赤な嘘だと決めつけとことん洗脳し、信者を増やすかのごとく周囲の情弱者を騙してていく。 そう、まさしく、その時に必要な常套句なのだ。


そして、れいわ新選組教は、東日本大震災福島原発事故から13年で声明を発表。かつての風評の謝罪かと思いきや、出だしが凄い。「高濃度汚染地域、福島、東北にお住まいの皆さんこんにちは」と。中身は中共と韓国の立場に立った言い分で、見事にこの問題を偏向政治利用しているに過ぎない。東北に住む人間としてこの言動は決して許されるものではない。歯を食いしばって地元で頑張る人々を愚弄するこういう政治家が党首を勤める政党(教)をどう信じろというのだろうか?


決定的に足りないのは、どうやって現状を良い方向に持って行くかの実行と責任であり、東北全般に対する本当の思いやりと愛情なのだ。残念ながら彼らには批判のための批判だけが存在し、己を正当化するロジックだけが彼らのより所となっている。石川に無造作に出かけてあたかも支援をしているまねごとをして、被災者の食い物を食い、偉そうなコメントを発信する政治家だけは、腐敗した自民に比較してもまだなお最低な人達なのである。支持率が2%位あること自体全く信じられない。日本人はここまで落ちたのだろうか。


2月 26, 2024

情報災害を考えながら京急路線の眺め・・そしてめでたい

 またしても、繰り返される情報災害。能登の奥深くにその爪痕を残しているだけではなく、多くの人々の心に、例えようのない苦渋をまき散らしている。れいわ維新教は相変わらずその元凶だな。情報災害に惑わされてしまう不安を煽る信者様達が教祖の教えの通り災害をまき散らしているようだ。

久し振りに横須賀に向かった。高速な京浜急行の車窓から、上大岡を過ぎたあたりからの丘や山の斜面びっしりにギリギリに建つ家々を見て、大きな災害が起きたら(情報も含めて)自分の意志で逃げることは、避難することは、ほぼ不可能だろうなとふと思う。小さな谷があればそこに民家は集中して、そこから尾根伝いに家が上に上にと建っていく様はある意味仕方がないことなのかもしれない。リスクの高いところでの生活こそ、是非情報被害だけは回避していただければと思うのだ。


母校の神奈川歯科大学へ少しだけ見学に行った。「トンネル抜ければ、海が見えるから、そのままドンツキの、三笠公園で〜」というケンさんの校歌(笑)を思い出しながら、三笠公園まで。

以前来たときは、「艦コレ」マニアの女子が唸るほどいたのだけれど、今は残念ながら見かけることはなかった。あのブームの時、日本の艦名があれほどメジャーになったのは素晴らしいことだと思ったんですがね。

横須賀入り理由の、姪っ子の結婚式の日、前後は寒い冷たい雨だったのに、ピンポイントで晴れ渡り(日頃の何かかしら(笑))、森戸の神社での挙式、その後日陰茶屋、、www。前日は親戚に葉山マリーナメシに。学生時代の記憶が(笑)。それはそうと、親戚、甥っ子姪っ子、神歯卒業生5名神歯学生1名東歯1名日大歯1名、、身内だけでも歯科医師だらけではありませんか(笑)。関係ないけど。

なんにせよ、こんな素敵な身内に囲まれた平和で穏やかな日常が、ある日突然そうではなくなる瞬間を想像した時、自分達の意志でどうするか決めることを、備えて家族で話し合う大切さを、ふと考えてしまっためでたい今回の旅なのでした。。



2月 07, 2024

2月7日は北方領土の日です!

 本日2月7日は北方領土の日。私のこのブログの左上検索から「北方領土」と検索してください。過去のほぼ怒り記事(笑)が出てきますので。


国後島の素晴らしい景色

日魯通好条約(1855年)によると、日本は、ロシアに先んじて北方領土を発見・調査し、遅くとも19世紀初めには四島の実効的支配を確立しました。19世紀前半には、ロシア側も自国領土の南限をウルップ島(択捉島のすぐ北にある島)と認識していました。日露両国は、1855年、日魯通好条約において、当時自然に成立していた択捉島とウルップ島の間の両国国境をそのまま確認しました。

その後、樺太千島交換条約(1875年)にて、日本は、千島列島(=この条約で列挙されたシュムシュ島(千島列島最北の島)からウルップ島までの18島)をロシアから譲り受けるかわりに、ロシアに対して樺太全島を放棄しました。

日露戦争後のポーツマス条約において、日本はロシアから樺太(サハリン)の北緯50度以南の部分を譲り受けました。しかし、大東亜戦争に敗戦後カイロ宣言において日本が略奪した地域などから日本は追い出されなければならない、、とソ連がこの憲章に参加し言いがかりを付け始めます。北方4島は日本が略奪した地域ではない事は明白なのですが、現在のロシアの社会科の教科書もこの部分を徹底的に強調し、子供達を教育しています。

ポツダム宣言でカイロ宣言は履行されなければならない旨規定されています。ソ連はそれを逆手に取り日ソ中立条約を無視して無抵抗の北方4島を占領しました。1945年のことです。ですからサンフランシスコ平和条約などソ連はどうでも良かったのです。署名しなかったのは不法占拠をわかっていたからなのでしょう。しかし、実際のところは米国のトルーマンがスターリンに耳打ちをしました。「ねえねえ、スターリンくん。あの北方の島々は欲しくないかい?盗っちゃったら良いよ。米国は見てみないふりするから。」とか何とか。。。。

それから79年経ちました。やる気のない日本の政治家達は返還など出来るわけなかろうと、とっくの昔に諦めています。2万人近く住んで居た日本人は既に年老いて、そして、今の若者達には北方4島のまともな教育もされぬまま、竹島や尖閣のように「とくにいらねんじゃねぇ〜?」という日本領土という極めて重要な問題をなるべく避けるようなサヨク教育が当たり前になってきている証拠なのです。これは、支那、半島、ロシアにとって素晴らしく素敵な話ではありませんか。実行支配さえすれば日本という国は黙って何もしない(遺憾砲撃だけはする)と思われて久しいのですから。なんと情けない国を作ってしまったのか。。。。

最近では、国後だけで8000人近くのロシア人が住みます。つい最近ハバロフスクからの直行便がロシアの助成で就航し、多くのロシアや支那からの観光客がその壮大で素晴らしい自然や多くの温泉目当てに大挙して訪れていると言います。一泊4万円ほどのリゾートホテルが3軒ほど建ち、近々プーチン氏も来る予定があるのだとか。ウクライナはどうなったと突っ込みたくもなります。

返せよ!北方4島!!