4月 10, 2006

過去のない男

ひょんな事(以前の映画の書き込みを読んで頂いて)から、いつも貴重なCDやDVDを頂く患者さんから、またまた貴重な「過去のない男」のDVDを頂いた。

日曜日久しぶりに3時間ほど自由時間が出来たので、ここぞとばかりに見させて頂きました。

以前書いた「ウイスキー」と言う映画もそうなんですが、映画=ハリウッドはもういいよと言う感じの人沢山いませんか?ウイスキーにしろこの映画にしろ、映画ってこんな感じだよ・・・と言う思いがふつふつと湧いてきます。音楽、表情、しぐさ、匂い、空、足下、犬、水・・・・・あたり前の事をあえてあたり前に表現するけれど、とても新鮮。これが映画の醍醐味です。SFXもCGも面白いけれどそれまで。。奥が深いと言うのは浅くないと言う事。ハリウッドの映画の面白さは、作品の浅さだと思います。浅いから皆で楽しめる利点は否定しません。

でもね、こんな映画見ちゃうと、本物の映画って言うヤツにはまるわな(笑)。この2人の顔が、素晴らしい描写でどんどん引き込まれます。これ、美男美女じゃお話にならない所が、みそ!

話は変わりまして・・・・・
昨日、ウチの従業員だった(結婚妊娠で休職中)方のお母様のお葬式に行ってきました。実家はとてもおいしいおそば屋さんで、先週の木曜日に昼食で伺い、お母様にお会いいたしまして、ウチの坊主がスイスから帰ってきていますから、色々とお話しました。今度6月に帰国する時は色々なスイスチーズを買ってくる約束等していた矢先の突然の訃報でした。享年52歳。私とは5つしか違わない、とてもお元気な明るい素敵な方でした。喪主のご挨拶で、残されたご主人が「大好きで」を3回も続けておっしゃっていたのは、さすがに涙を誘いました。青天の霹靂のご家族。悲しみの渕からの立ち直りには相当時間が必要でしょうね。あせらず、またおいしいお蕎麦をお願いいたします。

人の命とは・・・・とあらためて考えてしまいました。。。

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