2月 14, 2014

バタバタと

東京から帰りまして、何かバタバタと時間が過ぎました。帰りますと、老人ホームの1回目の新聞折り込み広告が出来上がっておりました。いよいよ本格的に動き出すとなると、いささか、何か開業当時のように緊張しますね。

皆さんに今回のコンセプトをお話しいたしますと、皆さんある意味同意を持って聞いてくれます。また、非常に興味も持って頂きます。口腔が記憶しなければならないエイジングの未来は、まだまだ未知の部分が多いのではと思いますが、ワシらが何処までそれに食らいついていけるか誰が想像したでしょうね。これこそワシらがトライする介護と口腔の本当の話なんです。

ところが、実は、多くの評価はいたって単純。「ああ、介護の世界に突入ですか。(歯科だけではだめですか?)」「これでご自身の仕事は少しは楽になるんですね。(社長業ですか?)」と、その歯科的知識の片鱗も垣間見ない残念なコメントだって沢山頂いた。それが今の現実なのだろうと思うと、益々意欲が湧いてきますね。

此処でかつて紹介したmasticatory organ(顎口腔咀嚼器官)のお話。人が持つ口の最重要な機能から順に、話すこと、ストレスマネージメント、審美、姿勢、咀嚼、呼吸、この6つが正常か否かが歯科治療に於ける目標となる訳だが、一体どれくらいの歯科医師がこれを理解しているのか興味の湧くときがあるわけで、、、と言うかワシのこの話を是非ワシのセミナーで理解して欲しいよね(笑)。
これをエイジングと共にどうやって再現していくかが、今回の老人ホームプロジェクトの最大の目的なんですよ。実に多くの患者さんを含めての賛同者を得ている反面、こう言う前述の反応もまた現実なんですね。心してかからねばと思う次第です。

全国でも非常に希な新しい歯科分野からのトライに多くの若き歯科医師達の共感を得たいものです。しかして、現実の歯科界の閉塞もまた同時進行している以上、まだまだ長い時間が必要でしょうか。あるいはこう言う取り組みをパッケージ販売しようとしている米国的なビジネス展開もすでにスタートしていると聞くに及んでは、そうそう流暢に構えていられないと緊張もします。ワシはこのシステム自体が軌道に乗るなら、戦略的販売などせずにオープンソースにするつもりですから、ビジネス展開しようとしている方は要注意ですよ(笑)。ああ、Appleとマイクロソフトのようだね(笑)。もちろんワシはAppleです。

基本、エイジングと口腔を意識した多くの人々が幸福になれば良いのですから。

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