昨日一昨日と、東京の永田町をうろつきました。八戸に負けないくらい寒い寒い東京です。今回の陳情目的は、仙台に新しく出来るだろう新設医学部の賛否の問題。卒業生は果たして本当に東北各地の医師不足を補うことは出来るのか。出来たとしても十数年先だけれどそれまでどうするのか。しかもその教育に必要な300名あまりの医療人確保はどうするのか、首都圏偏在の程度があまりにも甚だしい現状をなんとかする事は出来ないのか、等々、地方が抱える医師歯科医師不足の根本的な問題点を浮き彫りにしてきました。一番理解しにくいのが人口あたりの医師数は首都圏も地方も同じレベルだけれど、100キロ平米にすると、人口が密集していない青森県と首都圏では100倍以上の差があることなど、言われなければピンとこないでしょうね。
今回持って行ったデータで初めて「はっ」と思ったのですが、青森県内で年齢が30代歯科医師はわずか5%なんですな。これが全国レベルでどれくらい違うかは比べていませんが、ある先生が鳥取や島根も同じ感じのような気がすると言っていました。で、逆に60歳以上の歯科医師は全体の1/3を超します。いやぁ、あと10年したら青森県は完全に歯科過疎地域になるのでしょうか。もちろん自営ですから定年はありませんので何歳までも仕事は出来ます。でもね。。。。加えて今回新しい技術としてCAD/CAM等が保険導入されて、柔軟な技術が加わることで、若き歯科医師達の知的好奇心をくすぐる臨床が付加されるに至っては、この先10年後の状況を予測するにはまさしく、昨年のケルンデンタルショーで実感してきた「5年後の歯科医療の高度なデジタルデンティストリー化の大台」は避けては通れない現実となった今、我が国の歯科医療の大きな転換を迎えなくてはならないでしょう。
そんな話も、表敬訪問した厚労省で歯科保健課長と雑談させて頂き非常に考えさせられました。今、脂ぎった(別の意味ね)50代のワシらが、どれほど頑張れるかがどうやら次の世代を決めていくような気がしてなりません。
全体では、そんな東北の医療が抱えている問題点などを中心に、今の歯科の話も交えて、17議員ほど回りお話しさせて頂きました。国会の会期中でなければ、皆さん地元に帰っていますので、政策担当秘書でさえなかなかお話しできませんし。
終わった後、例によって有楽町のガード下で、反省会や将来の展望を、遅くまで喧々諤々と、これがまたとても実になる話満載で良かったと思います。本八幡からメシを食いに駆けつけてきたサトチュウ〜先生、おつきあい頂どうもありがとうございました。
久しぶりの牛乳ハイは美味かった。4杯は飲んだから多分牛乳1リッター以上は飲んだと思う、普通に(笑)。
ガード下、牛○(ギュウマル)貝○(カイマル)魚○(ウオマル)など、お勧めですよ〜。ちなみに、浅草伝法寺通り脇ののホッピー通りが台東区の撤去勧告で3月末であの昭和な景色がなくなるという。また一つ好きな景色がなくなるなぁ。。。
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