本日6/4木曜日、朝から議員会館に。参議院衆議院の議員を周り(と言っても国会会期中はよほど暇な議員しか会えないのが本当、で、もちろん議員には会えないので政策担当秘書を中心に)歯科医療費問題や歯科医師需給問題(ワシは決して多いとは思っていないからそういう説明)、技工士のブラックさ、衛生士の労働環境改善問題などを中心に陳情をしてきました。保団連が大好きな共産党など行くわけがないけど、それが何か?
本来保団連の企画だけれど、見事に赤いこの組織は好きになれないが、こういう企画は出してくれるので、いいように使っているのが実際のところ。青森保険医協会は保団連の組織とはいえ私は副会長だけれど生粋の保守である。関係ないが改憲派である。
この組織の名前を出すと、多くの議員さんたちが「共産党関係」と誤解する。あのね、保守だから。防衛費を削れだとか公共事業を縮小しろとか大企業の内部保留金だとか、的外れの財源確保の話をするから保団連を誰も相手にしてくれないことを肝に銘じなさい(笑)。
陳情はそれはそれで滞りなく説明して回りました。メインは午後からの厚労省です。1年ぶりに歯科の鳥山課長とじっくりお話ししまして、大変有意義かつ重要なお話しを聞かせていただきました。2年前鳥山先生のプレゼンを個人的に拝聴しひどく感銘を受けたのでしたが、左向きの人たちは私に「言いくるめられたんでしょ」と言います。否!どんでもない。こんなクレバーな人が歯科保健行政のトップであることを改めて感謝いたします。逆に、日本歯科医師会のペーパーを昨晩大量に読んで思うのですが、目線がどこ向いているのか非常に不明。若き次の世代の歯科医師たちに何をしようとしているのか思っているのか本当に疑問だらけでしたが、反面厚生行政での本日のお話しを聞き非常に納得したのでした。
さて、自分たちの話は置いといて話題を2つ。
山梨で開業したかつての勤務医のO先生から電話が。何やら保健請求で山梨の特殊な環境が、というか歯科医師会ぐるみのおかしな違法行為が明るみに。必要があって行った精密検査が意味不明で基本検査に減算されるという。
「山梨県は1回目は基本検査だから」・・・・なんだこれ?
詳細は後日書きますがこんな違法行為がまかり通っているらしい。ここで「はて?」と思うのだけれど、一体誰の得になっているのか全く不明。今までの歯科医師達は一体何をやっているのだろうか?疑問に思って、物言いを誰も付けなかったのが一人もいないのが意味不明。そんなにこの県はバカばかりなのか?青本や厚労省発の検査に関する疑義解釈を理解できないのか?ローカルルールにしてはあまりにもひどいこの背景を考えるに、個別指導や監査の恐怖を植え付ける歯科医師会組織のいやらしさが見えてくるわけです。というか、みんなそんなに個別指導などを避けたいということは、何かあるのか??と勘ぐられても仕方ないでしょう。で、戻るが、、、誰が得しているんだ????
国民は平等に医療を受ける権利を持っています。それをはなから否定するこの田舎臭いルールというか意味不明の縛りにみんななぜ立ち上がらないのか???怖いのか??一体何が???
疑問符だらけなのである。厚労省にはきちんと伝えました。
山梨あげて大事になりそうな予感、ごめんね、でも正義は必要だ、戦おう。絶対になぁなぁで済ませてはいけない。いずれ己の首を絞める。。。ワシや全国の同志が絶対に味方になるから安心しなさい。戦おう。
もう一つ。医科歯科連携の要の一つである介護と口腔健康の話。うちでは口腔ケア、摂食嚥下という付加価値をつけた老人ホームを運営してもうすぐ1年が経とうとしているわけで、衛生士達のたゆまぬ努力の甲斐あって、明らかに日常を取り戻した事例がたくさん出てきているわけです。当然介護度を下げる努力にもつながるわけですが、、、、、みんなで頑張って介護度を下げたら介護収入が減るというパラドックスに陥ります。これも実は10年前からの議論らしいのですけれど、まだ何も解決していません。介護現場のモチベーションがダダ下がる現行制度の改善要求は、今回の国会行動の中で、わしにとっては非常に重要な項目でした。「さらなる議論がまさに今必要だと思う」、、課長のこの言葉にとても勇気づけられたのでした。
と言っても、問題は財務省。厚労省は頑張っていると思うね。偉そうな物言いだけれど(笑)。
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