批判を覚悟で発言します。
麻生氏の発言が波紋を広げているようだ。そんなにひどい話なのか?それこそ、マスコミこぞっての批判こそ理解できないが。
これもやはり、話の経緯があって、前後の文脈を理解すれば何もおかしな事は無いと思うが。左巻きは確かに飛びつく。しかし、本当のことではないか。本当のことを風呂敷で包みきれい事を並べているのが普通と勘違いして久しいが、こう言う腹をくくってるだろう発言は批判される。
米国某所でのナーシングホームの話。介護担当のナースが、正体やや不明になっている老人に話しかける。
「お金もないのに長生きしてどうしようというの?」
彼女の素朴な疑問なのだ。アメリカンビジネスをワシは嫌う節があるけれど、経済というのはそういうことであることをこのナースは知っている。消費するばかりの老人に投げかけたこの言葉は、決して優しくはない。この老人が今までどれだけこの国の為に尽くしてきたかもわからない。結果身寄りの無い老人として、金銭も含めたケアだけを受ける毎日が、この老人の人生でどういう役割なのかはわからない。優しさという名の下の相互扶助は重要だ。しかし、その背景にはお互いに腹をくくる気概があってこそなのだ。
老後が心配でお金を使わず貯めている90歳の老人は、本当にいつまで生きるつもりなのか腹を割って話すべきではないのか。目的があるから手段を選択できるのだが、どんな目的をお持ちなのか是非聞くべきでしょう。つまり、きれい事でうやむやにした結果が、今の苦しい医療や介護の現場のなではないかと常々思っている。優しさでご老人達の未来が見えるのならそうするべきだが、見かけの優しさで未来が見えるわけではない。それは介護を提供する側でもそうだ。
介護職員は10年で1万円の昇給が望めない。完全に収支バランスの取れているウチの施設でさえ、どんなに真面目に頑張っても昇給はこれだけなのである。未来がないのは政府のせいなのか?無駄金がどうとか、隠し金がどうとか、それらを追求するきれい事ですむのか?
自由主義経済と言うものがどういうもので、何故ワシらはそれを選択して、民主主義という名の下で暮らしているのかわからないわけではないだろうに。いやこれは社会保障だからとまたまたきれい事を言うのか?
職員の給料を何倍かにしようとあの手この手で頑張ると、金儲け主義だと風評が出る。これが左巻き思考回路。大企業がどうのとか、完全に馬鹿じゃないのかと思う。介護の世界に明るさを求めるのなら、いかにお金を使い介護経済を潤滑させるかが鍵であるはずなのだが、100歳以上までの老後が心配でお金を貯めて使わないワケだ。
そこに物申した様に見える、麻生氏は悪者というワケなのだろう。
文句のある奴は、こっち来て働いてみてもらおうか。。。。
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