東京出張の船の中、あ、もとい、新幹線の中、昨日の英国のEU離脱をいろいろ考えていた。それに絡んで以前紹介した「敗戦秘話」をKindleで車中3時間で読み切る。大英帝国は、戦国時代が続いていたため「もういいんじゃない?」と手を結んだ欧州のなれ合いな仲良し主義から決別宣言をしたのだ。だいたい、フランスとドイツが仲良くなること自体、歴史を少しかじれば、それこそ尋常ではないことぐらいわかるのだけれどね。
世界の半分を領土と植民地としていた大英帝国の復活と、市場経済の反動暴落はわかる人にはわかっていたのかもしれない。安倍総理が先のサミットで「リーマンショック前の状態」と発言し日本のマスコミはこぞって反発したたいていた。隣にいたメルケル氏が苦虫をつぶしながら反論していたのはついこの間のことだ。日本の政府情報網も捨てた物じゃない。国境が無くなれば、みんな仲良くなるのではなく、国力が目に見えて衰えるって言ってのは、、、だれだっけ。大英帝国の帝国主義復活が吉と出るか凶と出るかワシにはわからんが、、、ということにしておこう。
さて、先の本と今回の出来事がどういう関係があるのか、賢明なる方々はぴんとくるだろう。そう、ヤルタ会談の亡霊なのである。そしてその後に訪れる凶悪な共産党と党員および教職員組合のオルグ。この結果沖縄の集中砲火を始め日本の庶民が、左傾化の嵐に見舞われ大衆化し、それは今でも続いている。おかげで我が国は不思議の国のアリスの夢のような国、、になってしまった。
では、ヤルタ会談では何が起こったのか。スターリンは、すでに発病し気力の失せたルーズベルトに対して密約を交わす。ドイツ降伏後3ヶ月以内にソ連は日ソ中立条約を破棄し対日参戦すると言うこと。そしてその見返りとして南樺太千島列島の引き渡しや満州の鉄道・港湾権益を要求している。開戦の経緯からして本末転倒であることは明白だが、病により気力の失せているルーズベルトはまんまと乗せられた。
しかし、その後すぐに大統領となったトルーマンは、ルーズベルトが秘密主義だったために、金庫から出てきたこの密約を目にし大いに驚愕した。世界が共産化されては、要の日本がその餌食になっては困るのだ。だから急いで日本に原爆が投下された。終戦後のソ連の侵攻にはこういう意味があることを日本の教科書は教えてはくれない。
明日、保団連の評議員会。共産主義の嵐の中で息をし続けることができるだろうか(笑)。
ワシは歴史を勉強すればするほどこの国の憂いを感じている一人だ。当たり前のことを言うと右だと揶揄されるこの国に大いに憤る。明日も左翼には負けない(笑)。
先の本、本当に面白いですから超おすすめです。
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