パリに来て2日目。いよいよEAOが始まりました。午前中のプレコングレスはチラ見。メインポジウムを待つわけです。ここはフランス。いいも悪いも時間にはちょっとルーズ。これがいいという人もいる訳ですが(笑)。
メインポジウムはEAOのあり方みたいな話から。今回の学会はJAPANESE INVITEDといいまして、日本人はメンバーではなくてもメンバー料金で学会に参加できます。で
すから、日本人の数は250名を超えると聞いています。多いですね。
スタートしてまもなく、会場にいる人の参加型セッションが始まりました。この症例あなたならどうする?という選択肢の回答をスマホで行い、即座にパーセントが出ます。いきなりのこのセッションに批判もあると思いますが、AO等では常に学会最後に行うわけで、重要なのはインプラントをどうとらえているかであり、インプラントが目的の学会ではありませんよと言うスタンスであることは間違いないのです。ですから、ペリオの先生は意地でも天然歯にこだわり予知性を模索し、インプラントロジストは予知性のリスクが大きい物は除去してインプラントを埋入したい。現段階で欧州のデータの一つとして興味深い物でした。これが米国ならインプラント万歳という結果であることは間違いないだろうなと、、、ふと思っていましたが。どちらかというと、費用対効果のリスクマネージメントは欧州の方が日本的だなと思う節があります。これは明らかに国家の歴史文化の問題だと思うわけですね。歴史がない移民の国は開墾開拓して切り開いて行く事に正義と幸福があると信じる国家感がまさにその通り。
懇親会で同テーブル奇跡の再会をしたDr.Annファミリーがストックホルム以来の再会。このテーブルにはサンパウロのお弟子さんを持つルクセンブルクのDr.Diederich。
さっきの話じゃないが、開墾開拓してまでインプラントを入れるリスクより今ある現状であと何年快適に飯が食えるようにしようかという思いの結果、ワシは見たこともない装置を見せてもらった。おぉ、欧州なのだ。骨がなくてもここまでできてあと10年飯が食えたら幸せじゃないか、、という発想は、まず、米国では考えられないかもしれないなぁとふと思ったわけだ。
若くして勉強するなら欧州なのだ。東北大から来ているDr.TやDr.Kや今回の学会で一緒のDr.松井とか、君たちは偉いですよ選択肢が(笑)。これ、経験則とエビデンスから来るワシの考えでしかないけどね(笑)
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