以前のブログで「日本の歯科100選」の悪口を書きました(笑)。
この会社から電話が来ました。
不本意ながら、どきどきしました(笑)。
話の内容は「日本の歯科100選という本に載せませんか?」というDMと同じ勧誘内容で、「全く興味ありません」と電話を受けた受付嬢にいってちょうだいねと、丁寧にお断りしましたが、、、、電話したおまえ、、、経営コンサルのくせに、2000年から長々と続く膨大な量のワシのブログ読んでないのね。・・・そりゃそうだ。
ちなみに誤解のないように釈明しますが、掲載されている歯科医院を批判しているのではありません。こういうスタンスをビジネスにしている事を批判しているのです。こういうスタンスとは、う〜んと、本当の情報不足な患者さんの弱みにつけ込んでということです。
で、前回の文章中
「そうじゃなきゃ選ぶことが出来ないくらい患者さんは困っている現状を、全く解決しようとしないのは、我が業界に巣くうワシら凡人には見えない何かがあるのではないだろうかねぇ。」
この意味がわからないと言われました。
では解説します(一昨日から土曜日まで、業界で保険関係の解説ばかりするワシです)。
つまり、こういう本がそれなりにたくさん売れると言うことは、患者さんがそういう情報を切に願っていると言うことです。これが本当の困った状況なのでしょう。その証拠に、デンターネットのような、リアル口コミサイトも大変人気です。まぁ、中身が正しいかどうかはわしらが一番よくわかっているわけで、ワシは幾度となく勝手に載せるなとクレームを出したのですが全く相手にされません。
そりゃそうです。HP上で「うちが地域で人気トップです」とがんがん宣伝する歯科医院がある以上、ワシのような違う意味の正義ににいちいちつきあってはいられないのでしょうから。というか、これだってビジネスとして成り立っているからね。口コミ順位を上げる会社から何度もメールもらったし(笑)。
そして、この本でもネットでも「金を払うと名医になる」という現実に逃避する同業者を責めるわけにはいきません。
その問題を、わしらの組織は見て見ぬふりをします。なぜかよくわかりません。
そういう意味です。
さ、ここからが本番です。
では、本当の情報が枯渇した患者さんが存在する理由とは?
1,以前ひどい目に遭ったので2度とそういう目には遭いたくない
2,歯科医療における費用対効果を完璧に構築したい
3,通院するからには最高の待遇と技術を期待したい
まあ、こんなところでしょうか。意外に技術的なエビデンスを追求する患者さんは少ないようだと言われますが、それはコンサル側が作った虚構です。医学的に正しいことを正しくきちんと技術提供される事を誰もが願っています。
そこでそこに目をつけたコンサルの手法は
1,技術や知識よりも愛想と接遇だよ
2,どんな方法でも患者さんが来れば勝ち
3,地域一番になりませんか
こんなもんでしょ。もちろん真摯に経営改善に取り組むコンサルもそれなりにいるとは思いますが、彼らだってビジネスです。何とかして担当歯科医院の知名度は上げたいわけです。ところがごらんのように、両者の思いは一致しているとはいえません。
ま、とにかく、目の前の患者さんが大切にされていないことだけは確かです。これじゃあいけません。疲弊してるなぁ。。
歯科コンサルの場合、一般企業が望む経営コンサルタント業務とかなり乖離している事を気づいてほしいものです。
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