6月 30, 2014

ベルメゾンK内覧会

金曜日竣工式、祝賀会、内覧会初日。土曜日内覧会。日曜日、内覧会、ワシの来場者への「高齢者の口腔ケア」の講演。と慌ただしくも楽しく3日間が過ぎました。
内覧会は、3日間で500名弱の方が訪れてくださり大変ありがたく感謝いたします。

一概に、高齢者を含む口腔ケアの重要性は、特に最近クローズアップされてはいますが、まだその全容が一般の方々に広く浸透しているとはいえない状況ですし、命に直接携わっている医科の先生方にもなかなかうまく伝わっていないという現実もあります。
その証拠に、種々様々な形態の老人施設において、実際歯科医師や歯科衛生士による口腔のケアが当然のようにプログラムされている例は希少であることがあげられると思います。もちろんキュアは現状でも、ほぼボランティアと覚悟しながらも積極的な在宅診療において治療は進み、古くから取り組んでいる在宅を積極的に行っている先生方には本当に頭が下がります。
しかし、その後の定期的ケアが、では本当に継続されているのかと言えば、その報酬の少なさや時間的制約の中、かなり難しい状況であることは否定できません。

そういう部分に風穴を開けるために、ワシらは7年前から構想を練り始めました。どんなに素晴らしい口腔内環境を構築したとしても、経年的な変化は絶対に避けられないわけで、しかし何とか良い状況を維持するために、そこには衛生士達の涙ぐましい努力が絶対に必要となるわけです。

可能だろうか?という疑問符を持つことは、ソーシャルワークとしての失敗を招きます。可能にするために何が必要だろうかという、目的の下の方法論を詳細に構築することが成功に繋がると信じてここまで来ました。後は何とかこの施設を軌道に乗せ、そのモデルをグローバルに社会に提示していくことがワシらの次の使命だと考えています。
歯科をメジャーな医療と介護のかなり重要なキーとして認識してもらうためには、それ相応の覚悟が必要なのです。。

内覧会がすべて終了した後、ホームのスタッフ達と打ち上げに参加。皆さん本当にお疲れ様でした。これからが本番に向かうわけですが、この素晴らしいスタッフ達なら世界一のホームを目指しても大丈夫だろうという、自信とも違う安堵がワシの胸にしみこんできました。

一昨年の予防歯科センターからこのホームまでと言うワシらのグループの目的とする意味は、お腹の中にいる時から、天寿を全うするまで、歯科がその人の人生にどれだけ深く関わっていけるのかという大命題を解決するためなのです。

(6/30本日付けのデーリー東北紙面で、内覧会と講演会の記事が掲載されました)



それから、多くの皆様に、お花やお祝いを頂きまして本当に感謝申し上げます。玄関前に置かせていただきましたS委員会皆さまから頂いたもみの木が圧感です。


この木のようにまっすぐぶれずに伸びていきたいと思います。






6月 26, 2014

HERZ会定例会

29年前にK師の創設したHERZ会の定例会が昨晩行われました。師の思いを胸に黙祷から始めさせていただきました。

いろいろな関係で参加者はいつもより少なかったのですが、いつになく非常に興味深い素晴らしい内容でした。何がというと、久しぶりのlearn ではないstudyだったからでしょうか。最近はlearnばかりで若手の先生がバカになるケースが多々あります。K師はそれを一番嫌っていました。20年も前からね。
出口のない答えに目標を定めてあらゆる角度から取り組む姿勢が、まさしくstudyだと気がついているのかなみんな。

プレゼンに協力していただいた岡田先生も、関根先生も、今時こんな患者さん?というような見事な日常を切り取って皆に問題提起してくれました。
答えは一つです。幸福だと思う瞬間の提供でしょうか。しかしそこにたどり着く方法は沢山あるわけで、中には非常に効率がよかったりあるいはひどく回り道だったり。そしてその方法の結末が答えだと勘違いしている歯科医師も沢山います。

ワシらGPは、あらゆるファクターを自ら取り込んで確定診断を下し、その引き出しの多さから、可能な限りのバイアスのかかった考え方は排除し、しかし、あらゆる状況を想定して様々なフィルターを通して、一つの治療目標とそのメソッドを一瞬にして判断しなければならない宿命があります。

これがスーパーGPなんです。ところが世界で一番歯科医療技術が進んでいると言われる米国は、実はこういう部分でお話になりません。なぜなら、歯科医療上最悪の選択肢の結果である無歯顎ですが、その65歳以上の無歯顎者率は、日本が15%程度にもかかわらず米国は25%。イギリスに至っては43%とという高率。北欧の代表であるフィンランドでも32%なのであ〜る。(歯科医療のアウトカム国際比較2012年)

いかに我が日本のGPが優れているかの証拠じゃないですか?日本の歯科医療は社会保障です。再建治療に限って選択肢がありますが、基本は相互扶助(ユイマール(笑))。米国の医療はビジネスです。ですから高度に発達せざるを得ません。なぜならビジネスモデルの先進的開発が利益に直結するからです。
日本にこれを持ち込もうとしたり、あたかもそれが素晴らしいと勘違いするべきではありません。日本の数十倍の歯科医療費をかけてこの様ですからね。
ただし、日本のGPは明らかに米国のそれと比べて所得が低くなります。だって社会保障ですからお金と時間を患者と共有する定めなんです。
これがいやなら米国型歯科医療ビジネスに特化すれば良いだけの話で、その自由はあるわけです。でも、それが最高なんだ、だから素晴らしいと吹聴するのはやめていただきたいですね。病気を診ているかもしれませんが、明らかに社会を診ていませんから。

だってそういう先生でも、風邪引いたら保険証もって病院行くんじゃないかなぁ。。。何か大病したら保険で治療を受けるんじゃないかなぁ。。いやそうじゃないよと言うのなら、それはそれで素晴らしい(笑)。

そんなことを考えながら、お二人のプレゼンや問いかけを聞いていました。いやぁ、本当にこういう本当の話が勉強になりますね。偉そうな各種東京でのセミナー等の中身のなさが際立って来たひとときだったのでした。


6月 24, 2014

新しいページの始まりです

今日も朝から青森でさくさく仕事をこなし午後には八戸に帰りました。朝の新幹線で、思いがけない飲み仲間の同級生と遭遇。こんな事もあるんだ。

土曜日曜と、K師のお通夜お葬式で、沢山の方々と昔話に花が咲きました。師は湿っぽい席は大嫌いと長男が会場で弁を立たせ、その素晴らしい回顧物語と父に対する尊敬の念で会場は涙に包まれましたが、一転皆師の心意気を思い出し天から笑顔をもらえるように明るく式は終わりました。
どこまでも父を尊敬する娘息子達の立ち振る舞いに、ああ、こんな所に意志は受け継がれ、そして新しいページが書き込まれていくのだなと実感したわけです。
素晴らしいお送りなのでした。



中央前列、明後日を向いている態度の悪い奴がワシ
そんな折、師の長女のMちゃん(といっても2児の母だが(笑))から

「くませんせ〜、面白い写真が出てきたよ、送ってあげるよ」

ワシが勤務していた時代、長女は小学生。長男は幼稚園。次男は小さな子供(笑)。ワシが開業後ワシの診療所と師の診療所と合同の社員旅行に行ったときの写真です。そういえばこの時も、今や立派な挨拶をした彼を肩車して歩いたのは・・この変なワシでした(笑)。
集合写真で異常に態度の悪い奴が一人、何を隠そう24年前のやばいワシです(笑)。今時こんな態度の悪い奴居るだろうか。。。今更ながら、何考えてんだか(笑)。
(写っている方々の許可はもらってませんがあえて載せます、問題がありましたらご一報ください(笑))


さて、先週ホームの引き渡しがあり、ほぼ中身も完成したベルメゾンKであります。思いの外素晴らしい出来になっていますので、ご興味のある方は是非今週末の内覧会へどうぞ。もちろん7月からはいつでも見学可能です。正式開業日は7月1日となっております。
口腔ケアを最重要課題ととらえ、加えて24時間完全介護と日中の看護(24時間看護はまだシステムが出来ていません)を完全サポートする、非常に珍しいサービス付き高齢者住宅型有料老人ホームです。ちなみに今日も詳細点検について行きましたけれど、これ、ワシが年取って入居してももちろん良いな、これなら。自画自賛(笑)。
ちなみに、共有風呂が広くてとても良い。しかも300メートル以上井戸を掘っての完全地下湧水風呂です。水質検査はイオンミネラルバランス極上と報告を受けています。ある意味勝負に出た甲斐がありました(笑)。しかし、温泉の規定温度には当てはまりませんので沸かしています。あしからず。

食や口腔機能に重点を置いている我が施設ですが、ここでゴードン・シェファード博士の論文内容を紹介しましょう。博士はジャーナルオブニューロサイエンス誌の編集長を長年勤めた脳化学の世界では大御所的な方です。その論文記述の正確さや洞察力は目を見張るものがあると言われています。その博士が「人はその美味しさを感じる時、舌だけで感じるのではなく香りの重要性」を説いています。鼻をつまんで食べたり飲んだりしたときの感覚を思い出してみると良いと。
つまり、人は喉ごしから匂い知覚の出来る唯一の生物だからこそ食の文化が発達したと。歯科的には匂いだけではなく味、物体個性、視覚、音、等五感を「人の咀嚼」という特別のアクションを介して大脳が活性化されるわけで、ワシが尊敬する所のドナウ大学のDrスラバチェックの本とも多くの共通項が見受けられるのですよ。
咀嚼に加え、ワシが重要視している「話す」事もまた、味覚を活性化させる科学的背景があるとにらんでいます。そこで、ワシの考え。。ま、スラバチェックの受け売りですが(笑)。

Speech&mastication makes the brain,  brain makes the speech&mastication . 
(会話と咀嚼が大脳を創り、大脳が会話と咀嚼を創る)

これだ!






6月 20, 2014

自分にとっての巨星落つ

18日、青森でいつもの仕事をしている最中、いきなりですが、2週間前ワシにとってかけがえのない恩師K先生をなっちゃんと2人ご自宅で見舞い、そのひどくきつそうな状況をふと思い出したんです。

長男に電話をしたのが2時過ぎだったか、
「おれたちが行ったんで無理したみたいだね、その後緊急入院してどうなった?」
「いえ、すぐに自宅に帰りましたがもういけません」
「そうか、本当に会わせてくれたありがとう」
そんな会話をして電話を切りました。そしてそれは「虫の知らせ」となったわけです。その2時間後、奥様から「他界」された電話を頂き絶句しました。

あの時、にこにこ笑いながら、最後に固い握手と抱擁をして「ありがとうありがとう」と何度もおっしゃっていました。ワシは耳元で「本当にご苦労様でした」とささやくのでした。

思い起こせば30年ほど前、とあることでK先生の診療室の敷居をまたぐことになったワシは、そりゃもう新米のくせにくそ生意気な新発売の歯科医師でした。そんなワシがどうにもこうにもこの人を超えなければ自分の将来は明るくない、、と感じ、というか、そう教えられ、今の今までこれからも頑張ってきたわけです。朝の4時5時まで飲み明かし(笑)しかも無駄話は一切なし。常に、歯科医師として目の前の病気とどう向き合うか患者とどう向き合うか、そして社会とどう向き合うか、そんな事ばかり延々と空が白み始めるまで語り合いましたし、10歳年下のワシの意見も本気で向き合ってくれたものでした。

「おまえは何かと大丈夫だから2年で開業しなさい」

ワシにしてみれば「他界」ではなく「入寂」と言わせていただきたいほどの、師です。
開業したその後も組織の様々な仕事を、若輩のワシに任せていただいたり、学術的見地を否応なく見せつけられたり。

そんなK先生が作った勉強会がHERZ会です。更新はしていませんが詳細はここです。
今でもその思いを着実に引き継ぎ、ますますを持って若き歯科医師達に思いを伝えています。

K先生が居なければ、確実に今のワシは絶対あり得ません。昭和63年、開業祝いにもらった
師直筆の書は今でも院長室に飾ってあります。

「近くのもの喜び、遠くのもの来(きた)る」


次は先生の息子の時代です。任しといてください、朝まで飲ませます。ワシらは彼らに恥ずかしくない仕事を残し、引き継いでもらわなくてはなりません。そしてその次はワシの息子の時代です。こうしてクリニカルデンティストリーのページが一枚一枚めくられていくのです。

合掌。

6月 16, 2014

顎咬合学会

金曜の午後から東京に向かった。土曜日曜が恒例の顎咬合学会で、認定医を維持するためにも参加が必須なのでR。金曜の夜、この間患者さんを初めて御紹介申し上げた先生と会合。やはりこう言うことは大切。荷物もあったので比較的早く切り上げ、部屋で7月のスマイルクラブプレゼンの原稿を作り始めた、、ものの、、いまいちピンとくるフレーズが出ないなぁ。等と寝追酒を飲んでいるうちに自宅のように酔いが回るのが早く、不覚にも爆睡してしまった(笑)。

いつになく沢山寝た翌朝は、ホテルの朝食をもりもり食い学会会場へ。Dr.パスカルのプレゼンを拝聴し、何か違和感。この先生審美修復の先生だと思うのだがなぜに顎咬合学会なのかな。プレゼン&しゃべりは上手だけれど、本来この学会の発足に携わった故HB先生はどう思うかな。むしろ以前のような歯科関係者ではない著名人の基調講演の方がよほどいいかも(笑)。

実はそんな話は、他の先生と昔から何度も話した。AGO学会がネタ切れと言えば悲しいだろうから、そう突っ込まないけれど、例えばね、米国かぶれの偉い先生方って沢山居るじゃないですか、そういう先生が考えるナソロジティックな日常臨床と、ヨーロピアンナソロジーと言われる考え方の討論会やシンポジウムでも考えたらどうだろう。

ワシが実践している「BRXはパラファンクションじゃないからね」、、という考えも、「そんなのどうでも良いじゃん、BRXはパラファンクションなんだよ」と米国びいきの偉い先生が言うと、わしがどんなに言っても誰も耳を傾けない(笑)ま、当たり前か(笑)。あるいは、大阪の偉い先生がひどいBRXで悩んで、あげくにボトックス注射(BRXが運動神経麻痺で軽減する)と。。
多分将来その先生は、とんでもないことになるだろうと予測しておいてあげよう。
しかし、見かけ上それがとても良いから、みんなに広げている。なんかさ、普通に生理学や薬理学を深く知っていたら、これまた本末転倒だと気がつく人は居ないか?
そこが古きヨーロッパ古典主義と、新合理主義の米国の違いだろうとも思うがどうなんだろう。多分そういう人には理屈が通じないから、BRXの理屈など通じない。すべてハウツー。日本の歯科会がこういう情けない状況だから、偉そうに言わせてもらえば、シンポジウムや討論会をするべきだという事ね。

ま、無理だろうけど。だって、偉い先生達の顔つぶすことになりかねないから(笑)。でも、それもワシら現場からしてみると本末転倒だよねぇ。
一方、ペリオシンドロームの話は非常によかった。やっとというか遅いよねと言うか、口腔のレスピレーションの重要性に着目した話で、ワシなんぞ勉強会で10年前から言ってるじゃないか(笑)えへん。
いつもこんな感想が出てくる学会なのでした。




さて、初日夜、ワシら自称最強メンバーとしての、(kuma,Miyazato,Mogi,Ozawa,Okumura,Satotyu)が向かった先は京成立石です。かねてからの懸案事項だった「立石再開発反対」問題(笑)。なんて、そうじゃなく、もしかしたらもう最後かもしれない立石の最後の昭和の中で呑む機会を頂いたわけです。ツアーガイドはオクネットの奥村氏。立石に着いたのは5時前だというのに、立石の関所と言われる「江戸っ子」はすでに超満員の状態で並ぶのを嫌ったワシらは、すぐ近くの呑んべ横町内にある「白河」に移動したのでした。座席数7席の小さな店で、すでに先客が一杯引っかけておりましたが、こんな小さな店ですよ、あっという間に意気投合。これが下町呑みですな。全く見ず知らずの人と初めてであって、空席がなければ出会わなかった店のおばちゃんと、実はいろんな共通点が出てきて実に面白い。1000年前か知らないが、かつてどこかでお会いしているからまた、こうして出会えたのでしょう。その奇跡に乾杯です。

その後、曳舟、有楽町ガード下と移動して、いつものように議論は絶えなかったのです。立石で合流した、サトチュウ先生が、ロスのスマイラーのセミナーは本当に素晴らしかったと力説。返す返すも参加できなかったワシは涙を流すのでした。


レバニラのレバーのつけだれにGFが入っていたのか、、食べて数十分後、いきなりの血圧低下にもんどり打つワシでしたが、微量だったのかすぐに復活。ま、ドクターだらけで呑んでいるので基本的に心配はないし、気管挿管が必要なくらい血圧低下しても、人工呼吸くらいしてくれるでしょ、多分(笑)。



翌日は10時から日本VSコートジボアールでして、学会にならない(笑)。10時からのチェアマンな高木先生にはご愁傷様としかいえないな。ワシはちゃっかりテレビとかちらちら見てたし。結局午後の早い時間に八戸に向かったのでした。




6月 11, 2014

歓迎会とミーティング

月曜の夜、仕事終了後、当院を手伝っていただける新しい常勤と非常勤のドクター達に宴をもうけました。常勤できていただけるOSM先生はいわゆるワシより年上の臨床のベテランです。もう一人非常勤できていただけるのは、岩手医大小児歯科からの蒔ちゃん先生、卒後3年目。年齢が下ですからすぐにちゃん呼ばわりです(笑)。
これでやっと少しだけドクター数が元に戻りました。

さて、久しぶりに訪れた焚久味さんは、相変わらずの盛況ぶりでした。しかもつい先月1階にリニューアルしたばかり。かつて2階屋敷だけで営業していたお部屋もしっかり残し、何かと面が割れないようにテーブルや個室に気配りも。素晴らしい。ただ、階段での2階への行ったり来たりを着物でこなす女将さんがちと不憫かな(笑)。あ、若いから大丈夫か。
お料理は今回も大変美味しゅうございまして、いつものきちっとしたお仕事ご苦労様
です。初めての両先生方も美味しく頂いたようで何よりでした。

院内で午前中オリエンテーションを行ったのですが、ご両人とも大変緊張なさったお顔で少し心配でした。が、こうして膝を割って酒を酌み交わし話していると、皆さんふと気がほどけて良いお顔になってきますね。オリエンテーションの中身が濃かったのか難しかったのか、それでもこれから何とかよろしくお願いしたいという思いは伝
河豚の唐揚げ・・脅威の5キロ河豚だそうで・・ウマウマ
わったのではないかと思っています。

その後、野郎だけで二次会に。蒔ちゃん先生がめっぽう酒に強い事が発覚。しかしまだまだ緊張していたのでしょうか。うつろになりながらも正気を保とうとしている姿に好感が持てます(笑)。明朝6時台の新幹線で盛岡に帰るのでワシと村岡先生、共にいつもより早い時間に帰宅しました。



翌日は朝からインプラントのオペでしたが全く問題なし。わざわざ青森市から来てくださるので逆に気を遣ってしまいます。しかしなぁ、こうやってウチのように月3〜5回、多くたって6〜7回の時々のオペは新鮮な気持ちでいつも取りかかれるのですが、毎日午前午後とオペばかりおやりになるインプラントスペシャリストの先生方の精神力には脱帽します。
ワシなんぞ、今日だってオペ後、3歳児検診とか行っちゃって「○○くぅ〜ん、おいで〜、どれどれぇ〜?」とかやってる自分を客観的に見て、精神的にある意味開放されているのが分かったりします。

ワシはやはりスペシャリストにはなれないな。そのテンションを維持できないし、その器量もない。やはりどこまで行ってもGP(下注)だな、しかし、とびきりの(笑)。
目標である、敬愛する高木兄ちゃんの言うところのスーパーデンティストは、ライフワーク。

今年は、いつものEAO等国際的なインプラント学会もさることながら、摂食嚥下リハビリ学会や口腔リハビリ学会、あるいは国際医療リスクマネージメント学会への出席も目白押しで、ある意味わくわく感が増していることも事実なんですね。

注)GP:一般的に専門分野を持たずにいくつもの基礎知識やその専門知識を習得し、対処できるものはすべて行っている医師。歯科の知識だけではなく医療全般や社会医療経済までの基礎知識のもと診療を行う。

6月 08, 2014

早すぎ一週間

月曜にベルメゾンK入社式を終え、ほっとしたのもつかの間、翌火曜日、8本埋入のオペ時終了後お昼前、体調を崩していた恩師のもとに向かいました。師が居なければ今の自分はあり得ないほどお世話になった先生です。そしてHERZ会の発起人でもあり、ワシに20年前にバトンタッチをして今に至るほど、本当にお世話になった先生です。もちろん今や世界のなっちゃんも、多かれ少なかれワシと共に足繁く勉強会に参加したわけで、なっちゃんがどう思っているかは分かりませんが、少なくともスイッチを入れたことは間違いはないと思っています。
と、言うことで、2人で伺いました。昼飯をごちそうになりました。かける言葉に詰まりました。。。。
夜にはインプラントメーカーと会合。24時過ぎに火曜が終わりました。


最近は慢性的にスタッフが不足していて、まあ、皆、のっぴきならない事由で退職したり休んだり。開業して26年、そういう波が確かにあります。どうしてなんだろうというくらい、人手不足に悩まされたりします。ドクターも不足、DHも不足、DAも不足、、、、あぁ〜あ、何とか切り抜けて新しい波を誘わないと行けませんな。。

そんなくたくたになる日が、三日ほど続いて、土曜日の夜からベルメゾンスタッフ全員集合の歓迎会でした。酒席ですから、皆よく飲む、よく食べる、そして良くしゃべる。なんて素晴らしいスタッフなんだろうと感心する事しきりでした。
コミュニケーションは医療や介護の要なんです。そのコミュニケーションが全員とても素晴らしいベルメゾンKはどんな素晴らしいホームになるのか、本当に楽しみで仕方ありません。お開きの最後は、多分27時過ぎだったかもしれませんね。素晴らしい。


日曜午前中は惰眠をむさぼり、昼前に起き出し風呂につかり、七戸の婆古石蕎麦を食いに、長男と3人で婆古石山中に向かいましたね。道中あまりに腹が減っているため、食い物の話題で異常に盛り上がったわけです。共通の認識として浮上した「腹が減っているときにスーパーに行ってはだめだ!」が心にしみます(笑)。

相変わらず、婆古石のお蕎麦、一口、口に入れた途端に体中に広がる清涼な蕎麦の香りに「ああ、やっぱりうまい!すごいや!」とみんなが口をそろえてしまいます。それほど何度来ても新鮮にいつでもうますぎの蕎麦に感謝です。定休日平日、営業日土日、、この看板がとても好きです(笑)。メニューは相変わらず「ざるそば」しかありませんが、唯一のサイドメニューおにぎりとしそ巻きおにぎり。しそ巻きが極上に美味。。



七戸に行くと必ず立ち寄る樹齢800年の大銀杏に気をもらい、さあ、今週もがんばろうと気合いを入れます。

その後、海外沿いを南下して長男におすすめの星夜写真スポットを探索。市川漁港の謎の巨大建造物も教えときましたが、一体これは何だろう??機密的国家プロジェクトを連想させるすごいものが数年前から建造されており、どきどき感が増すわけです。


帰宅後、昼間の腹ぺこ討論で話題になった「すき焼き」を我が家で食い、今日一日を終了。あっという間の日曜日、、という感想ですね。。

来週から新しいドクターが来ます。人手不足は一向に改善されていませんが、少しずつ快方に向かっているはずです。



今日は最高気温12度。霧が深く、神秘的な空気が漂うすてきな日曜なのでした。最後の2枚は長男が撮影した今日の締めくくり。




6月 03, 2014

スタートしました

本日月曜日、滞りなくベルメゾンKの入社式が終わりました。ワシの挨拶のポイントはみんな分かったかな?そう、これからの未来を創るのはあなた方なんですよ。よろしくお願いいたします。
その後、八戸大学の准教授をお招きして講演会を開きました。スタッフ自身の価値や、入居者への人としての心とスキルの問題に触れていただき、参加者皆感銘を受けたと思います。ワシは仕事をちょこっと抜け出してきちんと聞けなかったのですが、終わった後そういう感想を話しているのを聞いてとてもうれしく思ったのでした。
講演会終了後は皆さん、開業までの1ヶ月間のトレーニングスケジュールが細かく決まっており。各自決められたメニューをきちんと消化するために、とても良いテンションで分散していったのでした。みんな、がんばろうね。


さて、話はがらりと変わってインチキ韓国系市議の話です。本日場違いなんですが、忘れちゃうので書き込んでおきましょう。定期に送られてくる韓国聯合ニュースにこんな事が書いてありました。(ワシは韓国は非常におかしな非常識な国だと認識しているので、どんなニュースを流しているのかきちんと検証したいのでちゃんと読んでいる(笑))
韓国法務部のデータによると2013年に韓国籍を取得した外国人は1270人。ところが韓国籍を放棄した韓国人は2万人。2008年以降毎年2万人。。。www

なんだこれ?あの強烈な捏造歪曲歴史で自国を成り立たせている愛国人と思いきや、韓国人にとって韓国籍とはその程度のものだと言うことですかね。
ところが、これには合点がいく訳で、国籍があろうがなかろうがグリーンカードを持っている韓国人、米国国籍の韓国人と胸を張って米国で豪語するらしい。日本人じゃ考えられないなぁ。愛国心の厚みがまるで違うね。

その米国に、韓国コミュニティーがどんどんできちゃって、当のアメリカ人も困惑しているよう。特に、ブエナパークというLA近郊の町は、かのでたらめ慰安婦増で一躍脚光を浴びたグレンデール市の隣な訳で、このブエナパークの市長が韓国人だったのだけれど、この度詐欺罪で逮捕されました。ちなみにグレンデールの市長も韓国系議員のごり押しにまけて像設置をとても後悔しているようですが、取り壊したら如何?

そのブエナパークのこのとっ捕まった市長も慰安婦像を市に作ろうとなりふり構わず活動
していたことはニュースになっていましたね。はい、その市長がとんでもないやつだったんです。米名をミラー・オ、、本名をオ・サンジンといいます。偽名でいろんな犯罪を犯し「重詐欺罪6件の容疑」で逮捕ですw。議員になる前も前科があり、なんでそんな奴がとお思いでしょうが、それだけ参政権を持っている韓国系アメリカ人が多いと言うことなんですよ。

これ、まるで支那のやり方そのものだとお気づきか?支那のもくろみは支那系大統領を実現することらしく、近い将来現実味を帯びていることは確か。そうなったら米国のポチの日本はそう簡単にしっぽは振れなくなるでしょう。しかも秘密法案に反対する左巻き弁護士軍団がきれい事と正義ぶった理屈を並べ立て大騒ぎするあたり、まるでこの国の行く末を案じているとはとうてい思えないわけです。米国にダダ漏れの機密が支那にダダ漏れになる危険を考えたことがあるのだろうか?本気で支那を信じるのか?ベトナムやフィリピンの傍若無人ぶりを見てないのか?米国が力を失ってきた証拠じゃないのか?

かつて民主党がごり押ししようとしていた、いや今の自民党も考えている日本の移民受け入れ政策に加え、参政権だの在日の人権保護法だのと言う政策は、実は日本の社会に深く根付いた外国人の思うつぼ政策で、こういう事例を見ておわかりのように、しめしめと思っている支那人を始め在日の大きな利益になることはあっても、ワシら日本人のどれだけの利益になることか。。。下手すりゃ日本じゃなくなるでしょ。
これ、血を流さない近代戦争ですから、もうすでに始まっているわけで、この危機感が平和ぼけの九条信者や左巻きには分かるまい。

フランスのように、移民受け入れ政策は進める、しかし、やはりフランスのように移民先の国、いわゆる日本の文化や風土を尊重する教育を受けた、あるいはそれをきちんと守る覚悟がある我が国を愛する移民は受け入れようじゃないかという規律正しい細則を持った政策を期待するわけです。

6月 01, 2014

気持ちのよい気温と湿度は

本日日曜日、昨晩の暴飲のため、午前の遅い時間に起き出しました。だって、休みらしい休みが、この日曜と昨晩のような土曜の夜しかありません。そりゃ少しは解消させてくださいませ。。本当は野球の練習が9時からあったんですが、、、ごめんなさい。


気温が高いけれど湿度がないので、絶好のバイク日より。恥ずかしながら、今年、本日初めて乗り回しました。整備に出して帰ってきたばかりなのに、電気系統が壊れてますね。APRCセッティングができなくて、アラートが出っぱなしですなぁ。。しかし、ま、走ることに問題はないので2時間ばかり乗り回しましたが気持ちいいですね。で、思ったんだけど、やはりワシにはアプリリアな167馬力のバイクなんて必要ないな(笑)。


いよいよ明日月曜日、ナーシングホームである所の「ベルメゾンK」の入社式。山形の兄ちゃんに誘われたLAでのDr.スマイラーファイナルセミナーに参加できなかったわけはこれです。兄ちゃんごめんなさい。

竣工まではまだ一ヶ月ほどあるのですけれど、現場の状況を予想して実地訓練に入るためです。総勢23名のスタッフを迎えます。これで「くまさか歯科グループ」は、50名以上の大所帯になるわけで、結構しびれますよ、いろんな意味で(笑)。

有料老人ホームだけではなく、訪問看護ステーション、デイケア、通所介護などあらゆる局面に対応できるようにセッティングしただけでなく、最大のポイントであるところの「口腔ケア」を優先順位の最上位において挑戦してみるわけです。

しかしなぁ、ほんと、思いもしないことは実現しないし、思ったことは必ず実現するって、まさしく本当に実感しています。