土曜日曜は横浜で大学のプチ同窓会。と言っても、60人ほど集まったのだからちょっとびっくり。幹事さん本当にお疲れ様でした。おかげさまでとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。ついこの間あった同級生もいれば、20年以上あっていなかった同級生も。そしてみんなあんまり年取ってないねぇ、ていうか、びっくりするくらい老けてる奴いないじゃん。ま、はげ散らかしてる奴はいるけど(爆)。で、みんな世の中に、歯科は大変だとかワーキングプアだとか、なんだかんだ言われているけど、ばりばり盛業じゃないか!ちょっと明るい話題だよね。
基本的に歯科医療経済学を成す歯科医療の守るべき本質根本は、いかに患者を集めるかに腐心するコマーシャリズムなどではなく、正しい診断と適切な処置を行う疾病治療の正確さ、そしてそこに繋がる再建治療の予知性を元にしたスキルの完成に他ならないわけ。これこそが、周囲にどんなにライバル歯科医院が居ようが居まいが、数の問題などではなく、患者本位の選択肢の問題なのですよ。
特に診断の重要性は100年前からだろうが何でもそう。昨今例えば矯正治療のトラブルがインプラントより増加傾向にあり、日臨矯調べでは、なんと、、セファロもとらずに診断もまともにせずに行われている矯正治療が50%近いのだとか。びっくりだよ。
まあ、適当にハウツーセミナー受講して何となく出来そうな感じになってからのトライするケースと言うことなのだろうが、矯正の標榜から指導システムなど本気で見直す時期なんじゃないだろうか。何でもかんでも床矯正だインビザラインだとか診療体制に問題があることは明白だね。う〜ん、それともこれってMTMのつもりなんだろうか???わからん。治療方法や治療費の説明すら受けてないとか分からないとか60%もあるじゃん。
そんな赤い海をきちんと泳ぎ切っている、集まった我が同窓達に乾杯なのであるよ。
開けて、今日月曜日。古くからの親友の父上がお亡くなりになり午前中お葬式に行ったのだが、その直前、朝一でインプラントのオペが入っていた。サージカルステントも出来てるし埋入本数も数本なので施術時間は30分ほどを予定していた。切開した。。数ヶ月前に行った骨増生術で、これはもうできあがっているねと診断した骨は、CTからは判断できないくらい柔らかいではないですか??う〜んどうしたんだろう。意外と初めてだなぁこう言うの。
パイロット以外ドリリングせず窩洞拡大埋入してもホッコリと固定できないわけで、う〜ん、、となる。ステントを無視して数㎜位置を変え、わずかに残る皮質骨を傾斜埋入で乗り切って、空いてしまった骨もどきスペースはきれいに郭清して別の骨補填材を挿入し、初期固定を確認して終わったのがオペ室入ってからの35分経過。しびれたわけではないが、少し焦った今朝の出来事でした。もちろん手術自体何も問題は無くクラッシックプロトコルを遵守して経過を待つわけです。
何千本と経験していてもこういうことがあるから、あえて偉そうに言うけれど(笑)、いざというときの知識とスキルがとても大切なんですね。常に努力と勉強だと再確認でした。
いやぁ、それにしても、良いプチな同窓会でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿