昨日の今日で申し訳ないが、こんなモノを見つけた。
山梨県の国保連の報告である。このような素晴らしい調査結果があるにもかかわらず、何故、必要な検査まで査定して「カネがない」と歯科医師会のおバカに代弁させるのか。
「歯が20本以上の人は19本以下の人より医療費が2割少ない」
(山梨県・山梨県国民健康保険団体連合会・山梨県歯科医師会 高齢者における歯の健康と医療費に関する実態調査“平成18年)
調査によると歯の数が19本以下の人は、20本以上の人より医療費が2割ほど高く、ガン、糖尿病、高血圧性疾患、虚血性心疾患、脳梗塞で医療費が高かった。また、歯周病が軽度の人の方が医療費が低くガン、糖尿病、高血圧性疾患、虚血性心疾患、脳梗塞で医療費が低いとの報告されている。
確かに、8年前の調査ではあるが、今でもこの報告と調査は大きな意味を持っている。この報告をエビデンスとして、高齢者のみならず産業を基幹とした経済活動においても、歯科の有意義さは大きな意味を持っているのではないか。山梨国保連と山梨歯科医師会すごいじゃないか。
しかし、もう一度繰り返すが、だから、、本末転倒とはこのことではないか。ということは、、国にも県にもカネがないから保険者に協力せよ、、と言うのは詭弁ではないのか? 要するに、診療報酬県平均をを低くしておくから、指導時にあれこれうるさいことは言わないでおいてね、という護送船団方式の最たる弊害なのではないかと思われる節があるわけで、それをその通りと容認する決して近代的ではないシステムを堅持する風土なんだろうか。
調査結果が県民に見事に反映されていない(笑)。
これ、歯科医師会にも入らない都市圏の理論武装した大型広域医療法人の絶好の餌食になることがわからないかなぁ。。その昔々、、歯科医師会が独禁法を無視して開業制限をかけて何かいいことありましたか?学習できてないですね。ワシが山梨の将来の歯科を心配しても始まらないが、少しは学習しないと、県民がひどく迷惑を被ることを考えるべきだと思うのですがね。そして何より、県における件(くだん)を容認する歯科医師達自身が、この先とんでもない状況に追い込まれる序章に過ぎないのですよ。
状況は違うが、歯科医師不足が深刻になる我が八戸でも、徹底した理論武装とスキル上達は必要不可欠の時代に入ってきたなと、今更ながら感じますね。
山梨反面教師ありがとう。
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