先般書きました「こいずみみつお」氏の某掲示板のスレッドが23本を超えています。コレはある意味すごい(笑)。1000カキコ×23ですよ!?全国区になった(笑)。
どうして此処まで盛り上がったのかと言えば、彼の医療への無知ばかりでは無くその態度の問題なんでしょうね。とうとうブログどころか公式HPまで閉鎖。後援会の電話は不通(笑)。なんか残念ですね。
というか、こう言う場面で本性が見透かされちゃうSNSのシチュエーションは、有権者にとっては良い機会ですけれど、ご本人にとっては致命傷になりかねないので注意した方が良いですね。ちなみにヒラリーさんが次期大統領選挙をにらんでツイットし始めて僅か一日で30万フォロワー。この組織力もすごいなぁ・・とうがって見たりして(笑)。
消される前に、こいずみみつお氏の過去のブログを見ると、どうも今回が初めての暴挙じゃないですね。今まで何度も病院で待たされる事への不満が沢山書いてありまして、しかも治療費を払わない(笑)。こりゃダメでしょ。
だいたい、何故公立病院等で待ち時間が長いのか全く理解できていない馬鹿さ加減に呆れます。ワシら日本人が、医療サービスに社会保障を求めている現実と、その為にお金と時間を皆で共有している自覚が無いのなら、米国のような完全自費の医療サービスを想像だにできないだろうし、仮に米国だってERのような公的資金の元での診療が、ひどいときにはまさかの12時間待ちとか、やはり想像も出来ないくらい、何も知らない人が議員さんをやっている訳なのね。
リスボンのクリニカマロ(Dr.マロ クリニック)の自社ビルの向かいには大きな公立のクリニックがありまして、コレじゃあ治療しに来る人がどうなの?と言う話になったとき、あそこは待ち時間が4〜5時間だから関係ないと言っていました。でも、クリニカマロは待ち時間ほぼゼロ。そりゃそうだ。公的保険を使う人が来るところじゃ無いからなんですけれど。
以前も書きましたが、ロンドン行きのBA(ブリティッシュエアー)の中でもらった新聞は歯科医院特集。多くの歯科医院が保険無しで快適な治療を約束すると書いてありまして、ゆりかごから墓場までと世界に先駆けて1948年から構築した医療サービスNHS(national health service)は、アポイントが3〜4ヶ月先。コレじゃあ困る人は困るが、コスト優先の人なら根気よく待つわね。
イタリアも同じ。待ち時間2〜3時間は当たり前で、アポイントは数ヶ月先。ドイツに至ってはエリアの医院数が決められていてもう大変。日本はある意味すごいのよ。
このように社会保障に委ねたい時は、一定のリスクを覚悟しなければそれ自体成り立たないサービスである事をちゃんと勉強して欲しいものです。ワシら社会保障の中で受ける医療が当たり前だと思っている恵まれた国では下世話な話ですが、要するに治療費自費の中には時間も買っているという現実があると言うことを理解してこその県議とは言え政治家なのでは無いでしょうか。あ、それが良い悪いは別の話ですが。
ここら辺が、国家の国民医療サービスへの取り組みとして、本気で考えて頂きたい部分ではあるわけです。そんな話を携えて、明日木曜日厚労省へ乗り込み、T技官と2時間ばかり直接お話しさせて頂く機会を頂きました。未来への歯科政策のあり方を議論しようと思っています。ま、役人さんは本音は言わんけど。
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