12月 01, 2013

ベルメゾンK地鎮祭

土曜の午前中、来年6月からスタートする我々のプロジェクト「有料老人ホーム・ベルメゾンK」の地鎮祭が執り行われまして、診療を少し抜け出し、当院駐車場後ろの建設予定地に作られた地鎮祭用のテントに向かいました。

先に、ホーム用の水源として井戸を掘るため、近所の小田の神様をお呼びしたのが8月だったのですが、神様のおかげで幸い豊富な水脈にあたり、ホームのお風呂や下水関連水源には一般上水道を使わなくとも大丈夫になりました。やはりこう言う神事はとても大切です。

今回も地鎮祭には小田の神様に来て頂きました。昨日まで雪交じりの不安定な天気が、土曜の午前中は風も穏やかに晴れ渡り大変助かったわけです。厳かに始まりました儀式ですが、風も無く揺れもしなかったテントが、降神の儀式の時に突如はためき慌ただしくなりまして、ワシだけでは無く皆が「あぁ、神様達がおいでくださった」と感じたに違いありません。本当に不思議なものですね。
その後、昇神まで何事も無く恙なく済ませ
て頂きました。参加して頂いた関係各位の皆様方には本当に此処までこれたことを感謝いたします。

我々のプロジェクトは、今本格的にスタートを切ったばかりです。生まれてから死ぬまで歯科医師として、歯科でしかできないことで、何処かの誰かに関わっていくことは出来ないものだろうかという哲学発想がスタートになります。
以前から何度も書かせて頂いている、予防サロンと万が一の疾病再建治療、そして生涯メインテナンスが、健康寿命のさらなる延長に結びつくことは明白なんです。



今まで漠然としていたあまりエビデンスの無かった、例えば「認知症と無歯顎」の問題は神奈川歯科大学の
グループが米国心身医学会に投稿した4000人以上の患者をを対象にした研究論文により、「明らかに歯やその機能を失うことで認知症による介護認定を受けた割合が高くなる」事が明確になってきたわけです。

ワシは相当前からエビデンスでは無く経験則として、ブラキシズムの出来ない口腔環境が、明らかに大病を持ち込む、、と個人的に検証したり実感して、事ある事に色々発表とかしたのですが、ブラキシズム自体を悪習慣と考える米国かぶれの医師(未だに偉そうにパラファンクションとか言いやがる)が多く、まるでキャッチボールが出来ない議論経験を何度もしています。どうやらそれも解消されそうですね(笑)。

兎に角、目出度い土曜日なのでありました。


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