そして昨日はHERZ会の定例会。プレゼンをして頂いた松風歯科産業の並々ならぬ意気込みが伝わってきました。
さてその帰り、柄ちゃんが持ってきた模型を見て驚いたことがあります。岡田先生が、アドバイスしている最中に柄ちゃんに言いました。
「ところでこれ何歳?」
「9歳なんです」
「えぇぇ〜〜?!」
これは、その成長発育の速さに驚いた様子なのですが、まあ、ワシらやその後の年代でも、大学で習う標準の歯列ではないですわね。どう見ても中学生以上の歯列を持ったこの9歳の子供に関して、本来矯正の話だったんですけれど、なぜここまでの成長発育が早い子供が最近非常に多いのかという話に移行してしまいました。雑談だけど(笑)。
毎日中国経済紙の11/29の配信記事にこんなのがあります。
「KFC、マクドナルド向け中国サプライヤー、鶏に成長促進剤 ハエも死ぬほどの劇薬」
以前からこれは世界中で指摘されていましたが、まあ、企業側はサンプリングには合格しているからと言うでしょうけれどねぇ、、、、サンプリングが無作為なのかどうなのかねぇ(笑)。以前米国に於いてもサプライヤーの牛肉でもあったし、環境ホルモンの問題でも出て来たし、ワシらはロートルだからもうどうでも良いけど、小さな子供達にはなぁ。
で、この成長促進剤が、間接的に子供達の口の中に入ることは必至なわけで、この「えぇぇぇ〜?」と言う状況はある意味必然。
こう言う食の安全性に対して、一番声を大にして言うべきは歯科医師ではないかなと思うのですが、補綴の点数の上がり下がりばかりを、自費の補綴の件数ばかりを気にしなければ立ちゆかない歯科の現状を考えるに、石井氏のように歯科全般の抱える社会もろとも精力的に動いている政治家を本気で応援しなければ、それこそワシらはもういけない。
安全な国産が高いという理由だけで、リスキーだけれど安価な海外の食に頼る基本姿勢を作ったのは、何を隠そう消費者自身なのですから、それを正す政治家は本当に必要だと思いますよ。例えばスイスって物価は高いけど、安全な国産農産物は死守するとか、そういうところがキチンとしているからすごいなぁと思うし。
そうか、そういえばワシも岡田先生も、最近時々マクドを食う機会がなぜか増えたのだが、、腹回りが成長してきているのは促進剤のせいか。