一昨年滑膜肉腫という病理診断の元、骨肉腫とは違い転移が非常に少ないと言うことで後ろ足の腫瘍原発を含む全てを断脚。その後驚くほど元気に回復し1年が過ぎようという10月に、肺転移が見つかる。
今日、午後に主治医に連れて行くが全く動けない。肺にたまった浸出液をいつものように抜くのだけれど赤血球が腫瘍から滲出してどす黒いのが分かる。一旦処置のため病院に預けて仕事に戻り夕方また連れて帰る。
かねてからの約束の会合に夕方から夫婦共に出席。まるでいつものようにロビンはお留守番。うつろな目でワシを追っていたのはまだ記憶に新しい。しかしこれはいつもの事。そしてそれが彼の定め。特別に溺愛することは彼に対して申し訳ないと心の片隅で思っていた。
帰宅後、すでにロビンは・・・・昇天していた・・・・。見とれなかった事を後悔して懺悔の涙が止まらない。本当に今まで、愛と勇気と喜びをありがとう。。。。。。君がいたから、子供達は目的を見つけ、君がいたから慰められ、君がいたから今がある。この10年本当に家族の一員として暮らしてきたから。
君は長男や次男よりランクが上だとずっと思っていたはず。二人が食事していると異常に騒いだ。ワシが食事していても全く騒がない。良い奴だね、よく分かっているね。
動物の本能で、自分の最期は自ずと分かっていたはず。そのために何をするかもキチンと分かっていた。日曜の夜、結婚式の後、君を散歩に連れて行ったドクターの面々に、最後の力を振り絞って会いに来たのは素晴らしい。皆に挨拶したのだね。ボクはもうちがう所に行ってゆっくりしようと思う、、とね。
最期を看取らなかった事を後悔するのは、人間のエゴ。君たちはひっそりと分からないうちに行く事が、最後の君たちのプライドでは無いかと思っている。本当に儚い命だけれど君の今までの10年は、本当に素晴らしかったと、、、今改めて、心から思っている。
本当に今まで、ありがとう。君がいたからみんながいた。ありがとう。ありがとう。。
俗名 ロビン 本名 ア
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