2月 26, 2013

時節柄か?

極寒になったり、ほんわか暖かくなったり、八戸地方は東京によく似た寒暖の変化です。一方酸ヶ湯は記録を更新する雪だし、青森市や弘前市は気温が高くならないから雪が溶けずにさらに積もる。これもまた温暖化で北極の氷が溶けた所為だと言うが本当か??(笑)ワシはゴアさんが力説していたのこの説は信じていないね。膨大なお金を生み出す環境ビジネスのために生まれた説だと思っているもの。


そんな時節柄(笑)、皆さん顔をパンパンに腫らして結構痛んで、当院に飛び込んでいらっしゃる。確かに普通は3〜4月頃がとても多いのですがやはり温暖化の所為か(笑)今集中しています。

最近はパンパンに腫らして高熱で頑張っていらっしゃる方には、抗生剤の点滴をするのですけれど今月だけでその重病の方は4名になりました。もちろん点滴まで行かない軽度な方も大勢居ますが。
以前と違い今はロセフィンとかフェニバックスとかセフェムからペネムまで、ワンセットになっている便利な点滴セットがあるのでスタッフも手間取りません。
C反応(CRP)の検査とかする訳じゃ無いし、なんてったって検査時間がかかるから、体温と視診触診で蜂巣炎とか診断するわけで、保険者は病名が微妙でも変に査定しないように(笑)。

ここで問題なのが鎮痛剤の注射です。歯科の適応などとっているまともな注射用鎮痛剤は皆無でしょうな。
何故かというと、薬剤メーカーは、厚労省という役所相手に一つの適応を取るため数千万円のお金を使います。10種の病名なら億は超えるでしょう。メーカーにしてみれば歯科のマーケットなど極小なので歯科適応病名など取るわけがなく、あげくそれを鵜呑みにして保険者は、ばさばさと切るわけです(笑)。
しかし逆に、医科の場合は完全にエビデンスを元にした適応となっていますから歯科とは事情が違います。相当数の病名に対しての基礎データが十二分に有り適応病名は信用に値します。
こんなところにも歯科の「なめられ」加減がよく分かるというモノ。削って詰めて被せてハイ幾らの歯医者でしょ?と言わんばかりです。医療の微塵も見えません。

ダメダヨこんなの。患者さんが、歯科医療費抑制政策に負けて不利益を被る構図は、非常によろしくない。歯科医師の裁量で、必要だと診断した本来の薬効システムのエビデンスを元にした投薬や注射こそ正しいわけで、メーカーの適応が臨床学術を上回る訳がないと思うのですよ。

頑張れ歯科医師。





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