水曜日、青森から帰ってきて、当初の予定通り来年度スタートする当院の有料老人ホーム「ベルメゾンK」の試食会と食器選定を行いました。日清医療食品という会社に入ってもらうのですが、不味ければアウト!普通以上でOK!という事にしていましたが、これがなかなか美味いんですなぁ。。
通常、年輩の方が食べられるように、食材は小さめです。ワシはなるべく普通の大きさにしようと提案しました。歯科医師の立場でナーシングホームを考えるなら、発想が通常のように、食べやすいように細かくとか、それでもダメならミキサーとか、そんな貧相なことを考えてはいけません。食べられないなら食べられるようにするのがワシらの大切な仕事だからです。しかし、現場はそんな甘くは無いよ、、と言う声が聞こえます。
そうなんです、今まで如何に口腔健康を通常の介護現場で考えていなかったかの証拠がこれなんですから、超えなければならないハードルはまだまだ沢山あるでしょうね。
でも、ウチのナーシングホームは、良い意味で絶対に普通じゃ無い事をお約束しておきましょう。乞うご期待!
翌、木曜日は、午後から休診にして全体ミーティングでした。いつものように大変盛りだくさんの内容で、如何に現代歯科医療は情報収集とそれに伴うスキルの上達訓練、そしてホスピタリティの確認が大切だと改めて納得。当院で定期的にこう言うミーティングを行う理由は、何の事は無い「患者さん」に歯科を通じて迷惑と不利益を与えてはいけないという原則からなります。このあたりが通常のコンサルの言う事と違うことが分かるかなぁ。当院には、患者さんを巻き込んだお祭りは必要ないと考えています。
優先順位で言えば、
1,歯科医療の哲学を含む科学を追究実践する。
歯科治療が疾病治療も再建治療も不正確でしかも下手なら、端から話にならないと言うことです。当院での優先順位は最高位です。
2,診療に於ける「医師-患者-スタッフ」コミュニケーションの重要性を理解する。
言葉や態度が相互の円滑な診療をサポートすると言うこと。例えば口べたは、医療には向きません。
3,医療の持つホスピタリティの実践
至極当然のことですから、目標とする優先順位は下位なのです。
ということですね。
その後、親睦をさらに深める目的で「食事会」でした。今回もまたみんな、よく食べてよく飲むなぁ。。と言う感想。バイト君も含めて、大変盛り上がったのでした。これで明日からの診療も間違い無しの上出来で進めることが出来るでしょう。
みなさん、ご苦労様でした<m(__)m>
0 件のコメント:
コメントを投稿