「檸檬」梶井基次郎

「地獄の季節」アルチュール・ランボー
とうとう手を出してしまった早熟の天才の名作。オッサンと若い美青年の禁断の同性愛を、美しい散文詩に書き留めた作品の一つ。象徴主義と言われているが、現代のBLと変わらないんじゃ無いかなぁと言う、のめり込みたくない作品(笑)。ディカプリオの若かりし日の問題作品「太陽と月に背いて」を思い出してみよう。
「車輪の下」ヘルマン・ヘッセ
中学生の時読んで、なんだか分からなくて、高校で読んで受験エリート主義に反感を持って主人公に同調するもこうなっちゃいけないななどと教訓じみた感想だった。今読んで、最近時々訪れるドイツやドイツ語圏の景色がよく分かり、教会や司教のシステム等より理解できて実に面白いと感じましたね。苦悩が好きなんでしょ、こういう人は(笑)。
「あっぱれ懲りない朝日新聞(笑」勝谷誠彦
あの朝日新聞だってこう読めば面白い、、、のキャッチに誘われ読む。うははははは、、、、、
「築地をどり」のお師匠さん達の苦労がよく分かり異常に面白い傑作。是非おすすめの一冊。すでに既読の方は感想をお聞かせ頂きたい。最高のブログネタ(笑)。
「じみへん」中崎たつや
何度も読み返す漫画の中で、カテゴリーは違うけれど、傑作中の傑作。グー・チョキ・パーのじゃんけんに於ける屁理屈が秀逸。紙ははさみに切られる、紙は石を包んでしまう、はさみは石で刃こぼれする、、という三すくみで成り立つじゃんけんは、実はおかしい。能動受動でいけば、紙を切るはさみは攻撃で勝ち。石を包む紙は攻撃で勝ち。ところがはさみに勝つ石は防御であるところがおかしい。本来なら、石をはさみにたたきつけてはさみがぼろぼろに粉砕されてこそ石の勝ちなのでは無いか。 なんて言う屁理屈大好き。
さ、後残っているのが「厄介な隣人韓国」という本だけれど、今のところいまいち気が進まない。だって本気に相手にしたくないからね(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿