5月 15, 2013

久しぶりに陳情

水曜午後から木曜日にかけて、青森県保険医協会の国会行動として議員陳情に向かいます。歯科医師として、わしが一人で行きます。地元選出議員はもちろん今回新しく当選した歯系議員をはじめ、
かねてから精力的に行動している石井氏等、厚労議員その他20名近くになるでしょうか。アポイントの関係で直接議員とお会いできるのは限られてはいますが、昨今の保険歯科事情の疲弊感を少しでも理解して頂き、あわよくばかつて幾つかの事例で、ワシらの活躍により(笑)水面下で解決した諸問題と同じように、表だった通知通達では無くとも、何らかの改善を求めて、せめて委員会での質問まで持って行ければと思います。事務次官クラスの回答を引き出してくれるのは議員さん達ですからね。

しかし、どうしてこんな簡単なことをワシらの組織はもっと一生懸命やらないのか不思議でなりません。まるで役所のような手続きとひたすら待ち続ける上意下達のお達しに一喜一憂する暇があったら、一人の歯科医師として自分の仕事が国是に関わるというプライドを持って出かければ良いのにといつも思います。
憲法第16条で保障されている権利でしょうに。

今回は、「もういい加減にしてくれパラジウム問題」をメインに、歯科医療費がここ10年以上伸び悩む異常事態、加えて消費税増税に絡む最終納税者としてのシステム構築の如何、そして最近とみに厳しくなった診療報酬査定問題などなど、並べると切りが無いくらいワシらの業界はおかしなことになっているのですよ。

グローバルなワシは(笑)ふと世界の歯科事情に目をはせます。日本のような素晴らしい歯科診療ステムを持っている国はありません。だからといって補綴を外すとか諸外国の例にならう徴候は如何ともし難い訳で、何処の国にも負けない健康寿命を伸ばした先駆者としての我が国の歯科医療をもっと進化した形にもって行こうじゃないかと言う前向きな姿勢を理解してもらわないとね。

しかし最近、どこぞのコンサルが、割とさえない歯科医院に暗躍し、日本の誇る勤勉と技術の歯科医療を、技術そっちのけで集患に特化したイベント会社へと変身させ、真のホスピタリティがいつの間にやらイベント会社のホスピタリティに変身している現実は、実は裏を返せばそれだけ苦しいんだろうなと言う証拠。

ワシだって、もっと自分の勉強する時間が取れるのなら魅力的なこう言う企画にどしどし参加したい(笑)のだけれど、これとて所詮自院の話に終始してしまう悲しさを含んでいて、地域医療にこれっぽっちも還元できない悲しさです。だから年間4〜5回は出かける海外のミーティングやコングレスで学習した事をなるべくウチの勉強会で紹介するようにしているのです。そう言う知識や経験がファウンデーションになれば、保険診療も大きく様変わりして我が国の歯科医療の元で仕事する喜びが増すというモノでしょう。

でもさぁ、如何せん、そういうのを決める頭の良い偉い先生達って、、そうじゃないんだよなぁ。。。ま、だから陳情に行くんだけど(笑)。

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