昨晩は恒例のHERZ会でした。わざわざ岩手の洋野町からも参加してくる先生が増え、若い先生方の活気を感じますね。昨日の本題は今年のIDSの半分以上のブースを占領していたcad/camの話で、かつてより国内の先陣を切っていたGCのお話でした。
中身を詳しく聞くと、確かに進化しているモノねぇ。まあ、ウチでは2000年過ぎからコンタクトプローブだった時代のノーベル製品から始まり、今ではジェニオンとか普通にばしばし使っているので、話を聞くと常に比較検討してしまいます。
現在の歯科環境での再建医療としてのデジタルトータルソリューションは、欧州製品に一歩先を超されています。3Dピクチャー、レントゲン、CT、顎運動解析、に光学印象を元にしたCAD/CAMがリンクすることで、顎運動解析をシミュレートした理想的な再建治療が獲得できると言う発想は、本来日本人が得意とするところでしょうが、出来ないのはつまらないとある理由がありますものね(笑)。
今年のIDSで欧州製品に目を向けると、CAD/CAMでのS社を筆頭に、K社やP社が一生懸命です。が、K社は詳しくは分かりませんが昔の職人気質の製品は今では影を潜め、かなり媚米的な製品ばかりに(笑)なりましたようで、、CEOが変わると言うことはそういうことなんでしょう。まあ、もともと、あまり好きではない会社ですけど。
再建理論に本当に優れているのは、小さなブースだけれど人だかりになっていたGAMMA社キャディアックスダイアグノスティックでも、なぜか此処はデジタルにめっぽう弱い。アナログのSAM咬合器から始まった素晴らしいDr.Slavicek咬合理論を展開してきたにもかかわらず、とんと日の目を見なかったのは、自分で使っていて何だけれど(笑)非常に貧弱なインターフェースとマニアックな解析プログラムの所為だと思っていますよ。
ま、顎歯列の3DトランスファーデジタルマウントはCTデータからならワシでも理解できるくらい簡単な話。数年のウチに、咀嚼パターンから顎運動データをCADに流し込むなんてのは当たり前になる可能性は大きいね。5年くらい先が楽しみです。
勉強会終了後24時まえの遅い時間から、当院勤務医の小澤先生の誕生会をささやかに開きました。オ先生やホ先生も来ましたが、「幾つになったのよ?」と言う質問。「え〜っまだ30なのぉ??」と驚く。
まだ30だって(笑)。
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