金曜日, 9月 07, 2018

誰のための歯科医療行政なのか

気がつくと、1ヶ月ブログを更新していない。

2000年来こんな事は今まで無かった。異常に忙しかった訳でもない。FBでちょこちょこガス抜きをしていたからでも無い。そう、あまりにも色々なことが沢山ありすぎて、頭の中を整理しきれないでいたからなのだと思う。それに追いつく頭が老朽化して無くなった。特に福祉から医療へのシームレスな意思共有がこれほどまでに難しい現状や、組織が生き生きとするための秘策とか(笑)。カテゴリーとしては全く違うものが次々と私の頭を襲うのだ。

と言うことで、脳内のゴミを一つ一つ拾う仕事が重要になってくる。なぜなら有効にそれを仕分けして捨てなければならないからだ。

まずその筆頭が、歯科医療行政に対する困惑した思いだ。昨年から、当県技官に対して「正しいカルテの書き方」セミナー開催の依頼を幾度もしている。しかし、厚生局青森支部長古川氏は「保険医協会だから」という理由で承諾しない。保険医協会は医療団体ではないという解釈なのだ。
10年以上前から厚労省本省とは、医療団体としてディスカッションを重ね逆に様々な方を紹介してもらいながら、厚生行政の我々の勉強も含め、非常に良好に推移してきていたが、厚生局青森がこれでは、担当技官の質の問題や内容、そして人間性など、今一番問題になっていることが当然うやむやのされてしまうのだろう。
こんな古くさい行政形態がまだ残っていることに驚きだが、だから、昨年の当県技官の個別指導における指摘事項を全てリストにして検討したが、膨大な量のそのほとんどが曖昧な表現ばかりで、その重箱の隅をつつく指導内容に大きな疑問を持つのだ。それならなおさら、その指導内容を熟知し理解し実行するためにも、「何故?」を前提に「正しいカルテの書き方」を御講演いただくのが、我々歯科医師にとっての良策ではないか。

全国の指導に悩んでいる皆が待っている。八戸に皆来たいというのだから。厚生局青森はまじめに考えてほしい。指導内容に悩むのはまじめに歯科医療に取り組んでいる証拠で有り、そうでない輩は、「適当に指導をかいくぐれば良いから、何を言われようが平身低頭がたがた言わない、引っかからないように適当に低点数で切り抜ける」と開き直っている。そういう歯科医師の方が国民歯科医療に貢献していると本気で思っているのだろうか。厚生局よ、上記講演をしてください。まあ、来月本省行くので、この地方の実態を何故野放しにするのか聞いてきますが。。

次に、青森県地域医療構想会議に昨年に引き続き出席した。平成26年度末に地域医療構想会議ガイドライン策定を経て、すでに4年が経過している。私は八戸歯科医師会代表として参加しているのだが、この4年間で歯科の役割は何もクローズアップされていない現実を今更ながら直視させられる。急性期は無理にしろ、回復期、慢性期の病床機能に応じた口腔機能管理を含む歯科医療の途切れない効率的な提供、、ですら、明文化されていない。ベッドを減らしたいのなら、歯科の役割がどれだけ大きいか、寝ている人を起こしたいなら歯科の役割がどれだけ大きいか、まるで伝わっていない事に憤りを覚えるのだ。誰のための歯科医療なのか、まるで理解されていない。さあ、私は何をすればいいか考えさせてくれ。

次に、Digital Dentistryの一般臨床への効率の良い応用とテクニシャンの行く末の問題来月10月にViennaのEAOに行く予定。横浜国際歯科学会が終わった後になる。また、米国の先進開業医Dr.AnnとGALAで偶然(過去二回偶然同テーブル)出会ったら、あまり参考にはならないだろうけど、実態を聞いてみよう。特に日本特有の社会保障の説明やそのカバーする範囲。そして診療内容が診療経験のほとんど無い指導技官に左右される実態。出来ればその内容を国際学会で私がプレゼンして、日本はこうなんだけど、みんなぁ、、学術的にどう思う?と検討してもらいたい話とか(笑)。もう沢山ある。

まあ、それはおいおい良いとして、技工士だ。ある大先生が「匠の技の時代ではない」と言っていた。来月私のHERZ会では世界を風靡しているテクニシャン片岡先生のハンズオンセミナーを技工士向けに開催する。このセミナーは築盛だけではなくカービングのみの実習も有りだ。今更何故と言われた。デジタル化がドンドン進む技工の世界で何故と言われた。何もわかっていないな。私たちは彼らにこの仕事の楽しさや「誰のためにその仕事はあるのか?」を教える義務がある。技工士と言う職業の不人気は100%歯科医師の所為なのである。それがわかっているからこそ、今こそ、匠の技を手に入れるべきだというこの哲学がわかっていない歯科医師が、歯科界をダメな方に牽引している。

さあ、3つしかピックアップしていないが、まだまだ沢山あるのですよ。次回に続く(笑)。