2月 17, 2023

批判を一切許さない日本共産党の異様な体質を踏襲する保団連という組織

 デイリー新潮のこの記事でもわかるように、日本共産党とは酷く民主的組織からかけ離れた政党のようだ。

https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02141702/?all=1

さて、唐突だが、この共産党的発想に固執する保団連(全国保険医団体連合会)という組織がある。総会を経験すればわかるが、サヨクアジビラのような資料が全員に配られる。かつてはその資料の殆どが赤旗という異常さだった。近年、この資料は一政党の機関紙ではないか?それを会場で切り貼りして配るというのはおかしくないか?という質問が出て以来、珍しい事だが赤旗の資料は影を潜めた。共産党との関わりをごまかしたいのだろう。その代わり、なるほど朝日新聞や毎日新聞のようなパブリックペーパーでもかなり左傾的な新聞がドンドン登場している。(まあ、つい先日、共産党は両新聞に喧嘩を売っていたが(笑)サヨク新聞から批判される左翼政党(笑))

保団連総会決議案や各協会の文書及び発言通告には、必ずと言って良いほど「9条を守る」とか「核燃反対」とか「辺野古問題」とか、およそ医療団体とはかけ離れた思想主張がまかり通る。こう言う思想は多様性を重視する現代では自由にあってしかるべきだけれど、私はその手の活動家のごとく決議に賛成するわけにはいかない。同意できないからだ。本来ならそういう代議員がそれなりの数いてもおかしくはないはず。しかし、現実には、反対が1票とか保留が3票とか。全体数は100を超えるというのにだ。今日の思想信条の多様性を考えれば異常な世界と言わざるを得ない。

これこそが権威主義の最たる物で、共産党のごとく保団連会長は非常に長い間その座についている。私は執行部に加わることはないが、密かに情報を集めると、理事会において長老のような古株が一切民主的批判を受け付けず、長い間左翼活動から脱却できないのだという。左翼老人の老害という言葉がネット上にあふれるが、こういう人達は見たこともないのだろう。医療問題一つをまじめに取り上げても、出来もしない妄想的要求をひたすら繰り返し、あたかも国会での共産党の言い分とうり二つ。既にほぼ消滅している社民党の言い分とうり二つ。こんな事を延々と何十年も繰り返している愚かさに気がついていない。

実現可能な医療問題解決を本気で考えているのなら、人の所為ばかりにするのではなく、どうすればよりよい医療を提供できるのかと言うベクトルを持った意見が必要なのだが、ひたすら批判に終始し聞いていてもうんざりするほど自己矛盾に満ちている。アレはダメこれはダメばかりのまるで子供の駄々のようなサヨク思想ではないか。スタンフォード型ミーティングでは「NO」と言わない会議こそが本当の会議だと教わった。「YES AND〜」と言う発想は保団連には望めそうもなく共産党のように消滅を待つのか、それとも時代と供に希望に変わるのか、もうあと何年も私は仕事をするわけではないので傍観でもしていよう。(笑)

ちなみにこのままでは、これからの若い医師歯科医師は当然加入するわけはないと思うが、如何か。

2月 14, 2023

東京の移りゆく景色と地方の歯科医師(笑)

 日曜、東京だったが、久し振りに予定がぽっかりと空いたので、東京散歩。


FBにも書きましたが、日比谷公園からのいつものいやな感じの厚労省を仰ぎ、からの、愛宕神社、芝大神宮、増上寺。宝物展を見学し、借りてるらしい仏舎利の前で「南無釈迦ムーニーブ〜ツ」と3回唱え、家康公はいないが徳川将軍家のお墓をお参りし、もみじ公園でもみじ滝を見物。そして、目の前の東京タワー様に20年ぶりくらいに上ったわけです。そこから見る展望景色は実に丁度良い。スカイツリーは高すぎるのと、見える景色が小さすぎるのと、足立江戸川墨田の地理がいまいちピンとこない(笑)のとで、東京タワーの方が実に良い。

ぐるりと一周して思ったのだが、麻布台の開発は本当に何か残念な感じ。都内一等地に残る昭和の匂いがとても好きだった。その昔、オークラによく泊まっていた時分、ちょっと空いた時間はここいら辺のお散歩で、スエーデン大使館を左手に見ながらまっすぐ進むと麻布台下に続く左に下りる坂が有、その途中に昭和な洋館の素敵な花屋があった。そこをゆるゆると下り過ぎるとまさに板壁の昭和家屋が右手にならんで見え、完全にタイムスリップできた。とても良い思い出だったのだが。後年、初台青木先生にこのあたりの解説をもっと詳しく聞く機会があり、ワクワクして聞いた物だ。


東京タワーの醍醐味は降りるエレベーターが3階で止まり、やはり昭和なごちゃごちゃとした何かわからない怪しい店が所狭しと並んでいたはずだったが、もう、全く変わってしまって浦島太郎状態。一角に攻殻機動隊グッズが売っていて、そこにロジコマが。。攻殻機動隊好きなんだよなぁ(笑)。


八戸に帰り、極寒(笑)。


無歯顎さんの下顎を切り開き、平らにして4本インプラント埋入。例の奴?(笑)ウチじゃぁごく普通の風景かもしれないけれど、都会ではそれを「どんなもんだい!」と威張る先生多し(笑)。その後、呼ばれてとぼとぼ歩きの往診。寒い。これもまた何でも出来る地方の開業医の極意かもしれない。明日の夜のHERZ会はノーベルの新しいDEXISのIOSの話。何でも吸収しよう。買わないけど。

2月 08, 2023

昔は一生懸命だった、今は??

 最近、おかしな読み物を読むよりはなんか楽しいと思い、かつての自分のブログを読んでみたりする。これってナルシズムなのかしら(笑)いい年なんだけど。自前サーバートラブルで消えてしまった過去のブログも沢山あるけれど、生き残った奴が面白い。いろんな事を書いている。それも結構積極的に。もちろんFB等なかった時代、自分の思いや意見はブログに吐き出していた。誰が読むともわからずに、でもきっとわかってくれる人もいるはずだと妄想するのも楽しかった。

2006年の2月のブログを見たら、これからポルトガルに行くと書いてあった。クリニカマロのセミナー。この頃次男はすでに12歳で2005年からスイスにいたし、海外に行くことに何の抵抗もなかったし若かったのでエコノミークラスでいかに安く渡欧するかとか頑張っていた。ポルトガル行きは初めてのプレエコで楽しみだった。八戸の図体のでっかい佐々木先生とBAことブリティッシュエアーのチケットを取り東京駅前の藤田ホテルに前泊した。夕食後銀座のバーに繰り出してなんかかっこいい気分になって結構、いや、しこたま飲んだ。佐々木先生に「明日起きれるかなぁ、こんなに遅くまで飲んで」「だいじょうぶっすよ、飛行機で寝ればいいんだから、明日ちゃんとおれ起こしますから、任しといてください!」

翌日、かすかに開けていたホテルのカーテンの日差しに目が覚めた。ん?と思い時計を見た。成田発10時40分のロンドン行きだが、、、、現在の時刻9時。。。。。。

「お〜〜〜い、ささきぃ、おきろぉ〜〜〜」「貴様起こすと言ってたじゃないか!」

「やばいやばい!」

「BAのデスクに電話しろ絶対行くからって」

「マジ留守電みたいにつながらないっすよ」

「まず、東京駅に走って成田エクスプレスに飛び乗るぞ」

「後7分しかないっす」「まじかぁ〜〜〜〜」

何とか飛び乗った電車で、「な、佐々木、もしヒコーキ乗れなかったら東京で1週間雲隠れするぞ」「そうっすね」「何処に泊まろうか」「おれ知り合いが池袋いるんでそこで良いじゃないですか?ホテル代結構かかるし」「何する?1週間」「困ったっすねぇ」

こんな馬鹿話をしながら、成田でも重いスーツケースを持ってダッシュ。BAカウンターはもう閉まっていたのですが、係のBAおねえさんが偶然いたのでギリギリセーフだったのでした。

なんて、一生懸命(笑)。ポルトガルまでキチンと乗り継ぎ、BAのこの世の物とは思えないクソまずいサンドイッチを食いながら、「ちゃんとつきましたねぇ」とほっとしたのでした。

クリニカマロセミナー2回生の珍道中は始まったばかりでした。今じゃ考えられない旅です。オイラも偉くなったもんで、泣きそうなくらいのエコノミー修行のおかげで、ビジネスやファーストが当たり前の各エアラインのステータス確保。考えてみれば、うちにあるBCFCのアメニティポーチは50個はくだらない。と言うくらい、海外に勉強しに(笑)行ってたんだなと、しみじみ一生懸命(笑)。もう無理だな。。。。十分堪能しましたわ。な、わけがない(笑)