金曜日, 6月 07, 2019

「保険でより良い歯科医療を求める」6・6総決起集会の詭弁

同意できる部分も、出来ない部分も、いったいどんなロジックで語られているのか検証し次につなげていきたい。下記基調報告のその多くは、巧みな詭弁と共産党機関誌のごとくの代案無しの夢物語にしか聞こえないのは私だけだろうか。ピックアップの疑問点は赤字で追加してみる。長文なので興味の無い人は読まない方が良いでしょう。
あくまでも、わたし個人の意見の記憶の記録です。毒を吐くなら、こんなブツが理事会で承認されることに驚きを隠せません。



「保険でより良い歯科医療を求める」6・6総決起集会
     基調報告(案)
   患者さんと歯科医療従事者が手をとりあって、 歯科医療費の総枠拡大実現を(患者と手を取り合ってと言う、これこそ詭弁以外の何物でもない。自分たちの話を患者の話にすり替える詭弁なのだ)

1、はじめに-本集会の目的
2、歯科の重要性が社会的に注目されてきている 
3、歯科医療の危機
(1)患者さんをめぐる状況
(2)歯科医療従事者をめぐる状況 
4、歯科医療危機打開のために-歯科医療費の総枠拡大、患者負担の軽減を

1、はじめに-本集会の目的
お口の中を健康に保つことは、全身の健康に大きく関係することは、広く国民のみなさ んに認識されてきました。ところが、そうした認識に制度が対応しきれていないのが現状 です。(これに関してはその通りと思う)
私たちは、歯科医療従事者が安定した経営基盤のもとで地域の歯科診療に携われるよう にするためにも、患者さん・国民のみなさんが安心して歯科治療を受けられるようにする ためにも、歯科医療費総枠の拡大、歯科診療報酬の大幅改善が必要と考えます。
(歯科医師が安心できれば患者も安心できるという理論展開がまるでおかしいことに気がつかないのだろうか。歯科医師はどんなに苦しくとも、目の前の患者に誠心誠意正義を尽くす義務があるではないか。患者は賢いのだから、そのことが見えない歯科医師から離れていくだけなのだ)
本集会は、歯科医療費の総枠拡大を求めて、全国から歯科医療従事者・患者さんが結集 して開かれるものです。

2、歯科の重要性が社会的に注目されてきている
歯科医療は糖尿病など生活習慣病の改善や認知症予防などにつながり、ますます重要に なっています。本日の、国会議員要請資料「国民の喜び、健康の回復、維持、増進に欠か せない歯科医療 『よりよく食べるは、よりよく生きる』-健康と長寿の鍵は歯科医療に - 全国保険医団体連合会 歯科医師4万人からの提言と展望」では、その点について、 豊富な事例を交えて紹介しています。(もう4万人の話と言う部分で嘘の臭いがする。本提言の都合の良い部分だけへの切り取りではないですか?また、苦しい中からの成功事例を挙げていますか?)

近年、政府も歯科医療の重要性を強調しています。「財政運営と改革の基本方針 2018(骨 太の方針 2018)」では、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者をはじめとする 国民に対する口腔機能管理の推進など歯科口腔保健の充実や、地域における医科歯科連携 の構築など歯科保健医療の充実に取り組むことが記述されました。それを受けて、昨年末 に出された「改革工程表」でも具体的な取り組みが明記されました。
しかし、歯科医療の重要性が強調されているにも関わらず、残念ながら、地区歯科医師 会のメッセージにもあるように(結局歯科医師会の話が信用できるという事でしょうか?)、「歯科口腔保健の充実と歯科保健医療の充実」が実現でき るような歯科医療費の伸びとはなっていません。
   
3、歯科医療の危機
歯科医療の重要性は確かに高まってきています。それにも関わらず、歯科医療の現場は まさに「未曽有の危機」(何と比較しているのか不明の未曾有とまで言い切るのなら、それを作ったのは歯科医師達ではなく国なのですか?)を迎えているのが現状ではないでしょうか。
その原因として、1つは、歯科医療にかかれない患者・国民が存在すること(?)、2つ目は、 歯科医療機関の経営状況の悪化、歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士といった歯科医療従 事者の困難さ(?)、があげられます。

(1)患者さんをめぐる状況(患者様と言わないのは素晴らしいと思います)
経済的理由により早期受診が困難であったり、治療の中断が増加するなど、子どもから 高齢者まで口腔状況の悪化や口腔崩壊ともいえる深刻な実態があります。(「行けない」のではなく「行かない」のも一緒に計算しているのではないですか?)
国立社会保障・人口問題研究所「生活と支え合いに関する調査」結果(2017 年実施)に よれば、「金銭的な理由により必要なときに歯科医にかかれない」と回答した世帯は3%(医 科では 2.3%)でした。推計すると、全国で約 160 万世帯(=3%×5333 万世帯(日本の 全世帯数)が歯科受診を抑制したことになります。(これは多いのですか?世界レベルなら決して多いとは言えないのではないですか?)
さらに歯科では、一般的に普及した治療で保険のきかない治療があることが、受診を防 げる要因にもなっています。丈夫で違和感の少ない金属床の入れ歯や自然の歯の色に近い かぶせ物、学校歯科健診で治療が必要とされた不正咬合の治療など、保険のきく範囲は制 限されています。(例えば他国と比較すると日本の社会保障の中での歯科治療は世界でもまれなほどその処置の多くをカバーしています。一体何処の世界との比較なのでしょうか。むしろ60年にわたり、そこまでのレベルに持って行った努力を認め、さらに現在のシステムを壊さずよりよい方向へ持って行く代案を考えていくのなら賛同できますが、支持率が地に落ちている野党のように要求と反対ばかり念仏のように唱えてもただの夢物語になりませんか?現実的な改正案を考えましょうよ。)

(2)歯科医療従事者をめぐる状況
その間、歯科医療機関の経営状況は悪化し続け、格差も拡大し何と比較して経営が悪化しているのか? 歯科医院サイドの格差拡大が諸悪であるという根拠は?そしてその理由は歯科医師個人ではなく国にあると考える根拠は?医院経営に問題のない盛業歯科医院はおかしな悪い歯科医院であると言うことか?)、現在、最頻値の収支差 額は、月額わずか 51.9 万円となっています。(どんないい加減な仕事をすればここまで落ち込むのか逆に教えていただきたい。患者を馬鹿にしているのだろうか?マスコミのようにワーキングプアを助長して、歯科医師自身や歯科医師を目指す人達が奮起するのか?歯科医師の中にはこの金額しか手に入れることが出来ない者達も少数居るが、これは希少例なのだと言い換えるべきなのではないか?)

2018 年診療報酬改定では、歯科の改定率は+0.69%に留まり、歯科医療機関の厳しい経 営状況を打開するには程遠く、極めて不十分な改定でした。(改定は不十分だと感じるが、まるで楽してもうけさせろと言わんばかりの物言いに辟易する)また、医療機能の分化の名目 の下で、施設基準を歯科医療機関の選別に露骨に用いており、歯科医療機関の格差がさら に広がっています。(患者サイドでは、設備投資をする正しい歯科医院と、いい加減な歯科医院を峻別する素晴らしい機会だとの意見として多く聞こえてくるが、こういう物言いではますます患者の同意が得られないのでは?)さらに医療機関に格差をつけることは、保険診療内での患者さんの差 別にも繋がるものです。(差別が悪なのなら、歯科医師自体も差別されないようなスキルと知識を持つべきなのに、それは棚上げで全て回りの所為にしていると聞こえて来る。確かに患者に対して差別に繋がるが歯科医師はそれを避ける義務があり患者の問題ではない。これこそ詭弁ではないか?)

最近では、いわゆる「銀歯」の材料である「金銀パラジウム合金」の市場価格の高騰と その動きに対応できていない制度(半年に1回、保険償還価格を見直す制度=随時改定) の問題によって、歯科医院はさらに経営悪化に追い込まれています。(それは認めます。しかし、この問題をここまで放置した責任は国ではなく歯科医師の責任だと考える。なぜなら代替えの先進医療材料への取り組みを保険枠で本気で考えていなかったツケだと考える)

 こうしたことが、歯科技工問題や歯科衛生士の雇用困難を生み出しています。(どんな適当なロジックでそう考えるのか。だから技工士や衛生士が離れていくと言うことが分からないのか?経営的に困難な状況を生んだのは医療に取り組む意思とスキルと知識のない歯科医師で有り、そんなところにパラデンタルが夢を抱いて伺うと言うことがあり得るのか?全て人の所為にするから、人は離れていくことに気がつかないのか?)

歯科技工士の状況は、まさに危機的状況です。歯科技工士の多くが、長時間・低収入と いった過酷な労働環境におかれています。そのため、若い歯科技工士の離職、歯科技工士 志望者の減少、養成校の閉校が相次ぐなど、深刻な事態が進んでいます。(全て馬鹿な歯科医師の所為なのではありませんか?)低すぎる保険点 数のため、歯科技工士は技術と労働に見合った委託技工料金を得ることができていません。(高くなってもダンピングを強いる歯科医師が非常に多いから高くならなかったのではありませんか?)
口腔ケアや診療の補助などを行う歯科衛生士の役割は近年、大きくなっています。しか し、歯科医療現場では「歯科衛生士不足」が深刻です。(その理由も人の所為ですか?ウチは衛生士を雇う余裕がないから助手で十分という、本来のそして現代の歯科医療とはかけ離れた感覚をお持ちの歯科医師がまだまだ多い現場が全てを物語ってます。歯科医療をそれだけないがしろにしている歯科医師が多いと言うことです。どんなに苦しくとも、衛生士や技工士を守る義務を放棄したのは歯科医師ではないですか?見捨てられた彼らが一体何処に戻るというのでしょうか)

4、歯科医療危機打開のために -歯科医療費の総枠拡大、患者負担の軽減を
 歯科医療のこのような困窮状況の打開策は、歯科医療費の総枠拡大以外にありません。
(思いは同じですが、全く欠如している歯科医師のスキルや知識格差や倫理観是正を踏まえていないと、人は話は聞いてくれないでしょう。と言うことは下記提案はただの夢物語で全く実現できない対案ですから、念仏のように唱えても実現することはありません)

「保険で良い入れ歯」の運動をはじめた頃の 1992 年の国民医療費は約 23.5 兆円。その うち歯科医療費は約 2.3 兆円で、国民医療費に対する構成比は 9.8%でした。
それが直近の 2017 年では、国民医療費は約 42.2 兆円(92 年からの伸びは 1.80 倍)に 対し、歯科医療費は約 2.9 兆円(92 年からの伸びは 1.26 倍)で、国民医療費に対する構成 比は 6.9%です。1992 年当時の 9.8%を現在の国民医療費に換算すれば、現在の医療費は 約 4.1 兆円になるはずです。(これに関しては同意です)

1.2 兆円をどのように捻出するか。まず、(1)歯科診療報酬を基礎的技術料中心に引き上 げることで公費負担分を推計 4000 億円、(2)保険適用の拡大で推計 4000 億円、(3)患者負 担の軽減や歯科受診の促進で推計 3000 億円等が考えられます。(この妄想の中で特に際立つのが患者負担の軽減と歯科受診の促進部分です。歯科受診の促進を患者負担の軽減だけに求めているのなら、前述の理屈から言えばわずか3%の世帯にしかならず、負担軽減と合わせてどう3000億に達するのでしょうか。また、全く別のカテゴリーになるこの二つを合わせた理由は何でしょう? 公費負担分や保険適用拡大は喫緊の課題ですからこの部分に関しては現実的な数字を積み重ねていくべきでしょう)

現行の約 2.9 兆から約 4.1 兆円へと歯科医療費が約 1.2 兆円増加すれば、(1)保険給付範 囲の拡大、(2)歯科健診、在宅医療・介護、病院歯科、医科歯科連携の充実、(3)歯科診療 所の経営が安定し、歯科技工士の待遇改善、歯科衛生士が子育てしながら働き続けられる 環境の実現、が可能です。(そうでしょうか?かつて昭和40年代の歯科医療費増加に伴い歯科医療やパラデンタルスタッフの境遇が改善されている事実がありません。これとは違うロジックでそれぞれの問題に取り組むべきで、全てが国の所為だという繰り返しの主張を、そのまま聞くとはとうてい思えません)

また、歯科医療費の総枠拡大とあわせて、患者負担の軽減を求めることによって、経済 的理由で歯科治療が受けられない人をなくしていくことも必要です。(世界にもたぐいまれなわずか3%の世帯ですが?と言うと弱い者を差別していると言われそうですが、差別ではなく区別であり、本当に困っている人への別の枠組みが現在もあるではありませんか?その枠組みシステムの改善とこの話を一緒にするべきではありません)

そのためにも、現在取り組んでいる「保険でより良い歯科医療を求める」請願署名の取 り組みは重要です。
本日の集会を、歯科医療の正当な評価を求める全国的規模の大運動の第一歩と位置付け、 歯科医療費の総枠拡大へ向けて、奮闘していこうではありませんか。

以下総論的個人の感想
このアジビラのごとくの表明文を読んで、どんな議員や役人が共感し心動かされるというのでしょう。政のファウンデーションはお金と心だと思っています。心動かす思いがお金を必要とするとき、国民は快くそれに応じるでしょう。現在の政において与党の努力を認めず、闇雲に反対する野党勢力の気持ちが全く国民に届いていない現実を見てもなお、同じような愚行を繰り返し、ただひたすら騒ぎ立てる様の向こうに、本当に歯科医療の改善を望み国民歯科医療をよりよい方向へ導こうという、思いのかけらも感じる事が出来ません。なにか、座ってかまえて適当に患者が来て楽に飯が食え、おまけで貧困者に少しだけ気を遣う、そして適当に余裕が出来ればなおよし、、、、そんな歯科医師像が理想と連想させる上記基調報告に、まともな国民が共感するとでも思うのでしょうか。。。