12月 31, 2017

今年も終わりです

年末の10連チャン忘年会等を経て、1日休肝日をはさみ4連チャン忘年会とか、今年も素敵な年末でした。最後のくまさかグループ大忘年会では、60名を越すスタッフ達が、キレッキレのダンスやコントや熱唱など、皆プロはだしでした。私も調子に乗ってステージ前で応援のオタおどりでヒザがいってしまったり(笑)。素晴らしい年だったので素晴らしい終わりだったと思っています。みんな、来年は今年と違う自分がいる事を信じて新年を迎えましょう。

去年の大晦日と正月は、ベルメゾンの夜間待機で何十年ぶりかでアルコール抜きの年末年始でしたが、今年はうれしいわぁ。でも、かわりの夜間待機の看護士さん本当にお疲れさまです。ありがとうございますなのです。

と言う事で昼の2時過ぎから、何だか飯が始まりまして、八戸の割烹銀波さんのおせちを待ちきれず手を出して、昨日買ってきた花咲ガニと毛ガニと紀文の超高級かまぼこ
や伊達巻きや大間のマグロや鯛やヒラメはなくて鮹とか、とにかく旨い旨い旨いの連続と、長男夫婦&孫、次男と勢ぞろいで昼から酒盛り飯の大晦日なのでした。なんて時間から始めてるのよ(笑)。

途中、来八中のかつての勤務医小澤先生が、義理の弟の歯が欠けたのでユニットや機材を貸してくださいと思わぬサプライズ。年末に、いったいどうしたのよ?と聞いたら弟の嫁がスマホを旦那にぶつけた、、、と言う短い説明に、あははははは、何があったんだ?と、事実とは違うだろう要らぬ詮索で楽しみましたわ(笑)。ちゃんと治療してもらい良かったですな。

孫と戯れながら、ベタな紅白をBGMに、ああぁ、いい大晦日だ。

皆さんも、なかなかな、年末年始をお過ごしください。皆さんの素晴らしい新年を、上から目線で神のように祈りましたから(笑)、新年おみくじはみんな大吉間違いなし。

今年もありがとうございました!!


12月 25, 2017

紹介会社と有効求人

ここ最近の有効求人倍率はかなり上がってきているが、結局人材不足がいろいろなセクションにダメージを与え経済成長率がいまいち伸び悩んでいるような気がする。私のグループ全体でも特に介護看護師の求人にしばらく前から頭を悩ませているだけでなく、本院の新規のドクターさえ見つからない。これは地方都市はもちろん首都圏でも如実であるようだ。賃金の問題ではなく、働きがいの問題であるはずなのだが、プロとしての自覚が欠如すると目先の賃金や待遇に目を奪われるのは致し方ない。しかし、その先に待っているのは患者の不利益ばかりでなく、雇用される側こそ自らの首を絞めると言う構図が理解出来ないばかりか、その職種の将来性すら奪いかねない。一生、労働時間だけから賃金を得る呪縛者となるのではないだろうか。
もちろん雇用主の人間性は重要ではある。プロとして高額なサラリーを要求し維持したいのなら、その範疇を超えた人本来の至極まっとうな意識が必要なのだ。そして当然、それに十分にこたえられる我々雇用主の人格は人間性にもまして言うまでも無いが。

しかし、こういう現状に目を付けているのが、人材紹介会社なのだろうか。一定の条件で紹介をしてもらっても数ヶ月経過し退職すれば、かなり高額な紹介料は「それはあなたの所為ではないのですか?」と、もっともらしいことを言われもちろん返っては来ない。
しかも最悪なのは、そのタイミングで雇用主サイドに己の自分勝手な解釈でネガティブな労働環境に対する悪評をばらまき純粋な周囲を困惑させて、結果さすがに据えかねて雇用主から改善や解雇を促されたとしても、この求人倍率では痛くもかゆくもない構図が見え隠れする。紹介料が雇用される側にいくらかでも流れているのも本来理解出来ない。今まで以上に法整備が必要なのではないだろうか。紹介会社はもちろんだが、そこから来る雇用希望者もである。一度弁護士に相談してみたい案件だ。  

もちろんあくまでも、その個人の人間性の問題もあろうしそれがほとんどかもしれない。批判と悪評のみを探し、反面、当たり前の仕事をしていると言うただそれだけで賃金だけは得ようとするなら、まあ、人間的に最低なのだが、生きていく上で寂しすぎないか。雇用主側はその悪意の実態が見えない場合もあり、気がついた時思いもよらない傷口になっていたりしては大変なのだ。己の仕事に対する反真摯さは、もはや個性と呼べる段階ではないほど年齢を重ねていればなおさらだ。加えてこういう場合特徴的なのは「自分のことは棚に上げる」だろうか。
はて、そういえば、労働者を守る立場の労働基準監督署はこういう例に対して、あくまでも被雇用者を弱者として守るのか?本当に弱者なのか??興味がある。

我々はそれはそれで1%でも素晴らしい素質がある事を見いだし、なんとか引き出してその割合を8割9割に引き延ばしてあげることで、全ての状況がWINWINになる事を知っている。だからどんな状況でもリカバリーをしたいのだけれど、被雇用者自身がそのことを理解出来ない以上、残念ながら我々ではなくその人自身が一生辛い環境を転々とすることは間違いないだろう。どんなに景気が良くても。
映画じゃないが、ダークサイドに魂を持って行かれるとどうなるのかわかるという物だが(笑)。

ウチのようなグループで特に重要な事として、医療(介護)の要はコミュニケーションである。そして、重要なのは患者にも同僚にも、、

Assistance 支援援助介助
Healing 癒やし
Hospitality 心のもてなし
Entertainment&Art 全ての場面で歓びを

これを実戦することに全身全霊を傾けるのが、私たちの仕事のプロという物ではないだろうか。





12月 15, 2017

PMTCをやめてGBTに移行

ペリオやインプラントはもちろん、歯科におけるとても重要な事項は定期管理、そう、メインテナンスなんです。今まで当院ではメンテ専門の診療室(デンタルサロンK)を5年前に作り登録患者は1000名を楽に超える数になっていますが、その手技の主流だったのがPMTC(profesional mechanical tooth cleaning)でした。
当院での最初のPMTCプロトコル作成は1992年になります。ちょうど25年前なんですね。そのPMTCによるメンテが、実は来月から徐々に姿を消そうとしています。



歯科自体の進化は、何もデジタルデンティストリーばかりではありません。来月から本格的に当院で稼働するGBT(guided biofilm therapy) は、ここ数年爆発的に世界中で浸透し始めたメンテプログラム(だけじゃないけど)です。トレンドに乗るという意味では、やや遅きに失した感はありますが、昨晩DH達がミーティングを開いてプロトコルを作成したようです。ありがたい話ですね(笑)。ウチもこの下記スローガンをもってして、日々メインテナンスに励んでいきたいと思っています。

NO MORE RUBBER CUPS
NO MORE BRUSHES
NO MORE PASTE
LESS USE OF POWER AND HAND INSTRUMENTATION


すっかり話は変わりますが、ここ数年は本当に傾蓋知己な間柄になった先生が多かった年かもしれません。全て飲酒がらみですが(笑)。自分が年をとったからと言うのもあるかもしれませんが、若い頃はそうはいきませんでした。余裕がなかったのかなとも思っています。じゃあ、最近は余裕があるのかと言われれば、仕事は死ぬほど忙しいが、かねは無い。しかし気持ちの余裕はある、、んだろうなぁ(笑)。
この世の中、幸福の度合いをお金の指数でしか表せなくなって久しいのですが、自分もそこにどっぷりとつかっていると、確かに大脳の渇望ドーパミンは乗っ取られているんだなぁと感じる時があって、快感スポットをこのドーパミンに乗っ取られるから、例えば大金持ちはもっともっと金がほしくなり、限度がなくなる。生活に十分な10円持っていると100円ほしくなる大脳の仕組みがそこにあるという勉強をして、まさしくなのである。

だから実は、早く穏やかな毎日を過ごしたいと思っているのです。う〜ん、自分にそんな生活が出来るのだろうかという不安もあるんだが(笑笑)。お金も必要だけれど、人生で何をするかという幸福感の方が楽しいと思うんだけどなぁ。。





12月 04, 2017

新しい医療広告規制

厚労省委託ネットパトロール
私たちの歯科医療に対する情熱と高いスキルだけでは、プロとして立ち行かなくなるんだよと言う、いかにもな風評が出始めて10年ぐらい立つのか。それを言説とするベクトルの違いを私が勉強会などでいくら指摘しても、背に腹は代えられないとばかりに、ローカルな八戸でもその波に乗った先生方はそれなりにいらっしゃる。まあ、しかし、皆さん成功しているようだから良かったわけですが、本当の結果は10年以上先の話でしょうか。

ところが、この手のコンサルが得意とする歯科医院の広告に更なる規制が入った。11月29日、厚生労働省は医療機関のWEBサイトにおいて治療を受けた患者の体験談や手記の掲載を禁止する方針に。有識者会議を経て来年6月からの適用を目指す。当然、いかにも中立そうなデンターネットなどの黒い噂のたえない口コミサイトもその範疇となるだろう。
今年の医療法改正でWEBサイトは広告と位置づけられたのだが、これはテレビCMや看板などと同じと言うことになる。これより以前は、院内掲示板という扱いだったのでかなりいろんな事を勝手に書いていたのだと思う(笑)。

事の発端は、医療広告において誇大広告の患者被害が増えてきたことにある。確かに、知り合いとまで行かない知り合いの歯科医院など、私から見ても「、、、、う〜ん、、嘘でしょ」という広告を平然と出していたりする。それを見て、信じて、患者が来るように誘導していることは間違いがない。これもそれも、アメリカから日本の医療の中にマーケティングという言葉をねじ込みビジネス展開したコンサルタント業の方々だと思っている。
個人的に言えば、全部は否定しないし参考になる事も多々有り理解出来るが、基本、信頼はしていない。

指導事例としては、自院滅菌システムの誇張広告や術前術後の写真の掲載があり、まあ、よく考えれば、患者毎に治療効果などまちまちなのに、いかにも〜、という審美関連医業は要注意でしょう。特に歯科だけを見ても、治療形態の変化は自由診療が医科に比較して多いと言うことで、例えばインプラントなど患者の感想などを(良い感想)積極的に掲載するケースは多いはずだ。確かに写真や体験談などを参考に治療方針情報の指針にしたい患者は数多く存在する。問題は虚偽であるか否かの判断で掲載自体の問題ではないような気もする。要は、ビジネスとしての口コミや加工術後写真の横行が跋扈する現状に厚労省は重い腰を上げた可能性があり、今回の規制の根本はそういうことなのだろう。

我が国が世界に誇る医療システムであるところの「フリーアクセス」は行き過ぎた虚偽の広告により、患者にとっては「不利アクセス」になる場合が多くなり、技術の進歩と既成の医療との狭間で患者が不利益を被らないように、歯科医師自身の倫理観を今まで以上に磨かなければ歯科自体の信頼は失墜する事は間違いがない。
まあ、個々に素晴らしい倫理観と高いスキルと情熱を持って取り組んでいる方はこの限りではないことは間違いないが、患者はどうやってその情報を手に入れるかという手段の問題なのだ。直感??(笑)


12月 01, 2017

伝説を通り越す歴史なんだろうか

ドクターネビンスの話を聞いてきた。こういう機会を作ってくれたカイマンデンタルに感謝です。さて、、、

30年前、開業するあたりの頃なのだが、歯科に関する情報ソースは、かなり限られていた。特に大学にケツをまくった不出来な私など、商業誌以外新しい情報は皆無で、それよりも何よりも学生時代から勤務医までの付け焼き臨床が、果たして世の中で通用するのだろうかという疑心暗鬼にも似た不安との格闘が一番であり、早く開業して仕事休んででもこの先生の元で何を習いたいというハウツー思考もまだ若かったせいか旺盛だったのかもしれない。

そんなはぐれ物の、できの悪い私でさえ、ペリオに関して言えば、当時外人ならネビンス、リンデ、ぐらいは知っていた。だから開業して間もない頃、最初に選択したペリオセミナーがネビンスだった。PRDは紙がつるつるではない、口腔内写真ではなくイラスト中心の頃からの読者だったので余計に彼が印象に残っていたのかもしれない。そして彼のビデオを何巻ももちろん買って自宅で何度も見ていた。

もう、今や元気なおじいちゃんなのである。少し安心した。そんなおじいちゃんの顔を見るために多くの偉い先生方が集まってきたようだ。みなさん、米国大学臨床がらみだったり、国内大学臨床がらみだったり、と様々なのだろうが、私のように純粋におじいちゃんお顔を拝顔しに来ただけ、、と言う先生は少ないだろうなぁ(笑)。懇親会に出席できなかったのが悔やまれる。彼が邪道だと当時怒って、二度とこんなまねをした論文はPRDにのせないし、絶対にこんなまねをしちゃだめだ、、と言ったラバーダムGBRのその後の話をしたかった(笑)。

45年経過症例とか、どれほど凄いのか。インプラントどころの話ではない哲学的命題が隠れているにもかかわらず、申し訳ないが、やはり場違いなハウツー質問などが出たのは残念で仕方ない。だから、彼の口から「使ってないから知らない」とか「今までこんなに良い成績を残しているマテリアルを今更なぜ変えるのか?理解できない」とか、ザンバラリンとたたき切る感じは30年ほど前と何も変わっていないのだろう。
なぜそこでその話を今この先生に聞くのか?AI搭載スーパーマンだと思っているんだろうな。気持ちはわかる(笑)。

歴史的伝説を目の当たりに見て、相変わらずの節を聞いて、明日からの臨床の励みとかそんな生やさしい事じゃないなと気持ちを引き締めて帰路についたのでした。いや、そこまではないか(笑)。




11月 13, 2017

ねえ、保団連、保険で良い歯科治療????

保団連の厚労省交渉の中に「保険で良い歯科治療を」と言うスローガンが新しく出てきた。今週の厚労省交渉の時も前半は私も同席するが、全く賛同できない

最初にダイレクトに言ってしまえば・・・「どういうことだ?」と疑問を持つ諸氏も多いのではないだろうか。
今までの保険治療で一生懸命コスト割れを気にせず誠心誠意取り組んでいる保険医とまじめに通院している患者に、とても、いや、酷く、失礼な話ではないか

気持ちはわかる。診療報酬の評価が諸外国に比べ極端に悪い日本の歯科治療において、それを改善したいという気持ちはわかるが、このスローガンでは、今までまともな治療をしてきていないことになるそしてそれはお国の評価が低い所為だと言うことになる
冗談じゃない。まともな治療も出来ない、出来損ないの、倫理観が欠如している歯科医師の言い分を全体の言い分のように持って行くのはものすごい抵抗がありますよ

例えば、歯内療法などがいつもやり玉に挙がるが、確かに米国の1/20の評価ではいかんともしがたい。しかし、歯科医師の倫理で、多くのエンドセミナーに足繁く通い、ラバーダムは当たり前、もちろんオラシールでラバー辺縁は封鎖する、拡大も充填も満足いくまで、シーラーは必要があればロイコシールやMTAシーラーを使う、不出来なら再根充は当たり前、、、、もちろん保険で、、、、そんな歯科医師は私を含めごまんといるはずだ。
この点数でやっていけるはずがない、、といういいわけの背景には、そんなことをしたら倒産するとでも言いたいのだろうか。するわけがない。患者を馬鹿にしてはいけない。うちは少なくとも30年近く大丈夫だ。ただし、金は貯まらないというジレンマはある。そこなのか?保団連。

評価が低いからそうしないのか?世の中の歯科医師達はそうなのか?コストがかかるからかからないように適当な治療をしてきたのか?そう、これは首都圏ターゲットのいくつかの開業医アンケートの結果とも連動することなのだ。
私がいつも言うように、保険診療を担保にしているくせに、それを否定することで自費診療が成り立つという、とてもいやらしい生き方をしている方が多いと言うことだろう。

ある患者さんが東京の某世田谷ど真ん中から引っ越されてきた。近所の歯科医院で上顎前歯にレジン前装冠(保険)を1ヶ月前に入れたのだそうだ。
正直困った。。あまりの不出来に困ってしまった。
患者さんも担当医に言ったそうだ。もう少しきちんとキレイにならないのですか?
担当医はにこりと笑いながら言った。
保険なのでこれ以上は無理ですが、自費のオールセラミックならキレイになりますよ

保険でまともに出来ないやつが、自費でまともに出来るとは思えないが、こういう歯科医院が「保険で良い歯科治療を」というスローガンに賛同しているとしたら、そりゃ、誰だって吐きそうになるだろ。そして、こういう例は都会だから田舎だからとかもちろん関係はない。

そう、これは歯科医師の問題なのだ。それを厚労省の問題にすり替える保団連は、潔くない。「点数が低い評価が低い!」のは、全く別問題としてエビデンスベースと歯科医療経済学的に取り上げなければ、歯科医師の評価自体が地に落ちることは間違いない

余談だが、保団連は技工士問題も衛生士問題も行政問題にすり替える。違うだろ。パラデンタルスタッフの責任は歯科医師にあるだろうこういうすり替えは、ほんと、左翼が得意とするやり口だから気をつけなければならない

今日は、いつもの人数を一人っ子診療で、心身ともに疲労してるわ(笑)。。勤務医ww。



11月 02, 2017

イタリアを含む欧州今回の総括(笑)

今回のneoss linkミーティング、ソレントという素敵な場所だったが、日本からは不便な場所でもあったわけで、そうかヨーロッパは共同体だもんな、、とある意味納得した。北欧だって離れてるとはいえ、ナポリ直行便はたくさんある。欧州各地からはナポリ行き凄いたくさんLCCも。で、空港からソレントへすぐ行こうと思ったらタクシーなら100ユーロでまあ大丈夫。バスだってたくさん出てるし欧州人はそんなに不便な感じがしないかもソレント。

しかし、いざ東洋からだと、私で2ストップ(三沢、羽田、パリ、ナポリ)関西からの強者は格安3ストップも(笑)。でも、かなりの収穫があったので苦痛ではなかったかな。NEOSSと言う会社がいかにブローネマルク教授のDNAを引き継ぎ、そしてアップグレードしているのか本当によくわかったわけです。他社がだめとかじゃなく哲学的にもと言う意味です。近代インプラントはなぜ始まりなぜ今まで引き継がれ、そしてなぜそれが良いのだと感じるのかとても大切なことだと思います。

シャモニとエギューイミディ
ジュネーブとジュネーブ空港
さて、パリのトランジット中、帰国しながらこれを書いてますが、イタリアは日本と同じ山と火山と扇状地。だから南ほど地形が複雑で平地はわずかで谷は深い。そして、そのまま北上すればアルプス。大きな地殻変動でイタリア北部からフランススイスオーストリアの山々はできあがったのでとにかく険しい。だから、イタリアなどは南の海から攻められていた歴史が沢山あり、文化もそれに従って多様化していますね。ナポリやソレント近郊のゴシックの教会にちりばめられるビザンチンの名残はオスマントルコの時代
をかいくぐってきた証拠なのでしょう。

ソレントは田舎なので比較的穏やかですが、ナポリは、申し訳ないが交通事情といい、混雑ぶりといい、なんだかインドのムンバイを思い出した。その一番の理由は移民だろうな。街の至る所でビジネス展開をする移民の方々が、本来はそうではないイタリアの文化を台無しにしている感じがしてなら無い。道ばたで堂々と偽ブランド物をブランドの国イタリアで売る神経はイタリア人であるはずがないわけで。まあ、北アフリカからアラブの春だとかなんだとかで相当数流れてきているだろうは一目瞭然。

交通ルールはインドに匹敵する混乱ぶりでレンタカーを借りようかなと言う気にならない。もちろんローマもね(笑)。北部はまだもう少しまともらしい。都市は悪い人であふれているから気をつけてね、で、イタリアの田舎に行けばいい人が沢山いるよと教えられたが、日本と同じでイタリアの田舎の第一村人発見はまずかなりの高齢者。そりゃそうだ。悪い人はいない(笑)。

歯科事情を都市部で聞いてみた。まともな人は医療費は高額なんだけれどプライベートクリニックにしか行かない。パブリッククリニックは建物古い、機材が古い、何ヶ月も待たされる、、で、余程所得の低い人でなければ行かないのだそうだ。これが先進国保険診療の現実なのに、日本の話をするとやはりみんな驚く。さすがだ日本、そんなことがパブリック契約で出来るの????だって。

帰りのナポリからのフライトは好天だったのでぼんやり外を眺めていた。前述のような「地形」が好きな私はただただ眺めてるのが好き。アルプスを越えたあたりから全く山がなくなりフランスの穏やかな丘陵地帯が広がり始める。そして全てが河岸段丘で出来ている。肥沃な土地だろう。一次産業の自国充実がうらやましいですね。

欧州共同体は日本で言う県単位と同じ感覚だと思う。眼下にフランスはアルデンヌエリアの原発が見えてきた。仏全土58基の原発は欧州の電力を下支えしているだろうが、ドイツにはないとか威張るが買ってるだろ。ま、日本で言うと秋田岩手にないけど青森にある、、ぐらいの感覚でしょ。あれこれ思う人はまず行って、感じて、そこの人と話して、空気を吸ってくるべきだろうな。原発ツアーじゃなく(笑)。。。

欧州、、、何度も何度も行ったが、何度も色々考えさせられるわ。














10月 29, 2017

イタリア ネオスリンク参加(2)

NEOSSはCAD/CAMに普通に力を入れている。だから、インプラントに加えて別セクションでデジタルソリューションを構築している。Mr.Engmanが今スピーカーだが彼がいなければ今のNEOSS はないだろうな。元ボルボの技術者でその後ノーベルに移りタイユナイトがいやでノーベルをやめてNEOSSを立ち上げる原動力になっている。



このセクションで一番今驚いているのはScanPegだ。ヒーリングアバットメントの上に直接差し込める。この発想は面白いし凄いと思う。それをイントラスキャナーで直接スキャンすればストラクチャーはもうできあがり(笑)。と言うことは、うちにあるオムニカムが早いところオープンソースにならないとどうしようもないか。他に買う予定ないし(笑)。


ここだけの話だが(笑)NEOSSはGöteborgのDNAを見事に引き継いでいるので、ドライバーはもちろんスクリューの径やスレッドの数とか一緒。おまけに私が多用するノーベルのマルチユニットとか実はそのまま使えたりする。もちろん角度をつけたいときはヘックスアダプターを装着して見かけ上のエクスターナルヘックスにすれば角度付きのマルチも使用可能になるから、うちではこのままPIBとなるわけだな。
しかし、話は戻るが、このスキャンボディはホントに秀逸だ。


ところで、通常のインプラントのプレゼンではAOでもEAOでもましてやICOIなどでも、オクルージョンの話がとても弱い。
BRXがパラファンクションだと言って聞かない(笑)。今、ドイツのDT・Mr.Heibachのプレゼンでアスリートの背面の微妙な変化とオクルージョンによるtherapeutic posisionの検証を行っていたが、さすがヨーロピアンナソロジーのエリアだなと感心した。ただインプラント埋入したってだめだろうという示唆も含めてこういう研究はやはりこのエリアかなと(笑)。何よりもOPを重要視するあたりまさしくという感じだ。

最後に、アジアパシフィックの懇親会が。来週東京で会いましょうの約束で記念写真をぱちり。社長のMeredithとEngmanと一緒に。ごちそうさまでした<(_ _)>。








10月 28, 2017

イタリア ネオスリンク参加(1)

Neoss LINK team days Innovation in Practiceに参加。パリ乗り換えでナポリに深夜到着。翌日車で遠回りして(笑)ソレントに入った。イタリアは飯が美味い。特に南は美味い。一次産業や自動車工業が盛んでこれだけ食い物が美味くて各所のハードのデザインが秀逸で国全体が遺跡で石の歴史が半端なくて素晴らしい国なのに、先進国中世界一泥棒(スリひったくり詐欺含む)が多くて時間にルーズでとても不思議な国だ。知っている人は知っているだろうが、駅のそばとかとてもやばくて夜とか一人じゃ歩けないが、田舎に行けば行くほど素敵な人々に巡り会うようで、そこが魅力なんだろうか。

さて、(参加者360人中日本人ドクターは私を含め6〜7人ほどらしい)の今回のミーティングは3つのセクションに分かれており、メンブレンセクション(NEO GENまだ日本未発売)とプロアクティブセクションとCAD/CAMセクション。
さて、初日のメンブレンセクションはかつてのチタン強化型ゴアテックスを彷彿とさせる。この三層構造と操作性は必ずほしい人続出だろうと思う。スイスのDr.Grunderも今年のAOで再度言ってる。チタン強化型メンブレンを使いこなせとね。早いところ日本の薬事を取得してほしいな。Prof.Dahlinの話でなおさらほしくなる(笑)。GBRの話だけでもGöteborgの話満載です。
あれ、このあいだ高木先生達と行ったGöteborg研究室の部屋じゃないか?(笑)。

2つめのセクション、プロアクティブの話も、まさしくGöteborgの意志を根強く感じます。Prof.Sennerbyのかつてのインプラント、そう、マシンサーフェイスのブロネマルクシステムからの基本的哲学を様々なインプラントに当てはめ検証しそしてプロアクティブに帰結する本当の理由は、すでに半世紀経過した歴史を顧みた上でのインプラントの良心のような気がする。
最近のいけいけどんどんのチープなシステムが、私は好きになれない理由の一つがこれなのかもしれない。たとえばストローマンなどのティッシュレベルなどのセーフティデバイス一つとっても、それを省くから安く簡単になるだけ。そして、実はインプラント施術の条件として、結局は簡単に最初の状態(ディフォルト)に戻る事が出来なければエイジングを重ねれば重ねるほど患者もドクターも酷く苦労する可能性がとても高いのだ。私はそれは避けたい。そして避ける方法を次に伝えていきたい。

Dr.Romanoのケースだが、このNEOSSインプラントの他にはないセルフタップの特徴が現れている面白い例としていくつか紹介された。サイナス側の上顎厚み骨が5ミリ以下のケース。超親水性とセルフタップでできる骨片が根尖に向かって行く特徴を応用してサイナスをあげた所に何も入れない。昔から確かに時々聞く話ではあるが、数ヶ月経過するとだんだん骨ができてくる。プロアクティブの場合その量がすごいのだ。近いケースで是非トライしてみたい。ちなみに、イタリアのDr.Sgaramellaのクリニカルケースは非常に親近感を覚える。そう、その歯は、残したいよね。でもその提出歯やアマルガムそのまんまか(笑)。で、それはそれだが、米国なら絶対抜歯だな(笑)。

つづく(笑)




10月 17, 2017

ペコロスの母に会いに行く

久しぶりに舞台演劇を見た。その昔、八戸は高校生レベルでも舞台演劇が全国レベルで盛んだったはずなのに、最近は何か、なりを潜めていて寂しい感じがしていた。八戸では僅か一日の講演なのだけれど、すっかり有名になった「ペコロスの母に会いに行く」である。久しぶりに見る舞台であるにもかかわらず、舞台を埋め尽くす俳優さん達はどの方だってベテランで、素晴らしい演劇を見せていただいた。

原作が素晴らしいのは言うまでもないが、構成が素晴らしい。そして何より「認知症」という、ともすれば暗くなりがちな話題が底抜けに明るい。ぼけることは悪いことばかりじゃないねと言うスタンスはとても介護の現場を元気づけるのだ。

うちのスタッフがこんな事を言っていた。
「認知の方の世界観はとても驚くことが多い」
「そしてどこまでも不思議な世界でとても癒やされる」
のだそうだ。
「そんなところで仕事が出来ることはとても幸せで楽しい」
のだ。
涙が出る。なんて素晴らしいスタッフなんだろう。

劇を通じて一貫しているのは「認知は誰でもなるしすぐそこに来ている」と言うこと。だから「気が触れた」と引くのではなく「何か楽しそう」と寄っていく事が大切なのだろう。現実世界と黄泉の世界の中間とでもいうのだろうか、「あなたの知らない素敵な世界」とでも言えるのだろう。その知らない世界が、あるときは底抜けに楽しく、あるときは果てない過去の記憶だけがよみがえり泣き、あるときは独特の「認知な世界観」で人を鳥瞰する。エイジングを重ねる人間とは本当に素晴らしいのかもしれない。素晴らしい演技で思わずうならせてしまう藤田弓子さんの存在感が秀逸なのは言うまでもないが。

劇を見ていてふと思う。自分ならどうしようと。例えばそれは恐怖であったり、例えばそれは悲喜劇であったり、そしてそれはもうすぐそこに来ている現実として今自分には何が出来るのだろうかと。幸い私の両親はすこぶる快適な老人で有り、そうなりたいとも思っているが、いつ何時どこの扉が急に開くのか誰にもわからない。心だけの寄り添う問題だけではなく、どこまでも経済的な心配などがついて歩く以上、「終活」ではなくその前に「認活」をいかに快適に楽しく乗り切るのか家族や関係者との本気の寄り添いが強くなければならないだろう。
これって、今まで自分がどんな生き方をしてきたかと大いに関係があり、後ろ指指され組、、では、誰も振り向いてはくれない。

これから名古屋公演に続くよう。可能な限り多くの方に見ていただきたい、本当に素敵な演劇でした。今までもファンだった、市ノ瀬のおばちゃん(笑)、、いや、藤田弓子さんや、本物の俳優田村亮さん、ワハハ本舗の佐藤さんや、いつもひょうひょうとしている素晴らしい酒井さんや素敵な木村理恵さん、そのほかもう盛りだくさんの素晴らしい俳優さん達の素晴らしい世界を是非!超お勧めです。







10月 16, 2017

本当に大丈夫なのか??

新しい情報が入ってきた。ペリオの治療で10枚法のレントゲン撮影をした場合、1枚毎に診断所見を書くようにとの指導だそうだ。当然全体診断所見は書いてあるのだと思うが、それではだめらしい。10枚から14枚法まで全額撮影という区分に変わり、診断料は統一されているのだが、デンタル1枚とったときと同じ診断料をもとにの所見という根拠か。明らかに間違っている

そもそも、個別指導など不文律があってはならない。だからこそルールがあるにもかかわらず、それを自分らしく(笑) コンフュージョンする技官などいて良いわけがない。しかもそのかき混ぜ方が技官毎に変わるのもどうかと思う。また診療側も指導がいやだからとそういうことに暗黙の了承をして良い物だろうか。この戦わないスタンスが、今まで何十年とgovernment insurance としての歯科の立場を悪くしている最大の原因なのではないかと思っている。

臨床現場を知っている技官ならまだしも、臨床の経験がほとんどないか、全くない、あるいは例えば小児歯科しか知らないとか、そういう方がGeneralな指導など出来るわけがないもちろん仕事として青本を丸暗記は出来よう。しかし、それが現場とどのようにリンクするのか想像できない人に指導は無理だろう
そこの所を来月厚労省に出向いて話してこようと思っている

10年前から私は言い続けている。平和ぼけした日本では、政治も経済も、そしてこういう仕事に直結した行政関連の指導でも、戦うことは悪だと教育されてきた。だから、なあなあの組織が後を絶たず、そういう所が例えば外資に食われてきているのを幾度となく見てきたはずなのに、それでもまだ戦うことは悪なのだと言われる。

今回もまた言われた。「こんな事を書き続けていると行政に目を付けられて、先生は指導監査が当たるよ。いいのそれでも?すごいなぁ。。」・・この体質が、歯科を奈落に落とした最大の原因だと何度も言っている。

戦うためには、武装が必要だ。私たちのその武装は「理論武装」に他ならない。我々が理論武装しないから、こういう人が平気で人に指導するシステムを作ってしまう。リスクマネージメントの話を幾度となくしてきた。責任思考ではない。そういう技官が生息できるのは何故なのかという原因思考に転換しない限り、この先の未来もまた同じような行政指導が行われるのだ。明らかに臨床が不備なだけではなく、加えて理論武装できない歯科医院もまた、ただただ揚げ足をとられる。こういう歯科医院もまたこの手の技官と同じく酷く問題なのだ。

歯科医療は自費も含め(僅か)3兆円前後。獣医+ペット産業で5兆円。薬局で5.5兆円。医科に至っては当たり前だが30兆円となる。パチンコ業界は衰退してるとは言え20兆円産業。歯科との馬鹿比較でいつも登場する、わずか30年足らずのコンビニ産業は10兆円に届く勢いなのだ。

国民の未来を大きく左右する歯科のこの為体につけ込む「無知」こそが最大の問題で、その無知は行政にも歯科医師サイドにもはびこっている。

そして、ここを読んでいるだろう一部の技官達(何故かあなた方のことがネット上に流れてますよ)に一言。くだらないマスゴミのように私の文言を切り貼りして仲間内で大騒ぎする品格のなさが、これからの国民医療にどれほどのことなのかしっかりと考えていただきたい。私を敵だと思うのなら戦うが、私は敵ではない事が理解出来るだろうか。






10月 10, 2017

社会保障と患者のニーズが一致しない理由

都内某所で、とある秘密結社の勉強会に参加してきた(笑)。

歯科医療経営が厳しくなっていると感じる人は「患者のニーズに合わせて」という言葉をよく言うし、いや、そう言えと仕向けられているのか。医療を受ける側の要求に沿った提供をせよと言うことに異論はないが、疾病治療と再建治療を理解していない場合も多い典型的な例か。

どんなビジネスだろうと顧客のニーズを常に考えている。これがほしいなら売ってやるけどおまえの欲しいものを作るとは限らない、、、と言う職人気質のビジネスは激減しているかもしれない。顧客が何を欲しているのか、どれくらいなら対価を支払うのか、そしてその勝算がある時に商品なりサービスなりを売り出すという現代ビジネスが主流なのだろう。しかし、これを歯科のマーケティングに当てはめるのはお馬鹿?ではないのか。

歯科患者の最も求めていることは突き止めれば「歯科的疾病にならない」こと。確かに更に美しくということで審美的な治療も要求もあると思うが、少数だし正確にはこれは「医療」ではない。しかもその要求はどうやら歯科医師が作り上げている。
過激で異常な審美を求める姿勢の根本は歯科医師の妄想を具現化しただけなのだ。美しくきれいな歯は当たり前でしょといつも思うが、あえて「審美歯科」と言うからには普通の治療は余程酷いのかと勘ぐりたくなるし、、、、、というスタンスでは仕事にならないからか(笑)。

有名な大先生が学会や講演会で「患者の審美的要求は日に日に増してきている以上、こういう外科のスキルや知識は今まで以上に必要になってきている」とのたまう。で、審美に関わる自費診療は社会保障の範疇を超えるから付加価値の意味があるという。医療の種類とか質とか何もわかっていないんだなぁと、逆にその無知に感心する。おめでたい。

ある組織が行った直近の歯科患者アンケート(3000人弱、地域差不明)では、、、、、、
「保険の範囲を広げて欲しい」
「治療の説明を詳しくして欲しい」
「待たせないで欲しい」
「なるべく削ったり、抜いたりしないで欲しい」
「もっと丁寧に時間をかけて治療をして欲しい」

など、歯科医が言う「患者のニーズ」と全然一致しない。なぜなら、歯科医が上記の問題を解決しようとするなら、基本的にはビジネス色はなくなる。そう、だから社会保障なのだと言うことの理解が必要。
ちなみにこの通り誠実な歯科治療を続けると歯科医院は倒産するというコンサルもいるがそれは嘘である。誠実に取り組むからこそ患者は来るのだが、いわゆる大きな利益は出ないのだ。だから最新の設備に設備投資も出来ないという現実問題にも直面する。で、それが、ビジネスとしては方程式に当てはまらないだけなのである。医療だからである。

歯科医は「患者のニーズ」なるものを作り上げる上で、利益に余裕が出るだろうと言う予測の元に、「想像で」もしくは「狭い範囲で」考え、それを患者にセールスする。患者はそれが自分に必要か必要でないかの判断が難しい場合、今までの「信用」でそれを購入する。しかしこれは再建治療のみに当てはまる事柄だと理解しなくてはいけない。
そしていつしかそれが「患者のニーズ」として世の中を歩き出す
なんということだ(笑)。
(疾病治療のセールスこそ、医療の根幹である以上、信用損失の可能性は非常に大きいし、療担規則違反になるケースも非常に多い)  

本来、本当の「患者のニーズ」は患者が素直に思うことであり、特に歯科医療の場合、利益が出るか否かとは全く別の問題だつまり患者の「歯科医療はこうあって欲しい」という希望に対し、我々歯科医が実現の方法を考え、それを採算の取れる制度へと変革することがもっとも自然で、最も必要なことであり、そのためには医療を受ける側の患者と施す側の医療者が同じ目線に立っているかどうかも重要なポイントだろう。
ま、当たり前のことだけど(笑)。

あと、私見だが、、審美歯科をうたっているところほど審美的にイマイチなところが多いと思うのは私だけだろうか???現に全てやり直しさせた経緯もあるから余計そう思うのかもしれないが。



10月 02, 2017

なかなかな週末と10月スタート

9/30土曜日は同窓会の東北地区連合会に出席のため青森市へ。学術講演会が先でしたから矯正学講義は久しぶりだったけど、ホント面白かったです。神奈川歯科大の矯正においてディスクレパンシーケースで、抜歯ケースが全体の20%ぐらいと聞いて、少ないのは聞いていましたがさすが。通常は60%を超えますので、この差を考察するべく臼歯部ディスクレパンシー改善症例の多くの再検証論文が出てきてほしいものです。

その後の東北6県集合懇親会はさすがな盛り上がりで。先輩後輩の垣根より社会人としてのモラルが先行する我が同窓会は本当に素晴らしいと思います。さらにその後、、善し悪しは別にして、だらだらと26時過ぎまで(笑)。

日曜の朝、それなりに早く帰ってきたのでしたが、ものすごく良い天気で自転車乗ろうかなと思いましたが、風がやや強く断念。根性ありません。

さて、本日10/2月曜の仕事は午前中で2発、、おみまいされました(笑)。
診療に来た方が突然診察券を出し終えたところで、尻餅をつくように倒れられ意識混濁。直近現場にはいなかったので呼ばれて駆けつけたときには、待合室で倒れたまま村岡先生がO2とバイタル。すでに意識をやや取り戻しておられましたが顔面蒼白発汗でいったい全体何事かと思うわけです。倒れた状態からして急激な血圧低下かなと最初は思いました。

バイタルも正常に戻りつつ、なんとか、もうろうとした話を聞きますと、本日朝、胃カメラの検査で昨日から何も召し上がっていなかった。加えて検査前のグルカゴン投与を受けている(すぐ主治医に連絡し確認)。この二つで考えられることは二次的低血糖性ショックではないかと私は考え、コーヒー用のスティックシュガーを食ってもらう。おぉ、少ししたらちょっと元気になったではないか。しかし、またすぐどこか遠い世界に行こうとするので、糖分もまだ足りないし脱水も考えられたので、当院にはブドウ糖輸液がないので主治医までタクシーで連れて行き点滴してもらい、午後に元気に再来院いたしました。良かった良かった。

ここでふと思ったが、この救急処置は医療行為としてどの範囲まで私が出来るのだろうか?仮にブドウ糖輸液があったとして、点滴し回復した場合全てボランティアになるのかな。なんだかわからないからと救急車を呼んで後は任せるのか?歯科医師だが低血糖性ショックに対する可能な限り処置してはいけないのか?保健所では歯科医師の医療行為(笑)は認められないと言うが、知識があっても座して待てば良いのか?この垣根が実にめんどくさい。患者さんだけが不利益を被りそうだが。

さて、二発目のおみまいは、、、初診。レントゲン拒否、フッ素拒否、投薬拒否、その他色々拒否の素敵な患者さん。ネットで引っ張ってきた「トンでも論文」を沢山持参。何でも、歯科用X線で脳腫瘍になるらしい。自然放射線と歯科用放射線は違うと言うが科学的に違う根拠と、その作用をまるで誤解しているがまあいい。ふむふむ。フッ素で脳みそが溶けるらしい。ふ〜ん。そして、下顎の歯が以前の治療が直っていないので耳から膿が出ると言う。なるほど。よし、なんとかしましょう。

さて、このネットにあふれるネガティブなトンでも論文達を信じるのは勝手だが、現代医学を否定するなら、そもそも医療は呪術の時代世界から何も変わってはいない。医療は最小リスクを求める心の繋がりを薬物や施術がサポートしそれらは進化し続けているけれど、それをネガティブ論文で否定しては近代医学は成り立たないと言う意味である。もちろん自分の信じている近代医療だけが金科玉条だなどとおごり高ぶる気はさらさらないが。

きちんとそれら読むと、左翼的ヒステリックな批判が優しく連発し、ああ、こうやって左側の人達は放射脳になるのかとある意味感心したりする。そしてこれらは、誰も幸福にはしないし、そうなることすら期待していない。論文の中身は、ただただ否定をする根拠(ただしそれらは全て曖昧模糊・・・う〜んどちらかというと月刊ムーの世界感(笑))を羅列し自分が正しいと主張しているだけで、猜疑心をあおり全てに身構えさせ、そして読んでいる者を不幸にする内容であることは間違いがないと思う。
この人達の書いている理論や行動を守れば世界中が幸せになるとでも言いたいのか。否。それを信じてしまっている知識不足の純粋な人間を馬鹿にしているだけのような気がしてならない。







9月 28, 2017

もう野党は何が何だか(笑)

希望の党に民進党が参加するニュースは本当に驚いた(笑)。細野氏以下すでに離党氏の立場は?(笑)そして希望の党とは何か政治的な成果や有意義な具体的議論は上がっているのだろうか??希望の党ではなく、希望的観測党ではいかがか。

全てのルールが東京で決まるように、節操なし政治も東京のようですね。だから田舎にいるおいら達には違う国の話に聞こえたりする。都民ファーストが国政に出るってなぁにっ?

9/27仙台で前原氏が「どんな手段を使ってでも安倍政権を倒す」と櫻井氏の応援に駆けつけたようだが、国民不在なのはあなた方じゃないのかな。だって、政策より先に打倒安倍だもの(笑)。選挙に勝てば良いから希望の党公認をとるのだものね。どんな手を使っても打倒安倍だものね。で、実質解党(笑)。しょうもない。

日テレ朝のスッキリコメンテーター宇野氏。朝シャワー後たまたま付けていたテレビで飛び込んできたバカ発言。彼は時々恐ろしく的外れな阿呆コメントをすることでも有名なのだが、八戸出身だし(笑)大目に見てた(笑)。

バカ発言とは、、、「ミサイルをぶっ放されて解散するバカ」とは安倍総理のこと。一国の総理に向かってバカ呼ばわり。もう自分のバカをさらけ出してる。だからもう片方の民進党のバカさ加減は認める。
しかし、解散を揶揄する勢力は、もともと、もりかけそば問題から逃げていると言っていたんじゃなかったっけ?で、総理は国会の答弁が全てで特に元愛媛県知事の発言が正確で重要、と言っているにもかかわらず、マスゴミは報道しなかったり話を元に戻して混乱させたり。国会中継をちゃんと見ていた人なら確実に納得することなんだが。

政治の世界では、私の感想だが、ボトムアップ政策は多くの人の意見が反映されているようで実はそうではなくテンでばらばら。リベラルサヨク特有の個人主義個別主義が表に出て収拾がつかない。だからその意見は多種多様に多すぎるので実現できない場合が圧倒的に多い。こういう時、大衆を誘導するマスゴミには「リーダーシップが無い」と批判される。

一方、トップダウン政策は少数の意見をオミットしないと収拾がつかなくなる事がわかっているので肝心要のオブジェクトやベンチマークを達成するために、それらには遠慮してもらって政策を進める。こういう時、大衆を誘導するマスゴミには「独裁」と批判される

リベラルサヨク政策とはまさに前者で、保守的政策は後者。だからサヨクは安倍政権がいやでいやで仕方が無い。だけどリベラルな民主党政権時代、日本の経済活動は地に落ち無政策状態が続き、やっと出てきた政策も声の大きい少数に押され中途半端。まるで悪夢の数年間の日本だった。安倍政権が強いリーダーシップで日本の舵取りをすることが、サヨクはいやでいやで仕方が無いのだろう。理屈では無くもはやアレルゲンとしてなんだろう。
ま、バカですな。

選挙前の、酷くみっともない現状を目の当たりにして思うこと。
隣国におかしな国々を抱えている我が国の完全なる安全保障問題の解決を望む。米国のポチにならない完全なる独立国として自立できるようになる事を望む。
これが私の願いですが。。。。


9月 25, 2017

口腔インプラント学会に・・・

仙台で行われた口腔インプラント学会に行ってきた。日曜のランチョンセミナーを頼まれたせいもあるが、個人的に数ある登録学会の中では、とある理由で一番参加率の低い学会なのだ。国際学会に比較しても圧倒的に参加していない。私が入会したのが1990年だが、当時は1000人いるかいないかぐらいの組織だったけれど、今では日本一の約15000人という大所帯の学会になっている。

名古屋の吉岡先生の言葉を借りれば、スーパーカーを運転しているかのような感触や、かつてのマシンサーフェイスフィクスチャーを彷彿とさせる埋入感覚を持つすごいインプラントの紹介をしたが、このネオスインプラントは日本でまだ1年しか経っていない所為もあって知名度はほとんど無い。
使えばわかるすごいインプラントで、ドイツではすでに販売実績第2位を獲得している。一つのインプラントがインターナルとエクスターナルヘックスになる利点は、長くインプラントを経験している先生にこそ使って頂きたい物だ。
20年オーバーのロングタームクリニカルケースなど私の自慢話を根気よく聞いて頂いた参加者の方々には頭が下がります。ネオスももっと有名な先生を持ってくれば参加人数ももっと増えて良かったと思っていることでしょう(笑)。

さて、何故その時私はそのインプラントを選択したかという命題で、時間の関係で本当は話したかったインプラントデザインの収束の勝手な理屈を追記しておこうかな。
フォースコントロールはインプラントで感染と同等の重要項目だと思っている。ここにオーストリアナソロジーを絡めて考えた方はそう多くはないと思っている。それも90年代初期にだ。

その時代平行して東洋医学の本を読んでいた。そこに東洋医学と物理学の融合の話があった。咬合面に加わる咬合力はどんな方向からでも震盪エネルギーとなって根尖に伝わり、そのエネルギーは熱エネルギーに変換される。骨内のハーバース管フォルクマン管のシステム構造はまさにクーリングシステムとなっている。
この考えから導き出される結論は、インプラントデザインはフラクタルなマンデルブロ集合に近似するべきであり、これこそZ²=Z+C(複素数列Zのn→∞ に発散しない複素数C)に適合すれば自ずとルートフォームの近似になる。例えばブレードが何故だめだったのかなど、この考えで即答なのだ。そしてバイオホライズンやネオスデザインがいかに近似しているかも、私の中では即答なのだ(笑)。

ここまで来てふと思った。おいらは変態だな(笑)。

会場を賑わしているデジタルデンティストリーも相変わらずこの4〜5年発想が変わっていないかなという感想。前々回のケルンでのIDSに参加したが、その時から変わらずデジタルスーパー衛生士ロボやデジタルスーパー技工士ロボの育成に躍起になっている。生身の彼らの仕事の代わりをデジタルな0と1にいかに正確に変換させようかという発想は、ベクトルとして違うような気がする。まるでジョブス氏が出てくる前のPCの黎明期と同じだと何人が気がついているかなぁ。
これじゃあ、もうすでに某国で行われたロボットによるインプラント埋入手術が大成功をおさめ、デジタルドクターが手術し、しかしてそれは医療としてどうなのかと言う議論がおざなりで、まさしく手塚治虫が昭和50年代に漫画の題材にしたスーパーコンピュータが管理診断施術する総合病院の話で、最後にその病院は崩壊する。歯科医療人はこのベクトルでは誰でも良いことになっちゃうんだなぁ。

あと十年くらいでリアル老人になる私が心配しても始まらないが(笑)、同じ歴史を繰り返すとはまさしくこういうことかもしれない。
最後にデジタリアンに良いことを教えておこうかな(笑)。
AIとフラクタルの融合はDNAと同等の意味になるんだよ。忘れないように(笑)。







9月 13, 2017

反響の大きさに考えること

直近過去二回ブログで行政指導に対する疑問をぶつけ、沢山の書き込みや個別のメールをいただいた。閲覧数はこの2編だけで4000件を優に超える。こんな片隅の田舎の歯科医のブログにだ。これだけ関心が多い指導問題、何故今まで放置されたのだろう。

ここで私が気をつけなければならないのは、その反響の大きさに事の本質が隠れて、あたかも厚労省やその下部である所の厚生局批判になっては、本末転倒になることである。役所はルールを策定しそれが動くシステムを実行する場所で、そのこと自体の良否判断は出来るわけが無い。現場では無い。だからルールを変えれば良いだけだ。
何度も本省を訪れて感じたのは、当たり前だが、役所は決して国民健康を悪くしようなどとは思ってはいないこと。しかし、そこは役所で、縦割り行政本来の(笑)手続きに膨大な時間や労力がかかり、シェアも出来ず、思わぬ方向に向かうときもあるため、私やみんなが軌道修正をしなければならないと言うことだ。方法論として各医療団体の有効活用や直接政治的交渉などがあるが、現場での声を違う形で大いに世に知らしめる(ネット拡散等)のも最近の世相かもしれない。

そして本来問題にするべきは、人間的に適正を欠いた技官がいるということで、権力が思わぬ方向に向くと言うことと、その技官の相対評価が巡り巡って患者の不利益になってしまう事を防ぐ事であり、歯科医師個人の利害とは無縁であるというスタンスで無ければならない。一方、非常に人間的に優れた技官も多くいることは事実で、全否定する気など毛頭無い。

本来指導は懇切丁寧に行われる指導であり、返還ありきの指導など本来おかしな話だ。不手際があるなら指導し改善して最良の医療を国民に提供するのが目的なのだ。再指導でも改善する気のない歯科医師に対してならまだしも、再指導ありきで評価する姿勢は理解出来ない。現在の指導のあり方をまさに勘違いしている技官がいるという事を是正する必要があるという話なのである。厚労省を目の敵にする医療団体などとは違うということを理解していただきたいし、そうなのであれば私の意見の賛同とはならない。

国の舵取りの一つとしての厚生行政は、国益を考えても非常に重要なのである。その重要な行政から逸脱した技官をなんとか再評価したいという考えは、もちろん、まじめに毎日臨床に励む、ごく一般的なそして優秀な歯科医師達の考えでもある。

さて、人はエラーを起こすという前提で様々なシステムを構築する。リスクマネージメントの重要な部分だ。そのエラーを最小限にする事はもちろんなのだがゼロにすることは出来ない。だから行政指導があると考えている。しかし、リスクマネージメントの世界では、責任思考(個人の問題と責任)では何も解決しないという結論で、原因思考(システム障害の除去)が全ての解決策となるわけで、ある意味大きな矛盾でもある。

繰り返すが、本来歯科医師が、適当な診断と適当な処置をしているという前提で行政が見ているのか、そうではないのかは、その場で権力を握る技官にゆだねられている。しかし、その人間性の欠如から「おまえらは所詮適当なことしかしていないからここにいるんだ」というスタンスで指導とは名ばかりの指導が行われるとしたら、国民に対する背徳でもあるのだと言うことをその技官は理解しておくべきだろう。中には自分が警察にでもなった気になる「お馬鹿」もいるかもしれない。

そして、今回の話が思惑とは違う方向(すでに大きく誤解をしている話をいただいている)に行かないためにもっと重要なことは、横暴と言われようが、、「ふざけた仕事と過小な知識とスキルの無い歯科医師」もまた、少数ではあろうが、同時に糾弾されなければこれらの動きに対して意味を持たない事は理解していただきたい。










9月 12, 2017

おかしな技官の対応にみんな困ってるんですね

前回の口腔内写真の検査に関して所見の記載を求められた話から発展した指導のあり方への疑問の話を書いたら、一日で2000件以上の閲覧があった。再指導や自主返還の裁量が技官にゆだねられている以上なんとも致し方ない事は事実なのだ。
実は、多くの書き込みを見て思うのだが、この問題はルールの不透明さはもちろん、技官の人間的資質にまで及んでいよう。人間的に素晴らしい指導技官も沢山知っている。しかし方や、社会人としての資質を疑う人まで様々である。
これは指導を受ける側の歯科医師側にも当然言えるのだから、もしかすると毒をもって毒を制する(笑)つもりなのかもしれない。ハンムラビの時代と同じか(笑)。

一般的には検査を含めた事項は所見記載が必要なのは周知だ。その所見がある前提で口腔内写真で何をどう書けば良いのか、是非お手本がほしい。。。。。
と言うことで、今度八戸で技官に来てもらい、どういうカルテがお手本になるのかちゃんと書いてもらおうという企画が持ち上がった。当然その記載に必要な時間や一日の来院患者数から来る拘束時間や、そこから派生する諸々の雑務を総合的にディスカッションしようでは無いかという試み。当然集団指導のように質問は受け付けないとかは無しで、その場で質問に回答してもらい記録する。何故我々がそこはおかしいと感じ、何故技官はそこがおかしいと思うのか徹底的に朝まで生テレビしたいと言うこと。青本至上主義とか実に結構だしそれしか無いわけで、そこから外れた物をどう解釈してそうなるのかとても興味深い企画だと思うが。

ちなみに彼らは、昨年の厚労省通達で医療団体に呼ばれたら断れないようになった(笑)。
これは素晴らしい企画だと思う方は、是非八戸まで足を運んでいただきたい。

ここで勉強不足な疑問が一つ。
いわゆる青本は社会保険研究所というただの出版社だが、この役員は厚労省から天下っている話もあるが本当だろうか。それはどうでも良いが、この本が白本の完全翻訳だとして聖書になっている。一番正確だからと言って、それはおかしくないだろうか。
聖書は白本じゃないのか?
クイントや医歯薬出版から出ているのはだめなのか?なぜか解釈がやや違うがこれはどうなのか?
天下っていないからか?
もう一つ日本社会保険研究会編の歯科保険診療の手引きと言うやつもある。結構使っているようだが、解釈がとても厳しい解釈をしている。
参考にはなるけれどこれは何?
保団連から出ている歯科保険診療の研究はだめだと以前言われたことがあるが、なんでだろう?間違いが多いと言われたが、無ければ良いのか?

青本のどこにも「厚労省監修」とか見つけられないのだけれど、何故青本なのか明確にしてほしいな。これも質問してみようと思う。




9月 11, 2017

口腔内写真検査とは??

集団的個別指導に参加した先生から、驚くようなことを聞いた。新任技官がこう言ったそうだ。

「口腔内写真検査は検査なのでカルテに所見を記載するように」

初めて聞いた。口腔内写真が初めて導入されたとき厚労省はそんな説明は一ミリもしていない。この口腔内の写真を見てどんな所見を書くのだろう。是非お手本がほしい。だいたい、写真を撮ろうが撮るまいが初診時において口腔内の所見を記載している。ペリオの検査時全ての所見を記載している。この期に及んで、何を書けというのか全く理解出来ない。そして、これはこの技官の勝手な考えでは無いのか?

点数は一枚撮影で10点(100円)。通常5枚の撮影をするので50点(500円)。口腔内撮影用カメラは高価な物なら60万円くらい。安価な物でも30数万円。普通のCD(コンパクトデジタル)カメラでは記録として残せるような物は撮影できない。(そう、これは検査では無く記録なのだが、青本の検査の欄にあるから所見を書けと言うことなのだろうが、頭が○すぎやしないか?こういう人が他人の指導をするのか?)歯科医師の時給をもし計算したとして、この記載に関わる時間をきちんと評価するならまだしも。わずか100円の評価でいったいどれぐらいの時間を割いてどういうことを記載するのか是非是非見せてほしい。デジタル保存評価も忘れずにね。クラウドで保存する場合のコストも考えてほしい。

臨床経験のある指導技官と臨床経験の無い指導技官の違いは、一日現場で臨床をすると言うことがどういうことなのかを知っているか否かではないかと思っている。経験が無いのなら、その部分を加味して理解を示すべきだろうし、知っているのなら経験則を加味すれば問題は解決する。こういうことを言い出す技官は、是非バラエティに富んだ一日の診療を理想的な記載と管理で行い、どれぐらいのコストをかけどれぐらいの収益を考えれば良いのか、理想となるお手本の診療システムを作っていただきたい物だ。出来ないでしょ多分。出来もしないことをワシらに要求していると言うことが理解出来ていないでしょ。それは役人として卑怯でずるすぎやしませんか?

こういうことを書くと、結構みんなに、「やばいでしょ、目を付けられるんだから、いきなり指導とか来たらどうする?」と言われます。確かに現在の指導大綱では、何故指導に当たったか理由を開示する義務は無いのです。ですから、ワシに個別な指導がもし来たら平均点数は計算できますから、その所為では無いとしたらこの所為でしょう(笑)。受けて立ちましょう。しかし、理不尽な返還には応じませんので、結果勝とうが負けようが裁判は覚悟の上ですね。

私がルール、みたいな横暴を許す社会はいけません。厚生局はよくスピード違反と免停の話を引き合いに出します。あれは詳細な減点方式で有り現場の警察官の気分や解釈で引かれる点数が変わるわけではありません。結果トータルマイナス何点で免停になるんです。方や医療における指導など、その場の技官の裁量だらけです。詳細な点数が決まっていてトータル減点何点じゃ無いんです。技官の胸先三寸で返還から監査まで好きに出来るんです。
逆に言うと。歴史的にも(笑)これは人をだめにしますよね。そういう権力を持ったと勘違いする人間が出たら、「私が書きなさいと言ったら書いてください。守れないのなら、、、、、、ですよ」、と。

何で、指導する側の技官を評価するシステムが無いのだろう?酷く時代遅れのような気がする。そして、何か、国民では無く行政の顔色をうかがう歯科医師が増えたのだろうか。だからこういう技官がいつまでも実権を握る。本末転倒なのである。ルールがおかしいのならルールは変えて行く。でなければ、ある意味ファシズムなのである。





9月 09, 2017

歯科医療費の地域差指数

本日土曜日は、午後から歯科医師会と八戸市の良い歯の先輩コンクールの挨拶やら、その後の八戸歯科医師会の学術講演会後の挨拶やらで、挨拶業務で(笑)午後の診療が出来なくなった。まあ、それは良いのだが、、、、、、話は変わる。
厚労省が発表した「平成27年度医療費の地域差分析」によると市町村国保と後期高齢者の地域指数を見て、ちょっと愕然とした。

一人当たり歯科医療費で最も高いのは大阪の36000円。最も低いのは青森の20000円である。地域差指数では大阪が1.334青森が0.727でその差はなんと1.84倍となる。歯科と健康長寿の因果関係の研究からすれば、なるほど青森県の日本でワーストワン短命県返上にはまだまだほど遠い感じがする。はいはい、医療過疎地域ですから(笑)。
一人当たりの年齢調整後歯科医療費では最大は大阪で30000円。最小は沖縄の20000円。指数で見る格差は1.54倍となりこれも同じ日本国民なのかと驚く数字。後期高齢者に至っては大阪の49000円青森の19000円で、これまた指数格差は2.56倍と驚愕を通り越す格差だ。

ただ、勘違いしてほしくないのは、これはサヨクが色めき立って言う「貧困格差」の結果ではない。ファクターとして重要なのは人口の年齢構成はもちろんだが、健康に対する意識と受診行動に他ならず、その背景にある生活習慣も大きく関与している。だが、ワシが一番感じるのは医療機関の診療パターンから来る抑制ではないかと。

診療パターンから来る抑制とは、今回は国保のデータだが、大きく関与するのが主導を握る支払基金の診療抑制措置。基金支部のデータを全部ひっくり返すとここにも大きな格差が表れてきて青森県の査定率の高さは優にベスト3に入ってくる。これは非常に大きい。保険者にすればこんな優しい支部はうれしい限りだろう。ここに連動するかのように、社保関連行政指導は歯科医師会より一定の規律を持って基金の抑制措置を踏襲する。
それはそれで理解出来るが、例えば個別指導の現場で某県の技官のように「私がルール」のような青本至上主義で臨床の煩雑さ複雑さなど関係の無い自主返還オンパレード抑制は、個別指導ではなく個別監査に近く、不備の指摘をするだけで実は何も指導などしていないのではないか。なぜなら自主返還ありきだからだ。この行為は法的にもグレーすぎて理解しがたい(法的には療養の給付契約は歯科医院と患者の間にあって、厚生局に返還する法的根伽はきわめて希薄である、というかどう調べても無いのだが、、、、)。それぞれの医院が萎縮することは間違いないだろうし診療パターン抑制から考えるに短命県返上には全く用がないことを追記しておく。

そして、歯科医師会は強くこの問題を厚労省そして厚生局に答申するべきなのである。なぜなら、厚労省はこの度、地域包括ケアシステムにおける歯科診療所の役割分担を図るプランを策定した。地域医療連携推進法人制度の活用とか、国民のために素晴らしいことだ。だが、こんなお粗末な地方の青森の歯科医療現状で、いったい誰が手を上げ協力するというのかよく考えていただきたいものだ。


9月 04, 2017

てぇ〜へんだぁ、てぇ〜へんだぁ、に納得

Jpressの下記記事を読んでいただきたい。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50956

実に的を得ている。今回のミサイル騒動でJ-アラートに対するテレビのひどいコメントに辟易していたが、まさしく的を得た記事であろう。
銭形平次の八が「てぇ〜へんだぁ、てぇ〜へんだぁ」といって駆け込んでくるが、平次は「まあ、おちつけってんだよ、はち」という。大変の中身の検証をきちんとせずには何が大変なのかはわからないが、しかし、大変な事態の第一報としては理にかなっている。大変なことが起きている。

無責任で低脳なテレビコメンテーターが偉そうに知識も希薄なのに、テレビで垂れ流す嘘は、まあ、見てる人が「こいつバカじゃん」と言えるならまだしも、もっと知識の無い大衆がそれを鵜呑みにする怖さは今まで幾度となく経験してきた。にもかかわらずテレビは誤情報の謝罪すらせず、平然と次のどうでも良いようなくだらない話題にご執心となる。この様は、まさしく視聴者のレベルがこれくらいだからこんなぐらいでいいんじゃね?という実に馬鹿にした構成なのだから、見ている側にも大きな問題があるかもしれない。
それに呼応して視聴率は確保されているという事実は、スポンサーが喜ぶのだろうけれど、再春館製薬のようにあまりにもひどい偏向報道にスポンサーをおりる毅然とした態度の企業は皆で応援してしかるべきだろう。

ハワイにしか行ったことのない元野球選手で芽が出なかった大物選手の息子など、平然と「海外では・・・」とかいうコメントに驚くのだが、う〜ん。ある左翼小説家タレントとか「ミサイルを打ち落としたらその破片が飛んできて危ない」とかもう、馬鹿すぎてアホすぎて反吐が出る(笑)。同県人としてはずかし(笑)。それでも彼らを継続して使うテレビ局は、ようは、視聴者がそのレベルだと思っているからだろう。やれやれなのだ。

しかし問題なのはそれにもまして、何でもかんでも反対政党の代表の民進党のある議員など、このバカコメンテーター達と足並みをそろえる低脳コメントをSNSで連発。国会議員なら与野党みんなもっと死ぬほど勉強しろって言うのよ。実に嘆かわしい。民進党は有権者のレベルがこれぐらいだからこのコメントで良いとか、まるでテレビの制作会社と同じレベルで国民を愚弄していると言うことだわね。


話は変わるが、共産党が貧困の老人を言葉巧みに世話をして、赤旗定期購読と党員勧誘に使っているという事実は許せないな。地方での党集会に年寄りばかりが目立つその理由は田舎だから年寄りばかりだと言うことではなく、、、、そんなところだったのか。ワシは全共闘の呪いの年齢なので沢山いるのかと思っていたが、なんと、ひどい話だ。共産党とはそういう政党なんだよ。

若者達はいち早くアンテナを伸ばしているから、こういうやばいところに触手が伸びていないのが、救われる話題かもしれない。





9月 01, 2017

頑張れ宮古島警察

宮古島の警察官が、地元のレンタカー会社を集めて、出来れば韓国人中国人にレンタカーを貸さないでほしいとお願いしたことが、テレ朝では大事件だと報道している。

事の発端は、支那人や韓国人観光客の増加に伴い、交通帯が左右逆の国から来て、人身を含めた事故が非常に多くなっていること、加えて支那語朝鮮語を話せる通訳があまりおらず処理に手間取ること、炎天下の長時間の現場検証が非常に大変であること、、等などがあげられていた。


ワールドカップ6年連続出場より重要なニュースとして朝日放送がこのことにとち狂う一番の原因は、これは支那人朝鮮人に対する差別だ!といういつもの反ヘイト応援なのだろうが、笑っちゃうね。まあ、どこの国の放送だよと以前から多くの国民に思われている通りなのだが、よく考えてみてほしい。事故るなよ東アジア大陸系半島系人。

日本の警察は優しいなと思う。海外に行ってレンタカーなんとか借りて、英語圏じゃなくて、言葉がわからないと、事故ったときとか現場検証して速攻で警察署に連れて行かれ言葉がわかるやつが到着するまで何時間だろうが待たせる。これ世界の常識でしょ。そこをちゃんと考えてほしいね。その場でなんとか事故処理をして外国人の負担にならないようにしている日本の警察は本当に優しい。事故ったのは外国人なのにね。宮古島の警察の気持ち痛いほどわかるが、それを非難するテレ朝の反日報道に辟易する。事情を理解した上できちんと報道しろよ。

さて、支那人だ。大陸のかの国は国際運転免許のジュネーブ条約に加盟していない。だから国際免許証を持ってるやつは原則いない。ところが宮古島でもそうだが支那人に車を貸すと言うことは国際運転免許証を持って来ているという矛盾が生じる。この国際運転免許証ほとんど全てが偽造で、製造元はフィリピンの支那人ブローカー経由。金を払い顔写真と個人情報を送ると一週間程度で偽造免許証が送られてくる仕組み。もちろんフィリピン在住の支那人としてだね。日本の良心的なレンタカー会社はこの辺を理解しているので車は貸さないらしいが、そうでもない会社は普通に免許があるからと貸すらしい。もうおかしいでしょ。支那が関与してくると何でもかんでもフェイクの世界にはまってしまうから恐ろしい。

おまけに保険に入らないやつが大勢いるから、もし万が一車に轢かれたら大変だ。何の保証もなく泣き寝入りだろうね。払えと行っても自国に帰って知らんぷりはもちろん消息もわからなくなるだろうな。大陸系半島系が日本を脅かす一つとして、彼らにレンタカーというのを付け加えておこう。

頑張れ、宮古島警察。


8月 31, 2017

夏も終わりです

もう最近は八戸では20°前後の日が続いて、ああ、夏も終わりだなぁと言う日が続いています。

テレビや新聞では、北朝鮮のミサイルが飛んできたJ-アラートの内容が意味不明だとか、青森には地下がないとか、75歳の女性が空襲の経験があるから思い出したくもないと言うコメントを言ったりとか(ソースは朝日だが当時何歳ですかぁ〜?(笑))もう、平和ぼけのオンパレードで、有事はこりゃみんな残念だがだめだな。

で、そんな北朝鮮の横暴に対して共産党とか対話が足りないとかバカを言う。行けば良いじゃんおまえ(笑)。で、そんなことよりもうすでに朝のニュースショウはトランペッター日野さんの往復びんた話で盛り上がる盛り上がる。当の本人やその親がたいして問題にしてないのに異常なまでに周囲が問題視している背景は、有名人の暴力沙汰、、なんだろうか。どうでもいい話をいつもの低脳コメンテーター達がさもありなんな話としてこじつけ解説するあたり、ああ、やはり有事はみんな助からんなぁ、、と。

こういうエンタメニュース延長線上に、かけそばもりそば問題で首相がつるし上げられた構図が、どんだけ低脳なんだよと気がつく人はテレビは見ないわね。ん?ワシは見てるから低脳なんだ(笑)!!
こういう時局を傍観するに、二大政党を期待したその昔、民進党がここまでバカだとは思わなかったから余計に残念。何でもかんでも反対なのだ党が、共産と二大連立政党じゃないか?社民は虫政党だから無視ね(笑)。

青森大湊海上自衛隊の夜間ヘリ訓練で事故が起き、事もあろうか青森県知事が(旧知の仲だが)とんでもないことを言った。「県民に大きな不安を与え自衛隊の安全管理体制に対する不信感を増大させた。まことに遺憾だ。」これ、ソースは朝日新聞だが、得意のインタビュー切り取り操作かあるいは捏造であってほしいコメントだ。

知事よ、何言ってるんだ。国防のため日夜訓練に励み見えないところで活躍する彼らをねぎらうのが先ではないか。彼らにも家族が有り思いを寄せる人達が大勢居るのだ。その彼らの安否と一刻も早い救出を願うのが知事としての最初の言葉ではないのか?
三村さん、朝日や琉球新報など自衛隊を敵対するメディアの読み過ぎじゃぁないか???
次の選挙応援しづらいわ。







8月 22, 2017

お盆・バンフ・バンクーバー・ICOI(2)

学会最終日、DR.Smilerや高木兄ちゃんたちと晩飯飯を食べた。食べている最中、突然胃痛が始まりなかなか食べられなくなったばかりか、酒まで飲めなくなった。だから無口になって申し訳なかった。食事が終わり部屋に帰っても痛みは治まらず、迷走神経遮断薬や胃薬でごまかしたけど、深夜にやはり痛みで目が覚め、まんじりともせず朝を迎えてしまった。

兄ちゃんたちは日曜帰国だが、ワシはやはりフライトの関係で、日曜があいてしまったので早朝集合の現地のツアーでバンクーバー島のビクトリアまでフェリーで出かけることに。朝もろくに食べられない、昼もたくさん残しちゃった。ビクトリアは景観は最高なんだけどね。昼食時、留学中の日本の女子大生たちと仲良くなっていろいろお話をさせてもらったけど、要するに、みんな頑張れ!!

ビクトリア行きのフェリー、、というかバンクーバービクトリアとか、まあまあ大陸系の志那人たちであふれかえり、五月蠅いのなんの。汚いのなんの。最近はここにハングルな半島系やインド系が混じるが、インド人は宗教がしっかりしてるのかカレー臭以外あまり気にならない。半島の連中は人によるが、若いのは教育のせいかまともだが中年はまあ、酷いね。ますます胃が痛くなる。
ちなみにビクトリアまでのフェリーなんかはこういう人たちを避けるために12ドル払ってラウンジ利用をお勧めします。静かで快適。入り口で五月蠅い志那人はラウンジ入りを断られるしね(笑)。まあ、完全な差別だと思うが、だめなのかこれは?人権派の人たち(笑)。

ビクトリアから帰ってきたのが夜8時を回っていたので、部屋に荷物を置き飯を食いに出かけた。まだ胃が少し痛む。薬は飲み続けていた。「葉っぱ居酒屋」というホテルの近所の飲食店に入る。まあ、志那人経営のたいしたことはない店だろうとか思っていた。が、揚げ出し豆腐が美味い。ごま和えが美味い。唐揚げが美味い。何だよ、日本人かな?オーナーは。普通に美味いの。うれしかった。胃が痛いのが治まった。ビールはサッポロを飲んだ。日本酒は桃川という八戸の酒がメインで置いてありうれしくなった。もちろん飲んだ。オハイオに酒蔵を作ったようだ。すごいなぁ桃川酒造。。。

バンクーバーはその歴史上、志那人が非常に多いのだという。彼らは苦労してこの地にたどり着ききつい仕事をしてこつこつと働き財をなし大きなコミュニティを作ったそうだ。サンフランシスコのチャイナタウンに負けず劣らずのチャイナタウンを作り今に至るのだという。ダウンタウンも含めものすごい数の志那レストランがあり、普通なら驚くだろうな。そんな街だから外国人も多いのだという。日本人もたくさん居るらしい。が、志那人に乗っ取られるのは時間の問題かなと、少々恐ろしい事を考えてくすりと笑い、バンクーバーを後にしたのでした。そして、バンクーバーでは今日月曜は部分日食が見られそうですし。

肝心のICOI学会の大切なまとめは、後日高木兄ちゃんのをぱくり参考に考察したいと思います。


8月 20, 2017

お盆・バンフ・バンクーバー・ICOI(1)

八戸の雨で寒い夏は、次男が生まれた翌1993年以来の冷夏らしい。今でも覚えているが、あの年は7月も気温が上がらず、ずっと炬燵を出したままだった。次男ゼロ歳赤ん坊の最初の夏は全く夏ではなかった。だから今年の寒い夏、雨ばかり続き日照時間はゼロの日が続き、盆と言っても全く情緒も何もない。蚊取り線香が全く必要ない蚊の居ない夏。ただただ、寒くて雨。
しかも15日から出かけるため、13日にお迎えし14日の午後には送りしたご先祖様にはわずか一泊の現世滞在、大変申し訳ない思いで。。。。。

そんなこんなで、15日には羽田に向かい、今夏の目的だったカナダ、バンクーバーの学会へと向かったのでした。しかし、フライトチケットの問題で2日ほど早く着いてしまうので、急遽バンクーバーでANAからエアカナダに乗り換えカルガリーまで足を伸ばしバンフに2泊する事にしたのでした。ロッキー山脈の懐のナショナルパークへ行かなければ罰が当たるという物。かつてはなぜか日本人で大賑わいしていたバンフの街も、今や大陸の人たちであふれかえり、個人的にはバンフの神秘な黒い森が、ど派手な赤い下品な景色に変わってきているのを残念に思ったりしている。


バンフの滞在を終え、バンクーバーに戻る。先にバンクーバー入りしていた山形の高木兄ちゃん夫婦と夕食を伴にし、カナダデンタル談義やインプラント談義に花を咲かせているうちに、かなり酔ってしまう。ここのところジェットラグでなぜか数時間しか眠れない。吉岡先生じゃないけれど、ジェットラグ慣れや回復に必要以上の時間が必要になってくる歳なので、だんだんロングフライトな海外に出かけるのがおっくうになるのかなと心配(笑)。まだまだ世界中には、ワシの訪問を待っている国がたくさんあるはずなので(爆)そうは言っていられないのだが。。。


朝7時45分からのコングレスのスタートも、ものすごい早い時間に目が覚めるので全く問題なしで出かけた。朝っぱらはとても寒いじゃないか酷く。でもホワイトの人たちは半袖半ズボンで歩いていたりして驚くが、彼らは元々基礎代謝が旺盛で基礎体温が非常に高いらしく寒くないのだという。へぇ〜、今更ながら三沢にいる米兵が真冬の雪の中半袖でいるバカさ加減にある意味納得したりするけど。

初日公演の中で、ロングタームな演題があったので話を聞こうと頑張って聴講。う〜ん、7年ってロングタームじゃないだろ(笑)。ほかの話も、えっ?今更?な話が続く。そもそもこの学会は、AOやEAOのように大学人中心の学会ではなかったので、エビデンスよりも経験則の話がその昔は楽しかった。だから新材料を含むマテリアルの情報も早かったし、それに伴うスキルの情報も早かった。AOやEAOは後手に回っていた感が否めなかったのだけれど、インプラント業界がこうも混沌としてくると、そうは行かなくなるだろう。
なにしろ、日本のインプラント界の尊敬する大御所のKMYM先生が、この学会は内容はいいけど日本の構成員がよろしくない、、、と言い切る。ワシもそう思う(笑)。数年前までのICOIアジアパシフィックブランチなど運営も関与する人も最低だったし、それ(金と名誉と肩書き)に群がる最低のドクターたちをそれなりに知っていたので、まあ、確かに構成員は最低だったかもしれない(笑)。兄ちゃんやワシなどはその仲間ではない。
じゃあおぬしは何でここまで来るんだ?と言われると、ワシは純粋に情報収集と勉強を誘われて、面白いからそうしに来ただけだが、、、、それが何か。





8月 04, 2017

成功する歯科医院

いろいろな文章をばらばらと見る時間もなく、飛び込んできた情報やその資料を斜め読みするいけない習慣がついてしばらく経つ。斜め読みすると本当の話が見えてこなかったりして危険なんだが(笑)。

そんな中、面白いひと味違うコンサルの話に出くわした。大和総研のレポートを整理していたら紛れていたので何かの縁だろうか(笑)。お題目は「成功する歯科医院」、だよ。
ポイントは3つだけだ。
1、「診療技術の向上にこだわる」・・研修や学会に積極的ここに金をかける
2、「患者環境にこだわる」・・衛生管理や滅菌など見えないところにこだわる
3、「スタッフ環境にこだわる」・・スタッフの職場環境にこだわれば患者に反映する

これだけだそうだが、コンサル特有のマーケティングとか自己意識改革とか、怪しい文言がどこにもなくて、集客と言う言葉もどこにもなかった。この3つを徹底的にやればどんなところでも自ずと患者は集まり自費率もあがり自ずと収入も上がると断言。素晴らしい。こういう人の意見は素直に聞くべきだろうね。まあ、当たり前と言えば当たり前だが、この当たり前がなかなか出来ていないところがひどく多いのでこれはこれでコンサルとして仕事が成り立つんだろうな。


さて、話は変わるが、登別ヨシダドクターの好きな本だったと思うが、、、、、


女「ねえ、私、、もう28よ。おつきあいして4年経つのに、どうして結婚してくれって言わないの?」
      木漏れ日が少しまぶしい海風を感じる公園の木の下昼休み
男「すまない。もう少し待ってくれないか。お願いだ。」
女「どうして?私のことが嫌いになったのならそれはそれでいいのよ。こんな昼間にする話じゃないかもしれないけど、いつもこうして一緒にお弁当食べに来てるじゃない。」
男「いやそういうことじゃないんだ。君のことは大好きだよ。でも、もう少し待ってくれないか?」
女「本当のことを話してよ。」
男「・・・・・・・・・・すまない。実は・・・」
女「大丈夫。私は大丈夫。」
男「実は、、頼まれて、部長の娘さんとお見合いをしたんだ。」
女「えっ?・・・・・で?」
男「とてもキレイな人だった。頭が良くて、気が利いて、明るくて、素晴らしい女性だった。」
女「ふ〜ん、それで困ってるのね、私とどっちが良いか比べたりしてるのね。もう私なんか好きじゃないかもしれないのね。」
      女、うつむき少し涙
男「何言ってるんだ!」
      男、急に立ち上がり女の肩を抱く、女、顔を上げる、うれし涙
男「何言ってるんだ!、、、、どう考えたって、、おまえ、、おまえより向こうの方が良いに決まってるじゃないか!
女「う゛ぇ?
男「お見合いって言うのはなぁ、こっちが気に入るだけじゃだめなんだよ、向こうがどう返事するかで決まるじゃないか。」
女「・・・・・・・」
男「な、お願いだから向こうから返事が来るまで待ってくれ。もしだめだったらおまえと結婚する。」




7月 18, 2017

トリートメントコーディネーターの闇?かな?

トリートメントコーディネーターの闇を垣間見た。本来この仕事は、再建治療を是とする歯科医師が行うべき物で、アシスタントや衛生士が行う物では無い。なぜなら、治療ゴールをドクターが決める疾病治療と大きく違うのは再建治療のゴールは患者本位になると言う特徴があるからだ。これ自体は非常に重要で、その再建治療に隠れている様々なエビデンスは、理工学的知識はもとより機能学的なあるいは生物学的な膨大な量のエビデンスを必要とし、「こういうもっとキレイなクラウンが有りますよ?いかがですか?超お勧めです!支払いの相談も受けますのでご安心ください」なんていうジュエリーショップの話では無いのだが、それに気がつかない歯科医師も大勢居るからこんな仕事が生まれる。あげくに欠損部位に対して「インプラントが最上だと思いますよ、詳しいことは院長と相談しましょう」なんて、街のアンケート勧誘から個室に連れ込まれ偉い人が出てきて契約をするたぐいと何もかわらん。
以下実話です。

A子さんはB歯科医院のアシスタントをしていたのだが、その優秀さを買った院長に勧められ、とあるセミナーを何度か受講しトリートメントコーディネーター(以下TC)の私的資格に合格した。単なるアシスタントでは無く、さらに重要なポジションの自分に希望がもて仕事が数倍楽しくなった。患者さんの必要に応じ院長からの指示で様々な補綴関連の再建治療の説明はもとより、時に疾病治療の選択まで任されるまでになった。
彼女にはこの医院の大きな柱として働いている意義が生まれたし、何よりこの医院を支えているかもしれないという大きな責任も、彼女の仕事をより充実させていた。あるときは非常に大きな自費ケースを契約まで持って行き、周囲の同僚達には「すごいじゃん!」という賞賛を受け、当然当初の約束だった歩合給も思った以上に上がった。
しかしである。全てが全てうまくいくはずも無く、特に最近は院長から「もっとうまく説明できないのか?」と叱咤される場面が続き、もう一人いる後出のTC同僚の成績とも同じようなレベルになるに従い競争を余儀なくされてきた。患者の奪い合いが始まり、想像以上にぎすぎすした環境に院長は「チーム力を高めよう」という新たなセミナー参加を提案してきた。
しかし彼女の心はすでに折れており、もうこの仕事に対する希望や将来に対する思いは無くなっていた。チーム力を高めるにも影では「あそこであの契約を取れなかったのはA子の所為なんだよ」と言われ、しかも「私なら契約まで大丈夫なのに」と同僚から言われる始末だ。A子は本来このアシスタントと言う仕事がTCの資格を取る以前から大好きだった。患者さんとのやり取りや、患者に寄り添った思いを伝える素敵な仕事だと思っていた。しかし今は、二度と歯科の仕事をしようとは思わないだろうと密かに考えていた。その後院長に惜しまれながらも彼女は静かに辞表を提出していた。この仕事は最低です、、と心でつぶやいた。

利益が出なければ医院が成り立たないのは周知ではあるが、その責任の多くの部分を担っているのだと彼女に勘違いさせた院長の責任は大きい。患者不在のやり取りが目に見えてあからさまになるに従い、本来歯科医療に従事することを誇りに思っていた彼女の心はすでにもうそこには無い。たかが一人のアシスタントだし、また代わりが来ればそれでいいだろうと院長が思うのなら、この医院は将来への展望も歯科医療への重要な思いも無いまま、どこに向かっていくのか。
イヤイヤ、これは希有な例でしょ。うちはこんなにもうまくいっているのだからこれはこれでいいのだよ、、やり方に問題があったんだよ、、と言う声も聞こえるが、歯科医療全体の未来を考えるに、ワシは真っ向からこのシステムには異議を唱える。全ての責任は院長にあるのだからね。経営者に成り下がった?(もちろん異論あるでしょ)院長に何の魅力を感じて患者さんが集まるのか??医院の魅力??組織の魅力??

結局は人と人との緊密なつながりに歯科としてのプロの流儀にお金が発生しているだけなんだから。と、TCの闇を垣間見た話でした。何かいやな思いがまとわりついて、医療とはやはり米国のようなビジネスなのか?と残念になる話なのでした。

違うでしょ。




7月 15, 2017

愚かだ。実に愚かだ。。

医院の成長規模に見合った組織力を手に入れたい!とお考えの院長先生へ、、、
という、立派な箱入りのダイジェスト本が送られてきた。ただでね。

中身を読んでいるうちに、気持ちが悪くなってきた。株式会社エイ・アイ・シーの坂本と言うらしいが、デンタルエステが医院を変える!とか日本最大の審美歯科チェーンホワイトエッセンスが明かすスタッフを主役にする院長としてのあり方、、とか、ま、耳障りの良い?(笑)文言が並んでいる。

特にいやらしかったのは、2000年以降の医院差別化の流れを歯科の明治維新とか言ってる(笑)。その戦術として今や一般化してしまったのでもはや差別化では無いとおもうが、、

1,自費はセラミッククラウンからインプラントへ
2,予算をかけたHPとWEB広告から来る自費患者の囲い込み
3,自費カウンセリングを行うトリートメントコーディネータの育成
4,経営コンサルの活用
5,歯科医院の大型化
6,訪問歯科診療への取り組み
7,メンテナンス重視の歯科衛生士の活用
8,歯周病治療の専門性強化
9,歯列矯正の実施
10、保育士や栄養士が在籍する小児歯科
11、夜間、日曜診療
12、内装や医院パンフにお金をかける
13、ホワイトニング

これ、あちこちで馬鹿な歯科医師をだましてコンサルがまいた種でしょ(笑)。よく読んで笑ったわ。あるあるだもの。ここまで浸透させたのはある意味すごいのかもしれないね。
で、保険診療へ続く危機感が書いてあるのだが、、、これ、なんかおかしいと、気がつく賢明なる諸氏は沢山いるのでは。

一番は患者不在だわね。患者が医療コンシューマになっている前提だ。そして目的と手段がごっちゃになって、手段が目的になっているね。目的はなに?大金持ちになる事なのかな?この差別化をばらまいたコンサル達はそういうことだとはっきり言わないから、お馬鹿な歯科医師達は鵜呑みにするじゃないか。金持ちになりたいならこういうことをしなさい、、で良いのに、あらゆる詭弁でカモフラージュしてるから、いやらしい。だいたい、話も仕事もドベタな歯科医師でもこの傘下に入ると年収何億になるらしいし(爆)。

歯科医師の中には、そんなことはどうでも良いから自分の仕事に生きる価値を見つけて日々精進している人だってごまんといるわけで、その結果お金がついてきた人もいればそうじゃ無い人もいるかもしれないが、生きていく充実感は何物にも代えられないはず。
目的が違うのだから。それが素晴らしいと思うし、患者にも伝わる心だ。

で、ワシが一番嫌いなのはそれを隠してきれい事を言うやつ。
はっきりお金が沢山欲しいから頑張ってるんだ、って言えよ(笑)。
ちなみに、おまえはどうなのよ?と言われたら、この素晴らしい充実した現状を維持するために様々な勉強をしてスキルアップをはかり、結果収入を得ているって答える、そして可能ならそれを次の世代に引き継がせたい、、かな。そのためには社会学的にも患者利益を最優先にしたいから、おまえ赤か?と言われても保団連とか社会保障推進協議会とか参加するわね(笑)。意味がわからない人にはわからないと思う。。。。

ワシの大嫌いな週刊朝日だが、歯科医師自身が選ぶ歯科医院という記事(7/21号)が興味深い。これは通常の患者さん達も参考になるのでは。だって、コンサルの話とはまるで違うので(笑)。患者さんもクレバーにならないとコンサルぐるみの大きな魚の餌食になってしまうかもしれませんね。



7月 05, 2017

モンスター?ペイシェント?思い出したわぁ。

歯科とは、本当に不思議な科です。時に患者さんは、病名や処置方までを決めて来たりします。慢性疾患すら口腔内ではちょっとしたケガ?の感覚で、ワシの力不足でなかなか話が噛みあわない場合もたまにあったりして。で、そんな今日この頃の一日、、似たようなことふと思い出したことがありまして。。。。

ずいぶん前の話だが(笑)・・・・とある子供のお父さん。
(その昔のワシのブログから(笑))

「おい、どうして子供の虫歯治療にこんなに時間がかかるんだ!こんな小さな虫歯は削ってすぐ詰められるだろう。だいたい、治療前に口の中真っ赤にして毎回歯磨き指導する歯医者なんか見たことも聞いたこともない。よけいなおせわだ。虫歯の治療だけしていろ。現に虫歯になっている子供を相手に虫歯予防の歯磨き指導なんて、肺ガンにかかっている人に、たばこはガンになるから注意しろと言っているようなものだ。」

???? うははははは、すげ〜。新宿橋本歯科院長が断言したように、八戸は医療過疎地域だからね、染め出し経験が無かったか(笑)。
治療方針の解説や内容はお母さんに説明していたのでお父さんは聞いてないという。説明をしましょうと呼ぶと、前述のようにまくし立てるわけです。染め出しだって、毎回どぶさらい状態だからやらざるを得ないわけでしたが。。

ワシの仕事は診断と処置方法の決定です、なんて言おうものなら大変。しょうが無いので当時はこういうおバカはほうっておきました。あえてもう一度言います。あなたはおおバカです。その被害にあったあなたの子供は悲劇です。ていうか、今なら虐待ですね。だいたい普段から歯ブラシさえさせてないんですからね。

こうなってしまった原因をあれこれ考えてみましたが、どうやら原因は過去の旧態依然とした過去の歯科医の方にありそうです。歯科医が過去から現在までプロとしての仕事を全うしていない、これがすべてです。予防の概念すらない。

例えば、クレーマー理論にはびこる現代の人権など、個人の欲望と同じ次元に成り下がっていますから、この調子で話が進む場合、プロとしての威厳や信頼や包括がすべてを解決できるわけです。勿論そこには大きな責任を伴いますから腹もくくりましょう。

しかし、それに答えてきた歯科医師があまりにも少ないため、こういう事態になってしまうんです。そりゃ新宿に馬鹿にされるわね(笑)。
先程のお父さん、実は、、良く知っている歯科医がいるそうです。その先生は、簡単には分からないような虫歯まで見つけだしすぐにぱっぱっと銀の詰め物をしてくれるんだそうです。じゃあ、はじめからそこ行けば良いじゃん(笑)。

うははははは、はい、カリオロジーなど良く勉強している先生方や思慮深い歯科医師はピンと来ましたね!それホントに虫歯か??って、、、
このお父さんの間違いと勘違いが将来とんでもない結果を招くことでしょう。さて、それではどうやってこのお父さんに教えてあげればいいのでしょう。

私は、無理だなぁと思いました。だって、向こうから拒否されるし。良く知っている歯科医さん頼むよ、ここを良く読んでこの父さんと相談して下さい。で、このことで異論反論ある歯科医や患者さんの皆さん、私がどういう歯科医なのか、どういう信念や哲学を持っているか、例えばうちのwebとか隅々までご覧になり、それからメール下さいね。これ、疾病が医院コンセプトと違うとかの、低レベルの話じゃないからね。

ちなみにこの父さん、子供が数回来院してまだまだ途中だったのですが二度と来ませんでした。「虫歯になったら直せば良いだけだろ」、と言う捨て台詞でした。

ふふふ、歯科は、不思議だけど、なんて楽しいんだ(笑)。





7月 04, 2017

思いの伝

日々、いろいろなことに関する思いの伝(つて)をブログにしたためて20年以上が経ちますが、最近は特にその僅かな思いをフェースブックにちょこちょこ書き込んでしまうため最近また「ブログの書き込みが極端に減って寂しいですよ」とご意見を頂戴する機会が増えた。こんなしがない歯科医師の思いなどどれだけの人が気にしているんだろうと思う反面、やや、申し訳ないような気にだってなります。閲覧回数は、内容が嫌らしい時は4000件くらいになるけど(笑)、平均すると1000件弱だからそんなに多いわけじゃぁない。

ところで、この間無防備に書き込んで「誰かに刺されますよ」と吉岡先生に怒られた「言っちゃいけないこと」をもうちょっと言っちゃおう(笑)。
それはインプラントに対する著名な先生方のスタンスや、あるいは学会やスタディーグループのスタンスなんです。いろいろなインプラント関連イベントの半分以上は、何をどうしたいのか不透明な物が多すぎやしませんか?特に有名グループとか。テレビの「しくじり先生」みたいなのは余程理解出来るが、まだまだ多い品評会みたいなプレゼンはなんでしょう??

こういうトラブル時こういうことを気をつけてこうすればうまくいきましたよ、あなたには出来ますか?出来なければこうすれば出来るようになるけれど、でも、はじめから診断を見直してあきらめましょうか?、、、という親切な講演なら大いに賛同するが。こうやって骨をつくったら超キレイにできあがりました、これを俺メソッドと名付けます、、おれってすごくない?、、ってなぁに??(笑)
 で、? だから? そういう人がどしどし増えればいいわけね。って、そうなの?患者でT&Eを行えば良いの? そもそもの臨床哲学が伝わらないし。
サンディエゴでの兄ちゃんのような溜飲下がるだろう?てなインプラントのプレゼンのような物を最近はまた特に見なくなった。まあ、EAOやらAOやらICOIでエイジングインプラントロギーの進化はある意味素晴らしい流れだと思うけれど、日本じゃまだまだそこまで言い切る大先生達があまりいない。
要はものすごいテクニックを持ったインプラントロジストが星の数ほど増えれば良いのか、そして世界に羽ばたいてほしいのか、やるからにはこれぐらい出来なきゃだめだからあきらめさせようとしているのか(笑)、施術者を増やそうとしての企画なのかレギュレーションをきつくして減らそうとしての企画なのか、それとも趣味みたいな物(ここ重要)なのか、普通の補綴の延長線上にあるべきなのかそうではないのか等など等(笑)。

全国でインプラント治療を行っている歯科医院数は13%程なので、約7万件中 約1万件弱ですね。この中で非常に高い技術を駆使して行っている医院は僅か1%程だと言われていますから100件弱くらい。視点を変えて、インプラントも含めた医業収入が1億以上の医院が僅か3%と言われているので約2000件だとすると、ピケティのr>gはそれなりにまだ多分成り立ちますので、世のコンサルは勿論可能な限りインプラントを勧めるでしょう。しかし、13%が50%になれば方程式は崩れるのだが。。それは理想的?な状態?

問題は、患者利益に鑑みた時、インプラント治療を行う歯科医院がこの先どれくらいの割合で増えていくことが良いのか、あるいは補綴の選択肢の一つとしてどういう物をどう提供していくことが理想的なのか、サポートはどこの誰がどこまで出来るのか、後継者がいない場合のインプラントの管理は、、等など、この30年近くインプラントに携わってきても答えを教えてくれるグループも人も、あまり出会ったことが無いのです。ですから、あるグループの華々しい戦績は、そういうスペシャリストにみんななってくださいよ、数が少ないのだから、、、と言う意味なのか、こういうケースは私達のようなすごい人に任せるべきなんですよと言っているのか、その真意をくみ取ることが出来ないのです。

二十数年前、まだまだインプラント臨床例の少なかったワシは「こういう風に出来たら良いな、よしこうなろう!」と、いろいろな門をたたきました。しかし、学ぶうちに、あるいは出来るようになってもなお、何か違うな、何かおかしいな、と本当の歯科医療のオプションとしてのインプラントの普及に、世界中のスーパーテクを見れば見るほど疑問を持ち始めました。
結局、日本中ではおかしなブームとひどいインプラント治療の残骸があちこちに散らばり、患者の不利益が増したのです。これに警鐘を鳴らして次々といろいろなグループが出ては来たのですけれど、どこも答えを見つけられないまま今に至るのでは?

要するにこれは、すごい先生がどうだすごいだろう、という臨床哲学不在のプレゼンばかりにワシが行き当たったからかもしれません。十数年前から海外の学会に多く参加し始め、米国インプラントとそれ以外というカテゴリーも自分で見つけたつもりですが、何だかなぁ。。悩むわ。
社会性と経済性と学術性のバランスの取れた将来への話を誰かしてもらえないだろうか。そうでなければ、インプラントヒエラルキーの最上位を狙う歯科医師養成企画なんだよとか、潔い話をする方がまだマシだよな。で、ヒエラルキーが崩壊するべきだというもっととんでもなく潔い話が聞きたい(笑)。

わしって、めんどくさいか?(笑)。うん。だって、うちの施設にとんでもないインプラントが都内のどこかで入れたまま、寝たきりでほぼ意識無くて、ケアできなくて、もうどうにも困っている現状を目の当たりにしているからこその提言ですから(笑)。








6月 25, 2017

保団連代議員会・・・・なんだこれ?

保団連代議員会に出席。毎度のことだが、、、今更だが、、なんだこれ?代議員会決議を見て驚愕したのである。いつもの鋭いフロア発言をしないのか?と何人かに言われたが、やめた。あまりにも下らなさすぎてやめた。

何だろう。。。会長以下役員多数の思考回路がおかしい65歳以上の先生方は昔の全共闘時代を引きずっているのか、反体制の媚薬に酔っている。マジで自己陶酔を周囲にまき散らす。まあ、ソースは朝日とか琉球新報とかたかがしれてるが。発言内容にやや進歩進化している先生方もごく少数いらっしゃるんだが、基本体制はド左翼。ワシらは医療団体であるにもかかわらず決議の前文の中で医療に関する事はわずか4行。実行項目14項の中で医療に関する事は8項目。残り6項目は辺野古だのオスプレイだの9条守れだのもう何が何だか。いつものことだけどね。で、それに反旗を翻して発言しても適当に意味のない言葉であしらわれるのがわかっているのでやめたのだ。

共産党の機関誌赤旗の内容みたいな事を決議して医療の何がどうなるのだ??バカすぎてバカすぎて。目的がわからない。日本のこれだけ成熟して、諸外先進国でも感心する社会保障の元、改善するべき医療システムの議論が皆無。みんな左翼特有の傷のなめ合いとガス抜き体制批判に終始してこれじゃあ何も変わらないだろう。最後の会長の締めの言葉は耳を疑う。
おいおい、9条を守ると医療システムは改善するのか?崩壊した社民党のみずぽちゃんじゃないんだから、何を言っているんだこの人は。。。やれやれ。全共闘反体制媚薬に一人で酔いしれてください。

安倍政権倒しに終始する発言内容は、きちんと整理すると全員自己矛盾だろ。加えてミサイルが飛んでくると大変なことになるから原発はいらないという、日教組の巣窟大分の発言も意味不明。それに同調し補足する役員も意味不明。さっきまで9条唱えていれば平和だと言っていたんじゃないのか???憲法に自衛隊を認めると戦争できる国になるからだめだと言っていたんじゃないのか???低脳レベルもここまで来ると絶句するわね。

要は、国家の外交および安全保障に関する重要な項目を、なぜに医療団体が内容をなめ合ってガス抜きして満足するのか。
そうか!医療システムを変えて患者のために何かしようとか何も考えていないんだ、、、、と言う結論に達した。

技工士困窮問題がクローズアップされているが、答えは簡単でしょう。低脳な歯科医師がごまんといることがその最大の理由でしょ。パラデンタルスタッフのなんたるかを理解できない歯科医師がごまんといるからでしょ。バカですか?
患者が来ないのは人のせい、技工士が食えなくなるのは人のせい、歯科医療の評価が低いのは人のせい。そう、左翼は何でも基本「人のせい」にすることを最も得意とするからね。だから最終的に自己矛盾に陥りとうとう最後にそれも人のせいにするわね(笑)。

青森協会としては本当に頭にきたので(笑)会員レベルで今回の決議内容を検証しようと思う。アンケートと伴に具体的数字を表に出して、いかにこの決議があほであるかを検証しようと思う秋田の先生の最後の発言がよかった。議論などしていないのになぜ決議するのか。多くの会員は代議員会で多くの議論をした結果この決議になると考えるがこれじゃあだめだろ、、、と言う発言。至極もっともで、こんな当たり前の発言がやけに光ってしまうそんなくだらないお祭り騒ぎなのでした。

異議異論のある人は胸を張って実名で私宛にメールしてください。
もちろん公開しますし。プンプン。



6月 17, 2017

焦点がわからない・・保団連も(笑)

本日土曜の朝から、もうマスゴミ相変わらずの大騒ぎ。国会の終わり方が強引だったのはわかる。委員会すっとばし、、は違う意味で色々問題を引きずるだろうな。それにしてもかけそば問題でうるさいわぁ。。

もう一度きちんと誰か教えてほしいのだが、、何が問題なのだ??(笑)
特区での政治主導権限と言うことは、政治家の忖度なしにどうやって事が運ぶのだろう。そして忖度は犯罪なのか?民進党や共産党のおかしな人達は、自分のことをおいといて、不透明きわまりないと言うのだけれど、その裏に金のやり取りがあったんじゃないかという追求ならまだしも、「忖度があったのではないか」という馬鹿話に終始し、不透明だと騒ぎ立てる。あのさ、30年前から今治は熱望し、民主党政権時もこの問題はランクアップされ、そして今に至る経緯だが、、、、、、何が問題なのだ??

それから、オイ保団連。ワシらは時々国会行動と称して議員陳状をするけれど、これは忖度を期待していないのか?だったら意味ないだろ、やめてしまえ。青森協会が独自で忖度を期待して議員陳情を繰り返してやろう。どうせ貴様らは与党議員になど会えないだろう。共産社民等の反日政党と民進のような売国政党としか会えないではないか。それでも忖度を期待して議員陳情する行動力は評価に値するが、今回の件でますます保団連が何をしたいのか不明になってきたね。だって、赤旗のごとき共謀罪抗議声明を出し共産党の下部組織かと思わせる発言を繰り返し、だけれど議員陳情はやるわね、、、、、あ、違うわ、陳情じゃないか、、、文句言いに行ってるだけだった(笑)。で、野党議員が同情しガス抜きで議員回りしてるみたいだった。まあ、それは発展性はないよね(笑)。
国会での共産小池の発狂ぶり、そして社民福島の横暴ぶりを見て、まともな医師歯科医師ならどん引きするぞ(笑)。加えて民進党は何言ってるか意味不明。そんな彼らを保団連は全体集会でよく呼ぶね。。

越後屋と悪代官の逸話を今回の問題に当てはめることも出来ない。切り餅のお土産がないから。で、友達だから何??うらやましいだけじゃん。政治の中枢に色々話を相談できてうらやましいじゃん。保団連はいつの日か政府が転覆するような革命が起こり、今まで仲良かった友達関係の共産党や社民党が与党となり、忖度され放題の世界を夢見て、糞みたいな共謀罪に関する抗議声明を今出したというのなら、それはそれでわからなくもない(笑)。

しかし、この赤旗チックな抗議声明に保団連会員の何パーセントが同意しているのか教えてほしいね。テロ党と言われる共産党ならわかるが、全国の医師歯科医師の誰が共謀罪の標的になるのかなぁ(笑)。政権変わったらオイラか(笑)。いや、2人以上だから、う〜んと。(笑)

あ〜、話すがすごいそれた。



6月 12, 2017

顎咬合学会考察、、、なんてね

今まで参加する度にブログを書いてきた顎咬合学会である。なぜなら一番GPに近い関係の学会だからだと勝手に思っていた。他の学会自体は専門性を持った物がほとんどで、その研究対象は患者ではない。患者の持参した何かが対象なのだ。病気は詳細に診てるが病気の人は診ていない。
しかし、この学会は、臨床における患者が対象の数少ない学会だと思っていた。だから咬合自体をメインにバラエティに富んでいるし、カテゴリーも広範囲。病気ではなく病気の人を診るという医療の根本を見つける良い学会だと思っていた。(顎咬合学会というキーワードでワシのブログを検索するとずいぶん好きなことが書いてある(笑))

で、、、自分のブログを読み返すと、数年前から良い感じに戻ってきたと書いてある。十数年前からは何か常軌を逸した感じがしていて全くなじめなくなった。そう、ハウツー学会としてしばらく続くとスーパーテクの品評会みたいに常軌を逸し始める。
しかし、考える学会に戻ると人は考え始める。スーパーテクの裏側には実は星の数のエビデンスが隠れていそうでそうではない。パーフォーマンスが隠れている。患者の思いは見えない。
考える風にシフトチェンジすると、多くのエビデンスの結果ではなく苦労が見えてくる。結果患者が見えてくる。まあ、これも年のせいだろうが(笑)。

初日朝からのメインポジウムがメインテーマだといつも思うが、Dr.Stohlerの日本に気を遣った(笑)考えさせられる講演が非常に良かった。しかし、日本のことをきちんと理解しているかと言えば、そんなことはないだろう。マンハッタンのコロンビア大学の机上で理解出来るとはとうてい思えない。その商業主義的米国の歯科医療の所為だろうが、日本の歯科医師の数が多いと言う話もしかり。で、コンビニの数と比較している。もう、こんなこと売れないコンサルでも最近は話さない事だがどうしたんだ?先生。
しかし、自国の歯科医療レベルをばっさり切る当たりは実に面白いなぁ。ごく一部のドクターを除いてのアベレージとしての歯科医療レベルは米国はとても低いと、わしがいつも言っていた事だね。しかも、歯科難民を4600万人抱えている。米国における歯科医療は金がないと基本だめだよということ。医療の公平性から考えれば不公平きわまりない。
要するに日本の歯科医療システムはすごいんだから、米国は出来ないんだから、超高齢化に向かって頑張ってシステムモデルをつくってね、、、とワシには聞こえた。。

いずれにせよ、何故かデザートの話がメインだった数年前に比べれば、主食の話が増えたというのは素晴らしい。しかし、メインの主食を変えなければ食うに困ると信じている日本人歯科医師もまた沢山いるのだな。多分それは違うよ。

さて、一般公開講演は実に素晴らしい内容で、これは聞いてよかったわぁ。75歳過ぎたらそりゃ病気じゃないよ、、というカテゴリーを早く作らないと大変なことになるなぁと実感した。そして、口腔ケアを実践していると言うことはすごいことなんだと改めて考えた。

初日の公演後の所行の詳細はFBにて(笑)。

最後に一つ。アンテリアガイダンスの呪縛から逃れるためには、アンテリアガイダンスのなんたるかを死ぬほど理解していないと出来ないよ、、と言うことがきちんと伝わらなかったんじゃないかなという講演があった。クラスではなくS1S2を無視した咬合挙上が勘違いされるだろうなと言う感想。ディスクルージョンすれば良いじゃん、、という発想はアメリカンナソロジーの負の遺産でしょ。無駄(?(笑))にエビデンスが多すぎから信用できなくなってきているというDr.Stohlerのメインポジウムの話を思い出した。

あるエビデンスを元に臨床経験値を上げた上で冷静に判断した時。その答えはハッピーな患者だけが持っているわけで、答えは患者なのだ。その答えの元の発表なのだからそれは良いのだけれど、そうではない答えも持ち合わせる広さもまた、経験則の話。菅野太郎先生じゃないけれど、症例の9割は何をやっても問題ないが、残りの一割は奥が深い。その9割の答えを持ってしてこれが正解だとは逆説的に成り立つことではない。で、その1割の患者の幸福度が自院を本気で支えている事実こそ、それもまた認識できるというもの。

そんなGPとして非常に考える事が、主食がメインになりつつある、そしてハウツーではない、そんなとても良い学会と感じたのでした。







5月 27, 2017

史疑徳川家康から読む現代世俗

かつて、明治時代に発行された所の「村岡素一郎」氏原書「史疑 徳川家康事蹟」の、昭和38年に出版された「榛葉英治(しんばえいじ)」氏現代語翻訳本を探していた。古書店で見つかった。この本はトンでも本でも何でも無く、わけあって(ここが核心)表舞台に出ることのない史実を無数の古文書から拾い上げ、気の遠くなる作業を経てかなり詳細に史実を解析し家康の謎に迫った素晴らしい本なのである。しかし、なぜか抹殺された。

300年近くにわたる安穏な社会を構築し得た家康とその周囲の本当の奇跡をたどるとき、これは我が現代社会に何かしらの利益になる事は間違いない。今風で言うと、武士道の元のリスク&システムマネージメント・・・かな。

第一章にて、、、、
歴史は繰り返して過去を再現する物である。我が国3000年の歴史上でその繰り返し点を発見し把握することが出来れば過去に鑑み現在に処し将来を察する上で大きな利益がある。(要約)
これ、素晴らしいと思ったわけです。で、

思うにおよそ300年ごとに政機転変し、「貴賤の階級」が顚倒することは歴史の自然法ではないのか。ただし我が国の皇室だけはこのような変革の外に超越して、永久不変、神聖にして犯すべからず。皇室の庇護の下にある公鄕階級についても同様。これは我が国体の尊厳が他国に比べて比類がないためである。(要約)

大東亜戦争敗戦後GHQの日本国民洗脳により、国体の尊厳は地に落ちたのかもしれない。戦争責任などと言う下世話な思考を国体に求めること自体、ワシは日本人として心が痛んできた。日本人の心の多くをむしばんできた左翼思考は、ありとあらゆる所に蔓延し、本来のパトリズム的心を蝕んで今に至っている。パトリとて差別だと騒ぐこと必至。

ワシが思うのは、この国体の尊厳を持ってしての埋没した史疑を含む歴史研究に意味があるということ。最近の「反対の反対は賛成なのだ」、、的バカボンパパ名言を思い出させる与野党の攻防は、もしかすると「常にお心で思うことは一つ、日本国民が平和に穏やかにそして幸せに暮らせるように祈り続ける」この陛下のお気持ちを少しでも察すれば、馬鹿の一つ覚えの反対の連呼よりも素晴らしい未来を構築する思いが、たとえば国会の中などに出てきても良さそうな物だけれど、いかんせん日本人ではない人方が大勢いらっしゃるおかげで、国体はもとより我国の行く末さえ適当になってきている

そもそもを考えるとき、この家康の史疑が何故生まれたのか、そして何故それを隠さねばならなかったのかを紐解くことで、今のどうでも良い政治の混乱がいかに稚拙なのかあぶり出されるという物ではないかな。。




5月 25, 2017

あきれてるのはワシだけか??

この下記まとめ資料、何か間違いがあるか?で、何が悪いのだ?

無いとしたら、これに難癖付ける民進・共産党って。。。結構民進党の中では普通に右派ですごいなと思って一時期尊敬していた桜井議員まで。。。
しかもこのばらまいた総理忖度資料を自作(?)した前川氏は、朝鮮学校の学費無償化の先鋒で朝鮮日報では激賛。あぁ、なるほど、産経以外のマスコミが騒ぐわけだ。
しかも天下り斡旋のエキスパート。省内では問題児、いろいろおかしな事ばかりやるので自主退学勧告か?(笑)で、退学して食うに困ってネタをマスコミにばらまく。

裏もとらずに食いついた朝日新聞。面白がって食いついた文春。やれやれ。世界中悪質なテロの続発でそれどころじゃないでしょうに。暢気で馬鹿な日本の政治舞台ですわ。どんどん野党は存在価値がなくなってきましたな。こういうどうでも良いつまらないこと蒸し返す度に与党の支持率がどんどん上がってくるのだが(笑)。なぜだかわかるかな(笑)。


1975年:今治市が学園都市構想を表明
1983年:今治市が大学誘致用の土地を確保し大学誘致開始
2005年:今治市・愛媛県が加計学園を誘致
2007年~2014年
今治市が加計学園を協力して計画立案し、愛媛県とともに
構造改革特区提案(第12次提案~26次提案)
「獣医師及び獣医学部の地域偏在解消のために四国へ学部設置を」を旗印に四国四県知事や国会議員(民主党議員も賛同)と共に陳情を積極的に行う
添付資料にも始めから加計学園の名前を明記、京産大と京都の構造改革特区提案への獣医学部提案は一度も無し
日本獣医師会が大反対、獣医学部新設決定の撤回、これが不可能な場合でもせめて1校のみとするよう大陳情し「1校に限り」と修正させる(日本獣医師会長が公言)
注1・・・・国家戦略特区の応募要件が決まる
2015年12月:国家戦略特区に今治市が選ばれる
注2・・・・共産小池氏が出してきた文科省が作成したという
      スケジュール資料はこの時期に作成
2017年1月:実施主体が加計学園に正式決定
        (1月4日~1月11日公募)

注1
四国側が「獣医師及び獣医学部の地域偏在解消」を理由に定員緩和・学部設置を求め続け国が徐々に軟化、
それに対し日本獣医師会が1校のみと条件を付けた

注2
2007年から今治市・愛媛県が加計学園を誘致しその後協力して大学の計画を進め、事実上加計学園が内定しているのでそれを前提に事前にスケジュール作成

5月 12, 2017

日本人で良かったと思わないのなら、、、

日本人で良かったと思わないなら、日本人はやめたらいかが??

朝日放送の嫌らしさよ。朝日の仲間だからね。
朝の情報番組で「日本人で良かった」ポスター事件の話がなにげに飛び込んできた。この話題の中心はポスターのモデルが支那人モデルであるというミスと、発注されたデザイン会社が素材集写真からこれを選んだ間抜けさ、とかが絡んだ話であるはずなのに、テレ朝制作会社は「日本人で良かった」というフレーズが気にくわないらしい。朝日に言わせればこれは外国人を排除する言葉らしい。素直に日本人で良かったと思うことはおかしな事らしい。じゃあ何か?このお父さんとお母さんで良かったという親子の絆や、この家に生まれて良かった、というのはほかの家を排除しようとする動きなのか?

日本人は素晴らしい、、と言うと非難され、日本人で良かった、、と言うと外国人に対してのヘイトなのだそうだ。スイスに何度も行っている。スイスは物価がすこぶる’高いのだがそのことを言うと彼らは、自国の産業を守るため仕方が無いのだと言い、そういうスイスという国に生まれて良かったと素直に言う。良いなぁと思う。民間防衛の基本姿勢はスイスならではで、各家には自動小銃や手榴弾、そして核シェルター、、、この国に生まれたことを誇りに思っているという。当たり前なのだ。

極左ブログスポットのLITERA等では、安倍政権という極右政権が「日本人すごいぞ」等をあおっていると卑猥な批判を繰り返すが、こんなことを平気で垂れ流すのは世界中で日本ぐらいのもの。まあ、こういう所やマスコミも含めて支那朝鮮人が核心にふれるお仕事している関係上、日本人を卑下することに何の抵抗もないことは確かか。批判を元に議論をすることは何もおかしなことではない。しかし、現左翼は目的がわからないのだ。この国を素晴らしい国にするためにはこういうことが必要だと言うことを全く言わない。批判をするための批判なのだ。ばか。

子供達が胸を張って「素晴らしい国」だ、そして「より素晴らしい国にしていこう」、この愛国リテラシーこそ必要なのであって、頭から否定する考察など意味が無い。その結果そこに暮らす国民は幸福なのだ、、という至極単純な民主主義国家論さえ否定するバカ左翼よ。おまえ達は何がしたいのだ?

ふふふ、わかっている。「個」だろ。「個」の集まりが国家である以上、国家を形成する「個」こそが重要なのだからと言いたいのだろう。しかしそれは平和ぼけから来る間違いだ。時間軸を無視して誰もいない最果ての地で社会から縁を切った「個」など生き続けてはいけないではないか。左翼のほころびとはそういうことなのだ。そして、歴史を振り返り考察すれば、自ずと答えが出るではないか。3000年前の人類が今の人類より劣っているわけがない。

ホント、腐ったマスコミを放置して、異臭騒ぎだけを起こすのはやめてほしい