水曜日, 12月 25, 2019

科学への芽

孫に、クリスマスプレゼントでどうかなと思い買った絵本はまだ早かった(笑)。

私が小学生の時に、この「海」という絵本に出会った。全部ひらがなだったのでもっと下の子向けだったのだろうが、夢中でページをめくった記憶がある。ちょうどその頃テレビで海洋学者の「クストー船長海の旅」とか、ベルヌのSF小説で「ノーチラス号」とか夢中で見たり読んだりしていた。中学の時に北杜夫の「どくとるマンボウ航
海記」に出会い、海の街八戸だもの、、少年は完全に海洋学者として海洋進出を夢見ていた。

この加古先生の絵本は「海」「地球」「宇宙」とスケールがドンドン大きくなる。そして最後にはこの本をきっかけにそれぞれの分野をより詳しく研究する将来の子供達へのメッセージが添えられる。「このほんをよんで、あきらかにしたり、けんきゅうしたりするひとがでてくるでしょう、わたしもあなたもがんばりましょう」なんて言うことが書いてある。すばらしい。こうして理系(自然科学系)の子供は誕生する(笑)。

見事(笑)完全理系の高校に進学した私を待っていた最初の理科は「地学」で、「実習」から始まった。白い長い白衣を着てバスに乗り河岸段丘や海岸段丘を歩いて観察する。地層や地質を観察する。石を愛でる(笑)。宮沢賢治状態だと思った。海とは関係がなかったが、他の普通クラスでは国語とか日本史とかやっているときに、こんな事をしていたクラスだった。楽しくて仕方なかった。
受験の時に次年度からは共通一次試験という難題が降ってくる。9教科試験(笑)。国語はもちろん古典や歴史など受験用知識は皆無だ。何とか現役のうちに受験しないと行き場がなくなる理数科だったが、地頭がダメだったので浪人(笑)。共通一次試験は無理。理系のみの選択教科の大学を探す。東海大学海洋学部が目にとまり子供の頃の夢が吹き出してきた。そして、親に、猛反対された(笑)。海に出たらいつ帰るか分からない生きてるか死んでるかも分からない仕事は勘弁してくれ、、そんな感じだったか。東京商船大学はもっと大反対された(笑)。その前に入る頭がなかったけど。

もう一度「海」をしっかり読んでみる。忘れていたことを思い出す。小学生の頃の思いを思い出す。知らないことを知る喜びがふつふつとわいてくる。歯科と言う仕事を始めたときもそうだったが、知識が増えることはある種の快感を伴う。加古先生の思いが伝わってくる。未知の世界への探検はなんとワクワクするのだろうと。今の仕事を振り返りながら、最近ワクワクが少なくなってきたのかな。
サトチュウ先生の命名したワクワク系歯科医院とはかなり意味が違うからね。



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