いろんな歯科医院の何周年記念とかみてると、誰のためにこれは開催しているんだ?てのが多い。知り合いになってハクが付いたかなんだか知らないが、小偉い先生や大先生が主賓を飾り財界の重鎮がここぞとばかりに挨拶する。確かに、多くの大先生のおかげでそうなったのは分かるけれど、こう言うのは何も面白くないばかりじゃなくあきれちゃう。顕示欲的何十周年て興味なし。主賓に対してスタッフに酌をさせると
か言語道断(笑)。逆だろ。(笑)
今まで支えてきたOBスタッフや現役スタッフその家族、そして何より右腕として支えてくれた女房殿への多大な感謝という素晴らしい目的を持った記念会ではないのかな。高木歯科の70周年はまさにそういう素晴らしい目的を持った記念大会だった。「おまけ」で外人が居ただけだから(笑)。三年後ワシも気をつけよう。誰のための30周年か。
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宮里先生来週行くからね |
2日間にわたって行われたシンポジウムでは特に前半のDr.Takagiのインプラントの変遷は非常に面白かった。そういえば今までBC(before Christ)AC(after Chirist)になぞらえたカオス的な時代を経験したインプラントのBO(before Osseointegration)AO(after Osseointegration)的年表のなんとわかりやすいことか。すでにAOの時代を10年も超えているたにも関わらずポーラスインプラントなるモノを盛んに「これは最高に素晴らしい」と勧めていた某KRD先生の講演会で激
論したのを思い出した(笑)。いずれにせよブローネマルク先生の時代の寵児たる存在はすごいもんだと改めて感心、と同時に、その中を自在に泳いでいた兄ちゃんもまたすごいわけだ。90年初頭に出会いたかったモノであるな。
東北大教授の高橋先生のご講演もまた、いかに的確な手術が多くの人を幸せにするのかというお手本のような話。わしは口腔外科医ではないが我が件(くだん)の小手術がいかに手を抜いてはいけないか改めて実感。すごいなぁ。
2日目公演のDr.Smailer Mr.Casellini Dr.Snetivyはみな兄ちゃんの兄弟と言われる。SmilerとCaselliniは特にまむしの兄弟と言われる。高木のにいちゃんと呼んでいるから、、ということはワシの兄弟でもあるのか?ないな(笑)。格が違った(笑)。
で、Dr.SnetivyのSPIの話は沢山聞いたが、相変わらずのきまじめさはスイスメイドとはなんたるかを教えてくれる。日本人が忘れてしまったかもしれない本当の誠実なものつくりがいつものように伝わってきた。Dr.SmilerとMr.Caselliniは二人ともかるく70歳オーバーという事だが信じられないね。元気すぎだろ、腹もすんごい凸し。
世界で一番審美にうるさいビバリーヒルズを相手にしているのだからそりゃすごいわね。が、ワシはひねくれ者なのですごく気になることがあるし、これは米国の学会でいつも感じることだが。。。。
施術前の口腔内の他院での散らかし具合に唖然とするんだが、、ワシだけか?こんな奴八戸でもお目にかかることはないなぁ。どうなってんだ?米国の普通の歯科医師(笑)。
米国の歯科医療システムが悲惨だというのは分かるが、この適当さはどうにも理解できない。そして相変わらず「その歯・・・抜くか?」事情は分かるよ、もちろん。
でもワシは出来ないな。
とにもかくにも、最高に充実した最高に楽しい最高に素晴らしい2日間の山形なのでした。
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