木曜日, 11月 01, 2012

インプラント周囲炎のウソ?!

今日も含め、ここ何日もかなり本業がヒマなので、これはチャンスとばかりに、この間HERZ会でも少しディスカッションし、ワシがNTBR大先生にくってかかった(笑)インプラント周囲炎の徹底的検証をしようっと、、と言うことで、昨年も今年も参加出来なかったAAP(The American Academy of Periodontology)の2011年DVDからPeri-implantitis特集を抜き出して聴講することと、EWP(Eouropean Workshop on Periodontology)の1992年からの文献検索をしてみたんです。まじめだなぁ。

暴言的結論から言うと、検証を議論し始めて20年近く経った今でもなんだかまだよく分からない部分が多すぎてリファレンスがまだまだ必要じゃないかなと。と言うのも、サンプルはどの時代でもどんなケースでもデータのとりやすいもの(大学での経時的観察や初めからサンプル試行のもの)なので、ワシら一般のバラエティに富んでいるインプラント施術後の一般的な感想と少し乖離があるわけですよ。
要はどんなファクターが確実にPeri-implant MucositisやPeri-implantitisに誘導されるのかが、一定の条件の下でだけ検証できて、いわゆるワシらが普段接する通常の口腔内レベルでのペリオやカリエスと言ったエビデンスの明確な予防処置にたどり着かないという現状なのではないかと。すると其処には、それらを予防するために必要な様々な軟組織マネージメントが乱立し、それらのおかげで減ることになるリスクが、果たして通常それほど気にせず行われるマネージメントとどれくらいの有意差があるのか、・・・・・・・非常に微少すぎて分からん!

以前も書きましたが、紫外線照射でインプラントを活性化する話もそうなのですが、なぜ今更?という感じがします。それほど優れているのならメーカーはその照射器ごとフィクスチャーと共に提供すれば良いだけの話ではないですか。クラッシックプロトコルを遵守している諸氏にお尋ねするが、そんなに成績が悪いのでしょうか?目に見えてそうするべきなら業界一丸となって取り組むべきでしょう。
それと同じように、インプラントの医学的施術の成功率が、他の臓器疾患手術と比較して明らかに悪いのならば、Peri-implantitisに対する問題もリスクを明らかに上昇させているフォースコントロール思考と同様にデータ処理されるべきなのですが、どうもそうじゃない所がなんだかなぁ。
一年で0.2〜2.3%、10年で2%〜23%がPeri-implantitisとして、報告されている、、、ていうか、この幅は何だろう??と普通は疑問に思うよね。
10年以上もこの定義の議論ばかりしているおかげで、肝心の「じゃあ、どうすれば完全に予防できるのか?」という素朴な質問の答えを、学者先生達が真面目に作っている風には見えないくらいコンフュージョンしているねぇ。

インプラント業界の背景にあるグローバルビジネスは世界レベルで大規模なマーケットを形成していますから、ファクターの規定など本気になれば容易いと思うのだけれど、何せお互いの利害でネガティブ情報を流す事で一定の利益を確保できる事実も否定は出来ないために、偉い先生を抱えるためには相当なお金が動くのでしょうかね、知らんけど。

で、思うのだけれど、施術時何か特別なマネージメントをしなかったばかりにPeri-implantitisになったケースが、それほど多いのか?少なくともワシはこの二十数年数えられる分しかないが、それがダメだと言うことなんだろうねぇ。
ま、文句はつけながらでも、今月のCAD/CAMミーティングも行くし、これとダブルヘッダーの全身咬合学会も参加予定の勉強好き(爆)のワシです。




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