今回被災された方々は本当に大変だと思いますが、長期化の予想はあるにせよ何とか踏ん張って頂きたいと思っています。
311の時は、未曾有の状況の中、自衛隊衛生隊やDMATとAMATが入り乱れ、そこに国境なき医師団も参加し、トップをしきる人がいない状況では一人の傷病被災者に10人近くの医師が集まるというとんでもない状況になっていました。
今回これは何とか解決されているかも知れませんが、台湾の善意を断ったり他国の支援はニーズがないからいらないとか、一体誰が決めているんですかね。まだ生き埋めは手が届かない人だけでも100人はいると発表されてますが。岸田内閣の初動の遅さが際立ちます。民主党時代より悪いというのはどゆことですかね??
まさかとは思いますが、台湾だから断ったとか、支那に対する忖度だとしたら本当のクズ内閣ですね。貧相な知恵を入れるチャイナスクール出身の外務省官僚もそうですが。
そういえば思い出しましたが、311の時分、被災現地で内科を担当していたKRD先生から10日ほどしたころ、「歯科は一体この非常時に何をしているんだ?食事が出来なくて炊き出しに手を付けても胃腸障害で苦しんでいる被災者が沢山いるから早く来るんだよ」との檄を受け、現地歯科医師は多分自分とその周囲のことで手一杯だろうし大変だろうからと、ほぼほぼ被害がなかった有志が集まり八戸から急遽勉強会の先生方と供に大急ぎで必要機材をそろえ行ききました。
現地歯科医師会との支援行動の整合性を取るため現地歯科医師会の会長専務などに来て頂き、現状を聞いていたところ「十分間に合っているから来なくても良い」と言われ驚いた物です。避難体育館には、我々のアンケートの結果わかっているだけでも70名に近い口腔健康被害を訴えている被災者がいるにもかかわらず、「いらない」と言われたのは、現地歯科医師会のくだらないプライドだったと後で気がつきました。
こんなくだらないプライドがプライオリティの最上位にいるのです。目の前の口腔健康被害を訴えている被災者よりもです。
当院の衛生士がこの憤りを現地のドクターにぶつけぶち切れたわけで、「色々大切な段取りとかあるというけど、今、目の前の困っている人以上に大切な物ってなんなんですか???」
もちろん返答はありませんでした。
こういう様々なストレッサーを抱えながらトライアンドエラーで数ヶ月の支援活動は何とか終わるのですが、経験としてのこういう事例が次に繋がらないと全く意味がないわけで、今回の被災関連対応も311そして熊本と大きな災害の対応手順がキチンと伝われば良いのですが。
個人的にあれこれニュースソースを紐解くとなんだか全く過去の経験は無駄だったような気がしてなりませんし、毎度の震災で、その場に過去の経験者がいないわけですからそういうものなんでしょうかね。
何か残念です。
http://www.f-arts.co.jp/iblog/B919859032/C293475216/E20110311115934/index.html
このあたりから過去のブログをめくっていくと、311時の状況がなんとなくわかると思います。
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