5月 05, 2018

不思議の国に触れる ペルー編少しだけ

南米学会、帰国後まとめて書こうと思ったけれど日程が長いし、目的地も遠いので、FBに逐一載せていたので、なんか最後をのぞいて脱力です。興味のある方はFBへ。
https://www.facebook.com/dentalkuma

そして南米に関する閲覧は友達のみなので友達申請してない方は友達申請すれば詳細がわかります。怒濤の南米。。

最後はペルーでした。

イグアスから4時間LATANの飛行機に揺られて深夜リマ国際空港に到着した。行く前からタクシーは拾うな、10台に一台は大変なことになると何故かブラジル人(笑)にアドバイスを受けていたので空港送迎のみで15分程度なんだけれど頼んでいた。確かに空港出口にはオフィシャルタクシーデスクが並んでいて印度ムンバイを思わせる。それぐらい信用がないのかな(笑笑)。
送迎を頼んだ人とその中を漕いで行くと、ものすごい量で「タクシーはウチでどうだ?」と言う多くの強烈な歓迎に会いながら目的の送迎車まで到着。ʅ◞‿◟)ʃ。

ホテル到着時色々注意を受ける。このホテルの周囲は高級住宅街なので大丈夫とは思うが不用意に出歩かないようにしてくださいね。。。。う~ん、ディープだリマ。。

翌日早めに目が覚めて朝食を頂く。う~む、なんて美味いんだ。普通のホテル朝食だが一つ一つが実に美味いのだ。確かにペルーのリマはミシュランの3つ星レストランが多いので有名だ。だからレベルの高さが伺われますな。3日間いたのだが紹介してもらったところ以外でも基本的に飯がうまいのが此処リマなのかもしれないと本気で思った。

さて、ペルーの歴史や、こんなに辛くてインカ帝国だけではないペルーにみんなどれだけ関心があるんだろう。実はすごい歴史と文化を持ちながら、スペインにコテンパンにされた過去を僕らはきちんと学習しなければならないと思う。ブラジルもそうだが、肥沃な土地と資源をもち、水と食料が豊富で人も文化も豊富。しかし、これら南米の国々がグローバルではなく、いまいちな理由は、植民地であったことと独立して間もないこと、そして何より政治汚職が蔓延していることが一番なのではないかな。しかも、チリやアルゼンチンなど白人の割合が多い国は他の南米の国に対して上から目線で感じが悪いのだそうだ(笑)。わかる気がする。しかも、国境戦争は後を絶たなかった歴史がある。

リマでは2件の歯科医院を見学した。ペルーは当然自由診療なので、医院によって診療費が異なる。掛け金の高い歯科民間保険に入っていても年間3000ドル程が上限らしい。
最初に行ったDr.C.Kawashimaは日系人にとても人気な非常に穏やかな素敵な先生。ユニット一台でマイペースで仕事をする。日本で3年の修行の時に日本語を完璧に覚えたらしい。色々お話ししたが学術的にも日本と遜色なく高度な要求にも答えていた。ペルーには約8万人ほどの日系人が住んでおり日本語をメインに話す人はこの先生のところに行くのだそうだ。だから中々予約もとれない。


かたや、DrJulioの紹介のDr.D.Flores。自社ビル三階建はリマでもトップクラスの診療室でユニット30台を数える。スタッフ総勢5060人くらいらしいそのうち12台は通常診療に使い残りは2Fにあり学校検診などに使うらしい。学校検診は日本のように歯科医師が学校に出向くのではなく、いくつかのグループに別れた学生が毎週のように医院を訪れるのだと言う。面白いシステムで、治療の必要が見つかった場合その場で処置したり後日来てもらったりするのだと。
3Fには30人ほど入れるセミナールームも完備して素晴らしい。学校の歯科衛生教育はもちろん、この先生のセミナーなども開かれる。通常使用のユニットは中庭に面していて滝が流れて日本庭園のような佇まいに「此処までやるか??」と驚くのだ。








さて、ペルーは田舎(特に山岳部)に行くと正規の歯科医師がまだまだ不足と言うか誰もいなくてその所為だろうか、リマには歯科専門機材ストリートが存在し、誰でも専門的な機材を購入することが出来る。これどういうことかというと、、、副業で誰でもモグリで歯科が出来ると言うことらしい。当然治療費は安いだろうし、先に述べた先生方とは全く別物の治療なのだろうが、それでもいいという人で歯科で困っている人は背に腹は代えられないだろう。








旅の終わり、20年前の日本大使館人質事件の舞台となった旧   日本大使館跡に行ってみた。生々しい銃弾痕が今でも残っています。わからない人はググってね(笑)。ペルーの近代史の1ページに日本が関わっていたのです。。。。




4月 11, 2018

またか、、、つまらん、ひじょうにつまらん!

森友報道で弾切れになった。そこで今度は加計で一斉「スクープ」もどき。
ああ、朝日。。。。
以前からわかっていたが岩盤規制に穴を開けることが「首相案件」であったことは、スクープでも何でもないのだがそこをすり替えるのが朝日と役立たず野党。しかも元愛媛県知事の話は、やはり一度も出てこないところを見ると、、、、やはりね。
ネタとして、実は非常に弱いので朝日は一社で独占せず、東京新聞(左巻実弟(笑))にネタを回し援護射撃してもらったよう。しかも、朝日の中身のないどうでも良い「スクープ」でも、左翼政治運動にしのぎをもらう者は狂喜乱舞。あほだw。特にTBSの騒ぎっぷりと偏向報道ッぷりはテレ朝をしのいでないか??(笑)こういうセンスの無さに国民は辟易しているんだよ。まだわからないか。(笑)
TPPと安全保障と支那朝鮮問題等とどっちが政治的に重要なのかわかっているのはだれ?北朝鮮ラブの立民党とか、もうネタ切れだが、左翼のよりどころとして支持率8%!すごいね。だけどNHKとJNN調査だから。ちなみに母集団が非常に大きいネット上の支持率は1.5%。ないす。
各社世論調査は家の固定電話なのだが、だから所帯を持った一定の年齢以上になり、特に高齢の古い反体制支持者と言うことになる。テレビから情報をもらう層も固定電話の層だし(笑)テレビ局はやりがいがあるのね(笑)。
若者の思想集計はにこにこアンケートのようなモノに代表されるので、各社世論調査とは非常に異なる結果になる。そこをマスコミは「ネトウヨ生息」とかたづけてしまうが本当だろうか??
まあ、いずれにせよ、、、、、、
またか、あほか?朝日ホントしょうも無い。
という結論か(笑)




3月 28, 2018

怒濤の3週間でブレードランナー

LAでなんとなく感激したAO特別講演のDr.Slavkinの講演終了後、現場でググってアマゾンで見つけた流通している唯一の彼の著書が昨日ようやく届いた。Development Aspects of Oral Biologyというのだが、口腔の生物学と考えると面白いですね。しかも、歯科でも、1972年の段階でこの発想とは恐れ入谷の鬼子母神なのだ。。で、ブツはイギリスから送られてきた。で、Welsh National School of Medicineのライブラリーである判子が押してあり、まさに図書館の本
なのだが、、、、いいのか?これ(笑)
貸し出しカードを入れるポケットまで有り、中にはメモ書きやメモの付箋付き(笑)、、いいのかこれ? 
この時代に歯科関連としてすでに本書冒頭から生体の開発システムとして染色体情報の誤動作やDNAコピーミスなど分子レベルで口腔内をとらえているあたり、変態としか言い様がない(笑)。だから今回の話に繋がるのだと実感した。が、詳細に読み込めない悲しさかな。。。

しかし、拾い読みしながら(笑)・・・拾い読みしか出来ないが(笑)、ふと唐突にレプリカントを思い出した。何故だろう(笑)。レプリカントと来てピンと来る方は素晴らしい。そ、初代ブレードランナーである。アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?という小説を元にしている。若かりし日のハリソンフォードなのである。ついこの間、ダークサイドな息子に落っことされて死んじまったハン・ソロなのである。1982年のこの作品は、実に面白い。舞台は、なんと、私がつい最近訪れた2019年のLA。

おぉ、見直すと切り口が変わってくる。パトカーとか空飛んじゃって、酸性雨がバシバシ降って、LAの町中日本人に侵食されている。まあ、日本文化と日系企業に支配され始めていたLAだが、当時制作者達は米国は日本経済に乗っ取られる運命にあるんだと未来を予想したのかもしれない。JAPAN AS NO1の時代なのだから仕方が無い。後ろにパンナムが見えるぅ。そういう時代なんだものなぁ。いまじゃぁ、巨大なコリアタウンと支那街が台頭しているがね。

レプリカントとはある会社が(忘れた)遺伝子工学の駆使して作った人造人間で、彼らのの人間模様を近未来アクション映画にした訳だが、我々世代の頭にはすでに未来予想図として「手塚ワールド」が当時からあったので、それほどすごい映画だとは個人的には思わなかった。

作中にものすごく進化したテクノロジーシチュエーションが幾度となく出てくる。しかしだ、どんなに小さくても大きくてもディスプレイがブラウン管なところが泣ける(笑)。液晶画面とか薄っぺらいディスプレイとかまさにレプリカント以上に、想像もつかなかったんだろうな。空飛ぶ車のディスプレイもブラウン管だもの(笑)。ナイス。

ひょんな事から、LAとSlavkinとブレードランナーだった3週間なのです(笑)。




3月 10, 2018

LA総括と衛生士学校卒業式




 あちこちに、今回のLAAOの立派な参加コメントがあるので詳しくは避けたいが(笑)、自分にとっても高木先生は特に、最初の基調講演で「来た甲斐があった」という感想で終始しました。インプラント頭の先生方は「ふ〜ん」と言う感想だったかもしれませんが、あまり頭のできがよろしくない私としては、インプラントの話だけではいつも微妙に物足りない感じを受けるのです。だから、毎年AOやEAOの基調講演でそこから離れた頭で考える時間が貴重なんですね。
Dr.Slavkinの話では、NIHにおける最先端ゲノム研究はもう次世代医療に突入しているよう。遺伝子操作という神の領域に人がどこまで関われるのかという倫理より先行するこの分野で、素晴らしさと供に怖さすら覚えてしまったw。遺伝子医療が再生医療の先にあることはわかってはいたけれど、、、、私の頭の中は現行のdisplacement treatmentから脱却できない、、生まれた順番としてそれで良いのかもしれない。

さて、LAはいつになく寒いようで、私は初LAでして、そのうち2日は雨でして、まあ、米国の大都会という感想で、住めば周囲には色々なものが沢山あるのでしょうけれど数日ではその良さが伝わりませんでした。
学会会場はダウンタウンで、朝からまじめに通いましたが、ここ数年色々な学会で出ていたAgeing Implant Dentistryは影を潜め、なんだかまたちょっと昔戻りしている感じがしたのは私だけですかねぇ。
勉強した詳細を書き出そうと思いましたが、量が多いのと、メモの自分の書いた英語が何故か読めないのがやばい感じ(笑)。まあ、細かなテクニック的なことが多い所為もあるのでしょうが、いかんなぁ、これじゃあ。と言うことで、最後のシンポジウムでのAlbrektsson先生の名言を少し。司会者が「先生はこういう論文を以前書いておられましたが・・・・」DrA「そうだっけ?」
司会者「先生はやはり違う意見だと思うのですが・・・」「そんなことはないが、peri-implantitisは病気じゃないよ、炎症はあるけどね」とか(私の翻訳能力ではここまでだが)実にユニークなセッションが面白かった。D.Tarnowの人の悪い神経質な言い回しは旨く日本語に出来ないけどね。というか、わからない(笑)。

学会時の優先順位はもちろん様々なセッションだが、今回は日本人が非常に多い印象でした。来やすさもあるでしょうし、UCLAやUSCに関係のある日本人歯科医師が多いというのも理由の一つかもしれませんね。何せUCLAとかUSCとかの何かに参加して強く信仰しているのは、何も勉強せずに日々過ごしているのに比べれば余程素晴らしい。昨年のOlrand大会はホント数えるしか参加がなかったからそう思うだけなのかもしれないけど。
ということで、お上りさんの学無し田舎者の私は、UCLAやUSCの歯学部に連れてってもらい、のこのこついて行き何をするでもなくお土産になりそうな大学グッズを買うのでした。


今回、昨年のAOでスイスのDr.Glunderからチタン強化型PETFメンブレンの優位性を聞き、かつて使用していたTi-Gore-texメンブレンのGBRが非常に好成績だったのを思い出しどうしても日本未発売NeoGen(NEOSS)がほしくて手に入れてきた。元々ゴアテックスメンブレンはProf.N.MeredithがNASAとの研究開発で世に出てきた代物だが、ゴアテックスが歯科メンブレンをやめてから、やっとまた同じようなものを、NEOSSのCEOである彼が復活させたのだと思う。ブースにはNEOSSのCTOのEngmanがいたので数回彼とはお会いしているためまた記念撮影(笑)。ソレント以来かしら?と思ったら東京でも会ったわね。
LAだから、高木兄ちゃんのメンターであるスマイラー先生やDTレンツォやスーパーオペアシスタントのルーシーと飯を食わないわけがない。みんないい年なのになんだこの元気は(笑)。高木先生や宮里先生と供に腹一杯ごちになりました。スマイラー先生とは4月末今度はブラジルのイグアスの学会でご一緒させて頂くことになりそうです。まあ、私は高木先生の鞄持ちですが(笑)。


何のおまじないか、着陸順の調整なのか、帰りの飛行機が銚子沖でくるりと輪を描いて成田に帰ったった。
 お疲れ様でした。。。





帰国し翌翌日、すぐに八戸医療専門学校の卒業式 。歯科医師会会長の代わりに祝辞を述べた。他のお話を偉い各先生方は皆さん原稿が有り折り紙に包み読み終えた後壇上の所定の位置に置いてくる。とても厳粛に式典が進んでいる。やばい、何も用意してない。やばい、原稿なんか無かった。。。。と言うことで、いつものように、、出任せではないけど思いついた話をきちんと祝辞してきましたから卒業生の皆さん本当におめでとうございます。

衛生士の不足問題は、以前このブログでも取り上げましたけれど、職場の花で雇用する先生方がまだまだ多く、子育ての終わったベテラン衛生士が雇用されない現状では、まだまだこの貧困状態は続きます。就職率100%の職業であるにもかかわらず、親兄弟はもちろん、進路指導の先生ですらどういう職業かと尋ねられると、「歯科医院のアシストや受付など」と馬鹿な返答が返ってきます。この職業の多様性や重要性、そして将来性がまるで理解されていない最大の理由は、歯科医師にあると言うことを肝に銘じて頂きたいと思います。

意気揚々と旅立っていく彼女たちの未来は、確実に明るいはずだし、世界で活躍できる可能性だって沢山あるわけで、本当に素晴らしい卒業式でしたね。
今年はウチでは新卒一名だけですけれど、多くの先輩が海外研修を経てまさに頑張っている姿に触発されて、もっと高みを目指すプライドの高い衛生士になってくださいね。
 あなた方はデンタルクリニックアテンダントではありません。そういうことを強要する先生もいますが、あなた方はデンタルハイジニストなのです。頑張りましょう。



3月 05, 2018

LA 総括じゃなくホスピタリティロジック?

以前は海外学会出張のブログを逐一毎日分書いていた。でもね、最近はそれが出来なくなって。。するとですね、何があったか、その時何を考えたか、ノートとか見直さないとすっかり忘れちゃうんです(笑)。

だから、帰ってからきちんと整理してブログアップしたいと思います、、、が、、、出来るかしら。と言うことで、時差ぼけの夜寝られなかった時にサーフィンしてたら目についた、苛つく話を書いちゃおう(笑)。

ホスピタリティロジックという詭弁に出会い、とても腹が立った。うちのくまさか歯科グループの今年の目標は、アシスタンス、ヒーリング、ホスピタリティ、エンターテイメント&アートだと新年のブログに書かせていただいた。六十数名がこの目標で仕事をしようと決めた。この中でホスピタリティはあくまでも心の問題で心を癒やす事。語源はラテン語のhospics「客の保護」という意味でここから様々な意味に広がっていった。そして重要なことは、帰結として絶対に対価を求めてはいけない心の帰結であることで、これは3000年ずっと変わってはいない。

ところがである。ホスピタリティロジックなる言葉が我が歯科界にも飛び込んできている。商売の根本にさえなることが出来ないこの言葉だが、コンサルの言葉の魔術で商売の根幹に関わる競争競合勝ち抜けファクターとして扱われて来ているようだ。これがうまく機能すれば患者が必ずリピートするという理屈かな(笑)。
バカか。ホスピタリティを理論で解説するなら哲学は不要になるだろう。しかし商売道具にするなら理論武装が必要ってか?心の問題であるにも関わらず、ここに大きな矛盾がある。そういうことに気がつかないバカどもはありがたい話として聞き入るのだろうか。
唯一ホスピタリティを商売にしているのが夜のお酒関係のお仕事かな。しかし彼らはそれを声に出して言わない。彼ら彼女らでもわかっている。それが普通だ。

震災時、不眠不休で三陸の地獄の悪魔の中で戦っていた国境なき医師団をはじめとするJMAT等の参加者はビジネスを考えていたのか?このくだらないパラダイムは彼らにどれほどの失礼をしているのかわからないのだろうか。まさかヒーリングだけが彼らの仕事だったと思っていやしないか。同時に参加した歯科とて全く同じなのである。

世界中でホスピタリティに命をかけて働いている人々は対価を要求しているのか?レッドオーシャンを泳ぎ切るためなのか?地域で一番になるためなのか?
人を馬鹿にするにも程がある。というか、震災復興に命がけで望んだ方々にこの非礼を謝るべきではないのか。
まあ、こういうことを考えるコンサルは良いとしよう。それ自体が商売だからね。問題はそこに乗っかるやばい歯科医師なのではないか?いままでマジにホスピタリティを意識しないで仕事していた歯科医師なのだろうか?だからこんな普通のことがそういう人相手に仕事になるんだぁ。あるいはこれでもかと地域一番を目指すのかな。いったい誰が幸せになるのかなぁ。


なんていう愚痴を、出発時間が延びたLAの空港で書いたりして、暇なのか私は(笑)。。

帰ったらAO学会記きちんとまとめます(笑)。



3月 02, 2018

Los Angeles

 世界いろんな所(20カ国以上)に神出鬼没の私ですが、なんとLAは初めて伺いました。結構馬鹿にされます(笑)。

目的は米国のインプラント学会。到着したのが夕方だったので、グリフィス天文台まで行って夜景を眺めましたが、高木の兄ちゃんがこんなはずじゃなかったと言います。その昔、同行している宮里先生や兄ちゃんはLAに暫く住んで居たので大昔の記憶があるらしいのです。そうですね、ライトがLEDにどんどん変わりオレンジの美しい夜景は白色に変わったからかも。

 翌日Dr高木アテンドのTakagi VELTRAで(笑)車を借り(車がないとまるでだめなLA)道も何だか複雑なのでガイドしてもらい、まずはWESTWOODのレンツォのオフィスへ。久しぶりにお会いしましたが、なんか酷く忙しそうで何よりです。弟さんのスイスのオフィスもクールにあって素晴らしいお仕事をされていましたが、ここLAでもスイスクオリティで素晴らしいお仕事をされておりました。WESTWOODに来たんだからUCLAの歯学部に。まあ、歯学部です。世界最先端なんでしょうけれど、個人的には普通だろうなと(笑)。
で、全体に気になったのがUCLAすべての学部だろうけどチャイニーズがものすごく多くないか?白人をあまり見かけないがこの増殖は大丈夫だろうか。コリアンも凄く多い気がする。それだけ優秀だという事かしら。バカの私にはわかりません。しかし、大丈夫か?UCLA。一応大学のマスコットの熊の前で記念撮影するおいらです。

桜田淳子さんがサンタモニカに来てと大昔に歌っていたので、お上りさんの私はサンタモニカへ。かつて宮里先生が住んでいた場所。美しい海岸と観光客と浮浪者が沢山。ビバリーヒルズからすぐのこういう所を見ても米国のヒエラルキーの 明確さに、良い悪いは別にして目眩がしてきます。日本の格差が騒がれているが、やはり日本は素晴らしい。

 車であちこちついでにアメ車ドライブ。渋滞も何のそので黙って従う。大通りじゃないと道に迷う(笑)。兄ちゃんのかつての道の記憶は薄れ始めているから大脳刺激には良いチャンスだったはず。ダウンタウンに向かう途中はコリアタウンだったけれど、いくら移民の街とはいえこれはどうなんだろう。ほとんどの看板はハングルでちょっと気味が悪い。しかもエリアは相当広い。グランデール市でもそうだが、自分の国があまり好きではない人たちがこんなにいるんだね。あるいはスパニッシュ移民のようにとにかく自国では食っていけないから来るんだろうか。それとも日本人よりグローバルだからか?
兄ちゃんや宮里先生のように昔住んで居て青春の一ページの素敵な記憶とかじゃないし、LA好きの日本人でもないのでそれほどの魅力を感じたわけではないのでした。
あ、いや、最後に立ち寄ったフィッシャーマンビレッジのマリーナデルレイは美しく閑散としていて、ここは好きだなぁ。サンフランシスコ郊外のハーフムーンベイみたいでとても好きです。
さて、本番のAcademy of Osseoの始まりです。


2月 15, 2018

にやりほっと(*^_^*)

ここ数ヶ月、当グループのベルメゾンKでは、今までのインシデントアクシデント報告に加えてヒヤリハットではない「にやりほっと」報告をあげてもらっています。視点を180°変えると、介護の現場の楽しさが伝わってきます。たとえば、、、、、
ベットからずり落ちトイレへ向かおうとするところを発見する
これは今までならヒヤリハット報告なんですが、、、、トイレへは自分で行けるはずだという本人の気持ちを考えると
「すごいじゃない!頑張ろうとしたんだね!!」
という「にやりほっと」な訳ですね。

今までこういう視点が不足していたかもしれない介護の現場から勉強することは沢山あります。私たち医療人は、どちらかというと悪いところを探すのは得意なんですが、、、良いところを探すのはいまいち不得手だったりします。
だから、口腔ケアの重要性はそういう視点に立って向き合えるとても大切な時間でもあるのだと思います。それを徹底的に行っている事を期待してわざわざ青森市から入居希望でいらした方もいます。あいにく満床だったので半年ほど他の施設でお待ち頂きました。本当にありがたい話なんです。
他院で大きなインプラント構造が入っている認知症の方が、ウチの衛生士が徹底的にケアしようと伺うと「なにがおはようだ!」そこで困った彼女が笑顔で答えると「何にやにやしてるんだ」とすごい剣幕で何もさせてくれません。天然歯以上にケアが重要なインプラントです。これからこういうケースは増えてきますが、さあ困りました。
しかしこの方もツボが有り、介護士の「にやりほっと」報告の中に
「どうぞ、ねまってください」(こちらの方言で座ってくださいの意味)
「あんだ(あなた)ねまってとかどごで(どこで)おぼえだの(おぼえたの)?」
「八戸です」
「でも八戸?の言葉でねぇな言葉が違うなぁ」
と、にやりとして(普段はなぜか仏頂面(笑))過ごされた。。
このやりとりがこの方の心を少し開くのだとわかれば、ウチの衛生士もますますやりがいが出てくるでしょう。

ガンバレ( ^o^)ノ

2月 08, 2018

歯科治療に対する医科の無理解が悲しい

ある患者さんが歯周病の急性発作で酷い疼痛を訴えて来院しました。骨縁下ポケットと外傷性咬合を伴っていましたので歯周病の急性発作と診断しました。私が担当したわけではないのですが、担当医はその急性症状の増悪を懸念するケースと判断し、早急な回復を期待して、圧倒的に抗菌スペクトルの広いニューキノロンである所のシタフロキサシンのグレースビットを処方しました。

感染症ガイドラインでは、ファーストチョイスはペニシリン系を使うことが推奨されますが、歯科臨床の現場では、全く効果が無い場合をかなり多く経験していることや、歯科的感染症に対してそんな悠長なことを言っていられない場合などが多々有り、状況に応じて薬剤を替えて行くくらいなら、はじめから広いスペクトルの抗菌薬を使うことは臨床症状から鑑みてたまににある訳です。もちろん歯科の適応もある薬剤なのですから。当然ガイドラインでも「主治医の判断」と言うことになっています。

ちなみに医科では、歯科のそういう薬剤の使用法が耐性菌を多く作ってしまいいざというときに効かなくなってしまうと言うことを言います。果たしてそうなのでしょうか。かつて東海大学のSJ教授は歯科の短期の細切れの薬剤使用こそが問題で有り、種類ではなく使用期間の短さが耐性菌を作りやすい環境を作るのだと説明していたこともあり、歯科におけるニューキノロンの使用はそういう問題を解決するだろう、、とまで言っていたのです。意見の分かれるところではあります。まあ、この話は置いておいて。。。。。

この患者さんは、内服してから体のかゆみや体調不良を訴えました。我々が一番この場合考えなければならないことは、I型アレルギーとそのグレードです。すぐに来院してもらいバイタル測定したところ全て問題が無かったのですけれど、念のために(この時点ではそれぐらいだった)2次医療機関のERにDHがタクシーで連れて行きました。途中急激に様態が悪化し明らかにグレード2以降の症状になり、ERで適切な処置を施していただき症状は安定し翌日退院しました。まあ、ER看護師の「エピも持ってないの?」という捨て台詞はおいておきましょう。もちろんありますが使用タイミングではなかったと判断しただけだったので。

問題はここからです。翌日患者さんが来院なさった時、我々に謝罪その他を要求してきました。その理由は、、、、

1,ERドクターが「この薬は歯科では使わない」とういう発言を聞いた。

2,そこの薬剤師が「この薬はすごく強い薬で歯科で使うなんてありえない」という発言を聞いた

3,これらのことから、自分の受けたこの状況は、歯科では使ってはいけない薬剤を私に使用したために起きた医療事故ではないのか?アレルギーではないのではないか?


と言うことでした。そこで、ERのドクターに電話をして本当にそんな馬鹿なことを言ったのかを確認をしたところ「そんなことはいっていないが、先にペニシリン系を使うべき(意味不明?なぜ?)」「しかし、このアレルギーの問題とは別の問題」という返答をもらいましたが(そりゃそうです、アレルギーが出やすい出ないは有意差がありません)、そのことを患者さんに話すと「ドクターが言った」と言い、ドクターは「薬剤師が勝手に言った」と言っていますから、埒があきません。正式にこのことに対して、ERに抗議をしようにも患者さんは詳細の確認に関して「もう思い出したくもないのでもう良いです」と宙ぶらりんになってしまいました。
これは選択の問題ではなく、薬剤に対するアレルギー反応以外の何物でも無いはずじゃないですか。

要は、偉い医科の先生方は是非、歯科の臨床現場で何が起こっているのか、もう少し関心を持って頂ければうれしいわけで、「医科歯科連携」と言う割にはの無理解こそが、こういう余計なトラブルを生むのでは無いかと思いますが、違いますか?
それからもう一つ。歯科でどんな薬を使おうが、使えないモノは使わないわけですなわち合法です。そのことを疑問に思うのならきちんと患者の前で医科歯科でディスカッションしましょう。特にこのような無知な薬剤師は出席してほしいですね。

歯科とは不思議な科目なんです。オペのためにプロポフォールやBZPミダゾラムでも買えますが、インフルエンザ検査キットは、保健所がこれは医療行為だからと言う理由で(笑)買えません。こういうとんでもない矛盾の中で私たちは日々仕事をしています。







1月 31, 2018

朝日新聞による・・・・・・

AさんとB子さんは不倫関係にあるらしい、、という記事をメジャーマスコミのASHが650回もの記事を書いた。Aさんはそんなことはない、だいたいその証拠はどこにあるのか?と正式に回答反論したにも関わらず、マスコミASHは一貫して無視。そして、「不倫関係がある可能性を否定する証拠がない」つまり、無いと言うことの証明(Ebidence of absence)という悪魔の証明キャンぺーンをはった。
そして、嘘も言い続けると本当になる。これは支那や朝鮮のことわざで、本来日本にはない。

小川榮太郞氏の「「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」という本を巡り、メジャーの朝日新聞が弱小な出版社と筆者を相手取り5000万円もの賠償を求めて裁判を起こした。言論の自由という重要な事柄を自らの手で首を絞めた格好だが、朝日新聞は正気なのだろうか?
言論には言論で何故対抗しないのだろう。しかも朝日など、新聞はおろかテレビ雑誌週刊誌、その媒体に出来るモノは数限りなくあろうと思うが、その場での反論や検証は一切行わず、「俺様に刃向かうとこういうことになる事がわかっているのか?」と言わんばかりの暴挙に、怒りを通り越してどん引きしてしまうのである。

海外では、こういう言論封鎖の裁判を「スラップ訴訟」と言い、非常に嫌われ馬鹿にされる。国によっては禁止さえされているぐらい、人道的あるいは自由主義を守る上で最低の訴訟なのだ。では、いくら購読者数が毎年どんどん下がっているとは言え、大企業の朝日新聞社が、何故特定の個人に対してこんな馬鹿なまねをしたのだろうか。

本来、朝日はジャーナリズムと文字の力を信じているというキャンペーンを幾度となく張っている。しかし、その背景にあるおごりは、ここでも以前紹介したが、、3.11の大惨事の時、止まった東北新幹線車中で「俺達を誰だと思っている、朝日の政治部の記者だぞ」という連中の車内での傍若無人ぶりで、我先に下ろせと大騒ぎ、食べ物がないとわかると車内販売を買いあさりほかの乗客は無視。
こういう末端での朝日的体質はむろん上層部執行部でもそうなのであろうという想像は容易に出来るというものだ。朝日は偉いのだと勘違いし、全てが上から目線という状況なのだろう。

論争こそが言論の自由を守る最低限のルールであるはずなのだが、朝日新聞はそれ自体を否定し、ほんの一人のジャーナリストの意見を、自社に都合が悪いという理由で弾圧しようとしている。この本が誹謗と中傷だというのなら、何故紙面で戦わないのだろうか。そう、この本の推論も含めた事実こそがまさしく真実だからなのだろう。

なんて会社だ!

1月 25, 2018

やれやれ、オリンピックですね

ヒラマサいや平昌(ピョンチャン)オリンピックが、平壌(ピョンヤン)オリンピックの体を醸し出してきていて(笑)笑っちゃいけないだろうが、韓国という国のお馬鹿さ加減に何だかなぁ〜。。むしろ北朝鮮のしたたかな国是のほうが圧倒的に上なんじゃないだろうかと思ったりする。国家間の約束を愚民がいやと言えば反故になるなんて近代国家じゃあり得ないと思うが、この韓国という国はあり得る。

で、結局総理は開会式に出席とは、まさに驚いた。与党内二階派のような韓国好きの人達に何で気を遣うかねぇ。わかるけど(笑)。自民党のこういう新韓・新支那派閥が今の支那や韓国をのさばらせてきたことは間違いない。きちんと憲法改正して自立国家として日米安保から抜ける覚悟を持った政治家が沢山出てきてもらわないと、いつまで経っても米国のワンコだよなぁ。

暢気で平和でぼけてる日本人の多くは、これで対等だと見せつけるのだ、、とか、、上から目線で話が出来る良い機会、、だとか、、この日本国内の反対賛成を韓国は理解してくれるだろう、、とか、本当におめでたい。韓国のマスコミが都合の悪い情報を報道するわけがないと理解出来ないほど日本は平和なのだ。
この出席決定で、ワシらのような安倍総理を応援していたグループも「何だかなぁ」と、引いてしまうことは間違いない。

では、なぜ行くべきではないのか。。。。

ちなみに、韓国政府内には全体の1/4にも及ぶ北の工作員が、何食わぬ韓国人のふりをして働いている。前大統領を犯罪者にまで追い込んだのは、そして今の文ちゃんをここまで優位に立たせたのは、何のことはない韓国政府内における北の工作活動なのだ。

ここでピン!と来る諸氏は素晴らしい。そう、この工作員達は軍部にまで潜入していることは明らかで、これこそ実は米軍が最も危惧する部分だろう。日韓米の共同作戦は、そのまま北に情報が流れていることは間違いが無いらしく、一部の情報筋がフェイクを流し伝達経路を探ったところ、あっという間に北の軍に筒抜けだった事実がある。

なんとも恐ろしい話で、このことを日本人はなかなか理解出来ない。なんと言ってもスパイ天国の日本では工作活動はやり放題だろうし、政治的意外にもこの間抜けな韓国ですら日本の平和ぼけを利用している。見たことも聞いたこともないだろう韓国楽団が日本レコード大賞とか、裏で金と工作活動したたまものじゃないのか?なんてツイットすると、その筋から「氏ね」とか炎上する。韓流を作ったのは韓国人で日本人ではない。衰退し始めた韓国芸能界を日本の金で盛り上げようと躍起なのだ。ばかばかしい。韓国の若者の失業率を見れば一目瞭然。

やれやれ、平壌オリンピックの成功を祈念いたします(笑)。


1月 15, 2018

新春スマイルクラブ・文化人類学的考察

前回参加できなかったスマイルクラブ(高木先生主宰のインプラント勉強会)の今年最初のミーティングに参加した。いやぁ、午前中の話は舌を巻く。面白すぎでした。兄ちゃんの、実は最もトレンドな学術内容は文化人類学。そこからインプラントの歴史と未来へと話は続くのだが、その前振りが誰にもまねできないディープさで圧巻だったのである。なるほど、自転車、サッカー、スワローズ、インプラント、等などそのマニアックな引き出しのカテゴリーは、単純にあれが好きこれが好きという範疇を遙かに超えていることは重々承知だが、そのテリトリーが地球誕生からホモサピエンスの進化までとどまることを知らない。それが日常臨床を実は非常に造詣の深い物にしていることをどれぐらいの人が気がついているのだろう。
歯科に関して言えば、befor osseointegration とafter osseointegrationのStar Warsばりの時系列インプラント歴史列伝は今だからこそ私たちに何かを語りかけていることは間違いない。ダークサイドな一面をいかにフォースの正しい導きがあって今に至るかとても面白い(笑)。まだまだ若い先生方にこそ、ハウツーではない話として聞いていただきたい物だ。

夜の懇親会でも、最後の質問でも、要するに積極的なインプラント治療の是非や正義が議論の的になってくるあたり、まさしく50年前からのフィードバックなのである。そしてブローネマルク先生のフィロソフィーと言う琴線に触れることこそ忘れてはいけないことだと今更ながら皆考えるのだ。
夜の懇親会で講師の玉木先生に質問をした。玉木先生とはそれほど年は違わないのだが、積極的な大きなストラクチャーを除去しなければならない局面での話。自分で行った物は最後まで自分で責任をとるのは当たり前だから同意。しかし、施術社の意志や家族の意志や周囲の意志がまるで存在しない超高齢者が増えてきている現在、どう対応するかと。するとそれは自分の歯があっても同じじゃないですかと言われた。トラブルがあって対応するのはインプラントだから自分の歯だからなんて関係ないでしょと。

これ全く違う話のような気がする、以前名古屋の吉岡先生も危惧していた話なのだが、インプラント以外の処置は保険で出来るが、ストラクチャーを外したり除去したりは保険では出来ない。最終公演後のディスカッションでも同じ話を振ると、ある東京の先生が、保険とか関係ないでしょ、経済的な問題があるならやらなければ良い、なんていう話にまでなった。
あなた個人の話をしてるんじゃないですよ。まるでわかっていない。残念。誰の意志も介在しない現場でそこに、倫理観あふれる何も知らない知らされていない在宅歯科医師が飛び込んで、求められているにもかかわらず本気で何もしないで帰るのかあなたは。社会保障で出来るか否かはそういう問題なのだとわからないんだろうな。これはあなたの問題ではなくこれからインプラント治療を補綴オプションとして取り組もうとしている歯科医師達の一つの大きなリスクファクターであることを理解できないのだろうか。たとえば、口腔がんの治療でインプラントが邪魔になるケースも出てきている。インプラント治療の多様性は術後にまでも深く深く及んでいることをわかってほしい。術後のメンテを終身面倒を見ると言うだけの話ではなくなってきている。

いずれにせよ、ある意味surrealismと捕らえられがちな兄ちゃんの話が、実はDr.グルンダーの言うところの、deram,reality,nightmare である事を理解したい物なのだ。
ん〜、スマイルクラブ以外の先生には荷が重かったか(笑)。




1月 08, 2018

模倣する日本人の心と歯科医療

最近、西部氏「国民の道徳」や「国民の歴史」あるいは境野氏の「日本の心の教育」や、私の好きな原田伊織氏の「明治維新という過ち」が静かにまた売れ始めているようだ。維新政府により歪曲された明治からの日本の近代史にとても重要な文献だと思っている。

グローバルという言葉が一人歩きし始めてどれぐらい経つのだろ。どうも最近、日本のどの業界でも150年前のような嫌らしい模倣が始まってきているようでならない。模倣は近代大陸国(半島も含め)お得意どころであったはずなのに、最近の日本はクリエイティブな動きが何か停滞しているようだが。グローバルとは自国の文化歴史を正しく理解しプライドを持ってこそのグローバルなのだ。西洋かぶれとはき違えてはいけない。

歯科医療でも同じかもしれない。私が国際学会に積極的に出向くようになったきっかけは、97年頃アメリカの学会で、南米の小さな開業歯科医師の感想としての北米の実態を聞いてからだった。彼らは北米の最新的な歯科医療を勉強するために比較的近場であるという理由で頻繁に北米を訪れていたようだ。その北米歯科医師達の大きな格差は逆に彼らには衝撃で、私が今感じる北米歯科医療に対する思いとあまり変わらない。「お金がなければ何も出来ないよ、こんな高いインプラント(原価)をウチの国でどうしろと言うんだい」「こんな治療費ではごく限られた特権階級しか治療の恩恵にはあずかれないだろうな」。。。そんなことを言った。

我が国は社会主義ではないにもかかわらず、世界にも類を見ない社会主義ファウンデーションな医療システムを構築している。その効果は計り知れないと思うのだが、何せ世間が自国の批判が正義とばかりに更なるシステムのアップデートを阻害しているようで、本当の問題の部分が見えてこない。だから、未だに北米歯科医療と比較し模倣することが正義となって久しい。確かに世界一の技術と知識の宝庫かもしれないが、彼らはそれを国民に提供するすべを基本的に持っていない(良心だけでチャリティーという形のシステムは至る所にあるが)。だから6000万人に及ぶ歯科医療難民があふれている。あくまでも医療はビジネスなのだ。

日本においては、初診から一根管抜髄して根充までの評価額は約800点(8000円)ぐらい。北米専門医の約15分の1だろうか。そこから換算される数字は当然日本の医療システムにおいて正しく実戦されるなら、大変な赤字になるか全く収益がない状況になる。
最近私がおかしいと感じ始めた一番の理由は、その部分を大学教育なり何なりで医療経済性に合わせた学術的革新が日本において全くなされていないことにある。北米の模倣から換算ばかりしているが、コストをかけずに技術革新や付随する機器の導入で、評価に即した収益を上げる研究が全くなされていない事に大きな疑問を感じる。日本の近代歯科医療が西洋の模倣から始まったことはその通りだが、それからいったい何十年経過しても模倣なのである。日本独自の歯科医療経済性に鑑みた技術革新が全く行われていない。

と言うことは、、多くの日本国民はアメリカのようなビジネスとしての医療システムをを望んでいると理解して良いのだろうか。

いや、私は違うと思っている。
全てのことにおいて、あまりのも自分の国のことを知らなさすぎる。だから医療ばかりではなく社会全体が日本と言う国に対しての「無知の知」を考えるべきで、結果静かにも冒頭の書籍がまた少しずつ売れ始めていることにうれしく思ったりする。





1月 05, 2018

自費率向上DVDなるもの

年末に、連日の酔いに任せて、どんな物なんだろうという好奇心だけでポチっとした「誰でも出来る自費コンサル成約-年間6000万UP」なる怪しげなDVD。

まいった。そして、限りなくつまらない。当たり前のことしか言ってないし書いてない(笑)。これでウチの自費率が数倍になるならやってもらおうじゃないか(笑)。
まあ、わかってはいたが、こんなモン、30年前からあるものの焼き直し。これをありがたく拝聴する歯科医師って相当疲弊したスキルも無い知識も無いそんな輩なのかしら、、と悪い自分が顔を覗かせた(笑)。そもそも患者不在の話なんて聞けないし。

正月、かつての勤務医と酒を飲んだ。東京の医科歯科連携の嫌らしい話を聞いた。首都圏の先生を目の敵にするわけじゃないが、こんな事が平気で行われているんだと思うと胸が苦しくなる。以下実話なり。

地方都市での話。口腔内が崩壊した20代女性。とにかく崩壊が酷いおかげもあり、2年越しでエンドやコアをきれいさっぱりやり直し、フルマウスリコンストラクションでプロビ装着後来院しなくなった。ここまでなら良くある話。私は持論でテックやプロビはこれでもかって言うくらい完璧に作れと教えたからね。それで来院しなくなったとしてもそれはそれで仕方ない。

ところがである。彼女は諸事情で転院。それも仕方なかろう。都内品川区の某歯科医院で、補綴のみの200万オーバーの見積もりが出たのを持参し、かつての古巣にわけあって再来院した。しかし、この医院からかつての真摯なる歯科医師に対しての状況説明のお手紙の一つも来ちゃいない。これだけでも非常識だが、その内容がさえている。
その歯科医院は皮膚科とタッグを組んでおり、なぜか歯科金属アレルギーだと言われたという。その紹介状がこの怪しい歯科医院と皮膚科を行き来する。
結果、保険はだめだよアレルギーがあるからと、君はこれしかない、オールセラミックだよとこの見積もりを提示されたという。当然、どんな金属イオンに陽性なのかどうなのか知っていると思いきや、パッチテストのデーターも何も提示されないばかりか、何故、オールセラムの選択肢しかないかなどの説明も全くない。保険でのCAD/CAMではだめな理由もわからない。

要するに、、、、本当なのか??歯科金属アレルギー??

結局、20代前半のこの患者は品川に戻りオールセラムを選択するのだろうが、かつてのウチの若い衆はまるで釈然としない。そりゃそうだ。患者本人は何も理解しておらず、理解しているのは200万オーバーの見積もりだけなのである。

この話が、自費率向上DVDの内容とオーバーラップするのは言うまでも無い。医療の前に立ちはだかるいやらしさがクローズアップされた事例なのでした。

ところで、このDVDはある意味歯科の世紀末的未来が見えてきて鳥肌が立ってくるのだが、いろいろな場面でネタとして勝手にもちろんわからないように(笑)ウチの勉強会のプレゼンで引用(コピーじゃないよ!)しようと思うので、高い買い物ではなかったな(笑)。
感謝。




1月 02, 2018

春風献上 明けましておめでとうございます

すでに2018年は2日目も終わろうとしています。時間があっという間に経っていきます。歯科として介護の施設を始めて今年で4年。サロンを始めて今年で7年。そして本院は今年で30年目に入ります。
リニューアルが難しい関係上、院内は場末の旅館のようにラビリンス。初めての方はまあ、迷子になります(笑)。この先どうやって老朽化した本院をリニューアルしていけるのか頭を悩ませる年になりそうです。多くの若い歯科医師達が集う医院にしたいのですが、なかなか思うように行きませんね。かといって大手の医療法人のような形態はあまり好きじゃないので、この辺が悩ましいのでしょうか。法人ではない個人の大型システムはやはりだめなんでしょうかね。。。

さて、宿題を色々抱えて今年に望むのですが、やり残しているというか、出来ずにいるというか、マルチエンターティナードクターを目指している私としては時間がいくらあっても足りないと強く感じています。今年の私のグループのオブジェクトはめまぐるしく変動しエイジングのスピードを増す社会に対応するべく、、年末にも書きましたが、、、、、

Assistance 支援援助介助
Healing 癒やし
Hospitality 心のもてなし
Entertainment&Art 全ての場面で歓びを

やはり今年はこれですね。医療や介護の枠を思い切り超えられるのは歯科なのではないだろうかと、最近つくづく思い始めました。共感出来る本当の歯科医師募集します。
一緒に漕ぎ出しましょう。

宿題
 話題は変わって、宿題の本は面白いのですが、寝るときに読む本には向かないので、昭和の名作上村一夫氏の「菊坂ホテル」と近藤富枝氏の「本郷菊富士ホテル」を選んでみました。
個人的に谷口ジロー氏の「坊ちゃんの時代」が大好きで、大正、昭和の文豪達の破天荒な生き様やそこに絡まり合う人々の生々しい感情が良く表現されており、このほぼ実話の「菊富士ホテル」も坊ちゃんのごとく漱石とそこに絡まる人々なのか、夢二や谷崎とそこに絡まる人々なのかの違いだけで、読んでいてわくわくしてくるわけです。

こういう切り口は、医療介護にとって一番重要な部分なのだと考えています。全然関係ないでしょという意見も聞きますが、イヤイヤ、人を診るとは、、望診から始まるのだよという医療の原点を考えれば自ずと答えは出てきます。

今年も素晴らしい年にしたいですし、皆さんもそうなってほしいものです。



今年も宜しくお願いいたします。



12月 31, 2017

今年も終わりです

年末の10連チャン忘年会等を経て、1日休肝日をはさみ4連チャン忘年会とか、今年も素敵な年末でした。最後のくまさかグループ大忘年会では、60名を越すスタッフ達が、キレッキレのダンスやコントや熱唱など、皆プロはだしでした。私も調子に乗ってステージ前で応援のオタおどりでヒザがいってしまったり(笑)。素晴らしい年だったので素晴らしい終わりだったと思っています。みんな、来年は今年と違う自分がいる事を信じて新年を迎えましょう。

去年の大晦日と正月は、ベルメゾンの夜間待機で何十年ぶりかでアルコール抜きの年末年始でしたが、今年はうれしいわぁ。でも、かわりの夜間待機の看護士さん本当にお疲れさまです。ありがとうございますなのです。

と言う事で昼の2時過ぎから、何だか飯が始まりまして、八戸の割烹銀波さんのおせちを待ちきれず手を出して、昨日買ってきた花咲ガニと毛ガニと紀文の超高級かまぼこ
や伊達巻きや大間のマグロや鯛やヒラメはなくて鮹とか、とにかく旨い旨い旨いの連続と、長男夫婦&孫、次男と勢ぞろいで昼から酒盛り飯の大晦日なのでした。なんて時間から始めてるのよ(笑)。

途中、来八中のかつての勤務医小澤先生が、義理の弟の歯が欠けたのでユニットや機材を貸してくださいと思わぬサプライズ。年末に、いったいどうしたのよ?と聞いたら弟の嫁がスマホを旦那にぶつけた、、、と言う短い説明に、あははははは、何があったんだ?と、事実とは違うだろう要らぬ詮索で楽しみましたわ(笑)。ちゃんと治療してもらい良かったですな。

孫と戯れながら、ベタな紅白をBGMに、ああぁ、いい大晦日だ。

皆さんも、なかなかな、年末年始をお過ごしください。皆さんの素晴らしい新年を、上から目線で神のように祈りましたから(笑)、新年おみくじはみんな大吉間違いなし。

今年もありがとうございました!!


12月 25, 2017

紹介会社と有効求人

ここ最近の有効求人倍率はかなり上がってきているが、結局人材不足がいろいろなセクションにダメージを与え経済成長率がいまいち伸び悩んでいるような気がする。私のグループ全体でも特に介護看護師の求人にしばらく前から頭を悩ませているだけでなく、本院の新規のドクターさえ見つからない。これは地方都市はもちろん首都圏でも如実であるようだ。賃金の問題ではなく、働きがいの問題であるはずなのだが、プロとしての自覚が欠如すると目先の賃金や待遇に目を奪われるのは致し方ない。しかし、その先に待っているのは患者の不利益ばかりでなく、雇用される側こそ自らの首を絞めると言う構図が理解出来ないばかりか、その職種の将来性すら奪いかねない。一生、労働時間だけから賃金を得る呪縛者となるのではないだろうか。
もちろん雇用主の人間性は重要ではある。プロとして高額なサラリーを要求し維持したいのなら、その範疇を超えた人本来の至極まっとうな意識が必要なのだ。そして当然、それに十分にこたえられる我々雇用主の人格は人間性にもまして言うまでも無いが。

しかし、こういう現状に目を付けているのが、人材紹介会社なのだろうか。一定の条件で紹介をしてもらっても数ヶ月経過し退職すれば、かなり高額な紹介料は「それはあなたの所為ではないのですか?」と、もっともらしいことを言われもちろん返っては来ない。
しかも最悪なのは、そのタイミングで雇用主サイドに己の自分勝手な解釈でネガティブな労働環境に対する悪評をばらまき純粋な周囲を困惑させて、結果さすがに据えかねて雇用主から改善や解雇を促されたとしても、この求人倍率では痛くもかゆくもない構図が見え隠れする。紹介料が雇用される側にいくらかでも流れているのも本来理解出来ない。今まで以上に法整備が必要なのではないだろうか。紹介会社はもちろんだが、そこから来る雇用希望者もである。一度弁護士に相談してみたい案件だ。  

もちろんあくまでも、その個人の人間性の問題もあろうしそれがほとんどかもしれない。批判と悪評のみを探し、反面、当たり前の仕事をしていると言うただそれだけで賃金だけは得ようとするなら、まあ、人間的に最低なのだが、生きていく上で寂しすぎないか。雇用主側はその悪意の実態が見えない場合もあり、気がついた時思いもよらない傷口になっていたりしては大変なのだ。己の仕事に対する反真摯さは、もはや個性と呼べる段階ではないほど年齢を重ねていればなおさらだ。加えてこういう場合特徴的なのは「自分のことは棚に上げる」だろうか。
はて、そういえば、労働者を守る立場の労働基準監督署はこういう例に対して、あくまでも被雇用者を弱者として守るのか?本当に弱者なのか??興味がある。

我々はそれはそれで1%でも素晴らしい素質がある事を見いだし、なんとか引き出してその割合を8割9割に引き延ばしてあげることで、全ての状況がWINWINになる事を知っている。だからどんな状況でもリカバリーをしたいのだけれど、被雇用者自身がそのことを理解出来ない以上、残念ながら我々ではなくその人自身が一生辛い環境を転々とすることは間違いないだろう。どんなに景気が良くても。
映画じゃないが、ダークサイドに魂を持って行かれるとどうなるのかわかるという物だが(笑)。

ウチのようなグループで特に重要な事として、医療(介護)の要はコミュニケーションである。そして、重要なのは患者にも同僚にも、、

Assistance 支援援助介助
Healing 癒やし
Hospitality 心のもてなし
Entertainment&Art 全ての場面で歓びを

これを実戦することに全身全霊を傾けるのが、私たちの仕事のプロという物ではないだろうか。





12月 15, 2017

PMTCをやめてGBTに移行

ペリオやインプラントはもちろん、歯科におけるとても重要な事項は定期管理、そう、メインテナンスなんです。今まで当院ではメンテ専門の診療室(デンタルサロンK)を5年前に作り登録患者は1000名を楽に超える数になっていますが、その手技の主流だったのがPMTC(profesional mechanical tooth cleaning)でした。
当院での最初のPMTCプロトコル作成は1992年になります。ちょうど25年前なんですね。そのPMTCによるメンテが、実は来月から徐々に姿を消そうとしています。



歯科自体の進化は、何もデジタルデンティストリーばかりではありません。来月から本格的に当院で稼働するGBT(guided biofilm therapy) は、ここ数年爆発的に世界中で浸透し始めたメンテプログラム(だけじゃないけど)です。トレンドに乗るという意味では、やや遅きに失した感はありますが、昨晩DH達がミーティングを開いてプロトコルを作成したようです。ありがたい話ですね(笑)。ウチもこの下記スローガンをもってして、日々メインテナンスに励んでいきたいと思っています。

NO MORE RUBBER CUPS
NO MORE BRUSHES
NO MORE PASTE
LESS USE OF POWER AND HAND INSTRUMENTATION


すっかり話は変わりますが、ここ数年は本当に傾蓋知己な間柄になった先生が多かった年かもしれません。全て飲酒がらみですが(笑)。自分が年をとったからと言うのもあるかもしれませんが、若い頃はそうはいきませんでした。余裕がなかったのかなとも思っています。じゃあ、最近は余裕があるのかと言われれば、仕事は死ぬほど忙しいが、かねは無い。しかし気持ちの余裕はある、、んだろうなぁ(笑)。
この世の中、幸福の度合いをお金の指数でしか表せなくなって久しいのですが、自分もそこにどっぷりとつかっていると、確かに大脳の渇望ドーパミンは乗っ取られているんだなぁと感じる時があって、快感スポットをこのドーパミンに乗っ取られるから、例えば大金持ちはもっともっと金がほしくなり、限度がなくなる。生活に十分な10円持っていると100円ほしくなる大脳の仕組みがそこにあるという勉強をして、まさしくなのである。

だから実は、早く穏やかな毎日を過ごしたいと思っているのです。う〜ん、自分にそんな生活が出来るのだろうかという不安もあるんだが(笑笑)。お金も必要だけれど、人生で何をするかという幸福感の方が楽しいと思うんだけどなぁ。。





12月 04, 2017

新しい医療広告規制

厚労省委託ネットパトロール
私たちの歯科医療に対する情熱と高いスキルだけでは、プロとして立ち行かなくなるんだよと言う、いかにもな風評が出始めて10年ぐらい立つのか。それを言説とするベクトルの違いを私が勉強会などでいくら指摘しても、背に腹は代えられないとばかりに、ローカルな八戸でもその波に乗った先生方はそれなりにいらっしゃる。まあ、しかし、皆さん成功しているようだから良かったわけですが、本当の結果は10年以上先の話でしょうか。

ところが、この手のコンサルが得意とする歯科医院の広告に更なる規制が入った。11月29日、厚生労働省は医療機関のWEBサイトにおいて治療を受けた患者の体験談や手記の掲載を禁止する方針に。有識者会議を経て来年6月からの適用を目指す。当然、いかにも中立そうなデンターネットなどの黒い噂のたえない口コミサイトもその範疇となるだろう。
今年の医療法改正でWEBサイトは広告と位置づけられたのだが、これはテレビCMや看板などと同じと言うことになる。これより以前は、院内掲示板という扱いだったのでかなりいろんな事を勝手に書いていたのだと思う(笑)。

事の発端は、医療広告において誇大広告の患者被害が増えてきたことにある。確かに、知り合いとまで行かない知り合いの歯科医院など、私から見ても「、、、、う〜ん、、嘘でしょ」という広告を平然と出していたりする。それを見て、信じて、患者が来るように誘導していることは間違いがない。これもそれも、アメリカから日本の医療の中にマーケティングという言葉をねじ込みビジネス展開したコンサルタント業の方々だと思っている。
個人的に言えば、全部は否定しないし参考になる事も多々有り理解出来るが、基本、信頼はしていない。

指導事例としては、自院滅菌システムの誇張広告や術前術後の写真の掲載があり、まあ、よく考えれば、患者毎に治療効果などまちまちなのに、いかにも〜、という審美関連医業は要注意でしょう。特に歯科だけを見ても、治療形態の変化は自由診療が医科に比較して多いと言うことで、例えばインプラントなど患者の感想などを(良い感想)積極的に掲載するケースは多いはずだ。確かに写真や体験談などを参考に治療方針情報の指針にしたい患者は数多く存在する。問題は虚偽であるか否かの判断で掲載自体の問題ではないような気もする。要は、ビジネスとしての口コミや加工術後写真の横行が跋扈する現状に厚労省は重い腰を上げた可能性があり、今回の規制の根本はそういうことなのだろう。

我が国が世界に誇る医療システムであるところの「フリーアクセス」は行き過ぎた虚偽の広告により、患者にとっては「不利アクセス」になる場合が多くなり、技術の進歩と既成の医療との狭間で患者が不利益を被らないように、歯科医師自身の倫理観を今まで以上に磨かなければ歯科自体の信頼は失墜する事は間違いがない。
まあ、個々に素晴らしい倫理観と高いスキルと情熱を持って取り組んでいる方はこの限りではないことは間違いないが、患者はどうやってその情報を手に入れるかという手段の問題なのだ。直感??(笑)


12月 01, 2017

伝説を通り越す歴史なんだろうか

ドクターネビンスの話を聞いてきた。こういう機会を作ってくれたカイマンデンタルに感謝です。さて、、、

30年前、開業するあたりの頃なのだが、歯科に関する情報ソースは、かなり限られていた。特に大学にケツをまくった不出来な私など、商業誌以外新しい情報は皆無で、それよりも何よりも学生時代から勤務医までの付け焼き臨床が、果たして世の中で通用するのだろうかという疑心暗鬼にも似た不安との格闘が一番であり、早く開業して仕事休んででもこの先生の元で何を習いたいというハウツー思考もまだ若かったせいか旺盛だったのかもしれない。

そんなはぐれ物の、できの悪い私でさえ、ペリオに関して言えば、当時外人ならネビンス、リンデ、ぐらいは知っていた。だから開業して間もない頃、最初に選択したペリオセミナーがネビンスだった。PRDは紙がつるつるではない、口腔内写真ではなくイラスト中心の頃からの読者だったので余計に彼が印象に残っていたのかもしれない。そして彼のビデオを何巻ももちろん買って自宅で何度も見ていた。

もう、今や元気なおじいちゃんなのである。少し安心した。そんなおじいちゃんの顔を見るために多くの偉い先生方が集まってきたようだ。みなさん、米国大学臨床がらみだったり、国内大学臨床がらみだったり、と様々なのだろうが、私のように純粋におじいちゃんお顔を拝顔しに来ただけ、、と言う先生は少ないだろうなぁ(笑)。懇親会に出席できなかったのが悔やまれる。彼が邪道だと当時怒って、二度とこんなまねをした論文はPRDにのせないし、絶対にこんなまねをしちゃだめだ、、と言ったラバーダムGBRのその後の話をしたかった(笑)。

45年経過症例とか、どれほど凄いのか。インプラントどころの話ではない哲学的命題が隠れているにもかかわらず、申し訳ないが、やはり場違いなハウツー質問などが出たのは残念で仕方ない。だから、彼の口から「使ってないから知らない」とか「今までこんなに良い成績を残しているマテリアルを今更なぜ変えるのか?理解できない」とか、ザンバラリンとたたき切る感じは30年ほど前と何も変わっていないのだろう。
なぜそこでその話を今この先生に聞くのか?AI搭載スーパーマンだと思っているんだろうな。気持ちはわかる(笑)。

歴史的伝説を目の当たりに見て、相変わらずの節を聞いて、明日からの臨床の励みとかそんな生やさしい事じゃないなと気持ちを引き締めて帰路についたのでした。いや、そこまではないか(笑)。




11月 13, 2017

ねえ、保団連、保険で良い歯科治療????

保団連の厚労省交渉の中に「保険で良い歯科治療を」と言うスローガンが新しく出てきた。今週の厚労省交渉の時も前半は私も同席するが、全く賛同できない

最初にダイレクトに言ってしまえば・・・「どういうことだ?」と疑問を持つ諸氏も多いのではないだろうか。
今までの保険治療で一生懸命コスト割れを気にせず誠心誠意取り組んでいる保険医とまじめに通院している患者に、とても、いや、酷く、失礼な話ではないか

気持ちはわかる。診療報酬の評価が諸外国に比べ極端に悪い日本の歯科治療において、それを改善したいという気持ちはわかるが、このスローガンでは、今までまともな治療をしてきていないことになるそしてそれはお国の評価が低い所為だと言うことになる
冗談じゃない。まともな治療も出来ない、出来損ないの、倫理観が欠如している歯科医師の言い分を全体の言い分のように持って行くのはものすごい抵抗がありますよ

例えば、歯内療法などがいつもやり玉に挙がるが、確かに米国の1/20の評価ではいかんともしがたい。しかし、歯科医師の倫理で、多くのエンドセミナーに足繁く通い、ラバーダムは当たり前、もちろんオラシールでラバー辺縁は封鎖する、拡大も充填も満足いくまで、シーラーは必要があればロイコシールやMTAシーラーを使う、不出来なら再根充は当たり前、、、、もちろん保険で、、、、そんな歯科医師は私を含めごまんといるはずだ。
この点数でやっていけるはずがない、、といういいわけの背景には、そんなことをしたら倒産するとでも言いたいのだろうか。するわけがない。患者を馬鹿にしてはいけない。うちは少なくとも30年近く大丈夫だ。ただし、金は貯まらないというジレンマはある。そこなのか?保団連。

評価が低いからそうしないのか?世の中の歯科医師達はそうなのか?コストがかかるからかからないように適当な治療をしてきたのか?そう、これは首都圏ターゲットのいくつかの開業医アンケートの結果とも連動することなのだ。
私がいつも言うように、保険診療を担保にしているくせに、それを否定することで自費診療が成り立つという、とてもいやらしい生き方をしている方が多いと言うことだろう。

ある患者さんが東京の某世田谷ど真ん中から引っ越されてきた。近所の歯科医院で上顎前歯にレジン前装冠(保険)を1ヶ月前に入れたのだそうだ。
正直困った。。あまりの不出来に困ってしまった。
患者さんも担当医に言ったそうだ。もう少しきちんとキレイにならないのですか?
担当医はにこりと笑いながら言った。
保険なのでこれ以上は無理ですが、自費のオールセラミックならキレイになりますよ

保険でまともに出来ないやつが、自費でまともに出来るとは思えないが、こういう歯科医院が「保険で良い歯科治療を」というスローガンに賛同しているとしたら、そりゃ、誰だって吐きそうになるだろ。そして、こういう例は都会だから田舎だからとかもちろん関係はない。

そう、これは歯科医師の問題なのだ。それを厚労省の問題にすり替える保団連は、潔くない。「点数が低い評価が低い!」のは、全く別問題としてエビデンスベースと歯科医療経済学的に取り上げなければ、歯科医師の評価自体が地に落ちることは間違いない

余談だが、保団連は技工士問題も衛生士問題も行政問題にすり替える。違うだろ。パラデンタルスタッフの責任は歯科医師にあるだろうこういうすり替えは、ほんと、左翼が得意とするやり口だから気をつけなければならない

今日は、いつもの人数を一人っ子診療で、心身ともに疲労してるわ(笑)。。勤務医ww。



11月 02, 2017

イタリアを含む欧州今回の総括(笑)

今回のneoss linkミーティング、ソレントという素敵な場所だったが、日本からは不便な場所でもあったわけで、そうかヨーロッパは共同体だもんな、、とある意味納得した。北欧だって離れてるとはいえ、ナポリ直行便はたくさんある。欧州各地からはナポリ行き凄いたくさんLCCも。で、空港からソレントへすぐ行こうと思ったらタクシーなら100ユーロでまあ大丈夫。バスだってたくさん出てるし欧州人はそんなに不便な感じがしないかもソレント。

しかし、いざ東洋からだと、私で2ストップ(三沢、羽田、パリ、ナポリ)関西からの強者は格安3ストップも(笑)。でも、かなりの収穫があったので苦痛ではなかったかな。NEOSSと言う会社がいかにブローネマルク教授のDNAを引き継ぎ、そしてアップグレードしているのか本当によくわかったわけです。他社がだめとかじゃなく哲学的にもと言う意味です。近代インプラントはなぜ始まりなぜ今まで引き継がれ、そしてなぜそれが良いのだと感じるのかとても大切なことだと思います。

シャモニとエギューイミディ
ジュネーブとジュネーブ空港
さて、パリのトランジット中、帰国しながらこれを書いてますが、イタリアは日本と同じ山と火山と扇状地。だから南ほど地形が複雑で平地はわずかで谷は深い。そして、そのまま北上すればアルプス。大きな地殻変動でイタリア北部からフランススイスオーストリアの山々はできあがったのでとにかく険しい。だから、イタリアなどは南の海から攻められていた歴史が沢山あり、文化もそれに従って多様化していますね。ナポリやソレント近郊のゴシックの教会にちりばめられるビザンチンの名残はオスマントルコの時代
をかいくぐってきた証拠なのでしょう。

ソレントは田舎なので比較的穏やかですが、ナポリは、申し訳ないが交通事情といい、混雑ぶりといい、なんだかインドのムンバイを思い出した。その一番の理由は移民だろうな。街の至る所でビジネス展開をする移民の方々が、本来はそうではないイタリアの文化を台無しにしている感じがしてなら無い。道ばたで堂々と偽ブランド物をブランドの国イタリアで売る神経はイタリア人であるはずがないわけで。まあ、北アフリカからアラブの春だとかなんだとかで相当数流れてきているだろうは一目瞭然。

交通ルールはインドに匹敵する混乱ぶりでレンタカーを借りようかなと言う気にならない。もちろんローマもね(笑)。北部はまだもう少しまともらしい。都市は悪い人であふれているから気をつけてね、で、イタリアの田舎に行けばいい人が沢山いるよと教えられたが、日本と同じでイタリアの田舎の第一村人発見はまずかなりの高齢者。そりゃそうだ。悪い人はいない(笑)。

歯科事情を都市部で聞いてみた。まともな人は医療費は高額なんだけれどプライベートクリニックにしか行かない。パブリッククリニックは建物古い、機材が古い、何ヶ月も待たされる、、で、余程所得の低い人でなければ行かないのだそうだ。これが先進国保険診療の現実なのに、日本の話をするとやはりみんな驚く。さすがだ日本、そんなことがパブリック契約で出来るの????だって。

帰りのナポリからのフライトは好天だったのでぼんやり外を眺めていた。前述のような「地形」が好きな私はただただ眺めてるのが好き。アルプスを越えたあたりから全く山がなくなりフランスの穏やかな丘陵地帯が広がり始める。そして全てが河岸段丘で出来ている。肥沃な土地だろう。一次産業の自国充実がうらやましいですね。

欧州共同体は日本で言う県単位と同じ感覚だと思う。眼下にフランスはアルデンヌエリアの原発が見えてきた。仏全土58基の原発は欧州の電力を下支えしているだろうが、ドイツにはないとか威張るが買ってるだろ。ま、日本で言うと秋田岩手にないけど青森にある、、ぐらいの感覚でしょ。あれこれ思う人はまず行って、感じて、そこの人と話して、空気を吸ってくるべきだろうな。原発ツアーじゃなく(笑)。。。

欧州、、、何度も何度も行ったが、何度も色々考えさせられるわ。














10月 29, 2017

イタリア ネオスリンク参加(2)

NEOSSはCAD/CAMに普通に力を入れている。だから、インプラントに加えて別セクションでデジタルソリューションを構築している。Mr.Engmanが今スピーカーだが彼がいなければ今のNEOSS はないだろうな。元ボルボの技術者でその後ノーベルに移りタイユナイトがいやでノーベルをやめてNEOSSを立ち上げる原動力になっている。



このセクションで一番今驚いているのはScanPegだ。ヒーリングアバットメントの上に直接差し込める。この発想は面白いし凄いと思う。それをイントラスキャナーで直接スキャンすればストラクチャーはもうできあがり(笑)。と言うことは、うちにあるオムニカムが早いところオープンソースにならないとどうしようもないか。他に買う予定ないし(笑)。


ここだけの話だが(笑)NEOSSはGöteborgのDNAを見事に引き継いでいるので、ドライバーはもちろんスクリューの径やスレッドの数とか一緒。おまけに私が多用するノーベルのマルチユニットとか実はそのまま使えたりする。もちろん角度をつけたいときはヘックスアダプターを装着して見かけ上のエクスターナルヘックスにすれば角度付きのマルチも使用可能になるから、うちではこのままPIBとなるわけだな。
しかし、話は戻るが、このスキャンボディはホントに秀逸だ。


ところで、通常のインプラントのプレゼンではAOでもEAOでもましてやICOIなどでも、オクルージョンの話がとても弱い。
BRXがパラファンクションだと言って聞かない(笑)。今、ドイツのDT・Mr.Heibachのプレゼンでアスリートの背面の微妙な変化とオクルージョンによるtherapeutic posisionの検証を行っていたが、さすがヨーロピアンナソロジーのエリアだなと感心した。ただインプラント埋入したってだめだろうという示唆も含めてこういう研究はやはりこのエリアかなと(笑)。何よりもOPを重要視するあたりまさしくという感じだ。

最後に、アジアパシフィックの懇親会が。来週東京で会いましょうの約束で記念写真をぱちり。社長のMeredithとEngmanと一緒に。ごちそうさまでした<(_ _)>。








10月 28, 2017

イタリア ネオスリンク参加(1)

Neoss LINK team days Innovation in Practiceに参加。パリ乗り換えでナポリに深夜到着。翌日車で遠回りして(笑)ソレントに入った。イタリアは飯が美味い。特に南は美味い。一次産業や自動車工業が盛んでこれだけ食い物が美味くて各所のハードのデザインが秀逸で国全体が遺跡で石の歴史が半端なくて素晴らしい国なのに、先進国中世界一泥棒(スリひったくり詐欺含む)が多くて時間にルーズでとても不思議な国だ。知っている人は知っているだろうが、駅のそばとかとてもやばくて夜とか一人じゃ歩けないが、田舎に行けば行くほど素敵な人々に巡り会うようで、そこが魅力なんだろうか。

さて、(参加者360人中日本人ドクターは私を含め6〜7人ほどらしい)の今回のミーティングは3つのセクションに分かれており、メンブレンセクション(NEO GENまだ日本未発売)とプロアクティブセクションとCAD/CAMセクション。
さて、初日のメンブレンセクションはかつてのチタン強化型ゴアテックスを彷彿とさせる。この三層構造と操作性は必ずほしい人続出だろうと思う。スイスのDr.Grunderも今年のAOで再度言ってる。チタン強化型メンブレンを使いこなせとね。早いところ日本の薬事を取得してほしいな。Prof.Dahlinの話でなおさらほしくなる(笑)。GBRの話だけでもGöteborgの話満載です。
あれ、このあいだ高木先生達と行ったGöteborg研究室の部屋じゃないか?(笑)。

2つめのセクション、プロアクティブの話も、まさしくGöteborgの意志を根強く感じます。Prof.Sennerbyのかつてのインプラント、そう、マシンサーフェイスのブロネマルクシステムからの基本的哲学を様々なインプラントに当てはめ検証しそしてプロアクティブに帰結する本当の理由は、すでに半世紀経過した歴史を顧みた上でのインプラントの良心のような気がする。
最近のいけいけどんどんのチープなシステムが、私は好きになれない理由の一つがこれなのかもしれない。たとえばストローマンなどのティッシュレベルなどのセーフティデバイス一つとっても、それを省くから安く簡単になるだけ。そして、実はインプラント施術の条件として、結局は簡単に最初の状態(ディフォルト)に戻る事が出来なければエイジングを重ねれば重ねるほど患者もドクターも酷く苦労する可能性がとても高いのだ。私はそれは避けたい。そして避ける方法を次に伝えていきたい。

Dr.Romanoのケースだが、このNEOSSインプラントの他にはないセルフタップの特徴が現れている面白い例としていくつか紹介された。サイナス側の上顎厚み骨が5ミリ以下のケース。超親水性とセルフタップでできる骨片が根尖に向かって行く特徴を応用してサイナスをあげた所に何も入れない。昔から確かに時々聞く話ではあるが、数ヶ月経過するとだんだん骨ができてくる。プロアクティブの場合その量がすごいのだ。近いケースで是非トライしてみたい。ちなみに、イタリアのDr.Sgaramellaのクリニカルケースは非常に親近感を覚える。そう、その歯は、残したいよね。でもその提出歯やアマルガムそのまんまか(笑)。で、それはそれだが、米国なら絶対抜歯だな(笑)。

つづく(笑)




10月 17, 2017

ペコロスの母に会いに行く

久しぶりに舞台演劇を見た。その昔、八戸は高校生レベルでも舞台演劇が全国レベルで盛んだったはずなのに、最近は何か、なりを潜めていて寂しい感じがしていた。八戸では僅か一日の講演なのだけれど、すっかり有名になった「ペコロスの母に会いに行く」である。久しぶりに見る舞台であるにもかかわらず、舞台を埋め尽くす俳優さん達はどの方だってベテランで、素晴らしい演劇を見せていただいた。

原作が素晴らしいのは言うまでもないが、構成が素晴らしい。そして何より「認知症」という、ともすれば暗くなりがちな話題が底抜けに明るい。ぼけることは悪いことばかりじゃないねと言うスタンスはとても介護の現場を元気づけるのだ。

うちのスタッフがこんな事を言っていた。
「認知の方の世界観はとても驚くことが多い」
「そしてどこまでも不思議な世界でとても癒やされる」
のだそうだ。
「そんなところで仕事が出来ることはとても幸せで楽しい」
のだ。
涙が出る。なんて素晴らしいスタッフなんだろう。

劇を通じて一貫しているのは「認知は誰でもなるしすぐそこに来ている」と言うこと。だから「気が触れた」と引くのではなく「何か楽しそう」と寄っていく事が大切なのだろう。現実世界と黄泉の世界の中間とでもいうのだろうか、「あなたの知らない素敵な世界」とでも言えるのだろう。その知らない世界が、あるときは底抜けに楽しく、あるときは果てない過去の記憶だけがよみがえり泣き、あるときは独特の「認知な世界観」で人を鳥瞰する。エイジングを重ねる人間とは本当に素晴らしいのかもしれない。素晴らしい演技で思わずうならせてしまう藤田弓子さんの存在感が秀逸なのは言うまでもないが。

劇を見ていてふと思う。自分ならどうしようと。例えばそれは恐怖であったり、例えばそれは悲喜劇であったり、そしてそれはもうすぐそこに来ている現実として今自分には何が出来るのだろうかと。幸い私の両親はすこぶる快適な老人で有り、そうなりたいとも思っているが、いつ何時どこの扉が急に開くのか誰にもわからない。心だけの寄り添う問題だけではなく、どこまでも経済的な心配などがついて歩く以上、「終活」ではなくその前に「認活」をいかに快適に楽しく乗り切るのか家族や関係者との本気の寄り添いが強くなければならないだろう。
これって、今まで自分がどんな生き方をしてきたかと大いに関係があり、後ろ指指され組、、では、誰も振り向いてはくれない。

これから名古屋公演に続くよう。可能な限り多くの方に見ていただきたい、本当に素敵な演劇でした。今までもファンだった、市ノ瀬のおばちゃん(笑)、、いや、藤田弓子さんや、本物の俳優田村亮さん、ワハハ本舗の佐藤さんや、いつもひょうひょうとしている素晴らしい酒井さんや素敵な木村理恵さん、そのほかもう盛りだくさんの素晴らしい俳優さん達の素晴らしい世界を是非!超お勧めです。







10月 16, 2017

本当に大丈夫なのか??

新しい情報が入ってきた。ペリオの治療で10枚法のレントゲン撮影をした場合、1枚毎に診断所見を書くようにとの指導だそうだ。当然全体診断所見は書いてあるのだと思うが、それではだめらしい。10枚から14枚法まで全額撮影という区分に変わり、診断料は統一されているのだが、デンタル1枚とったときと同じ診断料をもとにの所見という根拠か。明らかに間違っている

そもそも、個別指導など不文律があってはならない。だからこそルールがあるにもかかわらず、それを自分らしく(笑) コンフュージョンする技官などいて良いわけがない。しかもそのかき混ぜ方が技官毎に変わるのもどうかと思う。また診療側も指導がいやだからとそういうことに暗黙の了承をして良い物だろうか。この戦わないスタンスが、今まで何十年とgovernment insurance としての歯科の立場を悪くしている最大の原因なのではないかと思っている。

臨床現場を知っている技官ならまだしも、臨床の経験がほとんどないか、全くない、あるいは例えば小児歯科しか知らないとか、そういう方がGeneralな指導など出来るわけがないもちろん仕事として青本を丸暗記は出来よう。しかし、それが現場とどのようにリンクするのか想像できない人に指導は無理だろう
そこの所を来月厚労省に出向いて話してこようと思っている

10年前から私は言い続けている。平和ぼけした日本では、政治も経済も、そしてこういう仕事に直結した行政関連の指導でも、戦うことは悪だと教育されてきた。だから、なあなあの組織が後を絶たず、そういう所が例えば外資に食われてきているのを幾度となく見てきたはずなのに、それでもまだ戦うことは悪なのだと言われる。

今回もまた言われた。「こんな事を書き続けていると行政に目を付けられて、先生は指導監査が当たるよ。いいのそれでも?すごいなぁ。。」・・この体質が、歯科を奈落に落とした最大の原因だと何度も言っている。

戦うためには、武装が必要だ。私たちのその武装は「理論武装」に他ならない。我々が理論武装しないから、こういう人が平気で人に指導するシステムを作ってしまう。リスクマネージメントの話を幾度となくしてきた。責任思考ではない。そういう技官が生息できるのは何故なのかという原因思考に転換しない限り、この先の未来もまた同じような行政指導が行われるのだ。明らかに臨床が不備なだけではなく、加えて理論武装できない歯科医院もまた、ただただ揚げ足をとられる。こういう歯科医院もまたこの手の技官と同じく酷く問題なのだ。

歯科医療は自費も含め(僅か)3兆円前後。獣医+ペット産業で5兆円。薬局で5.5兆円。医科に至っては当たり前だが30兆円となる。パチンコ業界は衰退してるとは言え20兆円産業。歯科との馬鹿比較でいつも登場する、わずか30年足らずのコンビニ産業は10兆円に届く勢いなのだ。

国民の未来を大きく左右する歯科のこの為体につけ込む「無知」こそが最大の問題で、その無知は行政にも歯科医師サイドにもはびこっている。

そして、ここを読んでいるだろう一部の技官達(何故かあなた方のことがネット上に流れてますよ)に一言。くだらないマスゴミのように私の文言を切り貼りして仲間内で大騒ぎする品格のなさが、これからの国民医療にどれほどのことなのかしっかりと考えていただきたい。私を敵だと思うのなら戦うが、私は敵ではない事が理解出来るだろうか。






10月 10, 2017

社会保障と患者のニーズが一致しない理由

都内某所で、とある秘密結社の勉強会に参加してきた(笑)。

歯科医療経営が厳しくなっていると感じる人は「患者のニーズに合わせて」という言葉をよく言うし、いや、そう言えと仕向けられているのか。医療を受ける側の要求に沿った提供をせよと言うことに異論はないが、疾病治療と再建治療を理解していない場合も多い典型的な例か。

どんなビジネスだろうと顧客のニーズを常に考えている。これがほしいなら売ってやるけどおまえの欲しいものを作るとは限らない、、、と言う職人気質のビジネスは激減しているかもしれない。顧客が何を欲しているのか、どれくらいなら対価を支払うのか、そしてその勝算がある時に商品なりサービスなりを売り出すという現代ビジネスが主流なのだろう。しかし、これを歯科のマーケティングに当てはめるのはお馬鹿?ではないのか。

歯科患者の最も求めていることは突き止めれば「歯科的疾病にならない」こと。確かに更に美しくということで審美的な治療も要求もあると思うが、少数だし正確にはこれは「医療」ではない。しかもその要求はどうやら歯科医師が作り上げている。
過激で異常な審美を求める姿勢の根本は歯科医師の妄想を具現化しただけなのだ。美しくきれいな歯は当たり前でしょといつも思うが、あえて「審美歯科」と言うからには普通の治療は余程酷いのかと勘ぐりたくなるし、、、、、というスタンスでは仕事にならないからか(笑)。

有名な大先生が学会や講演会で「患者の審美的要求は日に日に増してきている以上、こういう外科のスキルや知識は今まで以上に必要になってきている」とのたまう。で、審美に関わる自費診療は社会保障の範疇を超えるから付加価値の意味があるという。医療の種類とか質とか何もわかっていないんだなぁと、逆にその無知に感心する。おめでたい。

ある組織が行った直近の歯科患者アンケート(3000人弱、地域差不明)では、、、、、、
「保険の範囲を広げて欲しい」
「治療の説明を詳しくして欲しい」
「待たせないで欲しい」
「なるべく削ったり、抜いたりしないで欲しい」
「もっと丁寧に時間をかけて治療をして欲しい」

など、歯科医が言う「患者のニーズ」と全然一致しない。なぜなら、歯科医が上記の問題を解決しようとするなら、基本的にはビジネス色はなくなる。そう、だから社会保障なのだと言うことの理解が必要。
ちなみにこの通り誠実な歯科治療を続けると歯科医院は倒産するというコンサルもいるがそれは嘘である。誠実に取り組むからこそ患者は来るのだが、いわゆる大きな利益は出ないのだ。だから最新の設備に設備投資も出来ないという現実問題にも直面する。で、それが、ビジネスとしては方程式に当てはまらないだけなのである。医療だからである。

歯科医は「患者のニーズ」なるものを作り上げる上で、利益に余裕が出るだろうと言う予測の元に、「想像で」もしくは「狭い範囲で」考え、それを患者にセールスする。患者はそれが自分に必要か必要でないかの判断が難しい場合、今までの「信用」でそれを購入する。しかしこれは再建治療のみに当てはまる事柄だと理解しなくてはいけない。
そしていつしかそれが「患者のニーズ」として世の中を歩き出す
なんということだ(笑)。
(疾病治療のセールスこそ、医療の根幹である以上、信用損失の可能性は非常に大きいし、療担規則違反になるケースも非常に多い)  

本来、本当の「患者のニーズ」は患者が素直に思うことであり、特に歯科医療の場合、利益が出るか否かとは全く別の問題だつまり患者の「歯科医療はこうあって欲しい」という希望に対し、我々歯科医が実現の方法を考え、それを採算の取れる制度へと変革することがもっとも自然で、最も必要なことであり、そのためには医療を受ける側の患者と施す側の医療者が同じ目線に立っているかどうかも重要なポイントだろう。
ま、当たり前のことだけど(笑)。

あと、私見だが、、審美歯科をうたっているところほど審美的にイマイチなところが多いと思うのは私だけだろうか???現に全てやり直しさせた経緯もあるから余計そう思うのかもしれないが。



10月 02, 2017

なかなかな週末と10月スタート

9/30土曜日は同窓会の東北地区連合会に出席のため青森市へ。学術講演会が先でしたから矯正学講義は久しぶりだったけど、ホント面白かったです。神奈川歯科大の矯正においてディスクレパンシーケースで、抜歯ケースが全体の20%ぐらいと聞いて、少ないのは聞いていましたがさすが。通常は60%を超えますので、この差を考察するべく臼歯部ディスクレパンシー改善症例の多くの再検証論文が出てきてほしいものです。

その後の東北6県集合懇親会はさすがな盛り上がりで。先輩後輩の垣根より社会人としてのモラルが先行する我が同窓会は本当に素晴らしいと思います。さらにその後、、善し悪しは別にして、だらだらと26時過ぎまで(笑)。

日曜の朝、それなりに早く帰ってきたのでしたが、ものすごく良い天気で自転車乗ろうかなと思いましたが、風がやや強く断念。根性ありません。

さて、本日10/2月曜の仕事は午前中で2発、、おみまいされました(笑)。
診療に来た方が突然診察券を出し終えたところで、尻餅をつくように倒れられ意識混濁。直近現場にはいなかったので呼ばれて駆けつけたときには、待合室で倒れたまま村岡先生がO2とバイタル。すでに意識をやや取り戻しておられましたが顔面蒼白発汗でいったい全体何事かと思うわけです。倒れた状態からして急激な血圧低下かなと最初は思いました。

バイタルも正常に戻りつつ、なんとか、もうろうとした話を聞きますと、本日朝、胃カメラの検査で昨日から何も召し上がっていなかった。加えて検査前のグルカゴン投与を受けている(すぐ主治医に連絡し確認)。この二つで考えられることは二次的低血糖性ショックではないかと私は考え、コーヒー用のスティックシュガーを食ってもらう。おぉ、少ししたらちょっと元気になったではないか。しかし、またすぐどこか遠い世界に行こうとするので、糖分もまだ足りないし脱水も考えられたので、当院にはブドウ糖輸液がないので主治医までタクシーで連れて行き点滴してもらい、午後に元気に再来院いたしました。良かった良かった。

ここでふと思ったが、この救急処置は医療行為としてどの範囲まで私が出来るのだろうか?仮にブドウ糖輸液があったとして、点滴し回復した場合全てボランティアになるのかな。なんだかわからないからと救急車を呼んで後は任せるのか?歯科医師だが低血糖性ショックに対する可能な限り処置してはいけないのか?保健所では歯科医師の医療行為(笑)は認められないと言うが、知識があっても座して待てば良いのか?この垣根が実にめんどくさい。患者さんだけが不利益を被りそうだが。

さて、二発目のおみまいは、、、初診。レントゲン拒否、フッ素拒否、投薬拒否、その他色々拒否の素敵な患者さん。ネットで引っ張ってきた「トンでも論文」を沢山持参。何でも、歯科用X線で脳腫瘍になるらしい。自然放射線と歯科用放射線は違うと言うが科学的に違う根拠と、その作用をまるで誤解しているがまあいい。ふむふむ。フッ素で脳みそが溶けるらしい。ふ〜ん。そして、下顎の歯が以前の治療が直っていないので耳から膿が出ると言う。なるほど。よし、なんとかしましょう。

さて、このネットにあふれるネガティブなトンでも論文達を信じるのは勝手だが、現代医学を否定するなら、そもそも医療は呪術の時代世界から何も変わってはいない。医療は最小リスクを求める心の繋がりを薬物や施術がサポートしそれらは進化し続けているけれど、それをネガティブ論文で否定しては近代医学は成り立たないと言う意味である。もちろん自分の信じている近代医療だけが金科玉条だなどとおごり高ぶる気はさらさらないが。

きちんとそれら読むと、左翼的ヒステリックな批判が優しく連発し、ああ、こうやって左側の人達は放射脳になるのかとある意味感心したりする。そしてこれらは、誰も幸福にはしないし、そうなることすら期待していない。論文の中身は、ただただ否定をする根拠(ただしそれらは全て曖昧模糊・・・う〜んどちらかというと月刊ムーの世界感(笑))を羅列し自分が正しいと主張しているだけで、猜疑心をあおり全てに身構えさせ、そして読んでいる者を不幸にする内容であることは間違いがないと思う。
この人達の書いている理論や行動を守れば世界中が幸せになるとでも言いたいのか。否。それを信じてしまっている知識不足の純粋な人間を馬鹿にしているだけのような気がしてならない。