5月 25, 2012

歯科衛生士法

ここ数年の懸案事項として業界の話題にちょくちょく出てくる歯科衛生士法の改正が、なんかいよいよ出来そうな気配で良いですね。特に日歯会長の進める第2条1項にある「歯科医師の直接の指導の下・・」を「歯科医師との緊密な連携とその指導の下・・」に変更するのはとても良い。

だいたい、まだまだDHをデンタルアシスタントに毛の生えた程度でしか考えていない人も多い中、こういう法改正は既存の職種の業務範囲が広がる可能性や希望を含んでくるので良い傾向ですよね。在宅でも診療室でも出来る事がどんどん広がる可能性があれば、今の学生だってもっと勉強しようという気にもなるというもの。

そういえば、横浜だっけ?「口臭改善道場」を主催しているDHに関して各方面から色々意見が出ていますよね。ワシはこれに関しては良いんじゃないかと思っていますよ。歯科医師が口臭外来を治療カテゴリーに入れるよりはよほどマシと思ってました。歯科医師的アプローチは同じ口臭でも違うじゃないですか。でもDH的アプローチは生活習慣から始まるとても日常に隣接したメソッドですから好感が持てますし、それでDHが万が一自立の道を見つけるのなら応援しますよね。

プリベンションセンターの開院を6月6日に備え、何か色々モノカネヒト試算を益々正確にすると、その運営には相当の覚悟が必要な事が浮き彫りになってきます。モラルハザードが当たり前の日本で、どういう啓蒙をどのポジションの人達にどういう形で入っていくか、それ次第では予防が本来の目的から外れてそれ自体が目的になる危険な側面も出てくるのですよ。

北欧のDHの世界を直接垣間見てきたウチのスタッフ達は、それをどうやって日本の法律に当てはめていけるか四苦八苦しています。でもその努力はかってください。

あ、コペンで足止め食ったにもかかわらず逆にそれを楽しんだ山形の兄ちゃんに敬意を表します(*^_^*)。

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