10月 28, 2012

平和の毒、日本よ

山形の兄ちゃんと同じく、帰国するといつものように膨大な雑用と郵便物の整理に追われます。ほとんどゴミだけどね。いつもいつもそうならないように何かしらの手を打つのですが、いかんせん自分の患者さんのアポイントもたまっているわけで、日中は身動きが取れませんし、夜は夜で、、もう帰ってこなくて良いよ、、と暴言を吐かれるくらい4日連日会合やら何やら(笑)。


日曜の午後やっと文章が綴れる時間がこうやって取れたのです。この忙しい最中、石原氏の都知事辞職で、日本の政界は少し肝を据えて将来の日本のあり方を考えては如何か。マスゴミは「じゃあ具体的にはどうするのか?」なんて事を石原氏に求めますが、それじゃあ既成政党が目先のことで振り回されていることを分かっていてその質問だね?とつい嫌みな考えが浮かびます。
そうじゃないよ、戦後ずたずたにされた日本の精神構造を元に戻そうよという話で、いわゆる日本の脳幹の話で、その議論をかつて国政の場に持ってこようとしたとき、田中角栄という怪物に列島改造による富の再分配という、ま、これはこれで必要だったのかもしれませんが、結局これで肝心要の心のよりどころが、実はカネにすり替わったことを皆分かっているだろうね。結局石原氏は議員を辞職し残ったのは「カネはなくても心は貧乏じゃない」という精神構造をすっかり忘れてしまった日本人なのです。

今回の渡欧の最中に奇しくもワシが選んでもって行った本は、石原氏の「平和の毒、日本よ」でした。これは毎月一回産経新聞に掲載された「日本よ」というコラムを時系列で本にしたものなのですが、かつてワシが本当に感心した文章をここから見つけたものでした。氏は憲法改正に熱心でしたしワシだって大賛成です。現行憲法を当時から「醜い日本語で書かれた」と表現し、「憲法の条文に、台風は来ない、、と書けば台風は来ないのか」という名言を残しています。戦争をしないと書けば、それで感涙ものの憲法だと勘違いする背景には、安全保障の「あ」の時も分からないエセ平和主義者達の垢の臭いがしませんか?
今から5年も6年も前から尖閣の問題を取り上げ、支那は中国経済崩壊を予測した時点で本気で盗りに来る、なぜなら経済政策に無能な中共は国民の不安不満をそらすため独裁政権として軍事的冒険主義に走るのは歴史的な彼らの常套手段だからだ、、、どうですか、今まさにその時ですね。
非人道的な反日デモをワシらはニュースで傍観しながら、「ああ、支那もだんだん、こういう民主的な反対運動が出来るようになっているのか」なんて騙されてるマスゴミのバカさ加減に気が付かなかったりする。だってあれは全て中共によって仕組まれた反日暴動デモでありその詳細までシナリオが書かれていることを知っておかなくては。そういう国だと再認識しなくてはならないわけですよ。

石原氏のことを極右だとかバカな報道をしたり、あるいはいい顔をしないリベラルサヨクのコメンテーター達は、この本に書かれている我が国に対する思いのひとかけらでも話して見ろと言うことです。通読すると、ここ6〜7年の日本の迷走ぶりと政治の無策そして精神構造の崩壊がよく分かります。お勧め(笑)。

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