6月 06, 2018

デジタルデンティストリーの行方

多分このブログで何回も書いていると思うが(笑)、、、、70年代後半、TK80で胸騒ぎの興奮を覚えワンボードでプログラミング、2年後MZ80Kと出会い興奮はさらに加速した。マイコン時代の到来と供に80年代後半、衝撃のマッキントッシュと出会いパソコンの未来が大きく変わることを確信した。バカみたいに高価だったけど(笑)。そして今、私はマイコンいじって40年たった(笑)。

OSと言う概念が、CPM/86でこういうものなんだとコマンドを覚えた。が、それだけで決められた仕事を決められたようにこなすだけ。MAC OSのクリエイティブな感覚に、パソコンの将来はこうなってこんな事も出来るようになるだろうと夢が膨らんだ。世の中にWINが出てきた。WINと言う名ばかりのDOSに苦笑いをした。95のCMが大当たりした。しかし、いとも簡単にデータフォルダをシェアできるマックと違い、あえてネットワークプロトコルを難しくするゲイツの野望がやや垣間見られた。

この頃からのWINの進化はマシンスペック競争を呈してくる。コンピューターが個人のユーザーに降ってきて、皆、何か出来るんじゃないかとわくわくしたが、実はそうではなく、ジョブスとのベクトルの違いに賛同できるものとそうではないものと大きく分かれてきた。OSのバージョンアップはマシンスペックのバージョンアップを必ず必要とするため、実は高いと言われたMACよりお金がかかることに気がついた。ゲイツはこういう所でナイスだ(笑)。

八戸が誇るなっちゃん大先生のデジタルデンティストリー講演を、ちゃんとお金を払って(笑)聴講した。いままでのデジタルデンティストリー20年近くの流れを時系列で一番理解している先生だから、とても勉強になる。そして感じたのだけれど、、今のデジタルデンティストリーが、このWINの歴史を残念ながら踏襲しているのは何故なのだ?アルゴリズムがDOS発想ではないか?

なんか、世界中のデジタルデンティストリー関連メーカーの発想がクリエイティブではない。だからどうしてもスキャンのスペック、処理のスペック、要するにマシンパワー合戦になっていて、肝心のクリエイティブなシステムビルドになかなかたどり着かない気がする。マシンパワースペックでソフトウエアのランクが左右されるのはゲイツの発想(笑)。みんなぁ、気がついているかなぁ?

例えば現行の一つの例だが、ふと思う。AIコンフィグュレーション、すなわち、システム空間配置がAIではなく、なんだかこれはDOSなのだ(笑)。CTデータや運動解析データの落とし込みまではなんとか精一杯システム構築の準備があるようだ。が、しかし、何故そこに顎運動咬合理論の数万件の論文をデータベースでこいつらに読ませないのだろう。それこそ、口腔とhumanenvironment protocolまでAIに診断させるべきなのでは?
S社K社とかのバーチャルの咬合器はおもちゃと化し、そこまで行かない普通の単純補綴は、単に技工士の代わりと経費コントロールなだけで、かつてのDOSマシンの事務職と時給コントロールの代わりをPCが行っていた時代と何も変わらないのではないだろうか。進化をしているのは認めるが全く同じ進む向きとして残念。

スタック型のハイパーカードをわくわくしながら素人が作っていたのはWINな人達じゃない。なぜなら発想がまるで違うから。そして今やアプリの発想はswiftで教育現場も手放せない。デジタルデンティストリーの未来を考え具現化する能力のある人達が、こういうベクトルの違いに早く気がついてほしいと思うのは私だけじゃぁないと思っている。使う人はあくまでも何処までも「楽ちん楽ちん」という本当のUIをハードもソフトも実現するのはまだまだ先なのだ、、なんて言うのは困るなぁ。。。


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