6月 18, 2012

偏屈で屁理屈好き

本日青森での画面にらめっこの今月のお仕事が終わり、帰八してからやや診療室でお仕事をしました。治療計画をお話ししたある男性の患者さんは、十数年前に来ていたけれど、何かに腹が立って(笑)転院してまたまたどこかで腹が立って転院して十数年ぶりにまたお会いしました。昔のカルテを見て、そして今お話しして、やぁ、本当に頑固な方ですがまあ、自分で自分は偏屈だというので、はい、そうですねと返事をしておきましたが別に怒る風でも無くなるほどと思うのでした。

ワシも良くそう言われます。辺鄙な学会や聞いたこともない勉強会に好んで出かけます。メジャーなことがイヤで有名になることも出来れば避けたいわけで、そんなワシを見て偏屈ですねという先生がいるのです。ワシは偏屈でしょうね。で、屁理屈が好きなんです。実はどんな大きな学会でも、有名な演者をへこますのは得意です。でも大人なのでそんな意地悪はしませんが。そう言う時武器になるのが小賢しい屁理屈なんです。それを集めにあちこちのメジャーではない学会にちょろちょろと顔を出しているのかもしれません。ま、要は、ワシは自分の頭の悪さを屁理屈でごまかしているんでしょうね。


屁理屈で思い出しましたが、中崎たつやの「じみへん」に出てくる屁理屈好きな女を知っている人は居ませんか?あなたはサブカルチャーこそ文化の神髄だと知っている人ですね(笑)。
さて、その女をくどく男の話を思い出しました。。。。
・・・・・じゃんけんを知っているかい?そう、グーとチョキとパーの戦いだ。グーは石チョキははさみそしてパーは紙だ。
はさみは紙を切り、紙は石を包み込み、石ははさみで歯が立たないという3すくみでこの勝負は成り立つ。普通はここで納得するだろう。でも、もっとものようだが実はおかしい。
はさみと紙は自分から仕掛けているが、石ははさみが仕掛けたときのみ相手にダメージを与えることが出来る。つまり石に限って言えば、はさみに勝つのではなく「負けない」と言うべきなのだ。当然他の2者とは条件が違ってくる。では同じ条件で戦うとしたら、、、、そう、はさみを石でたたき壊す。これが正しい解釈なのだ。
それを聞いた女、、、う〜〜〜ん屁理屈、,と言ってなびいていく。

いやぁ、この形而上な理論分かりますか??これが分かるような人が良い歯科医師なんだと思います、、、って、(笑)屁理屈だよなぁ。。

2 件のコメント:

ky さんのコメント...

じみへん、好きです。
その屁理屈、わかります。分かろうとするのでオイラは良い歯医者になれる素質は十分に持ちあわせております。
50面下げて「素質」などと書くのははばかれます。はい。

kuma さんのコメント...

いやいや、多分君はあと30年は現役で仕事をしなければならない秘密の境遇を選んだので、ワシの倍働け。そのためにはまだまだこの素質は重要な要素ではないか。さあ、本当のじいさまになるまで力一杯働くのじゃ(笑)。