4月 10, 2013

恒例のとんこつ院内実習

昨晩は、夜の8時半から、恒例になりつつある、豚下顎を使った実習でした。前回はペリオに的を絞っての豚実習でしたが、今回は、インプラント模型埋入実習を経験した当院勤務医へのアドバンスな試みとしての実習でした。
実際の骨の感触を体で覚えてもらうためにはこれが一番ですね。米国でのカダバーを経験したDr.小澤とか、体調不良で欠席。でも他の先生達は初めての豚の骨の埋入で、骨の感触をつかんでもらえたかしら。手伝ってくれた若手DH達にも本当に感謝です。



最後に講師のワシが、綺麗な正しい縫合をデモしました。みんな、もっとよく練習するように(笑)。ちなみに豚の下顎の犬歯(豚歯?)の解剖学的な向きと長さを知って居る人いますか?知ってる人は相当な豚骨マニアです。
CEジャンクションから30ミリ以上はあろうかという豚歯に、Dr.松館は大はしゃぎ(笑)。実は、豚臼歯の抜歯を行って即時埋入のトレーニングをしようとしたのですけれど、まあ、抜歯できない。その原因は豚歯の解剖学的根形態がよく分かっていないので破折してしまうと言う失態。もっと良く豚臼歯とかを勉強しないとね。結局欠損部位に綺麗な切開をして、通常通りの埋入実習を行いました。

こうやって楽しく勉強してスキルを向上させていくのは、教えている方も非常にワクワクはしますね。これが即患者さんへ還元されるわけです。偉そうなセミナーや高額のセミナーは、ダメじゃないけど勤務医にはいろんな意味で荷が重いでしょう。こうやってワシが指南することで、次のハードルは低くなるでしょうから、その後は自分で頑張ること。
ワシが教えてもサティフィケートとか出ないので(笑)、そういうのが欲しいときはそういうのに行くしか無いでしょうけれど、世の中には無名でも本当に素晴らしい診断治療を行っている先生方は沢山居ます。ワシは実はそう言う先生になって欲しいなぁと、勤務医を見ていたりします。

最後に、いつもいつも機材や消耗品を用意してくれるノーベルバイオケアさんに感謝申し上げます。<m(__)m>

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